JP3102321U - 床暖房構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 住宅床暖房において、快適な暖房に加えて更に住環境を向上させるために室内空気の清浄化を考える。
【解決手段】 床仕上げコンクリートに骨材として炭粉やトルマリン石粉を加えることによって、これらの物体が床暖房による加熱作用より、遠赤外線やマイナスイオンを発生し、室内空気を乾燥清浄化し、更には消臭・殺菌するという環境良化が実現する。
【選択図】 図1

Description

本考案は蓄熱材層と温水循環パイプを用いた1階および2階の室内暖房と、コンクリートに炭粉やトルマリン石等を混入して遠赤外線やマイナスイオンを発生させて住環境の改善を図ることを目的とする。
幅射熱を利用する床暖房装置は室内をムラなく加温して人体にここちよく体感刺激するため快適な暖房システムとして近年広く利用されて来ている。そしてこのような暖房装置は主として省エネルギーを目的として蓄熱構造を加えたものが使用されるようになっている。
実用新案登録第3050631号公報
蓄熱材としては一般にコンクリートや煉瓦等が用いられている。しかしコンクリートの場合には蓄熱効果を保つためにはある程度の層の厚さを必要とするため、1階部分はともかくとして2階の床に対しては仲々利用されるには至っていない。
また、コンクリートは熱によって膨張し、床の隅部分においてめくり上る現象が生じて温水パイプを破壊するなどの事故が発生する原因となっている。最近では、排気ガス等により大気汚染が激しく、COガスやSOガスが拡散して、生活環境が悪化し、気管支系の疾患が増え問題となっている。
このため本考案においては、補強材としてワイヤーメッシュや合板を用い、コンクリート特有の湿気に対しては防水シートを使用することによって比較的厚い層のコンクリートの打設が可能となり蓄熱効果を十分に利用することができる。
またコンクリートの膨張によるめくれ現象は室内の隅部に見られるものであるからこの部分にL字形の抑え金具を用いることによって解決することができる。
そして、温水の循環パイプの配管においても、従来は底面を屈曲して配管しているのに対して、本発明は渦巻き状に配管するため床面に対して温度が均等に伝達されて熱効率がきわめてよくなる。
そして大気汚染に対してはねコンクリートに骨材として炭粉やトルマリン石の粉末等を加えることによって、遠赤外線やマイナスイオンが発生されるとともに、炭の吸着作用によって空気の清浄化が図られ、生活環境を変えて健康な住生活が約束される。
本考案においては上記のように木炭粉やトルマリン石の粉末をコンクリートに混入するため、遠赤外線やマイナスイオンが発生し、しかも特殊コンクリートが温められて床板に熱が直接伝達されるため熱効率がよく、空気が清浄化し住環境がよく、また温水の配管を渦巻き状とすることによって床面に対して暖房の温度ムラを無くし、暖房費の節減が可能
となる。そして、L字形の金具を使用することによってコンクリートのめくれを防止して配管の事故を防ぐという幾多の作用効果を奏するもので、床暖房として画期的な効果が期待できる。
本考案は床打ちコンクリートに炭粉やトルマリン石を混入することによって、炭特有の吸着作用と、これから発する遠赤外線の輻射熱とトルマリン石から発するマイナスイオンの発生、および床面から室内への暖房構造により、きわめて効果的で住みよい環境が生まれる。
添付図面により本考案の床暖房構造を説明すると、図1は1階の床の暖房構造を示すもので一部を断面とした説明図である。図2は2階の床暖房構造を示している。図3はコンクリートを打設した際の隅部の熱によるめくり上りに対しての処理の説明図であって、図4は温水パイプの配管を示す平面図である。ここに使用するコンクリートには、骨材とし
て炭粉やトルマリン石粉が混入しているコンクリートを使用するもので以下特殊コンクリートという。
図1について1階の床暖房構造を説明すると、図には示していないが土台枠を形成した後、砕石(8)を地面に敷き詰めた上を防水シート(7)で覆う。この防水シート(7)について特に材質について限定することはないが下からの湿気を防ぐために被覆するものでビニールシート等である。この上に補強の目的で鋼線で編成されている比較的目の荒いワイヤーメッシュ(4)を置き、この上から特殊コンクリート(3)を打設する。そしてこのコンクリート(3)の固化後熱の目的で発泡合成樹脂板(5)を積層し、この上に再びワイヤーメッシュ(4)を配して温水パイプ(1)を配管する。
この温水パイプ(1)の配管については図4で後述するが、図示ではパイプを屈曲状にして配管している。そしてこの温水パイプ(1)の上にコンクリート(3)を打設して温水パイプ(1)を埋設させて固化後床仕上げ材(2)を張設する。したがってこの特殊コンクリート(3)は蓄熱材としての目的をも果す。
この構造において砕石(8)は地面の状態にもよるが約120mm程度を敷き詰め表面を平に搗き固めてならしビニールシート(7)を被覆する。また配管を安定させるための配管下地コンクリート(3)は約120mm程度の厚さに打設し、この上に積層する発泡合成樹脂板はスタイロフオーム(商標名)であって30mm厚さのものを使用している。
そして配管後に打設する特殊コンクリート(3)は温水パイプ(1)を埋め込むもので蓄熱および配管の安定を図り、床仕上げ材(2)を張設するため表面を平滑に仕上げる。コンクリート中に介在する炭粉Dから発せられる遠赤外線の輻射熱によってコンクリート自体が発熱して保温効果がよく、また炭のもつ吸着作用によって室内空気の清浄化が図ら
れる。そしてまたトルマリン石を混入することによって、トルマリン自体が温水パイプの熱により刺激されてマイナスイオンの発生が盛んになり、炭又はトルマリン単独でも混合でもその効果は格別であって、空気の浄化が図られ、生活環境を変え健康で快適な生活が楽しめる。
図2は2階の床暖房構造であって、ネダ材(10)の上に下地合板(6)を配設する。この下地合成(6)は図においては2層に設けてあるが、強度的に十分であれば1枚でもよく、ラワンベニヤ板等のもので12mm厚のものを使用している。またこの上に敷設する防水シート(7)は2階の床(天井)という点で完全な防水が必要で厚手のアスファルトルーフィングが適している。
そしてこの上に温水パイプ(1)の安定を図るためワイヤーメッシュ(4)を配して温水パイプ(1)を配管する。この温水パイプについても図示にあっては便宜上屈曲させて配管してある。しかしてこの上に配管の安定と蓄熱の目的で特殊コンクリート(3)を打設し表面を平滑に仕上げて固化後床仕上げ材(2)を張設する。
図3はコンクリート(3)の固化後にコーナー部にコンクリートを固定する目的で設けるL字型の金具(12)を示している。コンクリートは熱によって膨張し、隅部がめくり上る現象が生じる。このようにコンクリートがめくり上ると配管に故障が出るため、これを抑えるためL字型の金具(12)を使用する。図中の符号(15)は間仕切板を示して
いる。
図4は温水パイプ(1)の配管の状態を示す平面図である。従来この種の配管は例えば図1および図2に例示しているように、床面に対して屈曲状に形成しているが、このように配管を形成すると、管内を通過する温水の抵抗が大きく循環ポンプを大形にする必要があった。また温水の流れが円滑でないため熱の伝達効率が悪いという欠点があった。
本考案においては図示のように渦巻き状の往復形としたため一本の通水管で済み、床面の施工が簡単となり、しかも熱の伝達も均一にできるため床面に対して暖房の温度ムラが無くなり理想的な床暖房が可能となった。本考案に使用する温水は蓄熱材としてのコンクリートを温める温度で済むため熱湯の必要はなく70℃程度でよく、したがって大型のボ
イラーを必要とせず、ソーラー温水器と併用することによって安価に利用することができる。図中の符号(15)は部屋の間仕切であり、A・Bは温水の出入を示している。
上述のように本考案は、床仕上げコンクリートに骨材として炭粉又はトルマリン石粉或はこれの混合物を配合することによって、従来の床暖房装置に加えて床面からの遠赤外線による輻射熱とマイナスイオンによる空気清浄効果が加味されるため住環境が向上するため、一般住宅の新築・改築に広く利用できる。
1階の床暖房構造を示す断面図 2階の床暖房構造を示す断面図 打設コンクリートのコーナー部の処理を示す実施例図 温水管の配管を示す平面図
符号の説明
1 温水管
2 床仕上げ材
3 コンクリート
4 ワイヤーメッシュ
5 発泡合成樹脂板
6 ラワンベニヤ合板
7 防水シート
8 砕石
10 ネダ材
12 L字形金具
D 炭粉および/またはトルマリン石

Claims (4)

  1. 床下に砕石を敷き詰め、その上に順に防水シート、ワイヤーメッシュを配して下地コンクリートを打設する。そしてこの上に発泡合成樹脂マットを敷設して再びワイヤーメッシュを置き、この上に温水循環パイプを配設してこの上から炭粉および/またはトルマリン石の粉砕物を配合したコンクリートを打設した上に床仕上げ材を敷設することを特徴とした1階の床暖房構造。
  2. ネダ材の上に下地合板を配し、その上に防水シートを積層し、この上にワイヤーメッシュを配して温水循環パイプを配設して炭粉および/またはトルマリン石の粉砕物を配合したコンクリートを打設して床仕上げ材を敷設することを特徴とした2階の床暖房構造。
  3. コンクリート打設面のコーナー部にL型の金具を設けてコンクリートの捲り上りを防止する請求項1又は2に記載の床暖房構造。
  4. 温水循環パイプを渦巻き状の往復形として配設することを特徴とした請求項1又は2に記載の床暖房構造。
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