JP3101957U - ケーキトレイ - Google Patents

Abstract

【課題】 ケーキトレイの一側に収納箱を引出し可能に設置して、この収納箱にケーキ用ナイフ、ろうそく、爆竹などを収納することによって、これを別途に保管して準備する面倒さをなくしたケーキトレイを提供する。
【解決手段】 板状の本体２０の一面に、内部と連通するように形成したスライド溝２２と、このスライド溝２２に内・外部へのスライド出入可能に挿入されて物品を収納できる収納空間４２が形成された収納箱４０を含んでいる。
【選択図】 図１

Description

本考案は収納箱を備えるケーキトレイに関するもので、より詳細にはケーキトレイの一側に収納箱を引出し可能に設置して、この収納箱にケーキ用ナイフ、ろうそく、爆竹などを収納することによって、これを別途に保管して準備する面倒さをなくしたケーキトレイの収納箱に関するものである。

一般的に、ケーキは砂糖・たまご・小麦粉（澱粉）・バター（マーガリン・植物性油脂）・牛乳・クリーム・生クリーム・洋酒類・レモン・チョコレート・コーヒー・果物・香料・イーストなどの材料を適切に混合して焼いた西洋菓子を総称する言葉で、現在では東洋文化圏の国家でも非常に親しまれ、しばしば誕生日、入学、卒業等の各種お祝い用に使われたり、婚約や結婚のような行事でこれを記念するために広く使われている。

また、最近では個性が強い若年層を対象にした多様なキャラクターケーキ及びアイスクリームケーキなどが登場してケーキの種類が広範囲に適用されており、使用者の立場で見た時にも、ケーキをただお祝いのための用途や摂取するための用途に使われるよりは、ケーキによりお祝いの雰囲気を高めるという付随的な遊びの一形態で使われているのが現実である。

このようなケーキの形状は通常、使用者がケーキを購入して運搬し、これを保管するのに容易さを与えるために多少厚さがある紙などの材質からなるケーキトレイを形成し、このケーキトレイの上板にケーキをデコレーションして陳列及び展示する。また、顧客に販売する時には運搬が容易なようにケーキトレイ上に置かれたデコレーションしたケーキをケースや箱を利用してもう一度包装して運搬する形態でなされる。

一般的に、ケーキはそれぞれケーキトレイ上に置かれた状態に陳列及び展示したり、またはケーキ箱内に入れて運搬する。
また、ケーキを運搬する前に複数のケーキトレイを一定の空間に積層させて保管しておく。
しかし、ケーキを切断するためのナイフとろうそく、爆竹等の小型物品は別途に保管しなければならないため、面倒であり、これらの物品を紛失する問題点がある。

したがって、前述の問題点を解決するためになされた本考案は、ケーキトレイの一側面にスライド出入可能な収納箱を具備して、収納箱には収納空間を陥没形成してナイフやろうそく、爆竹等の小型物品をケーキトレイと共に保管することによって、これらの物品を別途に具備しなければならない面倒さをなくして便宜性を図ることができるケーキトレイの収納箱を提供することにその目的がある。

前述の目的を達成するために、本考案のケーキトレイは、ケーキが置かれる板状の本体からなるケーキトレイにおいて、前記本体の一面に内部と連通するように形成したスライド溝と、前記本体のスライド溝の内・外部へスライドが出入できるように挿入され、物品を収納できるように形成された収納箱とを含むことを特徴とする。

また、ケーキの移動を防止するために前記本体の上面に形成されたケーキ移動防止具と、前記ケーキ移動防止具に対応するように前記本体の下面に穿孔された第１固定溝と、前記第１固定溝に対応するように前記収納箱に穿孔された第２固定溝とをさらに含むことが推奨される。
また、前記収納箱の前面には取っ手が形成されることが推奨される。

さらに、前記ケーキ移動防止具は上狭下広の円錐状であり、前記第１固定溝と第２固定溝は前記ケーキ移動防止具が通過できるように前記ケーキ移動防止具の形状に対応する円状であることが好ましい。
さらに、前記ケーキ移動防止具は上狭下広の角柱状であり、前記第１固定溝と第２固定溝は前記ケーキ移動防止具が通過できるように前記ケーキ移動防止具の形状に対応する角状であることが好ましい。

以上で説明したように、本考案に係るケーキトレイはケーキトレイに別の収納箱をスライド出入可能に具備してケーキ用ナイフ、ろうそく、爆竹及びマッチのような小さな物品を別途に保管せず、ケーキトレイの内に保管できる便利なケーキトレイを提供する効果がある。

以下、添付図面を参照して本考案に係るケーキトレイに対して詳細に説明する。
図１は本考案の一実施形態に係るケーキトレイの分解斜視図であり、図２は図１に示したケーキトレイの積層状態を示す斜視図であり、図３は図２のＡ−Ａ線断面図である。

図１に示すように、本考案のケーキトレイ１０は概略板状の外形を有する本体２０と、本体２０の内部にスライド出入ができるように挿入され、小さな物品を収納できる収納箱４０とからなっている。
本体２０は板状の直方体状になって、中空であり、一側にはスライド溝２２が内部と連通するように形成されている。
そして、収納箱４０は本体２０のスライド溝２２に内・外部への出入可能に挿入される。
また、収納箱４０の上面には収納空間４２が陥没形成されてケーキ用ナイフやろうそく、爆竹等小型物品を本体２０に共に保管できる。

収納箱４０の前面には収納箱４０を容易に取り出すことができるように取っ手４６が形成されている。
この時、本体２０の上面にはケーキ移動防止具３０が上向に突設されている。
ケーキ移動防止具３０は本体２０の上面に穿設できて、製作時突設することができる。
ケーキ移動防止具３０は上狭下広の円錐状で、内部は中空になっている。

そして、ケーキトレイ１０を複数重ねるようにするために、本体２０の下面にはケーキ移動防止具３０が挿入される第１固定溝２４が穿孔されている。
また、収納箱４０には第１固定溝２４に対応する位置に第２固定溝４４が穿孔されている。
図２及び図３に示すように、ケーキトレイ１０は内部にスライド出入できる収納箱４０を具備することによって、ナイフや、ろうそく、爆竹のような小さな物品を保管できる。

そして、前述したように、収納箱４０が挿入されるケーキトレイ１０はいくつも重ねて積層できる。
このために、下層のケーキトレイ１０のケーキ移動防止具３０が上層のケーキトレイ１０のケーキ移動防止具３０内に挿入できるようにケーキトレイ１０の本体２０の下面には第１固定溝２４を穿孔し、収納箱４０には第２固定溝４４を穿孔する。

一方、第１固定溝２４と第２固定溝４４はケーキ移動防止具３０の大きさと同一であるか、類似の大きさに穿孔する。
この場合、第１固定溝２４と第２固定溝４４がケーキ移動防止具３０よりあまり大きく形成されると複数のケーキトレイ１０を積層して移動する時、ケーキが移動する恐れがある。
そして、第２固定溝４４は収納箱４０を本体２０の内部に完全に挿入した時第１固定溝２４と一致するようになる。
この時、収納箱４０は第２固定溝４４に挿入されたケーキ移動防止具３０により固定される。

図４は本考案に係る他の実施形態を示す分解斜視図である。この実施形態に係るケーキトレイ１０は概略板状の外形をなす本体２０と、本体２０の内部にスライド出入可能であり、小さな物品を収納できる収納箱４０でなっている。
本体２０は板状の直方体状になって、中空であり、一側には内部と連通するスライド溝２２が形成されている。
そして、収納箱４０はスライド溝２２が内・外部へ出入できるように挿入される。

また、収納箱４０の上面には収納空間４２が陥没形成されてケーキ用ナイフやろうそく、爆竹などの小型物品を保管できる。
収納箱４０の前面には収納箱４０を容易に取り出すことができるように取っ手４６が設けられている。
この時、本体２０の上面にはケーキ移動防止具３５が上向に突設されている。
ケーキ移動防止具３５は本体２０の上面に穿孔することができ、製作時に本体２０の上面に突設することができる。
ケーキ移動防止具３５は上狭下広の角錐状であり、内部は中空になっている。

そして、ケーキトレイ１０を複数重ねるようにするために、本体２０の下面にはケーキ移動防止具３５が挿入される第１固定溝２６が穿孔されている。
また、収納箱４０には第１固定溝２６に対応する位置に角状の第２固定溝４８が穿孔されている。

図５は本考案のもう一つの実施形態を示す分解斜視図である。この実施形態に係るケーキトレイ５０は外形をなす本体５１の一側に、この本体５１の幅より小さな幅を持って内部と連通するスライド溝５２と、スライド溝５２を通じて本体５１の内部にスライド出入可能であり、小さな物品を収納できる収納箱６０を具備する。ところが、ケーキトレイ５０と一緒に保管する物品等が小さいので、収納箱６０もあまり大きい必要はない。したがって、この実施形態においてはスライド溝５２及びこのスライド溝５２にスライド出入する収納箱６０が本体５０の幅より小さな幅を持つように形成した構成を例示した。そして、収納空間６２も収納箱６０の幅によって小さく形成されて、取っ手６６は収納箱６０の出入を容易にするために適切な大きさに形成する。

そして、ケーキトレイ５０を複数重ねるようにするために、本体５１の下面にはケーキ移動防止具３０が挿入される第１固定溝５４が穿孔されて、収納箱６０には第１固定溝５４に対応する位置に第２固定溝６４が穿孔されている。

本考案の一実施形態に係るケーキトレイの分解斜視図である。 図１に示したケーキトレイの積層された状態を示す斜視図である。 図２のＡ−Ａ線断面図である。 本考案に係る他の実施形態を示す分解斜視図である。 本考案に係るもう一つの実施形態を示す分解斜視図である。

符号の説明

１０、５０ ケーキトレイ
２０、５１ 本体
２２、５２ スライド溝
２４、２６、５４ 第１固定溝
３０、３５ ケーキ移動防止具
４０、６０ 収納箱
４２、６２ 収納空間
４４、４８、６４ 第２固定溝
４６、６６ 取っ手

Claims (5)

1. ケーキが置かれる板状の本体からなるケーキトレイにおいて、
   前記本体の一面に内部と連通するように形成したスライド溝と、前記本体のスライド溝の内・外部へスライドが出入できるように挿入され、物品を収納できるように形成された収納箱とを含むことを特徴とするケーキトレイ。
2. ケーキの移動を防止するために前記本体の上面に形成されたケーキ移動防止具と、前記ケーキ移動防止具に対応するように前記本体の下面に穿孔された第１固定溝と、前記第１固定溝に対応するように前記収納箱に穿孔された第２固定溝とをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載のケーキトレイ。
3. 前記収納箱の前面には取っ手が形成されることを特徴とする請求項１または２に記載のケーキトレイ。
4. 前記ケーキ移動防止具は上狭下広の円錐状であり、前記第１固定溝と第２固定溝は前記ケーキ移動防止具が通過できるように前記ケーキ移動防止具の形状に対応する円状であることを特徴とする請求項２に記載のケーキトレイ。
5. 前記ケーキ移動防止具は上狭下広の角柱状であり、前記第１固定溝と第２固定溝は前記ケーキ移動防止具が通過できるように前記ケーキ移動防止具の形状に対応する角状であることを特徴とする請求項２に記載のケーキトレイ。