JP3102340B2 - 光ディスクの欠陥処理方法、及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクの欠陥処理方法、及び光ディスク装置

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JP3102340B2 JP08036350A JP3635096A JP3102340B2 JP 3102340 B2 JP3102340 B2 JP 3102340B2 JP 08036350 A JP08036350 A JP 08036350A JP 3635096 A JP3635096 A JP 3635096A JP 3102340 B2 JP3102340 B2 JP 3102340B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カートリッジに
収納された取出し可能な光ディスク媒体を駆動する光デ
ィスク装置の交替処理に関する方法およびその光ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の光ディスク媒体の交替領域
を示す図である。光ディスク媒体に情報を記録する場
合、媒体上の欠陥や汚れによって、誤り訂正処理の限界
を超えることがある。このとき、その正しく記録できな
いセクタのかわりにあらかじめディスク上に規定してい
る交替領域に、該情報を記録する。内周から外周へスパ
イラル上のトラックを持っているディスクにおいて、交
替領域の割り当ては交替領域内の内周から外周へ向けて
おこなう。これはエラーセクタがバースト状に発生した
場合、エラーセクタに記録すべきデータの連続記録が可
能だからである。
【0003】交替領域が1つの場合はディスクの最外周
などに記録するが、ディスクの半径方向の位置に応じて
複数の領域(以下ゾーンと呼ぶ。)に分割したフォーマ
ット(以下ゾーンフォーマットと呼ぶ。)、例えば、ゾ
ーン内で線速度が一定なZCLV(Zoned Con
stant Linear Velocity)やゾーン
内で角速度が一定なZCAV(Zoned Const
ant AngularVelocity)フォーマッ
トが存在する。図9は従来のゾーンで区切られたディス
クにおける交替領域の配置を示したものである。このよ
うに交替領域は各ゾーンの最外周に設けられている。こ
れは、90mm径、230MbyteのSTANDAR
D ECMA−201の光ディスク規格にも規定されて
いる。さらに交替領域の処理に関する従来の方法はIS
O/IEC JTC 1/SC23 N 592に詳し
く示されている。
【0004】交替領域の大きさはディスク媒体のエラー
レートをもとに決定される。エラーレートが高いほど大
きな交替領域が必要になる。このため、記録可能な光デ
ィスク媒体はディスクカートリッジ内に封入されている
ことが多い。これによって、直接ディスク媒体に触れる
可能性を少なくしエラーレートを下げるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスクは、
以上のように構成されており、カートリッジから取り出
して裸のディスク状態のまま人手に触れることを想定し
ていなかった。そのため、ディスク上の情報セクタに欠
陥が発生したときの交替処理について、あまりひどい汚
れを考えなくても良く、ディスクの記録容量の減少を招
く交替領域の大きさは必要最小限に止めて、カートリッ
ジ入りの状態で使用した場合に予想される程度の欠陥を
回避できれば十分であった。
【0006】ところが、ディスクをカートリッジから取
り出したり戻したりする使用方法を許容する場合、欠陥
セクタの発生量は格段に増加することが予想される。こ
うしたゴミや人の指紋によるひどい汚れによって発生す
る欠陥セクタを救済するには、従来よりもかなり大きい
割合で交替領域を用意しておく必要がある。しかし、一
度もカートリッジから取り出さずに使用するユーザもか
なり存在するので、ディスクをカートリッジから取り出
すことを前提に一律に多くの交替領域を確保しておくの
は、ディスクの記録容量が減少してしまうので無駄が多
い方法である。このように、従来の光ディスクの欠陥処
理方法のままでは、ディスク、及び、データの信頼性確
保とディスクの記録容量確保とが両立しないという問題
点があった。
【0007】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、カートリッジから記録媒体
を一度取り出したあと、再びカートリッジに戻すことが
できる構造を持つ光ディスクに対して、欠陥セクタ救済
のための交替領域を十分に確保することができる光ディ
スクの欠陥処理方法を得ることを目的とする。
【0008】また、カートリッジから記録媒体を一度取
り出したあと、再びカートリッジに戻すことができる構
造を持つ光ディスクに対して、カートリッジから一度も
取り出すことなく使用した場合には、欠陥セクタ救済の
ための交替領域を必要最小限に止めて設定し、データ記
録容量を最大とするような光ディスクの欠陥処理方法を
得ることを目的とする。
【0009】また、カートリッジから記録媒体を一度取
り出したあと、再びカートリッジに戻すことができる構
造を持つ光ディスクに対して、欠陥セクタ救済のための
交替領域を十分に確保する欠陥処理機構を備えた光ディ
スク装置を得ることを目的とする。
【0010】また、カートリッジから記録媒体を一度取
り出したあと、再びカートリッジに戻すことができる構
造を持つ光ディスクに対して、カートリッジから一度も
取り出すことなく使用した場合には、欠陥セクタ救済の
ための交替領域を必要最小限に止めて設定し、データ記
録容量を最大とするような欠陥処理機構を備えた光ディ
スク装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光ディ
スクの欠陥処理方法は、カートリッジから記録媒体を取
り出し、再びカートリッジに収納できる構造を持つとと
もに、カートリッジから記録媒体を少なくとも一度取り
出したか否かを検知する履歴管理手段を有した書換形光
ディスクに対して、履歴管理手段によって記録媒体の取
り出し履歴を検知し、一度取り出した履歴を持つ光ディ
スクでは記録媒体の欠陥セクタを代替する交替セクタの
個数を、一度も取り出した履歴のない記録媒体の交替セ
クタの個数よりも増加することを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載の光ディスクの欠陥
処理方法は、さらに前記交替セクタを追加するときに、
記録媒体を一度も取り出していないときの交替セクタ領
域に隣接した未記録のユーザデータ領域を、追加の交替
セクタ領域として使用するようにしたものである。
【0013】また、請求項3に記載の光ディスクの欠陥
処理方法は、光ディスクの記録媒体が半径位置によって
複数のゾーンに分割されたフォーマットを有する場合、
ゾーン内の未記録領域が前記追加の交替セクタ領域より
大きいゾーンにおいて、交替セクタ領域を拡大するする
ようにしたものである。
【0014】また、請求項4に記載の光ディスクの欠陥
処理方法は、光ディスクの記録媒体が半径位置によって
複数のゾーンに分割されたフォーマットを有する場合、
未記録のゾーンの交替セクタ領域を拡大することによ
り、前記追加の交替セクタ領域を確保するようにしたも
のである。
【0015】さらにまた、請求項5に記載の光ディスク
装置は、カートリッジから記録媒体を取り出し、再びカ
ートリッジに収納できる構造を持つとともに、カートリ
ッジから記録媒体を少なくとも一度取り出したか否かを
検知する履歴管理手段を有した書換形光ディスクに対し
て、履歴管理手段によって記録媒体の取り出し履歴を検
知し、一度取り出した履歴を持つ光ディスクでは記録媒
体の欠陥セクタを代替する交替セクタの個数を、一度も
取り出した履歴のない記録媒体の交替セクタの個数より
も増加することを特徴とする。
【0016】また、請求項6に記載の光ディスク装置
は、さらに前記交替セクタを追加するときに、記録媒体
を一度も取り出していないときの交替セクタ領域に隣接
した未記録のユーザデータ領域を、追加の交替セクタ領
域として使用するようにしたものである。
【0017】また、請求項7に記載の光ディスク装置
は、光ディスクの記録媒体が半径位置によって複数のゾ
ーンに分割されたフォーマットを有する場合、ゾーン内
の未記録領域が前記追加の交替セクタ領域より大きいゾ
ーンにおいて、交替セクタ領域を拡大するするようにし
たものである。
【0018】また、請求項8に記載の光ディスク装置
は、光ディスクの記録媒体が半径位置によって複数のゾ
ーンに分割されたフォーマットを有する場合、未記録の
ゾーンの交替セクタ領域を拡大することにより、前記追
加の交替セクタ領域を確保するようにしたものである
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
をもとに具体的に説明する。
【0020】実施の形態1.本文中で述べる交替領域と
は、光ディスク媒体に情報を記録するときに媒体の欠陥
や汚れ等によって情報が正しく記録できないときに、代
替に書き込む領域であり、例えばディスクの最外周に設
けておくものである。また、本文中で述べる交替領域処
理とは、この交替領域の領域場所の再設定(最初の設定
はディスクの初期化時に決定される。)に関するもので
ある。
【0021】図1はこの発明の実施の形態1である光デ
ィスク装置の交替領域処理の方法を示すフローチャート
図である。以下このフローチャートを詳細に説明する。
まず、記録および再生が可能な光ディスク媒体の入った
光ディスクカートリッジを光ディスク装置に挿入する
(1)。ここで、この光ディスクカートリッジは中に入
っている光ディスクを取出したり、入れたりすることが
可能である。また、ユーザが一度でもカートリッジ内か
ら光ディスクを取出したら、その取出したことを示す何
らかの情報を持つ。この情報はたとえば最初にディスク
を取出す際にカートリッジの一部分を切る、折る、割
る、などの不可逆的物理変化を伴わせることによって容
易に実現できる。
【0022】次に光ディスク媒体をカートリッジから取
出したことがあるかどうかを判定する(2)。ない場合
(N)は、交替領域処理の終了とする。ある場合(Y)
は、次にディスク媒体の情報記録状況を調べる(3)。
より具体的にはディスク上に記録されている情報の管理
テーブル、などを読むことにより、概情報の記録開始位
置、記録サイズを調べる。
【0023】次に、交替領域の再設定をおこなうか
(Y)おこなわないか(N)を決定する(4)。カート
リッジから出したことがある光ディスク媒体は、人の手
に触れる等により、書き込みエラーの発生率が増加して
いると考えられ、交替領域はカートリッジから一度もだ
したことがないディスク媒体に比べて、より多く必要に
なる。よってカートリッジから出したことのあるディス
ク媒体は交替領域の再設定によりその領域を増やす方が
よい。しかしながら、ほとんど情報をすでに記録してお
り、交替領域を増やす領域の残っていないものは、交替
領域の再設定をおこなうことができない。以上のことか
ら交替領域の再設定をおこなわない(N)場合とは交替
領域の再設定に要する領域が確保できない場合であり、
この場合は交替領域処理の終了とする。それ以外は再設
定をおこなう(Y)ことになる。
【0024】交替領域の再設定をおこなう(5)場合に
おいて、その交替領域の再設定法について述べる。図2
はこの発明の実施の形態1である光ディスク媒体上の交
替領域の配置例を示す図である。この例では交替領域は
ディスクの最外周を用いるものである。図2において一
次交替領域とは、ディスクフォーマット時に設けられる
交替領域のことであり、カートリッジから一度も出した
ことがないディスクにおいて用いられる領域である。二
次領域とは、交替領域処理によって新たに設けられる領
域であり、カートリッジから出したことのあるディスク
媒体は前記一次交替領域とあわせて、該二次領域を使用
する。具体的には、交替領域を管理する情報の変更によ
り容易に実現可能である。一次、二次両領域の大きさの
決定は、一次領域についてはディスクカートリッジから
出していないディスク媒体のエラー特性から、二次領域
については一次領域と二次領域とをあわせた領域の大き
さがディスクカートリッジから出したことのあるディス
ク媒体のエラー特性から得る。
【0025】以上述べた方法を実現するためのこの発明
の実施の形態1の光ディスク装置のブロックを図3を用
いて説明する。図3において6は装置内に挿入された光
ディスクカートリッジ内の光ディスク媒体がカートリッ
ジから出したかを認識するディスク取出し済み検出部、
8はカートリッジ内の光ディスク媒体から情報を読み出
したり書き込んだりすることが可能な情報記録再生ヘッ
ド、9はディスク媒体に記録された情報の位置や大きさ
を認識する情報記録状況認識部、7はディスク取出し済
み検出部6からの取出し済み信号と、情報記録状況認識
部9からの情報記録状況情報により交替領域の再設定が
可能かどうかを判定する交替領域再設定判定部、10は
交替領域再設定判定部7から交替領域再構成命令が与え
られた場合に交替領域の再構成をし、それに対応した交
替領域管理情報を生成し、情報記録再生ヘッド8に送る
交替領域再構成制御部である。
【0026】一般に交替領域を使いきってしまったディ
スク媒体は、情報を記録することができなくなり、信頼
性の面からも問題がある。逆に交替領域を初期化時点で
あらあかじめ大きく確保することによって、信頼性を確
保する方法があるが、この場合は、カートリッジから出
していないディスク媒体特性からすると必要以上の交替
領域を確保することになり記録領域が無駄になってしま
う。
【0027】以上の方法により、カートリッジから光デ
ィスク媒体を取出したことがある媒体に情報を記録する
に際して、交替領域を増加させることにより、信頼性が
向上すると同時に記録領域を効率よく使用することが可
能となる。
【0028】実施の形態2.光ディスク媒体のフォーマ
ットの一つとして、該ディスクの半径方向の位置に応じ
て複数の領域(以下ゾーンと呼ぶ。)に分割しており、
各ゾーンはそれぞれ固有のセクタ数を持っており、ゾー
ン毎にトラックに含まれるセクタ数が異なるフォーマッ
ト(以下ゾーンフォーマットと呼ぶ。)が存在する。
【0029】上記実施の形態1において説明した光ディ
スク装置の交替領域処理の方法をゾーンフォーマットの
光ディスクに適応した場合の交替領域の設定方法につい
て実施の形態2として以下説明する。実施の形態1で説
明した、ディスクカートリッジ挿入(1)、ディスクを
カートリッジから出したことがあるか(2)、ディスク
媒体の情報記録状況を調べる(3)、交替領域の再設定
をおこなうか(4)は同様の処理なので説明を略する。
【0030】交替領域の再設定(5)において、以下の
処理をゾーン毎におこなう。 ・情報記録領域に二次交替領域を確保できる領域が残っ
ているかどうかを調べる。 ・二次交替領域を確保できる領域が残っている場合、二
次交替領域を確保する。
【0031】図4はこの発明の実施の形態2であるゾー
ンフォーマットディスクの交替領域処理後の交替領域配
置図である。また、図5はこの発明の実施の形態2を示
す光ディスクの情報記録済み領域と交替処理前後の交替
領域を示す図である。図4および図5の光ディスク媒体
は4つのゾーンを持っている。図5に示すように内周か
ら2つのゾーンつまりゾーン1とゾーン2は情報記録領
域が完全に使用されている。また、ゾーン3はおよそ半
分の情報記録領域が使用されている。このような状況の
光ディスク媒体が上で述べた交替領域処理を受けること
により、図5の交替領域処理後に示すように、ゾーン3
とゾーン4に二次交替領域が設けられる。
【0032】交替領域処理時に、情報記録領域の一部分
が使用されているゾーンの一次交替領域に記録されてい
る交替データを、二次交替領域の最内周側から再配置す
る。これは通常交替領域を使用する場合はアクセスを容
易にするために内周側から記録してゆくためである。よ
って、本実施例のように一次交替領域の内周側に二次交
替領域を設ける場合、一次交替領域と二次交替領域をあ
わせた領域が従来の光ディスクの交替領域に相当するの
でその領域に記録されているデータは内周側から順に記
録されているようにする。
【0033】以上に述べた処理によって、ゾーンフォー
マットの光ディスクにおいて一次交替領域がゾーン毎に
分散している光ディスクにおいても、カートリッジから
取出したか否かによって二次交替領域をゾーン毎に設定
可能となる。
【0034】実施の形態3.光ディスク媒体のフォーマ
ットの一つとして、該ディスクの半径方向の位置に応じ
て複数の領域(以下ゾーンと呼ぶ。)に分割しており、
各ゾーンはそれぞれ固有のセクタ数を持っており、ゾー
ン毎にトラックに含まれるセクタ数が異なるフォーマッ
ト(以下ゾーンフォーマットと呼ぶ。)が存在する。
【0035】上記実施の形態1において説明した光ディ
スク装置の交替領域処理の方法をゾーンフォーマットの
光ディスクに適応した場合の交替領域の設定方法につい
て実施の形態3として以下説明する。実施の形態1で説
明した、ディスクカートリッジ挿入(1)、ディスクを
カートリッジから出したことがあるか(2)、ディスク
媒体の情報記録状況を調べる(3)、交替領域の再設定
をおこなうか(4)は同様の処理なので説明を略する。
【0036】交替領域の再設定(5)において、以下の
処理をゾーン毎におこなう。 ・情報記録領域が未使用かどうかを調べる。 ・情報記録領域が未使用の場合、二次交替領域を確保す
る。
【0037】図6はこの発明の実施の形態3であるゾー
ンフォーマットディスクの交替領域処理後の交替領域配
置図である。また、図7はこの発明の実施の形態3を示
す光ディスクの情報記録済み領域と交替処理前後の交替
領域を示す図である。図6および図7の光ディスク媒体
は4つのゾーンを持っている。図7に示すように内周か
ら2つのゾーンつまりゾーン1とゾーン2は情報記録領
域が完全に使用されている。また、ゾーン3はおよそ半
分の情報記録領域が使用されている。このような状況の
光ディスク媒体が上で述べた交替領域処理を受けること
により、図7の交替領域処理後に示すように、ゾーン4
に二次交替領域が設けられる。
【0038】実施の形態2との差異を明らかにする。ゾ
ーン中の情報記録領域が一部使用されている場合二次交
替領域を設けるのが実施の形態2、設けないのが実施の
形態3である。実施の形態2のように設けた場合は交替
領域がより多く確保されるので信頼度がより向上する。
ただし交替領域処理時に一次交替領域のデータを二次交
替領域の内周側に再配置しなければならないなどの処理
を伴う。それに対し本実施の形態3においては二次交替
領域を付加するゾーンには情報がまったく記録されてい
ないので、一次交替領域も未使用のままである。
【0039】以上に述べた処理によって、ゾーンフォー
マットにおいて一次交替領域がゾーン毎に分散している
光ディスクにおいても、カートリッジから取出したか否
かによって二次交替領域をゾーン毎に設定可能となる。
【0040】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0041】本発明による光ディスクの欠陥処理方法お
よび光ディスク装置においては、カートリッジから一度
取り出したディスクに対して欠陥セクタ救済のための交
替領域を追加して設定するようにしたので、ディスクを
カートリッジから取り出したときに付着するゴミや人の
指紋によるひどい汚れ等によって発生する欠陥セクタを
救済するための交替領域を十分に確保することができ
る。
【0042】また、カートリッジから記録媒体を一度取
り出したあと、再びカートリッジに戻すことができる構
造を持つ光ディスクであっても、カートリッジから一度
も取り出すことなく使用した場合には、欠陥セクタ救済
のための交替領域を必要最小限に止めて設定するので、
記録容量のロスを最小限に止めることができ、データ記
録容量を最大とすることができる。
【0043】さらに、交替領域がゾーン毎に設定されて
いるゾーンフォーマット方式の光ディスクにおいて、各
ゾーンのうち未記録領域の残っているゾーンに交替領域
を追加して設定するようにしたので、欠陥処理が発生し
たときの交替セクタへのアクセスを最短時間で実行で
き、記録再生速度を高速化することも可能となった。
【0044】あるいは、交替領域がゾーン毎に設定され
ているゾーンフォーマット方式の光ディスクにおいて、
各ゾーンのうち未使用の全ゾーンに交替領域を追加する
ようにしたので、欠陥処理が発生したときの交替セクタ
へのアクセスを最短時間で実行でき、記録再生速度を高
速化することも可能となった。
【0045】上のように、カートリッジから記録媒体
を一度取り出したあと、再びカートリッジに戻すことが
できる構造を持つ光ディスクに対して、従来の光ディス
クの欠陥処理方法のまま、あるいは、従来の光ディスク
の欠陥処理機構を備えた光ディスク装置では不可能であ
った、ディスク、及び、データの信頼性確保とディスク
の記録容量確保とを両立させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である光ディスク装
置の交替領域処理の方法を示すフローチャート図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1である光ディスク媒
体上の交替領域の配置例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1である光ディスク装
置のブロックを示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2であるゾーンフォー
マットディスクの交替領域処理後の交替領域配置図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す光ディスクの
情報記録済み領域と交替処理前後の交替領域を示す図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態3であるゾーンフォー
マットディスクの交替領域処理後の交替領域配置図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3を示す光ディスクの
情報記録済み領域と交替処理前後の交替領域を示す図で
ある。
【図8】 従来の光ディスク媒体の交替領域を示す図で
ある。
【図9】 従来のゾーンで区切られたディスクにおける
交替領域の配置を示したものである。
【符号の説明】
6 ディスク取出し済み検出部、7 交替領域再設定
部、8 情報記録再生ヘッド、9 情報記録状況認識
部、10 交替領域再構成制御部、101 一次交替領
域、102 二次交替領域、103 情報記録領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島元 昌美 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 五嶋 賢治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 長沢 雅人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−159472(JP,A) 特開 平6−338139(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 G11B 20/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジに記録媒体を収納した光デ
    ィスクであって、前記カートリッジから前記記録媒体を
    取り出し、再び前記カートリッジに収納できる構造を持
    つとともに、前記カートリッジから前記記録媒体を少な
    くとも一度取り出したか否かを検知する履歴管理手段を
    有した書換形光ディスクに対して、前記履歴管理手段に
    よって前記記録媒体の取り出し履歴を検知し、一度取り
    出した履歴を持つ前記光ディスクでは前記記録媒体の欠
    陥セクタを代替する交替セクタの個数を、一度も取り出
    した履歴のない前記記録媒体の交替セクタの個数よりも
    増加することを特徴とする光ディスクの欠陥処理方法。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体を取り出した履歴を持つ前
    記光ディスクに対して前記交替セクタを追加するとき、
    前記記録媒体を一度も取り出していないときの交替セク
    タ領域に隣接した未記録のユーザデータ領域を、追加の
    交替セクタ領域として使用するようにしたことを特徴と
    する請求項第1項記載の光ディスクの欠陥処理方法。
  3. 【請求項3】 前記光ディスクの記録媒体が半径位置に
    よって複数のゾーンに分割されたフォーマットを有する
    場合、前記追加の交替セクタとして設定しようとする領
    域よりゾーン内の未記録領域の方が大きいゾーンにおい
    て、交替セクタ領域を拡大することを特徴とする請求項
    第2項記載の光ディスクの欠陥処理方法。
  4. 【請求項4】 前記光ディスクの記録媒体が半径位置に
    よって複数のゾーンに分割されたフォーマットを有する
    場合、未記録のゾーンの交替セクタ領域を拡大すること
    により、前記追加の交替セクタ領域を設定することを特
    徴とする請求項第2項記載の光ディスクの欠陥処理方
    法。
  5. 【請求項5】 カートリッジに記録媒体を収納した光デ
    ィスクであって、前記カートリッジから前記記録媒体を
    取り出し、再び前記カートリッジに収納できる構造を持
    つとともに、前記カートリッジから前記記録媒体を少な
    くとも一度取り出したか否かを検知する履歴管理手段を
    有した書換形光ディスクに対して、前記履歴管理手段に
    よって前記記録媒体の取り出し履歴を検知し、一度取り
    出した履歴を持つ前記光ディスクでは前記記録媒体の欠
    陥セクタを代替する交替セクタの個数を、一度も取り出
    した履歴のない前記記録媒体の交替セクタの個数よりも
    増加する欠陥処理機構を備えた光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体を取り出した履歴を持つ前
    記光ディスクに対して前記交替セクタを追加するとき、
    前記記録媒体を一度も取り出していないときの交替セク
    タ領域に隣接した未記録のユーザデータ領域を、追加の
    交替セクタ領域として使用するようにしたことを特徴と
    する請求項第5項記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記光ディスクの記録媒体が半径位置に
    よって複数のゾーンに分割されたフォーマットを有する
    場合、前記追加の交替セクタとして設定しようとする領
    域よりゾーン内の未記録領域の方が大きいゾーンにおい
    て、交替セクタ領域を拡大することを特徴とする請求項
    第6項記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記光ディスクの記録媒体が半径位置に
    よって複数のゾーンに分割されたフォーマットを有する
    場合、未記録のゾーンの交替セクタ領域を拡大すること
    により、前記追加の交替セクタ領域を設定することを特
    徴とする請求項第6項記載の光ディスク装置。
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