JP3102060U

JP3102060U - ハンガー什器

Info

Publication number: JP3102060U
Application number: JP2003273603U
Authority: JP
Inventors: 稔前田
Original assignee: 旭世工業株式会社
Priority date: 2003-12-03
Filing date: 2003-12-03
Publication date: 2004-07-02
Anticipated expiration: 2009-12-03

Abstract

【課題】本考案は、設営、分解、移設等を容易かつ迅速に行えるようにされた什器を提供する。
【解決手段】本考案は、一対の支柱材（１）の相対する壁面に複数のリブ（２）を設け、該壁面に差し渡される複数のレール（３）の端部（４）に嵌合され、該レール（３）に形成されたスリット（３ｂ）に、複数本のハンガー部材（５ｂ）の基部（７）を左右方向スライド可能に支持することから構成されているとともに、設営、分解、移設等を容易かつ迅速に行えるものである。
【選択図】図１

Description

本考案は、各種商品を吊り下げ陳列する際に用いられる商品陳列用什器に関するものである。

背景の技術

従来から店頭において商品を陳列する際什器として、その目的に応じた様々な物が用いられており、起立させた紙製等のパネルの前面にハンガー用の溝を穿設し、該ハンガーを直接、パネルに係止した物が知られている。

また、陳列棚自体に商品吊り下げ用のハンガーを仮設する方法が用いられている。

考案が解決しようとする課題

しかしながら、上記のように、紙製等のパネル自体にハンガーを係止した場合、商品に応じてハンガーの間隔を変えることが出来ず、陳列できる商品が限定されてしまうという欠点があった。

また、陳列棚自体にハンガーを仮設した場合、陳列棚を容易に移動できないうえ、設営も大掛かりになってしまうという問題がある。

本考案は上記のような実情を鑑みたものであり、容易に設営でき、店頭のスペースや商品の大きさや数量、あるいは陳列の高さ及び間隔を変えることが可能な商品陳列用什器の提供を目的とするものである。

課題を解決する為の手段

本考案の什器は、一対の支柱材の相対する壁面に複数のリブを設け、該壁面に差し渡される複数のレールの端部に嵌合され、該レールに形成されたスリットに、複数本のハンガー部材の基部を左右方向スライド可能に支持することからなるものであり、上記レールは嵌合する上記支柱材に設けた複数のリブを選択することで、レールの高さを調節する手段を備えていることを特徴とする。

上記の構成をとる本考案の什器は店頭の設置条件に応じて、容易に設営し、商品の吊り下げをおこなうことができるものである。また、上記レールは、嵌合する上記支柱材に設けた複数のリブを選択することで、レールの高さを調節することが可能であり、商品の高さに応じた効率的な陳列ができる。そして、レールに支持されたハンガーを左右にスライドさせることで、ハンガーの間隔を変えることで、商品の大きさに応じた陳列ができ、このレールの長さを長く設定することで、より多くの商品の陳列も可能になる。

また、他の陳列構造を組み合わせる等で、複合的な陳列態様も可能となる。

考案の実施形態

この考案は上記の手段を講じたので、一対の支柱材と複数のレールと複数本のハンガー部材を組み合わせた什器の構成により、支柱材に設けた複数のリブを選択することでレールの高さを調節する手段を備えるようにした。

図１は本考案の什器の一例を示している。この什器は、一対の支柱材（１）の相対する壁面に突起状の複数のリブ（２）を設け、該壁面に差し渡される複数のレール（３）の端部（４）に嵌合され、該レール（３）に形成されたスリット（３ｂ）に、複数のハンガー部材（５）の基部（５ｂ）を左右方向スライド可能に支持することから構成されている。

上記ハンガー部材（５）は、複数個の商品を前後方向に重ねて吊り下げることのできる棒状のハンガー部（５ａ）と基部（５ｂ）からなる。また、上記レール（３）は、平板の上部及び下部を手前に屈曲させることで、図１に示すようにハンガー部材（５）の基部（６ｂ）をスライド可能に挟持する挟持部（３ａ）が形成されている。また、このレール（３）の両端部は開放されている。さらに、この挟持部（３ａ）の挟持幅を、上記ハンガー部材（５）の基部（５ｂ）のスライド動作をスムーズにするために、基部（５ｂ）寸法よりも若干大きく設定することで、ハンガー（６）の取り外し及び追加を適宜行うことができるものである。

上記支柱材（１）は図１及び図２で示すように、一端側に設置面に平行に設けられた底面（１ａ）からなる支柱基台部（１ｂ）を形成するものである。

上記リブ（２）は複数、上下方向に設けることで、複数のレール（３）を嵌合でき、さらに、各レール（３）の高さを調節できる手段を備えることができる。また、レールに支持されたハンガー部材（５）を左右にスライドさせることで、ハンガーの間隔を変えることができ、商品の大きさに応じた陳列が可能となる。さらに、このレールの長さを長く設定することで、より多くの商品の陳列も可能になる。

このように構成された什器は、全体は小型で棒状部材、平板状部材等の組み合わせとなり、軽量で、且つ店頭の設置条件に応じ、什器の設営や調節を簡単に行うことが可能である。

また、図４に示すようにこの什器においては、一対の支柱材（１）の相対する面以外のの例えば反対側の面にも、複数のリブ（２）を設け、複数のレール（３）の端部（４）を嵌合することで、容易に様々な陳列態様を実現することが可能となる。

発明の効果

以上に述べたように、本考案の什器は、一対の支柱材の相対する壁面に複数のリブを設け、該壁面に差し渡される複数のレールの端部に嵌合され、該レールに形成されたスリットに、複数本のハンガー部材の基部を左右方向スライド可能に支持することからなるものであり、上記レールは嵌合する上記支柱材に設けた複数のリブを選択することで、レールの高さを調節する手段を備えることができ、店頭の設置条件に応じ、什器の設営や調節を簡単に行うことが可能となる。

本考案の什器の実施一例の組み立て順序を示す斜視図である。図１に示す什器の側面図である。図２に示す什器の、支柱材の断面図である。本考案の什器の複合的な陳列態様示した斜視図である。

符号の説明

１支柱材
２リブ
３レール
４端部
５ハンガー部材

Claims

一対の支柱材の相対する壁面に複数のリブを設け、該壁面に差し渡される複数のレールの端部に嵌合され、該レールに形成されたスリットに、複数本のハンガー部材の基部を左右方向スライド可能に支持することからなるとともに、設営、分解、移設等を容易かつ迅速に行える什器。