JP3101278B2 - 交換レンズシステム及び交換レンズ - Google Patents

交換レンズシステム及び交換レンズ

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JP3101278B2
JP3101278B2 JP63216921A JP21692188A JP3101278B2 JP 3101278 B2 JP3101278 B2 JP 3101278B2 JP 63216921 A JP63216921 A JP 63216921A JP 21692188 A JP21692188 A JP 21692188A JP 3101278 B2 JP3101278 B2 JP 3101278B2
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勲 針ヶ谷
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Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の属する分野の説明〕 本発明はレンズ変換システム及び変換レンズに関する
もので、レンズユニツトとカメラ本体とを結合する上で
のシステム向上を図ったもである。
〔従来の技術の説明〕
レンズユニツトとカメラユニツトとが分離可能なシス
テムに於いて、自動焦点(AF),自動絞り(AE),ズー
ムユニツトに使われているエンコーダは各メーカあるい
は機種によりエリアを表わすビツト数がそれぞれ異なっ
ている。基本的機能だけ満足していれば十分とする簡易
型のものではユニツトの状態を相対的な位置情報として
いるのに対して、高級機はユニツトの状態を絶対番地と
して表わして位置情報の精度を向上させている。その為
エンコーダ自体の出力量も簡易型に比べて大きくなって
いる。尚、簡易型のレンズと簡易型のカメラ本体、ある
いは高級機型レンズと高機能のカメラ本体との組合わせ
は構成上問題はない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし簡易型のものは簡易型のもの、高級機型のもの
は高級機型のものしか使えなかった。
即ち、レンズ側が簡易型で簡易言語(ここでいう簡易
言語とは相対値情報でエリア情報も3,4ビツトと少ない
データを表わしている)しか話せない場合、カメラ本体
側は簡易型の場合、あるいは高級機型の場合いずれの場
合も話しが通じる。逆にレンズ側が高級機で、カメラ本
体側が高級機の場合は当然問題は無いが、この場合レン
ズ側が高級機言語しか(高級機言語とはユニツトの位置
情報が絶対番地で簡易言語に比べデータ量が多い)話せ
ないのでカメラ本体側が簡易型だと理解出来なかった。
本発明はシステム構成図(第1図)に示す通り、レン
ズ側が高級機でカメラ本体側が簡易型の場合にも対応が
取れる様にすることを目的としたものである。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明は、上述した問題点を解決するためのなされた
もので、その請求項1に記載の発明によれば、カメラ本
体とレンズユニットとがデータ通信路で結合され、レン
ズユニットにはユニットの状態を検知するエンコーダ
と、該エンコーダからのデータを複数の分解能で出力可
能とすることにより、前記カメラ本体側の複数のモード
に対応出来る様に変換するデータ変換手段とを備えた交
換レンズシステムを特徴とする。
また本願の請求項2に記載の発明によれば、カメラ本
体に着脱可能なレンズユニットであって、前記レンズユ
ニット内に光学状態を変位する変位手段と、前記変位手
段の移動位置を検出する検出手段と、前記検出手段の出
力を複数の分解能のデータ形式で出力可能なデータ変換
手段とを備えた交換レンズを特徴とする。
〔作用〕
このように、複数の分解能のデータ形式で出力するよ
うにしたので、カメラ側が高級機型でも簡易型でも、カ
メラ側の処理形式に応じて適宜選択することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の概念を示す図で、レンズ側に変換器
を設けたことによりシステムの拡張性が広がることが解
る。
第2図は本発明の実施例で、1はレンズユニツト側に
あるエンコーダで、2は該エンコーダ1のデータを記憶
するメモリ、3は1フイールドに1回ONするスイツチ、
4は該メモリのデータを記憶するメモリ、5はメモリ2
とメモリ4とのデータの差を取り、回転方向の相対量を
出力するデータ変換器、6はメモリ2の内容からドツト
数を変換したら、その情報からユニツトの位置が端点に
つきあたっているか判断するデータ変換器、7はエンコ
ーダのユニツト位置情報を絶対番地と変換するデータ変
換器、8は絶対番地の出力線、9は相対量の出力線、10
は回転方向の正方向を表わす出力線、11は逆方向を表わ
す出力線、12はエリアデータを出力する出力線、13は端
点+nユニツトがつき当った時に出力する出力線、14は
端点位置にユニツトがつき当った時に出力する出力線と
からなる。次に上記構成に於いて、レンズユニツト内に
あるAFユニツト,AEユニツト,ズームユニツト等の位置
情報を検出するエンコーダからの出力を、メモリ2に記
憶する。このメモリ2の内容はデータ変換器7に送ら
れ、レンズ仕様に合った補正が行われ、出力線8から絶
対番地として出力される。又このメモリ2からの出力デ
ータはデータ変換器6に送られ、これはビツト交換が主
の働きで例えば第3図の様に8ビツト,3ビツト交換が1
例として示している。これはAFレンズ位置を無限から至
近まで、AEの絞り情報を開放から絞り切りまで、あるい
はズームユニツトのTELEからWIDEまでの8ビツトデータ
を3ビツトにビツト変換する関係を示したフラグで、横
軸00000000から00011111までを縦軸の000に対応0010000
0から00111111までを001、以下同様に01000000から0101
1111は010,……11100000から11111111は111にそれぞれ
対応させている。又これをリストとして示したのが第4
図である。備考欄に記した「至近、W端、絞切り」は端
点につき当った位置を示し、その時の位置データは0000
0000で、これを以下のデータは全てアンダーフローとし
て切り捨てられ、00000000として扱われ、それと同様に
データ変換器6の出力14から端点−の信号が出力され
る。「無限(∞)、T端、絞り開放」は逆の端点につき
合った位置でその時の位置データは11111111で、これ以
上のデータは全てオーバーフローとして扱われデータ変
換器6の出力13から端点+の信号が出力する。
データ変換器6の出力12はビツト変換されたエリアデ
ータが出力される。3はフイールド毎にONするスイツチ
で、このタイミングでメモリ2の内容がメモリ4に転送
される。同時にメモリ2には次のエンコーダからの内容
が記憶される。データ変換器5は前回のエンコーダの内
容と今回のエンコーダの内容とを比較し、差を取る。そ
の結果データ変換器5の出力線9から相対移動量が出力
され、又出力線10からは回転方向が正方向の時出力さ
れ、出力線11は回転方向が負方向の時出力される。
〔効 果〕
以上述べたように、本発明によれば、高級機のレンズ
ユニツトは1つのエンコーから絶対番地,相対番地,エ
リアデータを出力することが出来る為、カメラ本体とし
て簡易型から高級機まで用いることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図はシステム構成図、第2図はデータ変換ブロツク
図、第3図はデータを8ビツトから3ビツトのエリア領
域を表わした図、第4図は8から3ビツトの変換リスト
を示す図である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂木 宏一 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−189416(JP,A) 実開 昭60−133435(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体とレンズユニットとがデータ通
    信路で結合され、レンズユニットにはユニットの状態を
    検知するエンコーダと、該エンコーダからのデータを複
    数の分解能で出力可能とすることにより、前記カメラ本
    体側の複数のモードに対応出来る様に変換するデータ変
    換手段とを備えていることを特徴とする交換レンズシス
    テム。
  2. 【請求項2】カメラ本体に着脱可能なレンズユニットで
    あって、前記レンズユニット内に光学状態を変位する変
    位手段と、前記変位手段の移動位置を検出する検出手段
    と、前記検出手段の出力を複数の分解能のデータ形式で
    出力可能なデータ変換手段とを備えたことを特徴とする
    交換レンズ。
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