JP3101476U - 暖房器具 - Google Patents

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heater
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智忠 若林
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アジア産業開発株式会社
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Abstract

【課題】ハロゲンヒータ、カーボンヒータの二種のヒータを適宜組合せることで、使用者が選択的に希望する条件で用途範囲を広く活用できる暖房器具の提供。
【解決手段】ハロゲンヒータHhとカーボンヒータHcとを適宜組込んで配設し、2以上複数のヒータ本体と対をなす熱反射板をヒータ本体の本数に合せて並列し、熱放射面の上方部分は昇温した空気を逃がすための多孔板にて形成し、電源スイッチSWmを有する制御回路に、ハロゲンヒータ回路部10、カーボンヒータ回路部20、ハロゲンヒータHhとカーボンヒータHcとの組合せ回路部30を並列し、これらの回路部を選択的に設定可能な連動式切換えスイッチSW1を備え、且つ規定温度を超えた時に機能する温度溶断器F1、F2、及び器具本体の転倒時電源OFFスイッチSW2を備え、更に首振り動作用のスイッチSW3と連動する同期電動機MSを具備して成ることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この考案は、カーボンヒータとハロゲンヒータの組合せによる暖房器具に関する。
従来、カーボンヒータとハロゲンヒータは、それぞれ単独で用いた暖房機として発明または考案されているのが通例である。
1)熱効率と輻射特性、及び遠赤外線放出性能と耐久性がすぐれた新規な構造のハロゲンヒータ装置を提供する目的で、「ベースから延びるポストの上方に設けた、パラボラ反射板と保護網との内部にヒータコアを備えたハロゲンヒータ装置であって、ヒータコアがセラミックコーンと、その周囲に巻いた形で配置したハロゲンヒータとからなる。」公報が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
2)浴室内または浴室使用者を効率良く短時間に暖めることができる浴室暖房機を提供する目的で、「箱体と下面パネルで本体とし、この本体内に送風機とカーボンランプヒータを設け、その送風機を駆動することで浴室内の空気を吸い込み、その空気をカーボンランプヒータで温風として浴室内に吹出すようにした浴室暖房機であり、カーボンランプヒータの放射する赤外線によって浴室内または浴室使用者を効率良く短時間に暖めることができる。」公報が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
実用新案登録第3079170号公報 特開2002−327935号公報
然しながら上述の従来例では、1)及び2)の二つの例も共に、ハロゲンヒータ、カーボンヒータをそれぞれ単独で用いており、組合せた事例がない。
本考案は、上述の事情に鑑みて成されたもので、ハロゲンヒータ、カーボンヒータのそれぞれの特性を活かし、二種のヒータを適宜組合せることで、使用者が選択的に希望する条件で用途範囲を広く活用できる暖房器具を提供することを目的とする。
本考案は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)ハロゲンヒータとカーボンヒータとを適宜組込んで配設し、前面を孔面積の大きい保護体からなる熱放射面とし、天板、底板、背面板等を組合せた筐体からなる暖房器具であって、各ヒータは筒状体を形成し、ヒータを形成する筒状体の背面をヒータ本体から放射される熱を集束して反射する曲面を有する熱反射板にて構成し、2以上複数のヒータ本体と対をなす前記熱反射板を前記ヒータ本体の本数に合せて並列し、前記天板と接する前記熱放射面の上方部分は昇温した空気を逃がすための孔を有する多孔板にて形成し、前記底板は支持部材となる脚部を備え、電源スイッチを有する制御回路に、ハロゲンヒータ回路部、カーボンヒータ回路部、ハロゲンヒータとカーボンヒータの組合せ回路部を並列し、これらの回路部を選択的に設定可能な連動式切換えスイッチを備え、且つ規定温度を超えた時に機能する温度溶断器、器具本体の転倒時電源OFFスイッチを備え、更に首振り動作用のスイッチと連動する同期電動機を具備して成る暖房器具。
本考案は、ハロゲンヒータ、カーボンヒータのそれぞれの特性を活かし、二種のヒータを適宜組合せることで、使用者が選択的に希望する条件で用途範囲を広く活用できる暖房器具を提供することが出来る。
図1は、本考案に係る暖房器具の制御回路の基本部分の一例を示す説明図、図2(a)は、二種のヒータの組合せと熱反射板の取付け例を示す斜視図、(b)は、(a)を上方から眺めた平面図、図3は、全体外観斜視図である。
ハロゲンヒータHhとカーボンヒータHcとを適宜組込んで配設し、前面を孔面積の大きい保護体1からなる熱放射面とし、天板2、底板3、背面板4等を組合せた筐体5からなる暖房器具であって、各ヒータHc、Hhは筒状体を形成し、該ヒータHc、Hhを形成する筒状体の背面をヒータ本体から放射される熱を集束して反射する曲面を有する熱反射板6にて構成し、2以上複数のヒータ本体と対をなす前記熱反射板6を前記ヒータ本体Hc、Hhの本数に合せて並列し、前記天板2と接する前記熱放射面の上方部分は昇温した空気を逃がすための孔を有する開孔率の比較的大きな多孔板7にて形成し、前記底板3は支持部材となる脚部8を備え、更に前記底板3と脚部8の接続部には不図示の首振り回動機構を備え、電源スイッチSWmを有する制御回路に、ハロゲンヒータHh回路部10、カーボンヒータHc回路部20、ハロゲンヒータHhとカーボンヒータHcとの組合せ回路部30を並列し、これらの回路部を選択的に設定可能な連動式切換えスイッチSW1を備え、且つ規定温度を超えた時に機能する温度溶断器F1、F2、器具本体の転倒時電源OFFスイッチSW2(通常閉のb接点とし、器具が転倒した時に接点が開いて電源を切る。)を備え、更に首振り動作用のスイッチSW3と連動する同期電動機MSを具備した構成としてある。
他の符号について、Pは、通常家庭用に設けられた電源コンセントへ嵌挿し接続するための電源プラグである。
ハロゲンヒータHhとカーボンヒータHcを組合せ併用することで、近赤外から遠赤外の広い範囲で使用することが出来、使用条件、環境条件等の各種条件に好適に対応することが出来る暖房機を提供できる。
ハロゲンヒータHhとカーボンヒータHcの使用本数は、図1に示す例に限定されるものではなく、夫々の本数、組合せ方法等は、自由に選択出来る。
熱反射板6の曲面形状は、図2(b)に示す輻射熱が平行に放射(図中符号イ)されるように設定した例を示したが、設計条件として、ユーザーの使用条件、環境条件に合せて決定することができることは勿論である。
また、リモコン制御や、タイマー制御等は通常の技術を用いて選択設定は自由である。
尚、デザイン上の問題としては、実施例では、方形状、角形で示したが、扇風機のような円形を基本とするものや、円形を基本とする横型円筒形や縦型円筒形など、デザイン的に外観形状を限定するものではなく、ハロゲンヒータとカーボンヒータを組合せて構成したことが重要であって、形を限定するものではなく、形は自由に選定することが出来る。
本考案は、ハロゲンヒータ、カーボンヒータのそれぞれの特性を活かし、二種のヒータを適宜組合せることで、使用者が選択的に希望する条件で用途範囲を広く活用できる暖房器具を提供することが出来る。
本考案に係る暖房器具の制御回路の基本部分の一例を示す説明図 (a)二種のヒータの組合せと熱反射板の取付け例を示す斜視図、(b)(a)を上方から眺めた平面図 全体外観斜視図
符号の説明
1 保護体
2 天板
3 底板
4 背面板
5 筐体
6 熱反射板
7 多孔板
8 脚部
10 ハロゲンヒータHh回路部
20 カーボンヒータHc回路部
30 ハロゲンヒータHhとカーボンヒータHcとの組合せ回路部
Hh ハロゲンヒータ
Hc カーボンヒータ
SWm 電源スイッチ
SW1 連動式切換えスイッチ
SW2 転倒時電源OFFスイッチ
SW3 首振り動作用のスイッチ
F1、F2 温度溶断器
MS 同期電動機
P 電源プラグ

Claims (1)

  1. ハロゲンヒータとカーボンヒータとを適宜組込んで配設し、前面を孔面積の大きい保護体からなる熱放射面とし、天板、底板、背面板等を組合せた筐体からなる暖房器具であって、各ヒータは筒状体を形成し、ヒータを形成する筒状体の背面をヒータ本体から放射される熱を集束して反射する曲面を有する熱反射板にて構成し、2以上複数のヒータ本体と対をなす前記熱反射板を前記ヒータ本体の本数に合せて並列し、前記天板と接する前記熱放射面の上方部分は昇温した空気を逃がすための孔を有する多孔板にて形成し、前記底板は支持部材となる脚部を備え、電源スイッチを有する制御回路に、ハロゲンヒータ回路部、カーボンヒータ回路部、ハロゲンヒータとカーボンヒータの組合せ回路部を並列し、これらの回路部を選択的に設定可能な連動式切換えスイッチを備え、且つ規定温度を超えた時に機能する温度溶断器、器具本体の転倒時電源OFFスイッチを備え、更に首振り動作用のスイッチと連動する同期電動機を具備して成ることを特徴とする暖房器具。
JP2003272331U 2003-11-07 2003-11-07 暖房器具 Expired - Lifetime JP3101476U (ja)

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