JP3101734U

JP3101734U - ホームセキュリティーシステム

Info

Publication number: JP3101734U
Application number: JP2003273199U
Authority: JP
Inventors: 茂吉田
Original assignee: 株式会社クリエイティブドゥ
Priority date: 2003-11-17
Filing date: 2003-11-17
Publication date: 2004-06-17
Anticipated expiration: 2009-11-17

Abstract

【課題】遠隔によりドアの施錠確認及び操作，電化製品の電源スイッチの確認及び操作，不法侵入者や訪問者の確認，老人や病人の行動確認等がすべて行える、ホームセキュリティーシステムを得る。
【解決手段】ドアの施錠確認及び操作，電化製品の電源スイッチの確認及び操作，不法侵入者や訪問者の確認，老人や病人の行動確認等の各種サービスを携帯電話の操作により実行処理することができるアプリケーションソフトが稼動するサーバーシステムと独自ＩＰ網を構築したＡＳＰセンターを核として、前記各種サービスを住宅端末側で確認及び操作処理を行うことができる専用のコントローラを各住宅に設置し、該コントローラをＡＳＰセンターとネットワーク接続する。また、前記各種サービスを携帯電話で確認及び操作処理を行うため、携帯電話網に接続されているインターネット接続センターをＡＳＰセンターとネットワーク接続する。
【選択図】図１

Description

本考案は、携帯電話のインターネット機能を利用して遠隔によりドアの施錠確認及び操作，電化製品の電源スイッチの確認及び操作，不法侵入者や訪問者の確認，老人や病人の行動確認等がすべて行える、ホームセキュリティーシステムに関するものである。

近年、事務所を始め住宅やマンション等において、「ピッキング」や「サムターン廻し」と呼ばれる手口によりドアが解錠され、また、「突き破り」や「切り破り」及び「焼き破り」と呼ばれる手口により窓ガラスが破壊され、室内への不法侵入による盗難事件が日増しに増加している。

上記「ピッキング」対策として、鍵のコピーが不可能なハイブリッドキーを使用する錠に交換したり、一つのドアに複数の錠を配置することなどで対応を図っている。また、「サムターン廻し」対策として、サムターンに衝撃センサーを配設し当該衝撃センサーから発せたれた信号を警備会社に送信したり、警報音を鳴動させることなどにより対応を図っている。また、ガラス破壊対策として、窓ガラスに防犯フィルムを貼着したり、前記と同様に窓ガラスに衝撃センサーを配設し当該衝撃センサーから発せられた信号を警備会社に送信したり、警報音を鳴動させることなどにより対応を図っている。更に、玄関ドア付近や室内に監視カメラを設置し、不法侵入者や訪問者の画像監視する方法も行われている。

また、不在時において電化製品例えばエアコンの切り忘れによる電力の無駄な消費やアイロンの切り忘れによる火災発生などを防止するため、固定電話からモデムを中継した専用コントローラで電化製品の電源スイッチのＯＮ／ＯＦＦ操作を遠隔操作することができる製品及びサービスが商品化されている。

更に、付き添いが必要な老人や病人がいる家庭において当該付添い人が家を空ける場合、固定電話からモデムを中継した専用コントローラで老人や病人の行動をカメラやセンサーにより遠隔監視することができる製品及びサービスが商品化されている。

しかしながら、上記ドアや窓ガラスの防犯対策、電化製品の電源スイッチの遠隔操作、不法侵入者や訪問者の確認及び老人や病人の行動確認等は個々の防犯サービス会社や通信サービス会社による提供サービスであり、全てのサービスを利用しようとした場合、システム構築が複雑になると共に操作方法が異なるため使用勝手が悪いといった問題点があった。また、固定電話及びモデムを使用したデータ伝送のため、通信速度が遅いといった問題点もあった。更に、請求や問い合わせもサービス会社毎に別であるため、対応が面倒であるといった問題点もあった。

本考案は、上記のような問題点を解決するために成されたものであり、携帯電話のインターネット機能を利用して遠隔によりドアの施錠確認及び操作，電化製品の電源スイッチの確認及び操作，不法侵入者や訪問者の確認，老人や病人の行動確認等がすべて行える、ホームセキュリティーシステムを提供することを目的とする。

上記課題を解決するため、本考案のホームセキュリティーシステムにおいては、ドアの施錠確認及び操作，電化製品の電源スイッチの確認及び操作，不法侵入者や訪問者の確認，老人や病人の行動確認等の各種サービスを携帯電話の操作により実行処理することができるアプリケーションソフトが稼動するサーバーシステムと独自ＩＰ網を構築したＡＳＰ（ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＳｅｒｖｉｃｅＰｒｏｖｉｄｅｒ）センターを核として、前記各種サービスを住宅端末側で確認及び操作処理を行うことができる専用のコントローラを各住宅に設置し、該コントローラをＡＳＰセンターとネットワーク接続する。また、前記各種サービスを携帯電話で確認及び操作処理を行うため、携帯電話網に接続されているインターネット接続センターをＡＳＰセンターとネットワーク接続する。

本考案のホームセキュリティーシステムを各家庭において採用すれば、携帯電話のインターネット機能を利用することにより、ＡＳＰセンターを経由して住宅内に設置した専用コントローラによりドアの施錠確認及び操作，電化製品の電源スイッチの確認及び操作，不法侵入者や訪問者の確認，老人や病人の行動確認等がすべて行えるため、操作方法が統一され使用勝手が格段に良くなるという効果を奏する。また、通信速度もモデムに比べ非常に速いため、画像データの伝送もリアルタイムに行えるという効果も奏する。更に、管理運営をＡＳＰセンターが全て行うため、請求や問い合わせも簡単になるという効果を奏する。

本考案を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。図１は本考案のホームセキュリティーシステムのシステム構成図である。

該図に示すように、ＡＳＰセンター３として事務所を始め住宅やマンション等におけるドアの施錠確認及び操作，電化製品の電源スイッチの確認及び操作，不法侵入者や訪問者の確認，老人や病人の行動確認等の各種サービスを携帯電話４の操作により実行処理することができるアプリケーションソフトが稼動するサーバーシステムを配置すると共に独自ＩＰ網を構築する。該サーバーシステムは、複数のサービス契約者と共有利用し、サービスの運営管理及びサーバーシステムのメンテナンス等は当該ＡＳＰセンターで行うものである。

そして、該ＡＳＰセンター３を核として、前記各種サービスを住宅１の端末側で確認及び操作処理を行うことができる専用のコントローラ２を各住宅１に設置し、該コントローラ２をＡＳＰセンター３とネットワーク接続する。図１ではコントローラ２の処理端末として、窓ガラス８の衝撃センサー（図示せず）と玄関ドア９の電気錠（図示せず）と勝手口ドア１０の電気錠（図示せず）を接続した状態を表している。

また、前記各種サービスを携帯電話４で確認及び操作処理を行うため、携帯電話網５に接続されているインターネット接続センター６をＡＳＰセンター３とネットワーク接続する。なお、携帯電話４に限らず、ＡＳＰセンター３と直接に接続したパソコン７等により確認及び操作処理を行うことも可能である。

本考案の実施例を図を用いて説明する。図４は本考案のホームセキュリティーシステムで使用するコントローラの回路ブロック図である。

コントローラ２の機能としてドアの施錠確認及び操作，電化製品の電源スイッチの確認及び操作，不法侵入者や訪問者の確認，老人や病人の行動確認等の各種サービスを携帯電話４の操作により実行処理するため、各種センサーや電気錠や電源スイッチ及びＣＣＤカメラ等を接続する必要がある。このため、該図に示すように、不法侵入者や訪問者の検出及び老人や病人の行動検出を行うためのモーションセンサーやドアの施錠確認を行うためのセンサーを入力インターフェース部１９に接続する。該モーションセンサーは人間の動きを検出するもので、人体から放射される赤外線を検出することができる焦電型赤外線センサーが一般的に使用されている。また、ドアの施錠確認を行うためのセンサーは機械的スイッチの接点信号やフォトセンサーの出力信号などが好適である。

また、ドアの施錠操作及び電化製品の電源スイッチのＯＮ／ＯＦＦ操作を行うための電気錠や電源スイッチを出力インターフェース部２０に接続する。該電源スイッチはソレノイドによる電磁駆動や半導体スイッチなど電気的に制御できれば如何なるものでも構わない。

また、不法侵入者や訪問者の撮影及び老人や病人の行動撮影を行うためのＣＣＤカメラを画像処理部２１に接続する。該ＣＣＤカメラは機能的に同様なＣＭＯＳカメラやピンホールカメラなど如何なるものでも構わない。

また、上記入力インターフェース部１９と出力インターフェース部２０及び画像処理部２１を制御部２２に接続し、更に該制御部２２にはＡＳＰセンター３とネットワーク接続しＴＣＰ／ＩＰプロトコル等によりデータ伝送を行うためのＡＳＰ通信部２３と当該制御部２２の制御プログラムとＣＣＤカメラで撮影した画像データを蓄積するためのメモリ部２４を接続して構成する。

次に、図２は本考案のホームセキュリティーシステムにおける電化製品の制御例を示した図であり、住宅１に設置されたコントローラ２の端末側には門灯１１とエアコン１２及びヒーター１３等が接続され、コントローラ２のＡＳＰ通信部２３と接続されたＡＳＰセンター３を中継して携帯電話４より電化製品の電源スイッチの確認及び操作が行える構成を表している。

また、図３は本考案のホームセキュリティーシステムにおける人物検出・撮影例を示した図であり、住宅１に設置されたコントローラ２の端末側には玄関１４に設置されたモーションセンサー１７やＣＣＤカメラ１８と居間１５に設置されたモーションセンサー１７やＣＣＤカメラ１８及び寝室１６に設置されたモーションセンサー１７やＣＣＤカメラ１８等が接続され、コントローラ２のＡＳＰ通信部２３と接続されたＡＳＰセンター３を中継して携帯電話４より不法侵入者や訪問者の撮影及び老人や病人の行動撮影が行える構成を表している。

また、図５は本考案のホームセキュリティーシステムにおける携帯電話のモニター画面例であり、（ａ）はドアの施錠確認及び電化製品の電源スイッチの確認画面、（ｂ）は訪問者の確認画面、（ｃ）は老人や病人の行動確認画面を表している。

（ａ）のモニター画面２５では、門施錠と玄関施錠において“ＯＮ”に○印があり、門と玄関の錠は施錠されていることを表示している。また、門灯と玄関灯及びエアコン電源において“ＯＦＦ”に○印があり、該門灯と玄関灯及びエアコン電源はＯＦＦであることを表示している。また、（ｂ）のモニター画面２５では、表示されている人物が２００３年１０月３０日９時３２分に訪問したことを表示している。また、（ｃ）のモニター画面２５では、老人や病人の２００３年１０月３０日における行動として、７時３２分に寝室から出て、７時４０分にトイレに入り、７時５０分に洗面所に入り、８時５分に食堂に入り、８時４５分に居間に入ったことを表示している。

上記モニター画面２５を表示したり、操作用のモニター画面を表示させるためには、メニュー画面（図示せず）より選択することができる。以上のようにして、携帯電話４のインターネット機能を利用して遠隔によりドアの施錠確認及び操作，電化製品の電源スイッチの確認及び操作，不法侵入者や訪問者の確認，老人や病人の行動確認等がすべてＡＳＰセンター３を中継して、住宅１に設置したコントローラ２で行うことができる。なお、上記機能の他にコントローラ２の機能には、在宅時における訪問者画像録画機能及び不在時における訪問者画像自動転送機能、不審者進入感知センサーによる異常自動通知機能を有している。

本考案のホームセキュリティーシステムのシステム構成図である。本考案のホームセキュリティーシステムにおける電化製品の制御例を示した図である。本考案のホームセキュリティーシステムにおける人物検出・撮影例を示した図である。本考案のホームセキュリティーシステムで使用するコントローラの回路ブロック図である。本考案のホームセキュリティーシステムにおける携帯電話のモニター画面例である。

符号の説明

１住宅
２コントローラ
３ＡＳＰセンター
４携帯電話
５携帯電話網
６インターネット接続センター
７パソコン
８窓ガラス
９玄関ドア
１０勝手口ドア
１１門灯
１２エアコン
１３ヒーター
１４玄関
１５居間
１６寝室
１７モーションセンサー
１８ＣＣＤカメラ
１９入力インターフェース部
２０出力インターフェース部
２１画像処理部
２２制御部
２３ＡＳＰ通信部
２４メモリ部
２５モニター画面

Claims

ドアの施錠確認及び操作，電化製品の電源スイッチの確認及び操作，不法侵入者や訪問者の確認，老人や病人の行動確認等の各種サービスを携帯電話（４）の操作により実行処理することができるアプリケーションソフトが稼動するサーバーシステムと独自ＩＰ網を構築したＡＳＰセンター（３）を核として、前記各種サービスを住宅端末側で確認及び操作処理を行うことができる専用のコントローラ（２）を各住宅（１）に設置し、該コントローラ（２）をＡＳＰセンター（３）とネットワーク接続し、また、前記各種サービスを携帯電話（４）で確認及び操作処理を行うため、携帯電話網（５）に接続されているインターネット接続センター（６）をＡＳＰセンター（３）とネットワーク接続して構成したことを特徴とする、ホームセキュリティーシステム。