JP3101332U - 圧縮空気ねじ締め機のエアーモータ駆動バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】エアーモータの回転が安定し、かつ高いトルク値を出力することができ、操作性を高める圧縮空気ねじ締め機のエアーモータ駆動バルブを提供する。
【解決手段】 ねじ締め機のボディ内に高圧の圧縮空気を収納するシリンダを設け、該シリンダ内に一端がピストンの駆動桿であって、圧縮空気の作用を受けてねじを打ち出すリニア性の動力エネルギーを発生させる駆動桿を設ける。またシリンダ外壁に嵌挿する弾性体と、シリンダ外壁に回動自在に設けられ、該弾性体上にあって該弾性体を押圧し、且つ隆起した環状のバルブ盤と、吸気バルブ口の開閉のタイミングを制御する環状制御バルブとを具えてなり、該環状制御バルブの上部を内層エアー室に連通させて、圧縮空気ねじ締め機のエアーモータ駆動バルブを構成する。
【選択図】図2

Description

本考案は、圧縮空気を利用してねじをワークである被締結体にねじ込むねじ締め機に関し、特にねじ締め機のエアーモータ駆動バルブに関する。
従来の圧縮空気ねじ締め機において、代表的なものとして例えば特開平11−235628号公報に開示される技術が挙げられる。該技術はエアーモータと、シリンダの空気通路上にバルブを設け、該バルブによってエアーモータを制御すると同時に、ボディ内に設けられ、シリンダを駆動させる空気通路の開閉を行い、エアーモータとシリンダがバルブの制御を受けて、同時に作動できるようにする。このため、ドライバビットが駆動し、回転すると同時に降下し、ねじをワークにねじ込むために十分なトルクが発生し、更にドライバビットの一端に形成された十字部がねじの十字穴に食い付き、ねじが回転しながらワークにねじ込まれてねじ締めの目的を達成する。
但し、上述の構造による従来の圧縮空気ねじ締め機は、バルブによってエアーモータとボディ内のシリンダの空気通路の開閉を行うものであって、ねじ締めの目的を達成することはできるが、エアーモータの空気通路上にモータの気体供給元を制御するか、もしくは供給される空気を収集するための設計が設けられていない。このため、エアーモータが気圧によって駆動する場合、安定したトルクを出力することができない。特にねじをワークにねじ込む場合、反作用で抵抗が発生するとエアーモータの動力が更に減少する。よって、エアーモータの吸気端において気圧を収集して制御するバルブスイッチを設けないと、ねじ締め機がねじ込み作業を行う場合、ドライバビットの回転が不安定になり、且つシリンダのドライバビットを降下させる速度に合わせることができなくなり、ねじ込み作業の操作性に影響を与える場合がある。この点が従来の圧縮空気ねじ込み機の作業効率を低下させるという問題になっている。
特開平11−235628号公報
本考案が解決しようとする課題は、エアーモータの回転を安定させ、出力するトルク値を高めるとともに、ねじ締め機の操作性を高めることのできる圧縮空気ねじ締め機のエアーモータ駆動バルブを提供することにある。
請求項1に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、エアーモータの吸気通路の吸気バルブ口に設けるねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ構造であって、
該ねじ締め機のボディ内に少なくとも高圧の圧縮空気を収納するシリンダと、該シリンダ内に設けられ、一端がピストンの駆動桿であって、シリンダ内において圧縮空気の作用を受けてねじを打ち出すリニア性の動力エネルギーを発生させる駆動桿とを具えてなり、且つ該駆動桿の他端はエアーモータの回転によってねじを回転させる回転動力エネルギーを発生させ、
該駆動バルブはシリンダ外壁に嵌挿する弾性体と、
シリンダ外壁に回動自在に設けられ、該弾性体上にあって該弾性体を押圧し、且つ隆起した環状のバルブ盤を具え、吸気バルブ口の開閉のタイミングを制御する環状制御バルブとを具えてなり、
該環状制御バルブの上部が内層エアー室に連通し、該ボディ内の圧縮空気の集中を受けて該環状制御バルブに作用して該弾性体の作用とともに該吸気バルブ口を開放し、圧縮空気を吸気通路に至らせて該エアーモータを駆動し、
該環状制御バルブの底部に底層エアー室を設け、シリンダ内から排出される圧縮空気を集中させ、該弾性体の付勢力とともに、該環状制御バルブを上方に移動させて吸気バルブ口を閉鎖して該エアーモータの回転を停止させるように構成する。
請求項2に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動は、請求項1におけるシリンダの外壁に該弾性体が当接するエアー遮断リングを設け、且つ該エアー遮断リングと、環状制御羽根底部との間に底層エアー室を形成する。
請求項3に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項2におけるエアー遮断リングにガイド孔を穿設し、該ガイド孔に一端がシリンダの底端縁部に近接する位置に穿設される排気孔に接続するエアーガイド管の他端を接続する。
請求項4に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項1におけるシリンダの上端縁部に近接する位置に吸気孔を穿設し、該吸気孔の外周のシリンダ上にエアーマスクを設け、該環状制御バルブの上下と、内層エアー室とを連通させるように構成する。
請求項5に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項1における内層エアー室を該シリンダの上方に形成し、且つ該内層エアー室内に遮蔽リングを設け、その周囲に複数の貫通孔を穿設して該内層エアー室内の圧縮空気を該シリンダ室に流入させる。
請求項6に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項5における遮蔽リング上の複数の貫通孔が内層エアー室内の圧縮空気をガイドして該環状制御バルブを下方に押圧するように構成する。
請求項7に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項1における内層エアー室の上部にメインピストンと、及び該メインピストンに連結するメインバルブを設ける。
請求項8に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項7におけるメインバルブとメインピストンの上層周辺に上層エアー室を設け、該上層エアー室とボディグリップ部内の空気供給室と連通させて該上層エアー室から常態下において、圧縮空気を継続して供給する。
請求項9に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項7における前記メインバルブ底部に中層エアー室を形成し、別途メイン気圧バネを設け、メインバルブが該メイン気圧バネに当接し、且つ該中層エアー室底部にトリガ空気通路を形成し、トリガバルブに連通するように構成する。
請求項10に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項7におけるメインピストンの上部に上バルブ口を形成し、底部に下バルブ口を形成する。
請求項11に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項10における上バルブ口が開放状態にある場合に、該上層エアー室内の圧縮空気が継続的に内層エアー室に流入し、該環状制御バルブに作用して吸気バルブ口を開放し、該エアーモータを駆動して回転させるように構成する。
請求項12に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項10における下バルブ口が開放状態にある場合、該上バルブ口が閉鎖状態にあり、該内層エアー室内の圧縮空気が外部に排出されて、底層エアー室内の圧縮空気が該環状制御バルブに作用して該吸気バルブ口を閉鎖して、エアーモータの回転を停止させるように構成する。
請求項13に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項7におけるメインバルブの中間の位置に複数の排気孔を穿設し、該内層エアー室内の圧縮空気がボディの排気孔と排気管を通過して外部に排出されるように構成する。
請求項14に記載する圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブは、請求項1におけるシリンダの底端部に近接する位置に排気孔を穿設し、該排気孔に管継手を介してエアーガイド管を接続し、該エアーガイド管は該エアー遮断リングに形成したエアーガイド孔に接続し、該エアーガイド管を介して該排気孔と該底層エアー室とを連通させてシリンダ内の圧縮空気を底層エアー室に排出するように構成する。
本考案の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータ駆動バルブは、エアーモータの回転が安定し、かつ高いトルク値を出力することができるとともに、ねじ締め機の操作性を高めるという利点がある。
この考案は、圧縮空気を利用してねじをワークである被締結体にねじ込むねじ締め機にエアーモータ駆動バルブを提供するものであって、エアーモータの吸気通路の吸気バルブ口に設けるねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ構造であって、該ねじ締め機のボディ内に少なくとも高圧の圧縮空気を収納するシリンダと、該シリンダ内に設けられ、一端がピストンの駆動桿であって、シリンダ内において圧縮空気の作用を受けてねじを打ち出すリニア性の動力エネルギーを発生させる駆動桿とを具えてなり、且つ該駆動桿の他端はエアーモータの回転によってねじを回転させる回転動力エネルギーを発生させる。該駆動バルブはシリンダ外壁に嵌挿する弾性体と、
シリンダ外壁に回動自在に設けられ、該弾性体上にあって該弾性体を押圧し、且つ隆起した環状のバルブ盤を具え、吸気バルブ口の開閉のタイミングを制御する環状制御バルブとを具えてなり、該環状制御バルブの上部が内層エアー室に連通し、該ボディ内の圧縮空気の集中を受けて該環状制御バルブに作用して該弾性体の作用とともに該吸気バルブ口を開放し、圧縮空気を吸気通路に至らせて該エアーモータを駆動する。該環状制御バルブの底部に底層エアー室を設け、シリンダ内から排出される圧縮空気を集中させ、該弾性体の付勢力とともに、該環状制御バルブを上方に移動させて吸気バルブ口を閉鎖して該エアーモータの回転を停止させるように構成する。
係る構成による圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブの構造と特徴を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図示を参照にして以下に説明する。
図1に、この考案によるねじ締め機(1)の外観を開示する。図2は、ねじ締め機(1)のヘッド部(11)の内部構造を表わす断面図である。図面に開示するように、ねじ締め機(1)はエアーモータ(2)と、太陽歯車セット(3)と、出力盤(4)と、シリンダ(5)と、駆動桿(6)と、ドライバビット(62)と、メインバルブ(7)と、及び環状制御バルブ(8)などを含んでなる。
エアーモータ(2)上には回転軸(27)が設けられ、該回転軸(27)の中心にはロッド溝(28)を形成する。また、エアーモータ(2)上には、輻射状に設ける複数の羽根(29)と、複数の羽根(29)を収納する羽根収納溝(24)とを形成する。
図2、図2aに開示するように、エアーモータ(2)の下方のベースプレート(21)内には吸気室(22)を形成し、吸気室(22)の一方の側面には吸気口(23)を形成する。更に、吸気室(22)には、エアーモータ(2)の羽根収納溝(24)の底部に形成した羽根圧力増加口(25)に連通する。エアーモータ(2)の一方の側面には排気口(26)を形成する。該排気口(26)は排気通路(14)に連通し、該排気通路(14)はボディのグリップ部内に設けられる排気管(15)を介して外部に連通し、図4に開示するように、エアーモータ(2)がボディ内の圧縮空気(92)の高圧による作動を受けて、回転するための動力エネルギーを発生させる。
太陽歯車セット(3)は、太陽歯車(31)と、複数の遊星歯車(32)とによって構成される(図2参照)。太陽歯車(31)は、エアーモータ(2)の回転軸(27)の一端に設けられ、複数の遊星歯車(32)は太陽歯車(31)の回転を受けて太陽歯車(31)の外周を回転する。
出力盤(4)は下方に延伸してネック部(41)が形成される。ネック部(41)は軸受け座(44)内に回動自在に設けられる。また、ネック部(41)内には接続孔(42)を形成し、且つ該接続孔(42)内にスリーブ(43)を設けて駆動桿(6)を接続する。出力盤(4)の盤面には複数の支軸(45)を設けて、太陽歯車セット(3)の遊星歯車(32)を回動自在に支持する(図2参照)。よって、出力盤(4)は太陽歯車セット(3)の回転を受けて回転し、スリーブ(43)を介して駆動桿(6)を回転させる。
シリンダ(5)は、軸受け座(44)の底端に近接した位置に設けられ(図2b参照)、シリンダ(5)は内部にシリンダ室(50)を有する。シリンダ(5)の外壁にはエアー遮断リング(56)が形成され、シリンダ(5)の上端縁部に近接した位置には複数の吸気孔(510)を形成し、シリンダ(5)の底端部に近接した位置には複数の排気孔(55)を形成する。シリンダ(5)の上方には内層エアー室(53)を形成し、該内層エアー室(53)内には遮蔽リング(54)を設ける。更に、シリンダ(5)の吸気孔(510)には外部からエアーマスク(59)を設ける。該遮蔽リング(54)の周囲には複数の貫通孔(51)を穿設し、シリンダ室(50)と、内層エアー室(53)とを連通させ、圧縮空気(92)が必要時においてシリンダ(5)内に流入するように構成する。
駆動桿(6)は、図2、図2bに開示するように、エアーモータ(2)のロッド溝(28)に回動自在に設け、エアーモータ(2)の回転を受けて出力盤(4)が回転する場合、同時に回転する。駆動桿(6)の他端は、シリンダ(5)内のピストン(61)に回動自在に設ける。ピストン(61)の底部にはドライバビット(62)を設ける。ドライバビット(62)の一端には、ねじ(9)の十字穴に食い付く十字部(63)(図2参照)を形成し、駆動桿(6)がシリンダ(5)内において圧縮空気(92)の高圧を受けて作動すると、ねじ(9)を送り出すリニア性の運動エネルギーが発生する。
内層エアー室(53)の上部周辺にはメインピストン(70)が設けられ、メインピストン(70)は、図2に開示するように、他のメインバルブ(7)に連結する。メインピストン(70)の上部と底部にはそれぞれ上バルブ口(73)と、下バルブ口(76)とが設けられる。
メインバルブ(7)と、メインピストン(70)の上層部の周囲には上層エアー室(77)が形成され、上層エアー室(77)はボディグリップ部内のエアー供給室(13)に連通し、図3に開示するように、上層エアー室(77)に常時圧縮空気(92)が継続して供給されるように構成する。メインバルブ(7)の底部には中層エアー室(71)を形成する(図2参照)。中層エアー室(71)は内部にメイン気圧バネ(72)を設け、底部にはトリガバルブ(12)に連通するトリガ空気通路(74)を形成する。該メインバルブ(7)の中間の位置には複数の排気孔(78)を穿設し、ボディに穿設された排気孔(75)と連通するように構成する(図2参照)。下バルブ口(76)が開いた状態において、内層エアー室(53)内の高圧の圧縮空気(92)が排気孔(78)、及び排気孔(75)を通過して排気管(15)に至る。
該メインバルブ(7)の上バルブ口(73)を開放した場合、上層エアー室(77)内の高圧の圧縮空気(92)が継続的に内層エアー室(53)に至る(図4参照)。逆に上バルブ口(73)を閉鎖した場合、該下バルブ口(76)は、閉鎖状態になり(図7参照)、高圧の圧縮空気(92)は内層エアー室(53)内に注入することなく、逆に内層エアー室(53)内の圧縮空気(92)が外部に排出されて圧力の遺漏現象が発生する。
この考案によるねじ締め機のバルブ駆動構造は、該シリンダ(5)の外壁に、下方に押圧する弾性部材(81)を設け、且つシリンダ(5)の外壁に、環状制御バルブ(8)を設けることにある(図2参照)。該弾性部材(81)は一端がシリンダ(5)の外壁に設けられるエアー遮断リング(56)に当接し、該環状制御バルブ(8)には突起した環状のバルブ盤(80)を形成する。該バルブ盤(80)の外壁と、環状制御バルブ(8)の内壁にはいずれも気密なOリングを設ける。また、環状制御バルブ(8)の内壁はシリンダ(5)の外壁に回動自在に設けられ、弾性部材(81)の押圧を受ける。更に、環状制御バルブ(8)の上部はエアーマスク(59)の底部と気密に連結するか、もしくは吸気孔(510)を介して内層エアー室(53)に連結する。
環状制御バルブ(8)の底部と、シリンダ(5)のエアー遮断リング(56)との間には底層エアー室(85)が形成され、弾性部材(81)は底層エアー室(85)内に収納される。また、シリンダ(5)の一方の側面に形成する排気孔(55)の外面には、管継手(52)を設け、該管継手(52)を介してエアーガイド管(57)を連結する。エアーガイド管(57)の他端は、エアー遮断リング(56)に接続し、且つエアー遮断リング(56)にガイド孔(58)を穿設する。よって、エアーガイド管(57)によって排気孔(55)と、底層エアー室(85)とが連通する(図2参照)。
環状制御バルブ(8)のバルブ盤(80)は、図2に開示するように、ボディ内壁の吸気バルブ(83)の開閉を制御する(図2参照)。該吸気バルブ(83)は、図2bに開示するように、吸気通路(84)に連通し、図2aに開示するように、吸気通路(84)は吸気口(23)に連通する。
上述の構成により、ボディに高圧の圧縮空気(92)を供給する圧縮空気供給元を接続した場合、トリガ(16)を押圧しない状態において(図3参照)、トリガバルブ(12)は閉鎖状態にあり、エアー供給室(13)内の高圧の圧縮空気(92)は、トリガ空気通路(74)から継続的に中層エアー室(71)内に進入し、気圧によってメインバルブ(7)の底部を継続的に押圧する。更に、メイン気圧バネ(72)の付勢力によって比較的大きな作用の総合的な力が発生し、メインバルブ(7)上層の上層エアー室(77)内に気圧を継続して供給する。このため、メインバルブ(7)の上バルブ口(73)は緊密な閉鎖状態を維持する。
図4に開示するように、トリガ(16)を押圧すると、トリガバルブ(12)はバルブ内の圧縮空気(92)の通路を閉鎖する状態となり、且つトリガ空気通路(74)と外部の通路とが開放された状態となり、このため予め中層エアー室(71)内に進入した圧縮空気(92)が外部に排出されて圧力が遺漏する状態になる。この場合、メインバルブ(7)とメインピストン(70)上層の上層エアー室(77)内に継続的に供給された圧縮空気(92)の圧力が中層エアー室(71)内に残存するメイン気圧バネ(72)の付勢力に比して大きくなる。このため、メインバルブ(7)が下方に移動して、上バルブ口(73)が開放される。更に、圧縮空気(92)が内層エアー室(53)内に進入し、且つ遮蔽リング(54)の複数の貫通孔(51)を介してシリンダ室(50)内に進入し、シリンダ(61)を下方に移動させる(図5参照)。
図4に開示するように、圧縮空気(92)は内層エアー室(53)内に進入すると同時に、圧力の増加作用が継続的に発生し、ピストン(61)を下方に移動させる以外に、内層エアー室(53)内の圧縮空気(92)の圧力を継続的に集中させ、貫通孔(51)、吸気孔(510)を介してエアーマスク(59)下方の環状制御バルブ(8)を駆動する。内層エアー室(53)内の圧縮空気(92)の気圧が集中して環状制御バルブ(8)底部の弾性部材(81)の付勢力に比して大きくなると、環状制御バルブ(8)は弾性部材(81)を下方に押圧し、吸気バルブ(83)を開放する。このため、高圧の圧縮空気(92)が吸気バルブ(83)、吸気通路(84)(図2b参照)、吸気口(23)、吸気室(22)を通過してエアーモータ(2)内の複数の羽根(29)を継続的に回転させてエアーモータ(2)を駆動し、安定し、かつ高いトルクを有する回転運動エネルギーを出力する。さらに該エネルギーを太陽歯車セット(3)に伝導して出力盤(4)を回転させると、出力盤(4)の回転によって駆動桿(6)と、その下方のドライバビット(62)を回転させる(図5参照)。このため、圧縮空気の圧力によってピストン(61)が下方に移動すると同時に、ねじ(9)が回転しながらワーク(91)内にねじ込まれる。
ピストン(61)が下死点に至り、ねじ(9)がワーク(91)内に完全にねじ込まれると(図6参照)シリンダ(5)の底端縁部に近接する位置に形成された排気孔(55)が開放され、シリンダ(5)内の高圧の圧縮空気(92)が排気孔(55)、管継手(52)、エアーガイド管(57)を通過して底層エアー室(85)に集中し、弾性部材(81)の付勢力とともに環状制御バルブ(8)の底部に作用して、環状制御バルブ(8)を閉鎖する力を形成し、環状制御バルブ(8)を上方に移動させて吸気バルブ(83)を閉鎖する(図7参照)。このため、エアーモータ(2)の回転が停止し、ねじ(9)を回転させてねじ込む動作が停止する。
トリガ(16)の押圧を開放すると(図7参照)、トリガバルブ(12)は再度バルブが開放した状態に復帰し、中層エアー室(71)内に高圧の圧縮空気(92)が再度集中し、メイン気圧バネ(72)とともに上層エアー室(77)内の気圧に抗してメインバルブ(7)に作用し、上バルブ口(73)が閉鎖された状態になる。この場合、下バルブ口(76)は開放され、ピストン(61)の上部、及び内層エアー室(53)内に残留する圧縮空気(92)が、排気通路(14)と排気管(15)を通過して外部に排出される。また、本来底層エアー室(85)内に進入した圧縮空気(92)は、排気孔(55)を通過して、ピストン(61)底層のシリンダ室(50)内に至り、ピストン(61)、及びその駆動桿(6)に作用して上方に移動させ、本来の位置に復帰させる。また、ドライバビット(62)を引き戻し、ねじ込みのための1サイクルの動作を完成させる。
以上から分かるように、この考案においては、環状制御バルブによって、エアーモータ内に進入する圧縮空気の圧力値を制御し、これを集中させる。よって、エアーモータの回転が安定するように制御できるとともに、エアーモータが継続的に出力する回転トルク値を高めることができ、ねじ込みの過程において操作性に影響を与えるという従来の欠点を改善することができる。
以上はこの考案の好ましい実施例であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、この考案に対して均等の効果を有するものは、いずれも本考案の実用新案登録請求の範囲に属するものとする。
この考案によるねじ締め機の正面図である。 図1に開示するねじ締め機のヘッド部の分解図である。 図2に開示するa−a線に沿った断面図である。 図2に開示するb−b線に沿った断面図である。 図2に開示するねじ締め機であって、トリガを引く前の状態を表わす断面図である。 図2に開示するねじ締め機であって、トリガを引いた後の初期の状態を表わす断面図である。 図2に開示するねじ締め機であって、トリガを引いた後、ピストンが前進した状態を表わす断面図である。 図2に開示するねじ締め機であって、トリガを引いた後、ピストンが前進して下死点に至った状態を表わす断面図である。 図2に開示するねじ締め機であって、トリガを開放した後、ピストンが復帰する状態を表わす断面図である。
符号の説明
1 ねじ締め機
11 ヘッド部
12 トリガバルブ
13 エアー供給室
14 排気通路
15 排気管
16 トリガ
2 エアーモータ
21 ベースプレート
22 吸気室
23 吸気口
24 羽根収納溝
25 羽根圧力増加口
26 排気口
27 回転軸
28 ロッド溝
29 羽根
3 太陽歯車セット
31 太陽歯車
32 遊星歯車
4 出力盤
41 ネック部
42 接続孔
43 スリーブ
44 軸受け座
45 支軸
5 シリンダ
50 シリンダ室
51 貫通孔
510 吸気孔
52 管継手
53 内層エアー室
54 遮蔽リング
55 排気孔
56 エアー遮断リング
57 エアーガイド管
58 ガイド孔
59 エアーマスク
6 駆動桿
61 ピストン
62 ドライバビット
63 十字部
7 メインバルブ
70 メインピストン
71 中層エアー室
72 メイン気圧バネ
73 上バルブ口
74 トリガ空気通路
75 排気孔
76 下バルブ口
77 上層エアー室
78 排気孔
8 環状制御バルブ
80 バルブ盤
81 弾性部材
83 吸気バルブ
84 吸気通路
85 底層エアー室
9 ねじ
91 ワーク
92 圧縮空気

Claims (14)

  1. エアーモータの吸気通路の吸気バルブ口に設けるねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ構造であって、
    該ねじ締め機のボディ内に少なくとも高圧の圧縮空気を収納するシリンダと、該シリンダ内に設けられ、一端がピストンの駆動桿であって、シリンダ内において圧縮空気の作用を受けてねじを打ち出すリニア性の動力エネルギーを発生させる駆動桿とを具えてなり、且つ該駆動桿の他端はエアーモータの回転によってねじを回転させる回転動力エネルギーを発生させ、
    該駆動バルブはシリンダ外壁に嵌挿する弾性体と、
    シリンダ外壁に回動自在に設けられ、該弾性体上にあって該弾性体を押圧し、且つ隆起した環状のバルブ盤を具え、吸気バルブ口の開閉のタイミングを制御する環状制御バルブとを具えてなり、
    該環状制御バルブの上部が内層エアー室に連通し、該ボディ内の圧縮空気の集中を受けて該環状制御バルブに作用して該弾性体の作用とともに該吸気バルブ口を開放し、圧縮空気を吸気通路に至らせて該エアーモータを駆動し、
    該環状制御バルブの底部に底層エアー室を設け、シリンダ内から排出される圧縮空気を集中させ、該弾性体の付勢力とともに、該環状制御バルブを上方に移動させて吸気バルブ口を閉鎖して該エアーモータの回転を停止させるように構成することを特徴とする圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  2. 前記シリンダの外壁に該弾性体が当接するエアー遮断リングを設け、且つ該エアー遮断リングと、環状制御羽根底部との間に底層エアー室を形成することを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  3. 前記エアー遮断リングにガイド孔を穿設し、該ガイド孔に一端がシリンダの底端縁部に近接する位置に穿設される排気孔に接続するエアーガイド管の他端を接続することを特徴とする請求項2に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  4. 前記シリンダの上端縁部に近接する位置に吸気孔を穿設し、該吸気孔の外周のシリンダ上にエアーマスクを設け、該環状制御バルブの上下と、内層エアー室とを連通させるように構成することを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  5. 前記内層エアー室を該シリンダの上方に形成し、且つ該内層エアー室内に遮蔽リングを設け、その周囲に複数の貫通孔を穿設して該内層エアー室内の圧縮空気を該シリンダ室に流入させることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  6. 前記遮蔽リング上の複数の貫通孔が内層エアー室内の圧縮空気をガイドして該環状制御バルブを下方に押圧するように構成することを特徴とする請求項5に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  7. 前記内層エアー室の上部にメインピストンと、及び該メインピストンに連結するメインバルブを設けることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  8. 前記メインバルブとメインピストンの上層周辺に上層エアー室を設け、該上層エアー室とボディグリップ部内の空気供給室と連通させて該上層エアー室から常態下において、圧縮空気を継続して供給することを特徴とする請求項7に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  9. 前記メインバルブ底部に中層エアー室を形成し、別途メイン気圧バネを設け、メインバルブが該メイン気圧バネに当接し、且つ該中層エアー室底部にトリガ空気通路を形成し、トリガバルブに連通するように構成することを特徴とする請求項7に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  10. 前記メインピストンの上部に上バルブ口を形成し、底部に下バルブ口を形成することを特徴とする請求項7に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  11. 前記上バルブ口が開放状態にある場合に、該上層エアー室内の圧縮空気が継続的に内層エアー室に流入し、該環状制御バルブに作用して吸気バルブ口を開放し、該エアーモータを駆動して回転させるように構成することを特徴とする請求項10に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  12. 前記下バルブ口が開放状態にある場合、該上バルブ口が閉鎖状態にあり、該内層エアー室内の圧縮空気が外部に排出されて、底層エアー室内の圧縮空気が該環状制御バルブに作用して該吸気バルブ口を閉鎖して、エアーモータの回転を停止させるように構成することを特徴とする請求項10に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  13. 前記メインバルブの中間の位置に複数の排気孔を穿設し、該内層エアー室内の圧縮空気がボディの排気孔と排気管を通過して外部に排出されるように構成することを特徴とする請求項7に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
  14. 前記シリンダの底端部に近接する位置に排気孔を穿設し、該排気孔に管継手を介してエアーガイド管を接続し、該エアーガイド管は該エアー遮断リングに形成したエアーガイド孔に接続し、該エアーガイド管を介して該排気孔と該底層エアー室とを連通させてシリンダ内の圧縮空気を底層エアー室に排出するように構成することを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気ねじ締め機のエアーモータの駆動バルブ。
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