JP3101420B2 - ドライエッチング装置 - Google Patents

ドライエッチング装置

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JP3101420B2 JP04135880A JP13588092A JP3101420B2 JP 3101420 B2 JP3101420 B2 JP 3101420B2 JP 04135880 A JP04135880 A JP 04135880A JP 13588092 A JP13588092 A JP 13588092A JP 3101420 B2 JP3101420 B2 JP 3101420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エッチングレートの面
内均一性を改善するドライエッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造技術の一つにドライエッチ
ング技術があり、このエッチング装置としてマグネトロ
ンプラズマエッチング装置が知られている。この装置
は、平行平板電極間に形成されるプラズマシースの電界
と、これと直交する方向に形成される磁場との相互作用
のため、電子がサイクロイド運動を行ない、分子に電子
が衝突して電離させる回数を増加できる。この結果、比
較的低圧力で高いエッチング速度が得られ、枚葉式処理
装置でありながらスループットが向上し、エッチングの
信頼性も向上する。この種のマグネトロンプラズマエッ
チング装置は、特公昭64−7156号公報等に開示さ
れ公知である。ここで、平行平板電極間に供給される高
周波電力の周波数は、一般に工業用として使用が許可さ
れた周波数である13.56MHzが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マグネトロンプラズマ
エッチング装置は、磁場を半導体ウエハと平行に形成す
ることで、プラズマ中の電子がウエハと水平な磁力線を
中心軸としてスピンし、その接線方向に飛び出すため、
異方性の高いエッチングが実現できる点で優れている。
しかしながら、ウエハ面内でのエッチングレートの均一
性の点では未だ改善の余地があった。本発明者等の実験
よれば、例えばエッチングガスとしてCl2 を用い、下
地層にSiO2 を持つ多結晶シリコン膜をエッチングし
たところ、そのエッチングレートはウエハ周辺程高く、
その面内均一性は±10%程度と悪化していることが判
明した。
【0004】この理由は、プロセスチャンバー内での特
に平行平板電極間の電界強度が一様でないためであり、
これは接地電極の面積とウエハ載置電極の面積との面積
比が4倍以上もあり、チャンバー内各所におけるインピ
ーダンスが一様でないことに起因していると思われる。
チャンバー内の特に平行平板電極間の電界強度を一様に
するようにインピーダンスを変更できればよいが、チャ
ンバー形状に起因するキャパシタンスCおよびインダク
タンスLを変更することは、チャンバー等の設計上,構
造等のハードウェアの変更を伴なわなければ実現不可能
である。
【0005】そこで、本発明の目的とするところは、チ
ャンバーの形状,構造等のハードウェアの変更を必ずし
も要せずに、チャンバー内のインピーダンスを変更して
チャンバー内の特に平行平板電極間の電界強度が一様に
なるように近づけ、以てエッチングレートの均一性を向
上することのできるドライエッチング装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドライエッ
チング装置は、真空容器と、この真空容器内に配置され
る被処理物を載置する第1の電極、及び前記第1の電極
と対向しかつ前記第1の電極よりも広い面積の第2の電
極から成る一対の平行電極と、前記真空容器内にエッチ
ングガスを導入する手段と、前記被処理物に平行な磁場
を形成する磁場形成手段と、前記一対の平行電極の一方
に、13.56MHz以上の複数種の周波数の中から選
ばれた周波数を有する高周波電圧を印加する手段と、前
記一対の平行電極の他方を接地する手段と、を有し、前
記電極に印加する高周波電圧の周波数を、前記被処理物
に対するエッチング開始から終了までの間に少なくとも
1回切り替えることを特徴とする。
【0007】さらに、高周波電圧を印加する手段と前記
一方の電極との間に自動インピーダンス整合装置を設
け、周波数の切替えに応じて、自動インピーダンス整合
装置のキャパシタンスまたはインダクタンスを切替える
ことが望ましい
【0008】
【作用】真空容器内のインピーダンスは、キャパシタン
スCまたはインダクタンスLのみに依存するのでなく、
電極に印加される高周波電圧の周波数にも依存してい
る。本発明者等の実験によれば、従来の13.56MH
zの周波数に代え、これより高い周波数となるいずれか
一の周波数を持つ高周波電圧を電極に印加することで、
真空容器内のインピーダンスを変更し、電界強度分布を
変更することでエッチングレートの面内均一性が向上す
ることが判明した。13.56MHzのほぼ2倍および
3倍の周波数は、工業上認められた周波数であるので、
電波障害を防止するための厳格なシールドを要すること
もない。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るドライエッチング装置の
一実施例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0010】図1において、真空処理室10は、例えば
10-6Torr程度の真空度まで真空引きでき、その内
部にはウエハ1を載置可能な載置電極である下部電極1
2が支持されている。また、この下部電極12と上方に
て対向する真空処理室10の壁部を上部電極14とし、
両者で平行平板電極を構成している。なお、図示しては
いないが、下部電極12にはウエハ1の温度制御手段が
設けられると共に、ウエハ1は静電チャックを用いて下
部電極12上に固着され、ウエハ1と下部電極12との
間の温度差を例えば5℃以内に抑えられる構造となって
いる。ウエハ1と図示しない静電チャックとの熱伝達特
性を良好とするために、その間には不活性ガス、例えば
Heガスが所定圧力に充填されている。
【0011】上部電極14にはエッチングガスの導入管
16が連結され、このガス導入管16は、上部電極14
内部に形成した供給路18と、ウエハ1と対向する位置
にほぼ均等に散在配置した噴出口20とに連通してい
る。したがって、エッチングガス、例えばCl2 ガス
は、上部電極14に形成した噴出口20よりウエハ面内
にてほぼ均一濃度にて供給されることになる。さらに、
下部電極12を挾んだ左右にてほぼ線対称な位置に、真
空処理室20内部に連通する排気口22が配置され、ウ
エハ1の周辺にてほぼ均一な排気コンダクタンスを確保
している。
【0012】下部電極12には、高周波電源30および
自動インピーダンス整合装置36が接続され、下部電極
12に高周波電圧を印加できるとともに、上部電極14
を接地している。したがって、本実施例装置は反応性イ
オンエッチング装置(RIE)を構成している。尚、上
部電極14は真空処理室10の側壁と電気的に導通して
いる。従って、下部電極12の面積と、上部電極14お
よびその周壁を含む接地電極の面積比は、ほぼ1対4以
上となっている。さらに、本実施例装置では、上部電極
14の上方に磁場形成手段としてのマグネット38を回
転可能に配置している。このマグネット38は、両端面
に逆極性の主磁極が設けられ、かつ、その周縁部より中
心部に向って段階的あるいはテーパ状に窪んだ凹部38
aを有している。このような構造のマグネット38の作
用については、本出願人の先願に係る平成3年特許願第
277088号に開示されている。その作用を簡単に説
明すると、マグネット38の段部間において形成される
曲率大きな磁力線は、凹部38a内に止められ、マグネ
ット38の一方の外壁より他方の外壁に亘って形成され
る磁力線が、ウエハ1の面内にてウエハ1とほぼ平行に
形成される。したがって、真空処理室10内部には、平
行平板電極によりウエハ1に垂直な電界が形成され、さ
らにこの電界と直交する方向に磁界が形成される。した
がって、真空処理室10内部に誘起されるプラズマ中の
電子は、ウエハ1と水平な磁力線を中心軸としてスピン
し、その接線方向に飛び出しプラズマ中のイオンがウエ
ハ1に垂直に入射し、異方性の高いエッチングが実現さ
れる。
【0013】このようなマグネトロンプラズマエッチン
グ装置において本実施例の特徴的事項は、高周波電源3
0より出力される高周波電圧の周波数が可変であること
である。しかも本実施例では、その周波数を13.56
MHzおよびその整数倍の周波数である27.12MH
z,40.68MHzおよび54.24MHzの4種類
の周波数に切替え可能である。このために、高周波電源
30は発振パルスの周波数が可変のパルス発振器32お
よびアンプ34で構成される。工業用の周波数である1
3.56MHz,27.12MHz,40.68MHz
を用いることで、厳格なシールドを必要とせず、万一漏
れた場合にも電波障害の危険が無く、パルス発振器32
も市販のものを使用できる。
【0014】自動インピーダンス整合装置36は、真空
処理室10内部のプラズマインピーダンスの状態に応じ
て、キャパシタンスCまたはインダクタンスLを可変す
ることで、インピーダンスのマッチングを採るものであ
る。プラズマインピーダンスの状態に応じてインピーダ
ンスを自動的に可変する装置は周知であるが、本実施例
のように高周波電圧の帯域を4種類に変更する場合に
は、可変キャパシタンスまたは可変インダクタンスの範
囲では、レンジが大きく異なるためインピーダンスのマ
ッチングは到底不可能である。そこで、自動インピーダ
ンス制御装置36の回路構成を、図2に示すように構成
している。
【0015】図2において、キャパシタンスC1,C2
のコンデンサは、プラズマインピーダンスの状態に応じ
てキャパシタンスCが可変である。一方、インダクタン
スがL1〜L4の4つのコイルを直列接続し、インダク
タンスがL2〜L4の3つのコイルの両端を選択的に短
絡できるスイッチS1〜S3を設けている。周波数が高
い程インダクタンスLを小さくすれば、可変キャパシタ
ンスの範囲でインピーダンスのマッチングが可能とな
る。したがって、本実施例ではパルス発振器32にて選
択された周波数に応じた信号が、自動インピーダンス制
御装置36に入力され、スイッチS1〜S3のオン,オ
フ駆動を行なっている。例えば、最低周波数である1
3.56MHzが選択された場合には、スイッチS1〜
S3の全てをオープンとし、4種のインダクタンスL1
〜L4により定まるトータルのキャパシタンスが選択さ
れる。一方、最高周波数である54.24MHzが選択
された場合には、全てのスイッチS1〜S3がクローズ
とされ、1つのキャパシタンスL1のみが選択される。
【0016】上記のように構成されたマグネトロンプラ
ズマエッチング装置において、ウエハ1として、シリコ
ン基板上に下地層としてSiO2 を形成し、その上に多
結晶シリコン膜を形成し、この多結晶シリコン膜のドラ
イエッチングを実施した。そのエッチング条件として
は、 真空処理室10内の圧力 50mTorr 高周波電力 150W エッチングガス(Cl2 )の供給量 100sccm 上部電極/側壁/下部電極温度 60℃/60℃/−30℃ ウエハ裏面のHeガス供給量および充填圧力 20sccm,10Torr マグネットの回転数 20rpm 上記の条件を共通のエッチング条件とし、下部電極12
に印加する高周波電圧の周波数をそれぞれ13.56M
Hz,27.12MHz,40.68MHzおよび5
4.24MHzに変更したときの、多結晶シリコン膜の
ウエハ面内でのエッチングレートを図3に示す。同様
に、下地層であるSiO2 のウエハ面内のエッチングレ
ートを図4に示す。さらに、図3および図4からのデー
タに基づき、横軸を周波数とし、縦軸をそれぞれ、Si
2 に対する選択比,SiO2 のエッチングレートとそ
の均一性および多結晶シリコンのエッチングレートを縦
軸にとった特性図を図5に示す。
【0017】各図から明らかなように、最低周波数であ
る13.56MHzを選択したときには、多結晶シリコ
ン膜のエッチングレートが最も高くなるが、その面内均
一性は±7.4%と悪化している。高周波電界の周波数
を27.12MHzとしたときには、SiO2 のエッチ
ングレートは周波数13.56MHzの場合よりも少し
落ちるが、その面内均一性は±1.8%と各段に向上す
ることが判明した。さらに、この場合には下地層である
SiO2 のエッチングレートがかなり低下するので、S
iO2 に対する選択比も向上することが判明した。一
方、周波数を40.68MHzおよび54.24MHz
とした場合には、多結晶シリコン膜のエッチングレート
および均一性は周波数13.56MHzの場合よりさら
に悪くなることが判明した。
【0018】以上の理由から、上記エッチング条件にお
いて多結晶シリコン膜をエッチングする際には、高周波
電圧の周波数を27.12MHzに設定することが、エ
ッチング特性が最も向上することが判った。
【0019】尚、周波数を13.56MHzから27.
12MHzに上げた場合には、プラズマ密度が濃くなる
ためイオンエネルギーが小となり、異方性の悪化が懸念
される。しかしながら、この対策として他の手段により
イオンエネルギーを大きくすることができ、この手法と
して例えばRFパワーを上げるか、或いは真空処理室1
0内の圧力を下げればよい。真空処理室10内の圧力を
下げた場合には、特に近年急速に進む微細パターンのエ
ッチングをする上でもメリットが大きい。また、RFパ
ワーおよび圧力を変えても、ウエハ面内のエッチングレ
ートの均一性は変わらないことが判明し、単にエッチン
グレートが変化するだけである。したがって、均一性,
異方性およびエッチングレートの総合的な判断から、R
Fパワーおよび真空処理室10内の圧力を決定すればよ
い。
【0020】このように、従来の13.56MHzの周
波数に変えて、それよりも高い周波数を採択すること
で、均一性が向上する理由は下記の通りと考えられる。
【0021】本実施例装置のように、下部電極12の面
積と比較して、上部電極14と同一電位となる接地電極
の面積は4倍以上広く、真空処理室10内部の電界は一
様にはなっていない。例えば、図3に示すように、周波
数を13.56MHzとした場合には、そのエッチング
レートがウエハ1の周辺で高くなっている理由は、ウエ
ハ1の周辺部での電界強度が中心部に比べて高いものと
思われる。電界を一様にするためには真空処理室10内
のインピーダンスを変更すればよいが、真空処理室10
内の等価キャパシタンスCおよびインダクタンスLを変
更することは、ハードウェアの変更を伴なわなければ実
現不可能である。
【0022】ここで、インピーダンスXは、 XL =2πfL XC =1/2πfC となる。本発明者等は、キャパシタンスCおよびインダ
クタンスLを変更する代りに、周波数fを変更すること
で、形状の定まった真空処理室10のインピーダンスを
変更し、XL −XC =0となる共振条件に近い条件とす
ることで、ウエハ1のエッチングレートの面内均一性の
向上を図ったのである。
【0023】上記の実験結果によれば、ある一定形状の
真空処理室10およびエッチング条件が定まった場合、
27.12MHzの周波数が、均一性を向上できる点で
最適な周波数と判明したが、これは真空処理室10およ
び他のエッチング条件にも依存するため、工業上認めら
れる周波数である13.56MHzより高く、数百MH
z以下の周波数の中から選ばれるいずれか1の周波数を
採択することができる。 なお、上記の実験結果から言
えば、ウエハ中心と固縁とのエッチングレートが、1
3.56MHz〜100MHzの範囲内で反転してい
る。このことから、電極に印加する周波数は、13.5
6MHz〜100MHzの中から適正な値を選択するこ
とが好ましい。
【0024】なお、工業上認められる周波数以外を使用
する場合は、電波障害を防止する厳重なシールドが必要
である。
【0025】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可
能である。
【0026】例えば上記実施例では、被エッチング層と
して多結晶シリコン膜を例に挙げたが、Al等の金属あ
るいは高融点金属のエッチング、さらには各種酸化膜の
エッチングにも本発明を同様に適用できる。エッチング
ガスも、被エッチング層に応じて種々採択することが可
能であり、金属エッチングの場合にはエッチング生成物
の蒸気圧の高い塩素系および臭素系ガスが最適である。
さらに、上記実施例装置は、反応性イオンエッチング装
置として構成したが、ウエハ1の載置電極12を接地
し、その対向電極にRF電圧を印加するアノードカップ
リング方式に本発明を採用してもよい。さらに、上記実
施例装置は、工業上認められ得る周波数を任意に選択可
能に構成したが、予め実験により最適周波数を求めてお
き、エッチング装置としては、13.56MHzより高
くかつその整数倍となる1の周波数を固定としてもよ
い。
【0027】又、電波障害を防止するための厳重なシー
ルドを行えば、13.56MHzの整数倍以外の任意の
周波数を用いることができる。
【0028】図6は、エッチング工程中において高周波
電圧の周波数を可変することのできるマグネトロンプラ
ズマエッチング装置の一例を示している。図6におい
て、図1と同一機能を有する部材については同一符号を
付してその詳細な説明を省略する。この実施例において
は、プラズマ終点を検出できる終点検出装置(EPD)
40を、真空処理室10内のプラズマ発光を検出可能に
配置している。このEPD40にて検出された終点検出
信号は、パルス発振器32および自動インピーダンス制
御装置36に入力される。そしてこの実施例では、終点
検出が行なわれる前は、比較的エッチングレートの高い
周波数、例えば13.56MHzを選択するようにし、
終点検出が行なわれた後は、ウエハ1の面上を均一にエ
ッチングすることのできる周波数、例えば27.12M
Hzを選択するようにしている。このようにすれば、エ
ッチング処理時間を短縮でき、しかも最終的なエッチン
グの均一性をも確保することができる。
【0029】この他、エッチング処理中に周波数を変更
する方法としては、予めエッチング時間を計測してお
き、ある時間経った後にエッチングレートの高い周波数
から均一性を高く確保できる周波数に一回又は複数回変
更する等の方式を採択できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、平
行平板電極の一方に印加される高周波電圧の周波数を、
13.56MHzより高く数百MHz以下の周波数とす
ることで、真空容器内のプラズマの発生強度がほぼ一様
になるように変更でき、以てエッチングレートの面内均
一性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したマグネトロンプラズマエッチ
ング装置の概略断面図である。
【図2】図1中の自動インピーダンス整合装置の概略を
示す回路図である。
【図3】周波数を変更したときの、ウエハ上の各位置に
おける多結晶シリコンのエッチングレートをそれぞれ示
す特性図である。
【図4】図3と同一エッチング条件下における、下地層
であるSiO2 のエッチングレートの特性図である。
【図5】横軸に周波数をとり、縦軸にそれぞれSiO2
に対する選択比,SiO2 のエッチングレートと、多結
晶シリコン膜のエッチングレートおよびその均一性等を
それぞれ示す特性図である。
【図6】エッチング途中に周波数を変更できる本発明に
係るマグネトロンプラスズマエッチング装置の変形例を
示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 真空容器 12 下部電極 14 上部電極 30 高周波電源 32 パルス発振器 34 アンプ 36 自動インピーダンス整合装置 38 マグネット 40 終点検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒見 淳一 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東 京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 長谷川 功宏 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝 総合研究所内 (72)発明者 関根 誠 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝 総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−158330(JP,A) 特開 昭62−73719(JP,A) 特開 平3−171623(JP,A) 特開 平3−124024(JP,A) 特開 平3−204925(JP,A) 特開 平2−298024(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器と、 この真空容器内に配置される被処理物を載置する第1の
    電極、及び前記第1の電極と対向しかつ前記第1の電極
    よりも広い面積の第2の電極から成る一対の平行電極
    と、 前記真空容器内にエッチングガスを導入する手段と、 前記被処理物に平行な磁場を形成する磁場形成手段と、 前記一対の平行電極の一方に、13.56MHz以上の
    複数種の周波数の中から選ばれた周波数を有する高周波
    電圧を印加する手段と、 前記一対の平行電極の他方を接地する手段と、 を有し、 前記電極に印加する高周波電圧の周波数を、前記被処理
    物に対するエッチング開始から終了までの間に少なくと
    も1回切り替える ことを特徴とするドライエッチング装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記高周波電圧を印加する手段と前記一方の電極との間
    に自動インピーダンス整合装置を有し、周波数の切替に
    応じて、前記自動インピーダンス整合装置のキャパシタ
    ンス又はインダクタンスを切り替えることを特徴とする
    ドライエッチング装置。
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