JP3102824U

JP3102824U - 電線束保護カバー

Info

Publication number: JP3102824U
Application number: JP2004000623U
Authority: JP
Inventors: 利明岡本
Original assignee: 利明岡本
Priority date: 2004-01-15
Filing date: 2004-01-15
Publication date: 2004-07-15
Anticipated expiration: 2010-01-15

Abstract

【課題】電線束３の保護処置作業を容易に行い、電線被覆の傷や汚れを防止し、電線使用時の電線の絡みを防止する。
【解決手段】電線束保護カバー１の形状を電線束３全体を覆える袋状とし、電線束保護カバー開口部８に伸縮自在のゴム紐４を配し、電線束３へのカバー掛け作業を容易にした。さらに、電線の絡みを防止するため、電線を半固定できる電線引き出し口６を有する電線保持具２を設けた。
【選択図】図１

Description

本考案は、電線被覆の傷や汚れに対する保護、及び電線の絡みを防止するための電線束保護カバーに関するものである。

技術背景

従来、電線束を保護するためには、図５に示す通り、電線束に幅数十ｍｍの保護紙７を螺旋状に巻き付けていた。

しかし、この種の保護方法では下記の問題点があった。
（１）保護紙の巻き付け作業に手間がかかる。
（２）保護紙を取り除いた後、電線の被覆に傷がつきやすい。
（３）保護紙を取り除いた後、電線の被覆が汚れやすい。
（４）電線が絡むことがある。

解決しようとする問題点は、電線束の保護紙巻き付け作業に手間がかかること、電線使用時に傷や汚れがついてしまうこと、及び電線が絡んでしまうことである。

本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、その形状を電線束全体を覆える袋状とし、容易にカバー掛けができるよう開口部には伸縮自在のゴム紐を配し、さらに、電線の絡みを防止するため、電線を半固定できる電線引き出し口を有する電線保持具を設けた。

本考案の電線束保護カバーを使用することにより下記の効果がある。
（１）開口部にゴム紐が配されているため、電線束に容易にカバーを掛けられる。
（２）電線使用時もカバーが掛かっているため、電線の被覆に傷がつきにくくなる。
（３）電線使用時もカバーが掛かっているため、電線の被覆が汚れにくくなる。
（４）電線保持具に電線が半固定されているため、電線が絡まなくなる。

電線被覆の傷や汚れに対する保護と、電線の絡みを防止するという目的を、電線束全体を覆える袋状のカバーと電線保持具を一体化させることにより実現した。

図１は、本考案の実施例の断面図であり、電線束保護カバー１は、電線束３全体を覆える袋状になっている。電線束保護カバー１には、開口部８の周囲に伸縮自在のゴム紐４が配されており、容易にカバー掛けが可能である。又、電線の片端は、電線保持具２の電線引き出し口６にて半固定されており電線の絡みを防止する構造となっている。

電線束３に電線束保護カバー１を装着した状態の一部切欠断面図である。電線束保護カバー１の斜視図である。電線保持具２の平面図である。図３に於けるＡ−Ａ′の断面図である。従来の電線束保護方法の斜視図である。

符号の説明

１電線束保護カバー
２電線保持具
３電線束
４ゴム紐
５折り返し部
６電線引き出し口
７保護紙
８電線束保護カバー開口部

Claims

電線引き出し口６を有する電線保持具２と、開口部８の周囲にゴム紐４を配した袋状の電線束保護カバー１。