JP3101456U - ゴルフのボールマーカー用クリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 磁石を有さない磁性体製のボールマーカーを、磁石を有するクリップに吸着させる際に、当接位置が多少ずれても確実かつ強固に磁力吸着できるボールマーカー用クリップを提供する。
【解決手段】 ゴルフのボールマーカー用クリップ1は、鉄などの磁性体製で円板状のボールマーカー2を磁力により吸着する。クリップ1は、横長の楕円形を呈する鉄製の基板3を有し、基板3の裏面の左右に円形凹所31、31が設けられ、凹所31、31には円板状の磁石4、4が嵌め込まれて固着されている。基板3の側部には、クリップ1を帽子の庇に止めるためのフック32が設けられている。基板3は、長径がボールマーカー2の直径より大きく、短径がボールマーカー2の直径より小さい楕円形となっおり、磁石4、4の中心距離はボールマーカー2の直径と略同等に設定されている。これにより、ボールマーカー2が基板3の幅方向に幾分ずれて当接しても、磁石4、4の双方またはいずれか一方により確実に吸着され、ゴルファーが走ったりした際の衝撃でボールマーカー2がクリップ1から脱落する不具合は確実に防止できる。
【選択図】図2
【解決手段】 ゴルフのボールマーカー用クリップ1は、鉄などの磁性体製で円板状のボールマーカー2を磁力により吸着する。クリップ1は、横長の楕円形を呈する鉄製の基板3を有し、基板3の裏面の左右に円形凹所31、31が設けられ、凹所31、31には円板状の磁石4、4が嵌め込まれて固着されている。基板3の側部には、クリップ1を帽子の庇に止めるためのフック32が設けられている。基板3は、長径がボールマーカー2の直径より大きく、短径がボールマーカー2の直径より小さい楕円形となっおり、磁石4、4の中心距離はボールマーカー2の直径と略同等に設定されている。これにより、ボールマーカー2が基板3の幅方向に幾分ずれて当接しても、磁石4、4の双方またはいずれか一方により確実に吸着され、ゴルファーが走ったりした際の衝撃でボールマーカー2がクリップ1から脱落する不具合は確実に防止できる。
【選択図】図2
Description
この考案は、芝上に停止したゴルフボールの位置の目印として、ゴルフボールの代わりに芝上に載置される円板状のボールマーカーを、帽子、ズボンなどの衣服に磁力で着脱可能に保持するためのボールマーカー用クリップに関する。
ボールマーカーとして、金属製で円板状(コイン状)のものが使用されている。このボールマーカーに磁石を埋め込み、帽子の庇、衣服の襟、ズボンのバンドなどに取り付けた鉄など磁性体製のクリップに磁力で着脱可能に保持させる考案が提案されている(たとえば特許文献1)。この磁石付きボールマーカーは、芝上に載置した際に、砂に含まれた砂鉄などのゴミが吸着し易い。鉄粉などゴミが付着した磁石付きボールマーカーは、磁性体製クリップとの吸着力が弱まり、ボールマーカーが脱落し易い問題がある。
このボールマーカーへのゴミの付着による脱落は、ボールマーカーを鉄などの磁性体で形成し、クリップに磁石を組み込むことで解決できる。しかしながら、クリップは通常は目で視認できない帽子、衣服などの位置に取り付けられるため、クリップに磁石を取り付けると、ボールマーカーを吸着させる際に、クリップの磁石の位置からずれた位置に当接し易い。このために、プレイヤーが走ったりすると、適正位置からずれて吸着され磁力による吸着力が弱りボールマーカーが落ちる不具合が生じる。この問題は大型の磁石を使用すれば解消できるが、大型の磁石を使用するとクリップが大型となり装着性が悪化する欠点がある。
この考案の課題は、磁石を有さない磁性体製のボールマーカーを、磁石を有するクリップに吸着させる際に、小型で装着性に優れるとともに、当接位置が多少ずれても確実かつ強固に磁力吸着できるボールマーカー用クリップを提供することにある。
請求項1の考案では、帽子、ズボンなどの衣服に装着され、円板状の磁性体製ボールマーカーを磁力で着脱可能に吸着するゴルフのボールマーカー用クリップであって、非磁性体製の基板に所定の間隔で2個以上の磁石が取り付けられている。この構成では、小型の磁石の使用が可能で装着性に優れるとともに、帽子の庇、衣服の襟、ズボンのバンドなどの一々目で視認できにくい位置に取り付けたクリップに、多少ずれた位置にボールマーカーを当接しても、複数の磁石またはいずれか1つ確実かつ強固に吸着できる。このため、プレイヤーが走るなどして振動が加わっても、ボールマーカーがクリップから脱落する不具合が確実に防止できる。
請求項2の考案では、クリップは、長径が前記ボールマーカーの直径より大きく、短径が前記ボールマーカーの直径より小さい基板と、該基板の長手方向に前記ボールマーカーの直径より小さい間隔で固着された2つの磁石からなることを特徴とする。この構成では、小型で着脱性に優れたボールマーカー用クリップが形成できる。
請求項3の考案では、基板を、亜鉛、真鍮、またはアルミニウムで形成している。このため、鉄製の場合に比較して錆びにくく長期間に渡って美しい外観が保てる。
請求項3の考案では、基板を、亜鉛、真鍮、またはアルミニウムで形成している。このため、鉄製の場合に比較して錆びにくく長期間に渡って美しい外観が保てる。
図1、図2は、この考案のゴルフのボールマーカー用クリップ1を示し、鉄などの磁性体製で円板状のボールマーカー2を磁力により着脱可能に吸着する。この実施例のクリップ1は、横長の楕円形を呈する亜鉛製の基板3を有する。基板3の表面3Aは装飾メッキが施されるとともに、所望の図柄が描かれている。図2に示す如く、基板3の裏面3Bには、左右に円形凹所31、31が設けられ、凹所31、31には円板状の磁石4、4が嵌め込まれて固着されている。基板3の側部には、クリップ1を帽子の庇に止めるためのフック32が設けられている。
基板3は、長径がボールマーカー2の直径より大きく、短径がボールマーカー2の直径より小さい楕円形となっており、磁石4、4の中心距離はボールマーカー2の直径と略同等に設定されている。これにより、ボールマーカー2が基板3の幅方向に幾分ずれて当接しても、磁石4、4の双方またはいずれか一方により確実に吸着され、ゴルファーが走ったりした際の衝撃でボールマーカー2がクリップ1から脱落する不具合は確実に防止できる。
ボールマーカー用クリップ1は、図3に示す如く、ゴルファーの帽子5の庇51の縁に基板3が上面となるようにフック32で取り付けて使用される。ゴルファーは、プレイ中はボールマーカー2を基板3の表面3Aに磁力で吸着させておく。ゴルフ場のグリーン上で停止したゴルフボールの代わりにボールマーカー2を使用する際には、ボールマーカー2を手でクリップ1から外して、芝の上に設置する。プレイするときは、ボールマーカー2を芝から拾い上げ、クリップ1に当接すると、2つの磁石4、4の双方またはいずれか一方で吸着される。この考案ではボールマーカー2に磁石が組み込まれていないため、芝の砂に混ざる砂鉄などのゴミがボールマーカー2に吸着または付着することが防止でき、吸着力が低減する不具合を防止できる。
この実施例では、基板3は、長径がボールマーカー2の直径より大きく、短径がボールマーカー2の直径より小さい楕円形となっている。このため、ボールマーカー2をクリップ1から外す際には、基板3から食みだしているボールマーカー2の縁を親指および人指し指で挟んで容易に外すことができる。また、ボールマーカー2をクリップ1に吸着させる場合には、2つの磁石4、4の中心距離はボールマーカー2の直径と略同等に設定されているため吸着可能な幅が大きく、簡単かつ確実にボールマーカー2をクリップ1に吸着させることが可能である。この結果、小型な大きさの基板で着脱の容易なボールマーカー2が実現できる。
[他の実施例]
基板3は、長円形、矩形、その他の多角形であってもよく、磁石4の数は3個以上であってもよい。基板3の材質は、亜鉛以外の磁性体製であってもよいが、軽量化および防錆の観点から亜鉛またはアルミニウム製が有利であり、またこれらの材料は長期間にわたって美観が損なわれない利点がある。なお、基板3を真鍮で形成することも可能であるが、重量および防錆の観点から不利である。ボールマーカー用クリップ1は、帽子の庇以外に帽子の縁、衣服の襟、ズボンのバンドなどに取り付けるものであってもよいことは当然である。
基板3は、長円形、矩形、その他の多角形であってもよく、磁石4の数は3個以上であってもよい。基板3の材質は、亜鉛以外の磁性体製であってもよいが、軽量化および防錆の観点から亜鉛またはアルミニウム製が有利であり、またこれらの材料は長期間にわたって美観が損なわれない利点がある。なお、基板3を真鍮で形成することも可能であるが、重量および防錆の観点から不利である。ボールマーカー用クリップ1は、帽子の庇以外に帽子の縁、衣服の襟、ズボンのバンドなどに取り付けるものであってもよいことは当然である。
1 ボールマーカー用クリップ
2 ボールマーカー
3 基板
4 磁石
5 帽子
2 ボールマーカー
3 基板
4 磁石
5 帽子
Claims (3)
- 帽子、ズボンなどの衣服に装着され、円板状の磁性体製ボールマーカーを磁力で着脱可能に吸着するゴルフのボールマーカー用クリップであって、非磁性体製の基板に所定の間隔で2個以上の磁石が取り付けられていることを特徴とするボールマーカー用クリップ。
- 請求項1に記載の前記ゴルフの前記ボールマーカー用クリップにおいて、長径が前記ボールマーカーの直径より大きく、短径が前記ボールマーカーの直径より小さい基板と、該基板の長手方向に前記ボールマーカーの直径より小さい間隔で固着された2つの磁石からなることを特徴とするボールマーカー用クリップ。
- 請求項2に記載の前記ゴルフの前記ボールマーカー用クリップにおいて、前記基板は、亜鉛、真鍮、またはアルミニウム製であることを特徴とするゴルフのボールマーカー用クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003272297U JP3101456U (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | ゴルフのボールマーカー用クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003272297U JP3101456U (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | ゴルフのボールマーカー用クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3101456U true JP3101456U (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=43255028
Family Applications (1)
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JP2003272297U Expired - Fee Related JP3101456U (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | ゴルフのボールマーカー用クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3101456U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10758795B2 (en) | 2016-07-19 | 2020-09-01 | Yong Sik CHOI | Golf ball marker having clip part |
-
2003
- 2003-11-06 JP JP2003272297U patent/JP3101456U/ja not_active Expired - Fee Related
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US10758795B2 (en) | 2016-07-19 | 2020-09-01 | Yong Sik CHOI | Golf ball marker having clip part |
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