JP3102564U - ガラス製ビールコップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス製品特有の透明感を損なうことなく、ビールや発泡酒を適度にきめ細かな泡立ち良く注ぎ入れることができ、さらには泡もち(泡の消え難さ)が良いガラス製ビールコップを提供する。
【解決手段】ガラス製コップ本体部11,21,31の内底面12,22,32が内壁面13,23,33と連続するゆるやかな凹曲面Cによって形成されているとともに、コップ本体部の口部14,24,34内径nを1としたときのコップ本体部の内部mの比率が2.3〜2.7の範囲内である。
【選択図】図1

Description

本考案は、ガラス製ビールコップに関する。
近年、ビールをよりおいしく飲むコップとして、ビールを注いだ際にきめの細かい泡を適度に発生させると、泡がビールの上面を覆って炭酸ガスが逃げにくいなどの点から陶器製のビアタンブラーが人気を呼んでいる。これは、陶器製のコップ内面がざらついた状態であることから、注ぎ込むビールと容器の間の摩擦が高められて細かい泡を発生させると考えられる。
しかるに、この種の陶器製のビアタンブラーは、ガラス製のコップとは違って透明感がなく、コップ内に注がれたビールを見て楽しむことができないから好まないという意見がある。また、重量があるほか、陶器のざらついた口当たりを好まないという意見もある。
これに対して、ガラス製のビールジョッキの内側に2次加工として、ビールを注いだ際に摩擦が生じて細かい泡の立つよう、サンドブラスト等の加工を施したものが提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、ガラス内面にサンドブラスト等の加工を施したビールジョッキにあっては、外観が曇った半透明状態となり、ガラス特有の透明感が損なわれて、ビールがおいしく見えると言うには満足のいくものではなかった。
特開平8−242999号公報参照
本考案はこのような点に鑑みなされたものであり、ガラス製品特有の透明感を損なうことなく、ビールや発泡酒を適度にきめ細かな泡立ち良く注ぎ入れることができ、かつ泡もち(泡の消え難さ)の良いガラス製ビールコップの構造を提案するものである。
すなわち、請求項1の考案は、ガラス製コップ本体部の内底面が内壁面と連続するゆるやかな凹曲面によって形成されているとともに、コップ本体部の口部内径を1としたときのコップ本体部の内部高さの比率が2.3〜2.7の範囲内であることを特徴とするガラス製ビールコップに係る。
請求項2の考案は、前記内底面の凹曲面が略タマゴ下部形状である請求項1記載のガラス製ビールコップに係る。
請求項3の考案は、前記コップ本体部の内部高さの比率が略2.5である請求項1又は2に記載のガラス製ビールコップに係る。
この考案のガラス製ビールコップによれば、ガラス製コップ本体部の内底面が内壁面と連続するゆるやかな凹曲面によって形成されているとともに、コップ本体部の口部内径を1としたときのコップ本体部の内部高さの比率が2.3〜2.7の範囲内と構成されていることより、コップ内に注がれたビールが、内底面と内壁面の連続するゆるやかな凹曲面によって、コップ内部を縦方向に回転するように移動して、衝撃が少なくコップ内に注がれ、かつ、この移動により対流が発生してきめ細やかな泡が適度に発生する。また、ビールコップの口部内径と内部高さの比率を2.3〜2.7の範囲内とすることによって、きめ細やかな泡を長く保持でき、この泡もちの良さが炭酸成分をビールの中に閉じこめてビールのおいしさを保つことができる。
また、請求項2の考案によれば、前記内底面の凹曲面が略タマゴ下部形状であるものとして、ビールコップ本体部の内底面がゆるやかでかつ角度が大きい曲面からなるものとしたため、注いだビールが内壁面を沿って内底面に達したとき緩やかに動いて、適度にきめ細やかな泡のあるビールを注ぐことができる。
さらに、請求項3の考案によれば、前記コップ本体部の内部高さの比率が略2.5とすれば、ビールの泡もちが良く炭酸ガスが抜けにくく、よりおいしいビールを保持することができる。
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。
図1はこの考案のビールコップの一実施例を示す縦断面図、図2はビールコップの他の実施例を示す縦断面図、図3はビールコップのさらに他の実施例を示す縦断面図、図4は内底部の形状に関する考案品と対比品の対比した断面図、図5は口部内径と内部高さの比率に関する考案品と対比品の対比した断面図である。
図1ないし図3に示すように、この考案のガラス製ビールコップ10,20,30は、ビールや発泡酒を注いだときに、きめ細やかな泡が適度に発生し、かつ、この泡が効率よく保持されることによって炭酸ガスを抜けにくくしておいしくビールを飲めることを目的として提案されたものであって、コップ本体部11,21,31の内底面12,22,32が内壁面13,23,33連続するゆるやかな凹曲面Cによって形成されているとともに、口部14,24,34内径nを1としたときの内部高さmの比率が2.3〜2.7の範囲内であるようにしたものである。なお、本実施例では、図1に示すようないわゆるゴブレットタイプのビールコップ10、図2に示すようないわゆるタンブラータイプのビールコップ20、図3に示すようないわゆるジョッキタイプのビールコップ30を例示するが、外形状及びその大きさ等は何ら限定するものではない。
前記ガラス製コップ本体部11,21,31は、この例では通常のガラスコップと同じソ−ダガラス素材を用い、公知の食器の成形法により形成され、特にプレス成形によれば得られるガラス製品の寸法精度が高くなり好ましい。コップの本体部表面もしくは内面には彫刻や、絵の具により模様や表示等適宜の装飾部を形成することができる。
前記ガラス製コップ本体部11,21,31の内底面12,22,32は、各図からも解るように、内壁面13,23,33と連続するゆるやかな凹曲面Cによって形成されており、好ましくは請求項2に規定したように、前記内底面12,22,32の凹曲面Cが略タマゴ下部形状とする。なお、ここで略タマゴ下部形状とは、通常タマゴの形状の鋭角な曲面(上方)と、前記曲面よりもややゆるやかで大きめの曲面(下方)のうち、なめらかに上方へつながるゆるやかな曲面で構成された部分を言う。このコップ本体部11,21,31の内底面12,22,32の凹曲面Cは、ビールを注いだときにビールがゆっくり内底面12,22,32から内壁面13,23,33に回るようにして衝撃をやわらげる効果がある。
図4はガラス製コップの内底面が凹曲面Cによって形成され、さらに凹曲面Cが略タマゴ下部形状からなるガラス製コップ(A1)と、比較例(B1)としてほぼ同サイズのガラス製コップで内底面が一般的な平坦に形成されたコップについてビールの泡立ちと、あわ持ちを比較した結果を示す。この比較においては、常温のグラスに冷えたビールを注いだ状態(イ)と、3分後のビールの状態(ロ)を比較した。これによって理解されるように、本考案構造の内底面形状を備えたガラス製コップ(A1)によれば、入れた際の泡立ちもきめの細かい泡ができ、しっかりした形状の泡がたち、3分後状態でも70%程度の泡が残っている。これに対し比較例のグラス(B1)にあっては、入れた直後の泡の形状が崩れたような状態で、3分後の状態には20%程度の泡しか残っていない。すなわち、この内底面形状のガラスコップ(A1)によれば、きめ細やかな泡が発生すると共に、大幅に泡持ちが向上したといえる。
また、このガラス製コップは、コップ本体部11,21,31の口部内径nを1としたときのコップ本体部11,21,31の内部高さmの比率が2.3〜2.7の範囲内であるように、従来一般のビールグラスよりもやや長細い形状とした。これはビールを注いだときの程良いきめ細やかな泡立ちと、その後の泡もちが良いビールグラスの形状を提案するものである。なお、逆に、背が低く口部が広すぎるビールコップは、粗い泡が出やすく、空気との接触面積が広くガス抜けやすいため泡立ちも良くない。
また、ビールを注いだときの程良いきめ細やかな泡立ちと、その後の泡もちが良いビールグラスとしては、請求項3に規定したように、前記コップ本体部11,21,31の孔部内径nと内部高さmの比率が略2.5となるようにするのがより好ましい。前記したように、ビールを注いだときの程良いきめ細やかな泡立ちと、その後の泡もちが良いビールグラスの形状のベストモードがこの割合である。
図5は、前記コップ本体部の口部内径と内部高さの比率が1:2.5としたガラス製コップ(A2)と、比較例(B2)として、口部内径と内部高さの比率が1:1.7のガラス製コップについて、ビールの泡立ちと、あわ持ちを比較した結果を示す。この比較においては、前記同様、常温のグラスに冷えたビールを注いだ状態(イ)と、3分後のビールの状態(ロ)を比較した。なお、内底面の形状はいずれも凹曲面からなるものを使用した。これによって理解されるように、本考案構造の特定割合形状を備えたガラス製コップ(A2)によれば、3分後状態でも90%程度の泡が残っている。これに対し比較例のグラス(B2)にあっては、3分後の状態には70%程度の泡しか残っていない。すなわち、この内底面形状のガラスコップによれば、きめ細やかな泡が発生すると共に、大幅に泡持ちが向上したといえる。
すなわち、このビールコップにあっては、注がれたビールが内壁面13,23,33から内底面12,22,32へのゆるやかな曲面に沿ってコップ内部を縦に1周するように動いて、衝撃が少なくコップ内に注がれていくことになる。また、なめらかな内底面12,22,32で対流が発生してきめ細やかな泡が適度に発生する。さらに、当該ビールコップの口部14,24,34内径nと内部高さmの特定比率の形状によって、細やかな泡を長く保持でき、ビールのおいしさを保つことができるのである。
この考案のビールコップの一実施例を示す縦断面図である。 ビールコップの他の実施例を示す縦断面図である。 ビールコップのさらに他の実施例を示す縦断面図である。 内底部の形状に関する考案品と対比品の対比した断面図である。 口部内径と内部高さの比率に関する考案品と対比品の対比した断面図である。
符号の説明
10,20,30 ガラス製ビールコップ
11,21,31 コップ本体部
12,22,32 内底面
13,23,33 内壁面
14,24,34 口部
n 口部径
m 内部高さ

Claims (3)

  1. ガラス製コップ本体部の内底面が内壁面と連続するゆるやかな凹曲面によって形成されているとともに、コップ本体部の口部内径を1としたときのコップ本体部の内部高さの比率が2.3〜2.7の範囲内であることを特徴とするガラス製ビールコップ。
  2. 前記内底面の凹曲面が略タマゴ下部形状である請求項1記載のガラス製ビールコップ。
  3. 前記コップ本体部の内部高さの比率が略2.5である請求項1又は2に記載のガラス製ビールコップ。
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