JP3102893U - 管線巻取り器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 管線を平穏に安定した状態で安全に巻き取る管線巻取り器の提供。
【解決手段】 管線巻取り器の本体内部に二つの相互に対応するベース板が設けられ、管線が巻かれる巻軸が二つのベース板間に枢設され、別に巻軸に巻取りの動力を提供する渦形バネが巻軸に隣接するベース板外側と支持板の間に設けられ、噛合伝動機構がベース板外壁部分に設けられて巻軸と渦形バネ間の動力を伝送すると共に、巻軸の巻取り時に適当な大きさの抵抗力を提供し、巻軸に管線が巻き取られる時、渦形バネの強大なトルクの瞬間的作用を受けて急速な巻取りを発生することがなく、フライホイール歯車セットの慣性回転により、渦形バネに回復のトルクを発生させ、管線を平穏に安全に巻き取る。
【選択図】 図5

Description

本考案は一種の管線を巻き取るための装置に係り、特に、周知の渦形バネの体積を大幅に縮小すると共に、管線自動巻取りの速度を緩やかとし、管線巻取りを平穏に安全に行なえるようにした管線巻取り器に関する。
一般に管線巻取り器のほとんどは長距離に管線を延伸できるようにする目的のために、管線の引き出しと巻取りの過程を簡単に行なえるように設計されている。
管線の引き出しと巻取りを簡単に、楽に行なうため、各種の管線巻取り器が生れ、例えば図1に示される管線巻取り器10は、中空収容溝111を具えた本体11を具え、該本体11の中央にそれと螺子止めされた固定軸12が設けられ、且つ固定軸12に内部に渦形バネ13を具えて同期に回転、停止する盤状回転体14が嵌合され、該回転体14は本体11の中空収容溝111中に収容され、並びに固定軸12を回転中心とし、該渦形バネ13の二端は固定軸12と回転体14の枢設端141に固定され、これにより回転体14に配設された管線aが配線機構15を介して出管口16より外向きに引き伸ばされて回転体14を駆動して回転させる時、回転体14内部に枢設された渦形バネ13が引き締められて、並びに回復トルクを発生して渦形バネ13内部に蓄積し、別に回転体14の本体11に対応する周面に、複数の位置決め溝171とストッパ縁172を具えた位置決め手段17が設けられ、且つこれに対応する本体11部分にバネ181に引っ張られて独立して回転動作する単方向係止手段18と係止手段19が設けられている。管線aが外に引き伸ばされて回転体14を回転させる時、該位置決め手段17の位置決め溝171が回転して単方向係止手段18に至る時、該単方向係止手段18が位置決め溝171内に係止されて、回転体14が単方向のみに回転可能とされ、該係止手段19が回されてストッパ縁172と係合する時、該回転体14は停滞し回転せず、管線aの引き伸ばしの距離に応じた位置決めが達成される。管線aを巻き取る時、係止手段19の反対方向の回転により、回転体14の位置決め手段17が回転して単方向係止手段18より離脱し、これにより緊張状態の渦形バネ13の釈放するエネルギーが回転体14に作用し、回転体14を逆方向に回転させ、単方向係止手段18が位置決め手段17の周面にそってスライドして位置決め溝171に嵌入せず、回転体14の回転に影響を与えず、管線aが配線機構15を通して収納される(図2参照)。
このような管線巻取り器10は、渦形バネ13の強大な回復トルクの回転体14への作用を利用しており、急速自動巻取りの機能を達成する。水管等の管線では、管線の末端には硬質で重量を有するシャワーヘッドa’が設けられているため、渦形バネ13の瞬間的に釈放する巻取り力が管線aに急速回転を発生させる時、シャワーヘッドa’が予知不能に随意に飛び跳ね、移動経路周囲の物品や人に危害を及ぼす恐れがある。ゆえに、強力な巻取り構造を保持しつつ使用の安全性を具備させる必要がある。
本考案は一種の管線巻取り器を提供し、それは、管線巻取り器の本体内部に二つの相互に対応するベース板が設けられ、管線が巻かれる巻軸が二つのベース板間に枢設され、別に巻軸に巻取りの動力を提供する渦形バネが巻軸に隣接するベース板外側と支持板の間に設けられ、噛合伝動機構がベース板外壁部分に設けられて巻軸と渦形バネ間の動力を伝送すると共に、巻軸の巻取り時に適当な大きさの抵抗力を提供し、これにより渦形バネの体積を縮小するほか、巻軸に管線が巻き取られる速度を緩める。
すなわち、本考案の主要な目的は、一種の管線巻取り器を提供することにあり、それは、管線巻取り器の噛合伝動機構を利用して巻軸と渦形バネ間の動力を伝送するほか、巻軸が管線を巻き取る時に適当な抵抗力を提供し、周知の管線巻取り器に較べて、巻軸が渦形バネの強大なトルク作用を受ける時の回転速度を緩めると共に、渦形バネの弾性釈放の最後に、フライホイール歯車セットの慣性回転により、渦形バネに回復のトルクを具備させ、管線巻取り作業を平穏に、安全に行なわせ、周知の管線自動巻取りの速度が速過ぎ管線末端物品が物品や人に衝突して危害を及ぼす状況を防止する。
請求項1の考案は、左右のケースが突き合わされて螺子止めされてなる本体を具え、その内部に管線コネクタを具えた巻軸が設けられて管線の一端が管線コネクタに接続された後に、巻軸に巻き付けられ、該管線の別端は本体の出管口より外向きに引き出し可能とされ、別に本体内部の一側に渦形バネが収容され、該渦形バネは中央の軸管の回転に連動し、該軸管は回転可能に設置されて間接的に巻軸の軸棒に駆動されて回転し、管線が外向きに引き出されて巻軸が回転する時、渦形バネが引き絞られてその蓄積するトルクが巻軸を回転させて管線を巻き取るのに供される管線巻取り器において、
二つのベース板がケースの内側に設置され、その間に管線を巻き取る巻軸が枢設され、 噛合伝動機構が複数の軸棒によりベース板の外側と支持板の間に設置され、且つ第1歯車を具え、該第1歯車は巻軸の軸棒に固定されてそれに伴い回転し、且つ同軸に半径の大きい第1大歯車が一体に設置されて、該第1大歯車が渦形バネに接合されて回転する第2歯車、及び伝動歯車と噛み合い、該伝動歯車は別に慣性輪と噛み合い、さらに該慣性輪が高倍数増速のフライホイール歯車セットと噛み合い、
管線が引き出される時、巻軸に駆動された第1歯車が第2歯車を駆動し、渦形バネを引き絞り回復トルクを蓄積させ、渦形バネが弛んで管線が巻き取られる時、渦形バネの回復トルクが第2歯車に作用し、第2歯車が第1歯車を回転させ、第1歯車が高増速フライホイール歯車セットの発生する抵抗力の牽制を受け、巻軸を緩やかな速度で回転させて管線を巻き取らせ、管線の回収過程での速度が速くなりすぎることによる人への衝突と傷害を防止することを特徴とする、管線巻取り器としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の管線巻取り器において、高倍数の増速フライホイール歯車セットはさらに小半径の第3歯車及び第1歯車と同じ半径で第3歯車と同軸の第3歯車より大きい半径の第4歯車と、第3歯車と第4歯車の間に位置して単方向回転する単方向係止片を具え、該第3歯車と第1慣性輪が噛み合い、その歯数比が約1:5とされ、第4歯車が更に支持板の外側に軸設され且つ第1歯車と同半径のフライホイールと同軸に設けられたことを特徴とする、管線巻取り器としている。
請求項3の考案は、請求項2に記載の管線巻取り器において、第4歯車に等角に分布する係止孔が設けられ、単方向係止片がある所定方向に回転する時、その周囲に凸設されたラチェット爪が第4歯車の係止孔と係合して駆動し、もう一つの方向に回転する時、空転を発生することを特徴とする、管線巻取り器としている。
請求項4の考案は、請求項1に記載の管線巻取り器において、支持板が複数の連接棒でベース板と対応するケースの間に設置され、且つその渦形バネに対応する部分に中央に軸管を具えたバネ収容溝が凹設され、一端が軸管に接合され別端がバネ収容溝の溝壁縁に嵌め込まれた渦形バネが該バネ収容溝に収容されたことを特徴とする、管線巻取り器としている。
請求項5の考案は、請求項1に記載の管線巻取り器において、伝動歯車が慣性輪により配管器と同軸の配線歯車と噛み合い、該配管器の制御により管線が巻軸上で均一に巻き取られることを特徴とする、管線巻取り器としている。
請求項6の考案は、請求項2に記載の管線巻取り器において、ベース板の所定の部分に回転阻止手段が設けられ、それはケース外部に露出するハンドル部分を具え、その内部に第4歯車の歯溝中に挿入位置決め可能で第4歯車の回転を制限する係止部が設けられたことを特徴とする、管線巻取り器としている。
請求項7の考案は、請求項1に記載の管線巻取り器において、支持板外側に位置決め機構が設けられ、該位置決め機構は伝動歯車と同軸回転する位置決め輪を具え、該位置決め輪の外周に複数の位置決め歯が設けられ、支持板外側の位置決め歯に対応する周囲に単方向係止手段が設けられ、並びにバネによる引っ張りを受けて回転し適時に位置決め輪の位置決め歯を係止し、位置決め輪を単方向回転させるか或いは位置決め輪の周囲をスライドし、これにより管線の一定距離での位置決めと巻取り状態を制御することを特徴とする、管線巻取り器としている。
請求項8の考案は、請求項1に記載の管線巻取り器において、本体外側中央部分に所定の数の巻取り位置決め片が設けられ、これら巻取り位置決め片と本体外壁間に収容空間が形成されて巻き取った管線の収容と位置決めに供されることを特徴とする、管線巻取り器としている。
請求項9の考案は、請求項1に記載の管線巻取り器において、本体の出管口と反対の端部に壁面に螺子止め可能な連結シートが設けられ、該連結シートの一側に吊掛溝が設けられ、管線の末端の物品の吊掛固定に供されることを特徴とする、管線巻取り器としている。
請求項10の考案は、請求項1に記載の管線巻取り器において、管線が電源線とされたことを特徴とする、管線巻取り器としている。
請求項11の考案は、請求項1に記載の管線巻取り器において、管線がロープとされたことを特徴とする、管線巻取り器としている。
本考案の管線巻取り器は、周知の渦形バネの体積を大幅に縮小し、且つ管線自動巻取りの速度を緩め、管線巻取りを平穏に安全に行なうことができ、全体として産業上の実用性とコスト上のメリットを有し、またその構造はその出願以前に頒布された刊行物に記載がなく、また公開使用されていないため、新規性を有しており、実用新案登録の要件に符合する。
図3から図5に示されるのは本考案の管線巻取り器であり、それは、左右のケース21が突き合わされて螺子止めされてなる本体20を具え、その内部に管線コネクタ31を具えた巻軸30が設けられて管線は一端が管線コネクタ31に接続された後に、巻軸30に巻き付けられ、該管線の別端は本体20の出管口22より外向きに引き出し可能とされる。別に本体20内部の一側に渦形バネ40が収容され、該渦形バネ40は軸管41の回転に連動し、該軸管41は回転可能に設置されて間接的に巻軸30の軸棒32に駆動されて回転し、管線が外向きに引き出されて巻軸30が回転する時、渦形バネ40が引き絞られてその蓄積するトルクが巻軸30を回転させて管線を巻き取るのに供される。以上は周知の構造に属するため簡単に述べるに留めた。
本考案によると、二つのベース板50がケース21の内側に設置され、その間に管線を巻き取る巻軸30が枢設される。
噛合伝動機構60は複数の軸棒32によりベース板50の外側と支持板70の間に設置され、巻軸30と同期に回転する。そのうち、該噛合伝動機構60は第1歯車61を具え、該第1歯車61は巻軸30の軸棒32に固定されてそれに伴い回転し、且つ同軸で且つ半径の大きい第1大歯車61’が一体に設置されて、該第1大歯車61’が渦形バネ40に接合されて回転する第2歯車62と噛み合い、第1歯車61はさらに同じ半径の伝動歯車63と噛み合い、伝動歯車63は別に第1慣性輪64と第2慣性輪65に噛み合い、さらに高倍数増速のフライホイール歯車セット66及び管線を作動させる配線歯車67と相互に噛み合う。
次に、上述の支持板70は複数の連接棒によりベース板50と対応するケース21の間に組み付けられ、且つ支持板70の渦形バネ40に対応する部分に中央に軸管41を具えたバネ収容溝71が凹設され、軸管41に一端が結合され別端がバネ収容溝71の溝壁縁に嵌入された渦形バネ40が該バネ収容溝71に収容される。
さらに、上述の高倍数増速のフライホイール歯車セット66はさらに小半径の第3歯車661と第1歯車61の半径と同じで且つ第3歯車と同軸の第4歯車662、及び二つの歯車間に位置する単方向係止片663を具えている。そのうち、図6、7に示されるように、第4歯車662には等角に係止孔6621が分布して単方向係止片663がある所定方向に回転する時、その周囲の突出するラチェット爪6631が第4歯車662の係止孔6621と係合して連動し、別方向に回転する時、空転を発生する。また、第3歯車661と第1慣性輪64は相互に噛み合い、その歯数比は約1:5とされ、第4歯車662は支持板70外側に軸設され且つ第1歯車と同半径のフライホイール664と同軸で連動する。これにより第1歯車61が渦形バネ40の回復トルク作用を受けて一周回転する時、噛合伝動機構60を介して駆動されたフライホイール664が5周回転し、該フライホイール664が高速回転を発生し、増速のフライホイール歯車セット66の多段式噛合伝動と高速回転に、第4歯車662とフライホイール664自身の大きな伝動慣性量が加わり、大きな抵抗力を発生し、第1歯車61が間接的に渦形バネ40の回復トルク作用を受けて発生する回転速度を緩める。また、該第3歯車661と第4歯車662間に単方向係止片663が組み合わされたことにより、巻軸30が管線引き出し方向に回転する時、すなわち、第1歯車61が渦形バネ40を引き絞る方向に回転する時、第3歯車661に駆動される単方向係止片663が、第4歯車662と空転を発生し、ゆえに第4歯車662とフライホイール664を回転させず、管線引き出しが楽に行なえる。
また、本考案の配線歯車67はベース板50の所定の部分に固定され、且つ第1歯車61と同じ半径を具え、二つのベース板50間に配置された配管器80を同軸駆動し、第1歯車61と第1、2慣性輪64、65及び伝動、配線歯車63、67がいずれも同じ半径の歯車とされ、ゆえに、巻軸30が第1歯車61を駆動し回転させる時、その配管器80が管線を巻軸30上で均一に配列させて巻き付ける。
また、図8、9に示されるように、本考案の実施例中のベース板50の所定の位置には回転阻止手段23が設けられ、それはケース21外部に露出するハンドル部分を具え、その内部に第4歯車662の歯溝中に挿入位置決めされうる係止部24が設けられて、第4歯車662の回転を制限する。これにより、巻軸30が渦形バネ40の作用を受ける時、第4歯車662が回転阻止手段23の係止部24に固定されて回転不能であるため、管線aが引き出される時に不注意から巻取りが発生することがない。また、管線aを巻き取りたい時は、回転阻止手段23の係止部24を第4歯車662より離脱させてその単方向係止片663と第3歯車661に駆動されて回転するラチェット爪6631を第4歯車662の係止孔6621に係止させることにより、第4歯車662が該フライホイール664を駆動して回転させ、管線aが順調に巻き取られる。
以上は本考案の各部品の構造、位置及び相互の接続関係の概要である。本考案の動作と予期される効果は以下のとおりである。
図8に示されるように、本考案の管線巻取り器は正常な使用状態にある時、該回転阻止手段23の係止部24は第4歯車662の歯溝間に位置決めされ、第4歯車662を制限して回転不能としている。管線aを使用したいとき、管線aを出管口22より外向きに引き出す。この時、巻軸30は管線aに駆動されて回転し、並びに第1歯車61を7有働して第1大歯車61’の回転により第2歯車62を回転させ、第2歯車62と同軸の渦形バネ40を回転させ、該渦形バネ40が管線aの引き出しにより引き絞られる。そのトルクの発生するエネルギーは渦形バネ40に蓄積される。第1歯車61は伝動歯車63、第1慣性輪64を介して第3歯車661を駆動するが、第3歯車661は渦形バネ40の引き絞られる方向に回転する時、単方向係止片663を介して第4歯車662を駆動せず、僅かに空転を発生する。ゆえに管線aが引き出される過程で、増速のフライホイール歯車セット66を駆動せず、管線aの引き出しを楽に行なうことができる。このとき、管線aが不注意から弛む時、第3歯車661の回転方向が単方向係止片663を介して第4歯車662を駆動しうるが、ただし該回転阻止手段23の係止部24が第4歯車632の歯溝中に係止されるため、第4歯車662が固定されて回転せず、管線aが巻き取られることがなく、管線aの引き出し過程での安全性が確保される。
次に、管線aの使用を完了し管線を巻き取りたい時は(図9)、直接本体20外部の回転阻止手段23を回し、その係止部24を第4歯車662より離脱させる。このとき、該係止部24と相互に噛み合っていた第4歯車662は係止を失い、渦形バネ40の回復力の釈放を制限する抵抗力を瞬間的が消失し、これにより渦形バネ40が内部に蓄積した強大なエネルギーが瞬間的に釈放され、並びに第2歯車62と噛み合う第1大歯車61’及び第1歯車61に駆動される巻軸30が軸方向の逆回転を発生し、伝動歯車63より第2慣性輪65、配線歯車67を介して、管線aが配管器80を介して順序よく巻軸30に巻き取られる。特に、第1歯車61が増速のフライホイール歯車セット66に噛み合い、第1歯車61に対して適当な抵抗力を発生し、渦形バネ40が瞬間的に釈放する強大なエネルギーを吸収するため、巻軸30の管線a巻取りの速度が速く成りすぎることがなく、管線末端の物品が人を傷つける状況を防止できる。
さらに、本考案の支持板70外側には位置決め機構90が設けられ、該位置決め機構90は伝動歯車63と同軸回転する位置決め輪91を具え、該位置決め輪91の外周に複数の位置決め歯911が設けられ、支持板70の位置決め歯911に対応する周囲に単方向係止手段92が設けられ、並びにバネ93による引っ張りを受けて回転し、これにより、管線aが引き出されて巻軸30が回転し(回転阻止手段23の係止部24が第4歯車632と離脱状態にある)、該位置決め輪91の位置決め歯911が回転して該係止手段92に至る時、該位置決め歯911が係止手段92を回転させ、巻軸30を単方向のみに回転させ、位置決め歯911と係止手段92が接合されて、管線aが引っ張り力を失う時、その位置決め輪91と伝動歯車63は逆方向に回転し、強制的に係止手段92を位置決め歯911の間に係止して巻軸30の回転を停止させ、これにより管線aが一定距離に引き出された時の位置決めを行なう。もとの状態では回転阻止手段23と第4歯車622は相互に係止され、施力により管線aが引き出される時、巻軸30が伝動歯車63を駆動し位置決め輪91を回転させ、位置決め機構91の位置決め輪91の位置決め歯911もまた係止手段92を押さえる機能を具備し、係止手段92を位置決め歯911と係止不能とし、巻軸30を単方向に回転させる。管線aを巻き取りたい時は、まず伝動歯車63が位置決め輪91を回転させて係止手段92と相互に離脱した状態となし、さらに回転阻止手段23が反対方向に回されて係止解除されることで、引き絞られた渦形バネ40の釈放するエネルギーが巻軸30にかかり、巻軸30を逆方向に回転させ、係止手段92が位置決め輪91の周囲に沿ってスライドし、位置決め歯911間に落ちて巻軸30の回転に影響を与えることがなく、ゆえに管線aが自動的に巻き取られる。
また、本考案の管線巻取り器は多種の実施例に応用可能で、水或いはガス管線aの巻取りの実施例では、管線コネクタ31の延伸管311末端に水或いはガスのクイックコネクタ33が接続され、ケース21外側の延伸管311に近い部分に複数の巻取り位置決め片25が設けられている(図10参照)。これら巻取り位置決め片25と本体20の外壁面間に収容空間が形成され、巻き取った管線の収容に供される。本考案の管線が電源線cとされる時、延伸管311末端のケース21に近い部分に、差し込み用の電源プラグc’が固定され、別端は管線コネクタ31に沿って延伸され巻軸30に巻き取られる(図10)。また本考案の管線がロープdとされる時、ロープdは棒体34でケース21内側の延伸管311末端部分に固定され、別端は管線コネクタ31を通り延伸されて巻軸30に巻き取られ、一般の物品とされるか人が安全に掛吊使用できるものとされる(図12)。ゆえに本考案の管線巻取り器は各種の異なる形態の管線の引き出しと巻取りに供され、良好な実用効果を具えている。
また図4に示される実施例中の本体20の出管口21と反対の端部に、壁面に固定するための連結シート26が設けられ、管線巻取り器を適当な壁面に固定するのに供され、且つ該連結シート26の一側に吊掛溝261が設けられて、管線末端物品の吊掛固定に供される。
周知の管線巻取り器の管線引き出し断面図である。 周知の管線巻取り器の管線巻取りの断面図である。 本考案の管線巻取り器の斜視図である。 本考案の管線巻取り器のもう一つの斜視図である。 本考案の分解斜視図である。 本考案の単方向係止片と第4歯車の空転状態表示図である。 本考案の単方向係止片と第4歯車の連動状態表示図である。 本考案の管線の引き出し状態平面図である。 本考案の管線の巻取り状態平面図である。 本考案の位置決め機構と流体管線に実施した時の局部縦断面図である。 本考案の電源線に実施した時の局部縦断面図である。 本考案のロープに実施した時の局部縦断面図である。
符号の説明
a 管線 a’ シャワーヘッド
10 管線巻取り器 11 本体
111 中空収容溝 12 固定軸
13 渦形バネ 14 回転体
15 配線機構 16 出管口
17 位置決め手段 171 位置決め溝
172 ストッパ縁 18 単方向係止手段
181 バネ 19 係止手段
20 本体 21 ケース
22 出管口 23 回転阻止手段
24 係止部 25 巻取り位置決め片
26 連結シート 261 吊掛溝
30 回転軸
31 管線コネクタ 311 延伸管
32 軸棒 33 コネクタ
34 棒体
40 渦形バネ 41 軸管
50 ベース板 60 噛合伝動機構
61 第1歯車 61’ 第1大歯車
62 第2歯車 63 伝動歯車
64 第1慣性輪 65 第2慣性輪
66 フライホイール歯車セット 661 第3歯車
662 第4歯車 6621 係止孔
663 単方向係止片 6631 ラチェット爪
664 フライホイール 67 配線歯車
70 支持板 71 バネ収容溝
80 配管器 90 位置決め機構
91 位置決め輪 911 位置決め溝
92 係止手段 93 バネ
b 管線 c 電源線
c’ 電源プラグ d ロープ

Claims (11)

  1. 左右のケースが突き合わされて螺子止めされてなる本体を具え、その内部に管線コネクタを具えた巻軸が設けられて管線の一端が管線コネクタに接続された後に、巻軸に巻き付けられ、該管線の別端は本体の出管口より外向きに引き出し可能とされ、別に本体内部の一側に渦形バネが収容され、該渦形バネは中央の軸管の回転に連動し、該軸管は回転可能に設置されて間接的に巻軸の軸棒に駆動されて回転し、管線が外向きに引き出されて巻軸が回転する時、渦形バネが引き絞られてその蓄積するトルクが巻軸を回転させて管線を巻き取るのに供される管線巻取り器において、
    二つのベース板がケースの内側に設置され、その間に管線を巻き取る巻軸が枢設され、 噛合伝動機構が複数の軸棒によりベース板の外側と支持板の間に設置され、且つ第1歯車を具え、該第1歯車は巻軸の軸棒に固定されてそれに伴い回転し、且つ同軸に半径の大きい第1大歯車が一体に設置されて、該第1大歯車が渦形バネに接合されて回転する第2歯車、及び伝動歯車と噛み合い、該伝動歯車は別に慣性輪と噛み合い、さらに該慣性輪が高倍数増速のフライホイール歯車セットと噛み合い、
    管線が引き出される時、巻軸に駆動された第1歯車が第2歯車を駆動し、渦形バネを引き絞り回復トルクを蓄積させ、渦形バネが弛んで管線が巻き取られる時、渦形バネの回復トルクが第2歯車に作用し、第2歯車が第1歯車を回転させ、第1歯車が高増速フライホイール歯車セットの発生する抵抗力の牽制を受け、巻軸を緩やかな速度で回転させて管線を巻き取らせ、管線の回収過程での速度が速くなりすぎることによる人への衝突と傷害を防止することを特徴とする、管線巻取り器。
  2. 請求項1記載の管線巻取り器において、高倍数の増速フライホイール歯車セットはさらに小半径の第3歯車及び第1歯車と同じ半径で第3歯車と同軸の第3歯車より大きい半径の第4歯車と、第3歯車と第4歯車の間に位置して単方向回転する単方向係止片を具え、該第3歯車と第1慣性輪が噛み合い、その歯数比が約1:5とされ、第4歯車が更に支持板の外側に軸設され且つ第1歯車と同半径のフライホイールと同軸に設けられたことを特徴とする、管線巻取り器。
  3. 請求項2に記載の管線巻取り器において、第4歯車に等角に分布する係止孔が設けられ、単方向係止片がある所定方向に回転する時、その周囲に凸設されたラチェット爪が第4歯車の係止孔と係合して駆動し、もう一つの方向に回転する時、空転を発生することを特徴とする、管線巻取り器。
  4. 請求項1に記載の管線巻取り器において、支持板が複数の連接棒でベース板と対応するケースの間に設置され、且つその渦形バネに対応する部分に中央に軸管を具えたバネ収容溝が凹設され、一端が軸管に接合され別端がバネ収容溝の溝壁縁に嵌め込まれた渦形バネが該バネ収容溝に収容されたことを特徴とする、管線巻取り器。
  5. 請求項1に記載の管線巻取り器において、伝動歯車が慣性輪により配管器と同軸の配線歯車と噛み合い、該配管器の制御により管線が巻軸上で均一に巻き取られることを特徴とする、管線巻取り器。
  6. 請求項2に記載の管線巻取り器において、ベース板の所定の部分に回転阻止手段が設けられ、それはケース外部に露出するハンドル部分を具え、その内部に第4歯車の歯溝中に挿入位置決め可能で第4歯車の回転を制限する係止部が設けられたことを特徴とする、管線巻取り器。
  7. 請求項1に記載の管線巻取り器において、支持板外側に位置決め機構が設けられ、該位置決め機構は伝動歯車と同軸回転する位置決め輪を具え、該位置決め輪の外周に複数の位置決め歯が設けられ、支持板外側の位置決め歯に対応する周囲に単方向係止手段が設けられ、並びにバネによる引っ張りを受けて回転し適時に位置決め輪の位置決め歯を係止し、位置決め輪を単方向回転させるか或いは位置決め輪の周囲をスライドし、これにより管線の一定距離での位置決めと巻取り状態を制御することを特徴とする、管線巻取り器。
  8. 請求項1に記載の管線巻取り器において、本体外側中央部分に所定の数の巻取り位置決め片が設けられ、これら巻取り位置決め片と本体外壁間に収容空間が形成されて巻き取った管線の収容と位置決めに供されることを特徴とする、管線巻取り器。
  9. 請求項1に記載の管線巻取り器において、本体の出管口と反対の端部に壁面に螺子止め可能な連結シートが設けられ、該連結シートの一側に吊掛溝が設けられ、管線の末端の物品の吊掛固定に供されることを特徴とする、管線巻取り器。
  10. 請求項1に記載の管線巻取り器において、管線が電源線とされたことを特徴とする、管線巻取り器。
  11. 請求項1に記載の管線巻取り器において、管線がロープとされたことを特徴とする、管線巻取り器。
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