JP2741225B2 - 切り換え式変倍光学系 - Google Patents

切り換え式変倍光学系

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JP2741225B2
JP2741225B2 JP33094988A JP33094988A JP2741225B2 JP 2741225 B2 JP2741225 B2 JP 2741225B2 JP 33094988 A JP33094988 A JP 33094988A JP 33094988 A JP33094988 A JP 33094988A JP 2741225 B2 JP2741225 B2 JP 2741225B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、切り換え式変倍光学系、さらに詳しく言え
ば2焦点切り換え式レンズの後にさらに1枚のレンズを
付加することにより3つの焦点距離を選択可能に構成し
た切り換え式変倍光学系に関する。
(従来の技術と解決しようとする課題) 2焦点切り換え式レンズやズームレンズを内蔵して、
被写体を拡大して撮影できるコンパクトカメラが広く用
いられている。
そして、2焦点切り換え式の切り換え式変倍光学系
(特開昭60−88916号公報等)については多くの提案が
ある。
しかし、2焦点方式では途中の倍率で撮影することが
できない。
一方、ズーム方式では、途中の任意の倍率で撮影する
ことが可能となるが、ズームのための機構が複雑であ
り、かつ高い精度が要求されるため比較的機構の簡単な
切り換え方式と比べてコストアップとなることは否定で
きない。
そのため、切り換え方式のレンズの前にコンバージョ
ンレンズを装着し焦点距離を変化させる方式もあるが、
大形になりやすく、機動性に欠けるなどの欠点を持つ。
カメラ内部に2つ以上の補助レンズを用意し、それを
切り換えることにより多焦点化をはかることも原理的に
は可能である。しかし、ズームレンズよりもレンズ枚数
が多くなる場合もあり、高価となることもあった。
本発明の目的は、前述の欠点を解決し、レンズ枚数を
増加させることなく、2つの内蔵式コンバージョンレン
ズにより3焦点切り換え可能な撮影レンズを提供するも
のである。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明による切り換え式
変倍光学系は、主レンズIと、前記主レンズIを前方に
繰り出しその後方に挿入され焦点距離を長焦点側に変換
する全体として負の焦点距離をもつ補助レンズIIと、前
記主レンズIと補助レンズIIを前方に繰り出しその後方
に挿入され焦点距離をさらに長焦点側に変換する負の焦
点距離をもつ一枚の補助レンズIIIとからなり fN:レンズIとIIの合成焦点距離 fT:レンズIとIIとIIIの合成焦点距離 LN:前記レンズIとIIの合成の際のバックフォーカス D:レンズIとIIとIIIの合成の際のレンズIIとレンズIII
との空気間隔 1<(fT/fN)<1.4 … かつ 0<(D/LN)<0.5 … の関係を条件として構成されている。
前記補助レンズIIIと単レンズより構成する。
(実施例) 以下、図面等を参照して、本発明をさらに詳しく説明
する。
第1図は主レンズの構成を示す図、第2図および第3
図は第1および第2の実施例を示す図である。
第1図に示す主レンズは、後述する第1および第2の
実施例で共通に使用される。
主レンズIを前方に繰り出すとともに第1補助レンズ
IIを光軸上に挿入し焦点距離を長焦点側に遷移させる。
さらに、前記主レンズIおび第1補助レンズIIを前方
(物体側)に繰り出すとともに第2補助レンズIIIを光
路中に挿入することにより、最も長い焦点を得る。
本発明による3焦点切り換え方式のレンズ系におい
て、第2補助レンズIIIを1枚のガラスまたはプラスチ
ック単レンズより構成する。
主レンズIの構成は次のとおりである。
ただし、 Ri:曲率半径 di:間隔 ni:屈折率 νdi:アッベ数 f:焦点距離 FN0:Fナンバー この種のレンズに一般的に共通していえることは、補
助レンズが比較的大きな負のパワーをもつため、その挿
入によりペツバール和が負の方向に遷移し像面湾曲が大
きくなること、同じく負のパワーの作用により球面収差
が補正過剰となることである。また、主レンズ単体で収
差を独立に補正するため、補助レンズも単独で収差を良
好に保たねばならないのが普通である。
しかし、今回のように補助レンズIIIを単体レンズで
構成する場合それ自身で収差を良好に保つことは不可能
で補助レンズIIとの組合せでバランスを保つしかない。
したがって、まず補助レンズIIは少なくとも3枚以上
のレンズで構成し、パラメータを十分確保することが望
ましい。
次にレンズ(I+II)の中間の合成焦点距離をfN,レ
ンズ(I+II+III)の長焦点時の合成焦点距離をfT
するとき β=fT/fN 1<β<1.4 ・・・・(1) の条件を満足することが望ましい。
第5,6図の収差図からもわかるように中間状態での球
面収差を補正不足とし、補助レンズIIIを挿入したとき
の球面収差が補正過剰となることを防いでいるわけであ
る。また、それと同時に像面湾曲についても中間状態は
負とし球面収差とのバランスを保っているわけである。
この式の上限を超えると中間倍率と長焦点状態との差が
ひろがり、バランスをとることが困難となる。それはII
を複雑な構成としても根本的には解決されない。
さらに、レンズ(I+II)の状態でのバックフォーカ
スをLN,レンズIIとレンズIIIとの空気間隔をDとすると
き 0<(D/LN)<0.5 ・・・・(2) の範囲にあることが望ましい。
それはβを一定とするときIIIの焦点距離fIIIが(LN
−D)にほぼ比例するためDを大きくするとfIIIが短く
なり、結果としてレンズが像面に近づき系が大きくなっ
てしまうからである。
また、焦点距離が短くなるためペツバール和が負へと
増大する結果像面湾曲がさらに悪化することとなる。
第2図は、本発明による切り換え式変倍光学系の第1
の実施例を示す図であり、主レンズIの構成は、第1図
を参照して説明した。
第1補助レンズIIの構成は次のとおりである。
第2補助レンズIIIの構成は次のとおりである。
この実施例では、パラメータをうまく選ぶことにより
レンズIIIをプラスチックの単レンズにより構成してい
る。
第5図(A)はレンズ(I+II)、同図(B)はレン
ズ(I+II+III)の収差特性をそれぞれ示すグラフで
ある。
第3図は本発明による切り換え式変倍光学系の第2の
実施例を示す図であり、主レンズIの構成は第1図を参
照して説明した。
第1補助レンズIIの構成は次のとおりである。
第2補助レンズIIIの構成は次のとおりである。
この例では倍率の比をさらに大きくとるためレンズII
を4枚構成としている。
第6図(A)はレンズ(I+II)、同図(B)はレン
ズ(I+II+III)の収差特性をそれぞれ示すグラフで
ある。
(発明の効果) 以上詳しく説明したように、本発明による切り換え式
変倍光学系は、従来の2焦点切り換え式のレンズの後に
さらに1枚の単レンズを付加することにより3焦点のレ
ンズとすることができる。
従来、3焦点切り換え式のレンズは、構成枚数がズー
ムレンズと同程度あるいはそれ以上のものとなってしま
い実現困難とされていたが、実施例に示すように簡単な
構成で優れた特性の切り換え式のレンズを提供すること
ができた。
さらに、レンズIIIの材料としてプラスチックを用い
ることも可能であり、より安価に3焦点切り換え式のレ
ンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は各実施例に共通に使用される主レンズの構成を
説明するための図である。 第2図は本発明による切り換え式変倍光学系の第1の実
施例のレンズ構成を示す図である。 第3図は本発明による切り換え式変倍光学系の第2の実
施例のレンズ構成を示す図である。 第4図は主レンズの収差特性を示すグラフである。 第5図は第1の実施例の特性を示す図であって、同図
(A)はレンズ(I+II)、同図(B)はレンズ(I+
II+III)の収差特性をそれぞれ示している。 第6図は第2の実施例の特性を示す図であって、同図
(A)はレンズ(I+II)、同図(B)はレンズ(I+
II+III)の収差特性をそれぞれ示している。 I……主レンズ II……第1補助レンズ III……第2補助レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−42617(JP,A) 特開 平1−124812(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主レンズIと、前記主レンズIを前方に繰
    り出しその後方に挿入され焦点距離を長焦点側に変換す
    る全体として負の焦点距離をもつ補助レンズIIと、前記
    主レンズIと補助レンズIIを前方に繰り出しその後方に
    挿入され焦点距離をさらに長焦点側に変換する負の焦点
    距離をもつ一枚の補助レンズIIIとからなり以下のと
    の関係を条件とした切り換え式変倍光学系。 fN:レンズIとIIの合成焦点距離 fT:レンズIとIIとIIIの合成焦点距離 LN:前記レンズIとIIの合成の際のバックフォーカス D:レンズIとIIとIIIの合成の際のレンズIIとレンズIII
    との空気間隔 1<(fT/fN)<1.4 … かつ 0<(D/LN)<0.5 …
JP33094988A 1988-12-28 1988-12-28 切り換え式変倍光学系 Expired - Fee Related JP2741225B2 (ja)

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