JP3102606B2 - ウェブをスプールに取り付けるための方法及びかくして得られたスプール巻きされたウェブ - Google Patents

ウェブをスプールに取り付けるための方法及びかくして得られたスプール巻きされたウェブ

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JP3102606B2
JP3102606B2 JP04290397A JP29039792A JP3102606B2 JP 3102606 B2 JP3102606 B2 JP 3102606B2 JP 04290397 A JP04290397 A JP 04290397A JP 29039792 A JP29039792 A JP 29039792A JP 3102606 B2 JP3102606 B2 JP 3102606B2
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ショウン・ダブリュー・リッチー
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全体として、ウェブを
スプールに取り付けることに関し、更に詳細には、改善
されたフィルムを使用した写真フィルムウェブをスプー
ル取付け体に取り付けること及びこのような取付けを行
うための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェブの端をこのウェブが巻付けられる
スプール又はハブに取付けるための多くの方法及び構造
が知られている。
【0003】テープ部分を形成する工程及びこれをウェ
ブ及びスプールに自動的に固定する工程を行う従来の自
動ウェブ巻付け装置は、米国特許第2,940,232 号、及び
米国特許第4,903,907 号に開示されている。
【0004】米国特許第3,021,085 号には、フィルムウ
ェブをフィルムウェブのテーパした端を受入れるための
凹部をなした取付け手段を持つハブに取付ける方法が開
示されている。
【0005】これらの方法には、以下の周知の欠点があ
る。即ち、(1)これらの方法は、ウェブ端をハブに解
放自在に固定するためのばねクリップのような複雑な部
品をウェブに加えること必要とし、(2)これらの方法
には、ウェブの端をハブに解放自在に固定するための特
別の装置に必然の、組み立てが困難であるという問題点
があり、又は(3)これらの方法は、複雑で費用のかか
る製造方法である。更に、場合によっては、取付け方法
及びこの方法によって組み立てられた写真フィルムは、
所望である程には信頼性がなく、そのためウェブがハブ
から早期に解放されてしまうことがある。更に、テープ
でスプールに取付けられたフィルムウェブでは、取付け
テープが形成する押縁上をフィルムの連続した回旋部が
通過するときに変形するため、スプール巻き中、邪魔な
圧痕がフィルム上に形成されてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】フィルムをスプール又
はハブに取り付けるための現在の方法は、以下の周知の
問題点を持っていることが知られている。即ち、(1)
これらの方法は、ウェブ端をハブに解放自在に固定する
ためのばねクリップのような複雑な部品をウェブに加え
ること必要とし、(2)これらの方法には、ウェブの端
をハブに解放自在に固定するための特別の装置に必然の
組み立てが困難であるという問題点があり、又は(3)
これらの方法は、複雑で費用のかかる製造方法である。
更に、場合によっては、取付け方法及びこの方法によっ
て組み立てられた写真フィルムは、所望である程には信
頼性がなく、そのためウェブがハブから早期に解放され
てしまうことがある。更に、テープでスプールに取付け
られたフィルムウェブでは、取付けテープが形成する押
縁上をフィルムの連続した回旋部が通過するときに変形
するため、スプール巻き中、邪魔な圧痕がフィルム上に
形成されてしまう。稀にではあるが圧痕がフィルムの画
像領域に生じることがあり、経験は、画像領域の引っ掻
き傷や圧痕はハロゲン化銀成分の結晶化を引き起し、従
って露光フレームが損傷するということを示す。しかし
ながら、幾人かの写真家は、フィルムの非画像領域に圧
痕があることを知っており画像領域にも圧痕が生じるこ
とがあるということに気をつけている。
【0007】更に、現在の写真フィルムについての一つ
の問題点は、スプールへのフィルムの取付け強度が低く
且つ変化するということである。これはテープのフィル
ムからの剪断分離を引き起こす。例えば、35mmフィル
ムの取付け強度は、一般に、4.536kg(10ポン
ド)乃至約27.216kg(60ポンド)で変化するこ
とが知られている。製造に当たっては、取付け強度の低
い写真フィルムは、スプール巻きが困難である。更に、
取付け強度の低い写真フィルムでは、フィルムの使用者
がフィルムをスプールから不時に分離してしまうことが
ある。
【0008】従って、本発明の目的は、ウェブをハブ又
はスプールに取り付ける、優れた取付け強度をもたらす
方法を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、35mm写真フィルム
ウェブをフィルムに圧痕が付かないようにスプールに取
り付ける方法を提供することである。
【0010】本発明の更に他の目的は、スプールへのフ
ィルムの取付け強度が優れた写真フィルムロールを提供
することである。
【0011】本発明の別の目的は、テープをテープに接
着することによって取付け強度の変化がなくされたフィ
ルムロールを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的及
び他の目的を達成するため、後縁端部分及び残余部分を
持つウェブを、その両端が一対の肩部によって境界付け
られた細長いコア部分を有し、前記細長いコアは前記一
対の肩部の間に座を形成し、前記肩部の各々の直径が前
記細長いコア部分の直径よりも大きい、スプールに取り
付ける方法が提供される。本発明の方法の工程は、第1
に、軸線方向に延びるフラップをウェブの後縁端部分に
形成する工程を有する。次いで、後縁端部分を越えて延
びないようにウェブの後縁端部分一方の面に固定的に取
り付けるための第1端部分と、スプールの座に固定的に
取り付けるための中央部分と、ウェブの残余部分上で後
縁端部分の裏側に固定的に取り付けるための第2端部分
とを有する、前記残余部分及び前記座の両方よりも軸方
向の幅が狭く、且つ軸線方向に延びるフラップよりも幅
広のシート状の接着部材を形成する。最後に、接着部材
の第1及び第2の部分間にサンドウィッチされた後縁端
部分がコアに取付けられた接着部材の中央部分上に重な
るように、かつ、前記肩部に巻き付けられた残余部分上
に重なるように、ウェブの残余部分を前記スプールの前
記一対の肩部上に巻き付ける。この実施例では、スプー
ルの支持部材上のウェブの残余部分には接着部材の押縁
上に重なる部分がなく、かくして、ウェブに圧痕が付く
可能性が減じられる。
【0013】更に、その両端が一対の肩部によって境界
付けられた細長いコア部分を有し、前記細長いコアは前
記一対の肩部の間に座を形成し、肩部の各々の直径が細
長いコア部分の直径よりも大きいスプールを有する写真
フィルムロールが提供される。写真フィルムロールは、
更に、画像領域及び非画像領域を持つ残余部分と後縁端
部分とを有する。後縁端部分は軸線方向に延びるフラッ
プで終端するくびれ部分を有する。フィルムウェブの軸
線方向に延びるフラップはくびれ部分よりも大きな幅を
持ち且つ残余部分よりも狭い幅を持っている。更に、写
真フィルムウェブは、第1及び第2の端部分と中央部分
とを備えたシート状の接着部材を有する。この接着部材
は、残余部分及び座の両方よりも軸方向の幅が狭く、
つ軸線方向に延びるフラップよりも広い幅を有する。写
真フィルムロールを形成する上で、接着部材の第1端部
分は、くびれ部分を越えてフィルムウェブの残余部分上
に延びないように、前記後縁端部分の一方の面に固定的
に貼り付けられ、接着部材の中央部分は、スプールの座
の周りに巻付けられ、第2端部分は、ウェブの画像領域
上に延びないように、残余部分の裏側に固定的に貼り付
けられ、これによってフィルムウェブをスプールに接着
剤で撓むことができるように接合する。最後に、残余部
分と接着部材とが接触しないように、フィルムウェブの
残余部分が接着部材から間隔を隔てられた状態でスプー
ルの一対の肩部上に巻付けられている。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は、本発明のフィルムウェブ10の部
分平面図を示し、このフィルムウェブは、画像領域14
及び非画像領域16、及び後縁端部分18を有する残余
部分12を有する。画像領域14は、露光フレーム(図
示せず)を有する。後縁端部分18は、中央に配置され
た軸線方向に延びる対称なくびれ部分20を有し、この
くびれ部分は外方に延びる横方向フラップ即ちT字形状
フラップ22で終端する。後縁端部分18の軸線方向長
さLは、好ましくは、0.300インチ即ち0.762
cmである。35mmの写真フィルムについては、くびれ部
分18の厚さ(t)は0.635cm乃至1.778cm
(0.25インチ乃至0.70インチ)であるが、1.
397cm(0.550インチ)が好ましい。T字形状フ
ラップ22の厚さ(t’)は、好ましくは、0.127
cm乃至0.254cm(0.050インチ乃至0.100
インチ)である。T字形状フラップ22は、以下に詳細
に説明するように、取付け強度を大きくし且つ取付け強
度の変化を小さくすることができるため、好ましい。更
に、T字形状フラップ22は、スプール巻き工程中、ウ
ェブ10に必要な可撓性を加える。軸線方向に延びる矩
形タブのような、軸線方向に延びるフラップ22につい
ての他の形体もまた本発明の範疇にある。本発明のT字
形状フラップ22又は他の適当な形体は、ダイによる打
ち抜きによって得るのがよいが、当業者は、レーザー切
断のようなT字形状フラップ22を形成するための他の
手段を使用してもよいということを容易に理解するであ
ろう。
【0016】次に図2を参照すると、この図にはフィル
ムウェブ10を受入れるための35mmのスプール24が
示してある。このスプールは細長いコア26を有し、こ
のコアの両端は、このコア26よりも大径の肩部28、
30で境界付けられている。大径の肩部28、30は、
スプール巻き中、フィルムウェブ10の残余部分12
(図1参照)の縁部を支持し、フィルムウェブ10の後
縁端部分18を受入れるためこれらの肩部間に座32を
細長いコア26上に形成する。スプール24は、好まし
くはプラスチック製であるが、金属のような適当な材料
を使用してもよい。
【0017】図3に示すように、中央部分36、第1端
部分38、及び第2端部分40を有する接着部材34が
形成され、この部材は、フィルムウェブ10の残余部分
12及び座32の両方よりも幅狭であり、フィルムウェ
ブ10の後縁端部分18のくびれ部分20及びT字形状
フラップ22よりも幅広である。好ましくは、接着部材
34は、ラテックスを含浸した紙材料でできた感圧テー
プである。このテープは、少なくとも4.536kg(1
0ポンド)の取付け強度を有するが、9.072kg(2
0ポンド)以上が好ましい。T字形状フラップ22は、
スプール24へのフィルムウェブ10の取付け強度を、
実験が示すように、接着部材34へのフィルムウェブ1
0の比較的弱い接着力によってでなく、重なった接着部
材34の接着によって制限できるようにする。試験によ
れば、スプール24のコア26上への重なった接着部材
34の接着は、T字形状フラップ22がくびれ部分20
とコア26との間に捕捉されるため、くびれ部分20で
始まる。スプール24へのフィルムウェブ10の取付け
強度をANSIの動的試験方法(PH1.14M-1983)を使用し
て計測する。この方法は、クロスヘッドの速度が約毎分
10.2cm(毎分4インチ)の引張試験機を必要とす
る。この大きさのテープの取付け強度は、スプール24
に対するテープの良好な接着性を確保し、フィルムウェ
ブ10の取付け強度を全体として改善するため、実験的
に決定される。第1端部分38がフィルムウェブ10の
くびれ部分20の一方の側の一方の縁部に固定された接
着部材34を図3に示す。図3に明瞭に示してある第1
端部分38はT字形状フラップ22の縁部を越えてフィ
ルムウェブ10の残余部分12上に延びていない。実験
は、第1端部分38がT字形状フラップ22の縁部を越
えてフィルムウェブ10の残余部分12上に延びた場
合、フィルムウェブ10の座屈が起こるということを示
す。更に、第1端部分38がT字形状フラップ22を越
えて過度に延びると接着部材34によりうね状の隆起が
生じる。これらの隆起は、スプール巻き中にフィルムウ
ェブ10に圧痕をつけるということが知られている。接
着部材34の中央部分36は、スプール24の座32の
周りに巻き付けた状態で示してあり、接着部材34の第
2端部分40は、フィルムウェブ10の非画像領域16
上に後縁端部分18の裏側に固定されている。
【0018】米国特許第2,940,232 号に記載されている
ような、従来のフィルムウェブスプール巻き機では、テ
ープを計測装置でロールから引っ張り、このテープを真
空箱上に保持し、所定長さに合わせて切断する。次い
で、真空箱を枢動してテープをフィルムスプールのコア
に取り付ける。かくして、ハブ又はスプール24(これ
らは両方とも上述してある)へのフィルムウェブ10の
本発明による好ましい取付け方法は、外方に延びるT字
形状フラップ22で終端する軸線方向に延びるくびれ部
分20をフィルムウェブ10の後縁端部分18に形成
(図1に示すように)する工程と、中央部分36、及び
第1及び第2の端部分38、40を有する、細長いコア
26の座32及びフィルムウェブ10の残余部分12よ
りも幅狭であり且つフィルムウェブ10のくびれ部分2
0及びT字形状フラップ22よりも幅広の(図3に明瞭
に示すように)接着部材34を形成する工程と、第1端
部分38がT字形状フラップ22の縁部に固定的に取付
けられ且つT字形状フラップ22を越えてフィルムウェ
ブ10の残余部分12上に延びず、中央部分36が細長
いコア26の周りを少なくとも部分的に包囲し、第2端
部分40が(図3に更に明瞭に示すように)フィルムウ
ェブ10の非画像領域16上にT字形状フラップ22を
越えてくびれ部分20の裏側に固定的に取り付けるよう
に接着部材34をスプール24の細長いコア26に撓む
ことができるように取り付ける工程と、図5に示すよう
に、フィルムウェブ10の画像領域14と接着部材34
とが摩擦接触しないように、フィルムウェブ10の残余
部分12を接着部材34から間隔を隔てられた細長いコ
ア26の肩部28、30の縁部の周りに巻付ける工程
と、を有する。
【0019】更に、別の実施例では、軸線方向に延びる
フラップが前記後縁端部分を横切る方向に対称に、前記
後縁端部分上の中央に配置される。
【0020】更に、本発明の別の実施例では、後縁端部
分と画像領域及び非画像領域を有する残余部分とを持つ
フィルムウェブを、肩部で境界付けられた細長いコアを
有し、前記肩部及び前記細長いコアが座をその間に形成
し、前記肩部の各々の直径が前記細長いコアの直径より
も大きいスプールに取り付ける方法において、 a)前記フィルムウェブよりも幅狭の軸線方向に延びる
フラップで終端するくびれ部分を前記フィルムウェブの
前記後縁端部分上に形成する工程と、 b)前記細長いコアの前記座に固定的に取り付けるため
の中央部分と、前記くびれ部分を越えて延びないように
前記フィルムウェブの前記後縁端部分の一方の側に固定
的に取り付けるための第1端部分と、前記後縁端部分の
裏側に前記くびれ部分を越えて前記フィルムウェブの非
画像領域上に固定的に取り付けるための第2端部分とを
有する接着部材を形成する工程と、 c)前記接着部材を前記スプール及び前記フィルムウェ
ブに撓むことができるように取り付ける工程と、 d)前記フィルムウェブの前記残余部分を、前記フィル
ムウェブの前記残余部分が前記肩部に巻き付けた残余部
分と重なるように、前記細長いコアの前記肩部の縁部上
に巻き付け、前記接着部材間にサンドウィッチされた前
記後縁端部分を、前記座に巻き付けた前記接着部材の上
にくるようにして前記細長いコアの前記座上に巻き付け
る、工程と、を有する方法が提供される。
【0021】この実施例では、接着部材34は、スプー
ル24の細長いコア26上の接着部材34のみと重な
り、スプール24の肩部28、30に載ったフィルムウ
ェブ10の画像領域14には重ならない。図5の6−6
線に沿った断面図である図6は、スプール24の細長い
コア26に巻き付けた接着部材34の中央部分36及び
後縁端部分18のT字形状フラップ22を更に明瞭に示
す。
【0022】図6の一部の拡大部分図である図7は、接
着部材34の第1及び第2の部分38、40間にサンド
ウィッチされたT字形状フラップ22を示す。第1端部
分38はT字形状フラップ22の縁部まで延びた状態で
示してあり、フィルムウェブ10の残余部分12上まで
は延びていない。実験は、この後者の構成によって非常
に必要とされる可撓性がフィルムウェブ10に与えら
れ、フィルムウェブ10の座屈がスプール巻き中に起こ
らないということを示す。かくして、画像領域14を有
するフィルムウェブ10の第1回旋部をコア26から離
れ且つスプール24の肩部28上に巻き付けた状態で図
6(及び図7の拡大図)に示す。このようにして、接着
部材34の隆起がスプール24の肩部28、30に巻き
付けたフィルムウェブ10と容易に干渉して圧痕をつけ
ることが回避される。
【0023】かくして、図4に示すように、本発明の写
真フィルムロール42の好ましい実施例は、上述のスプ
ール24と、上述のフィルムウェブ10と、第1端部分
38がT字形状フラップ22(図3に明瞭に示す)の一
方の側の外縁部に固定的に取付けられ、中央部分36が
細長いコア26の座32の周りに巻付けられ、第2端部
分40がフィルムウェブ10の残余部分12の非画像領
域16でT字形状フラップ22の裏側に固定的に取付け
られた、上述の接着部材34とを有し、フィルムウェブ
10の残余部分12の画像領域14を、図5に更に明瞭
に示すように、接着部材34と画像領域14とが摩擦接
触しないように、接着部材34から間隔を隔てられたス
プール24の肩部28、30の周りに巻き付けた、フィ
ルムロールである。上述の方法で計測した本発明の写真
フィルムロール42の取付け強度は、約14.515kg
(32ポンド)乃至17.237kg(38ポンド)の狭
い範囲内で変化する。
【0024】更に、本発明の別の実施例によれば、スプ
ール24に取り付けることのできるフィルムウェブ10
(両方とも上述してある)の表面につけられる圧痕を少
なくする方法において、図1に示すように、フィルムウ
ェブ10の後縁端部分18の、外方に延びる、中央に配
置された、対称なT字形状フラップ22で終端する軸線
方向に延びるくびれ部分20を形成する工程と、フィル
ムウェブ10の残余部分12及び座32の両方よりも幅
狭でフィルムウェブ10のくびれ部分20及びT字形状
フラップ22よりも幅広の上述の接着部材34を形成す
る工程と、第1端部分38がT字形状フラップ22を越
えてフィルムウェブ10の残余部分12上に延びないよ
うにT字形状フラップ22の縁部に固定的に取付けら
れ、中央部分36がスプール24の細長いコア26の周
りに少なくとも部分的に巻付けられ、第2端部分40が
フィルムウェブ10の非画像領域16上にT字形状フラ
ップ22を越えてくびれ部分20の裏側に固定的に取付
けられるように(図3に更に詳細に示す)、接着部材3
4をスプール24のコア26に撓むことができるように
取り付ける工程と、フィルムウェブ10の残余部分12
を、残余部分12の画像領域14と接着部材34とが図
5に示すように摩擦接触しないように、接着部材34か
ら間隔を隔てられた細長いコア26の肩部28、30の
縁部の周りに巻き付ける工程と、を有する方法が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外方に延びる横部分即ちT字形状フラップを備
えたくびれ部分を有するフィルムウェブの後縁端部分の
部分平面図である。
【図2】フィルムウェブの縁部を支持するための肩部を
持つスプールの正面図である。
【図3】後縁端部分及びスプールに取付けられた接着部
材の部分破断斜視図である。
【図4】スプールの肩部上に載っており且つ後縁端部分
の接着部材から間隔を隔てて離間されたフィルムウェブ
露光部分の部分断面斜視図である。
【図5】本発明に従ってつくられた写真フィルムロール
の概略図である。
【図6】図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】肩部上のウェブ部分及びスプールのコア部分上
のテープ部分を示す、図6のフィルムロールの部分拡大
図である。
【符号の説明】
10 フィルムウェブ 12 残余部分 14 画像領域 16 非画像領域 18 後縁端部分 20 くびれ部分 22 T字形状フラップ 24 35mmスプール 26 細長いコア 28、30 肩部 32 座 34 接着部材 36 中央部分 38 第1端部分 40 第2端部分 42 写真フィルムロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−119342(JP,A) 実開 平2−19132(JP,U) 実開 平1−140540(JP,U) 実開 平2−64950(JP,U) 特許165002(JP,C1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 3/00 540 G03C 3/00 555

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後縁端部分及び残余部分を持つウェブ
    を、その両端が一対の肩部によって境界付けられた細長
    いコア部分を有し、前記細長いコア部分は前記一対の肩
    部の間に座を形成し、前記肩部の各々の直径が前記細長
    いコア部分の直径よりも大きい、スプールに取り付ける
    方法において、 a)前記ウェブの前記後縁端部分上に、軸線方向に延び
    るフラップで終端するくびれ部分を形成し、前記軸線方
    向に延びるフラップは前記くびれ部分よりも大きな幅を
    持ち且つ前記残余部分よりも狭い幅を持つような前記フ
    ラップを形成する工程と、 b)前記座に巻き付けるための中央部分と、前記くびれ
    部分を越えて前記ウェブの前記残余部分上に延びないよ
    うに、前記後縁端部分の一方の面側に貼り付けるための
    第1端部分と、前記ウェブの前記残余部分及び前記後縁
    端部分の裏側に貼り付けるための第2端部分とを有す
    、前記残余部分及び前記座の両方よりも軸方向の幅が
    狭く、且つ軸線方向に延びるフラップよりも幅広のシー
    ト状の接着部材を形成する工程と、 c)前記接着部材を前記スプール及び前記ウェブに撓む
    ことができるように取り付ける工程と、 d)前記ウェブの前記残余部分を、前記接着部材の第1
    端部分と第2端部分との間にサンドウィッチされた前記
    後縁端部分を前記座に巻き付けた接着部材と重なるよう
    に前記座に巻付け、更に、該ウェブの前記残余部分を、
    前記肩部に巻き付けられた残余部分と重なるように、前
    記スプールの前記一対の肩部に巻き付ける、工程と、を
    有する方法。
  2. 【請求項2】 a)その両端が一対の肩部によって境界
    付けられた細長いコア部分を有し、前記細長いコア部分
    は前記一対の肩部の間に座を形成し、前記肩部の各々の
    直径が前記細長いコア部分の直径よりも大きい、スプー
    ルと、 b)画像領域及び非画像領域を持つ残余部分と後縁端部
    分とを有し、前記後縁端部分は軸線方向に延びるフラッ
    プで終端するくびれ部分を有し、前記軸線方向に延びる
    フラップは前記くびれ部分よりも大きな幅を持ち且つ前
    記残余部分よりも狭い幅を持つ、フィルムウェブと、 c)第1及び第2の端部分と中央部分とを有し、前記残
    余部分及び前記座の両方よりも軸方向の幅が狭く、且つ
    軸線方向に延びるフラップよりも幅広のシート状の接着
    部材と、を有し、 d)前記接着部材の前記第1端部分は、前記くびれ部分
    を越えて前記ウェブの前記残余部分上に延びないよう
    に、前記後縁端部分の一方の面に固定的に貼り付けら
    れ、前記接着部材の前記中央部分は、前記スプールの前
    記座の周りに巻付けられ、前記第2端部分は、前記ウェ
    ブの前記画像領域上に延びないように、前記残余部分の
    裏側に固定的に貼り付けられ、これによって前記ウェブ
    を前記スプールに撓むことができるように接着剤で接合
    し、 e)前記残余部分と接着部材とが摩擦接触しないよう
    に、前記ウェブの前記残余部分が前記接着部材から間隔
    を隔てられた状態で前記スプールの前記一対の肩部上に
    巻付けられている、 写真フィルムロール。
JP04290397A 1991-11-01 1992-10-28 ウェブをスプールに取り付けるための方法及びかくして得られたスプール巻きされたウェブ Expired - Fee Related JP3102606B2 (ja)

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