JP3101100U

JP3101100U - 清掃具

Info

Publication number: JP3101100U
Application number: JP2003272126U
Authority: JP
Inventors: 直子三浦
Original assignee: 直子三浦
Priority date: 2003-09-24
Filing date: 2003-09-24
Publication date: 2004-06-03
Anticipated expiration: 2009-09-24

Abstract

【課題】物干し竿を始めとしたあらゆるパイプ体の清掃が片手で容易に行えると共に、清掃具自体が汚れた場合に洗浄や濯ぎおよび絞りが片手で簡単に行える、清掃具を得る。
【解決手段】適度な弾力と保水性を有したスポンジ（３）に、片面の長辺側略中央部より指を挿入するための開口部（４）を設けたネットカバー（２）を被せて構成する。
【選択図】図１

Description

本考案は、洗濯物等を乾燥させる際に使用する物干し竿を始めとしたあらゆるパイプ体の清掃を容易に行うための清掃具に関するものである。

従来、洗濯物等を屋外において乾燥させる場合、小物の洗濯物では一般的なハンガーやピンチ付きハンガー等に洗濯物を留めた後、該ハンガー自体を物干し竿に掛けて干している。また、シャツ，バスタオル，シーツ等の比較的大きな洗濯物または布団では物干し竿に直に掛けて干している。該物干し竿は一般的に屋外に設置するため、ほこり等により汚れている場合がある。このため、洗濯物または布団にほこり等が付着しないように事前に物干し竿の清掃を行っている。該清掃手段としては、水を絞った雑巾で物干し竿を拭くのが一般的である。

しかしながら、従来のように雑巾で清掃を行う場合、その都度バケツ等に水を汲み両手で雑巾の洗浄や濯ぎおよび絞りを行う必要があり面倒であるという問題点があった。該問題点を解決するため、本願出願人による特開２０００−２２５２９２号公報においては、洗浄や濯ぎおよび絞りが片手で簡単に行える清掃具を提案した。

上記清掃具は、スポンジを略Ｕ字型または略Ｃ字型に成形し、または円筒型に成形したものに切断部を設けたものである。そして、該スポンジに適度な水分を含ませた後、内面部を物干し竿に嵌合して左右に動かしながら清掃を行うものである。
特開２０００−２２５２９２

しかしながら、上記清掃具は形状が略Ｕ字型や略Ｃ字型または円筒型であり物干し竿を主な清掃対象としているため、物干し竿近辺にあるパイプ体で構成した清掃対象物例えばベランダの手摺や柵，布団干し専用ハンガー，フェンス等の清掃を行うことができず、結局は雑巾を使わざるを得ないという問題点があった。また、上記清掃具にはスポンジを把持し易くするための穴を開け、該穴に指先を入れて使用するように構成されているが、爪を伸ばした人は穴に指先を入れることができず効果が発揮できないといった問題点があった。

本考案は、上記のような問題点を解決するために成されたものであり、物干し竿を始めとしたあらゆるパイプ体の清掃が片手で容易に行えると共に、清掃具自体が汚れた場合に洗浄や濯ぎおよび絞りが片手で簡単に行える、清掃具を提供することを目的とする。

上記課題を解決するため、本考案の清掃具においては、適度な弾力と保水性を有したスポンジに、片面の長辺側略中央部より指を挿入するための開口部を設けたネットカバーを被せて構成する。

本考案の清掃具を使用して物干し竿を始めとしたあらゆるパイプ体の清掃を行うようにすれば、スポンジに被せたネットカバーの開口部より指を挿入して左右に動かすことにより片手で容易に清掃を行うことができるという効果を奏する。更には爪を伸ばした人でも安心して使用することができるという効果を奏する。また、清掃具自体が汚れた場合においても洗浄や濯ぎおよび絞りが片手で簡単に行えるという効果を奏する。

本考案を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。図１は本考案の清掃具の外形図であり、図２は図１におけるＡ−Ａ断面図である。

図示するように、適度な弾力と保水性を有した長方体状のスポンジ３の表面に、片面の長辺側略中央部より指を挿入するための開口部４を設けたネットカバー２を被せて構成する。該開口部４のネット端部には、バイアス４を設けたりまたは三つ折にして縫製すれば、ネットがほつれなくなるため好適である。また、ネットカバー２の片側上端部にフックを設けてネットカバー２と一緒に縫製すれば、清掃具１自体の洗浄後における乾燥時または保管時においてフック等に掛けることができるため好適である。

なお、上記スポンジ１は食器洗い等に使用するポリスチレンやメラミン樹脂フォームが好適であり、ネットカバー２はポリエステルやナイロンネットが好適であるが、特に限定するものではない。また、スポンジ１の形状は図１では長方体で示しているが、小判形や中央部にくびれを持たせた形状であっても構わない。

本考案の実施例を図を用いて説明する。図３は本考案の清掃具の使用状態を表した図であり、物干し竿７の清掃時における側面図である。

物干し竿７を始めとしたあらゆるパイプ体の清掃を行う場合、適度な水分を含ませた清掃具１の片面の長辺側略中央部にある開口部４の上側のネットカバー２内に親指以外の指８’すなわち人差し指，中指，薬指および小指を挿入し、下側のネットカバー２内に親指８を挿入する。そして、該指８，８’で清掃具１を介して物干し竿７を掴むようにすると清掃具１が裏側の略中央部で折れ曲がり図示した状態のようになる。この状態で清掃具１を左右に動かすことにより物干し竿７の清掃が行えることになる。なお、ネットカバー２内に指８，８’を挿入することにより爪を保護することができるため、爪の伸びた人でも安心して使用することができる。

清掃対象物が物干し竿７以外の場合、指８，８’の開き具合により清掃対象物に最適な状態で掴むことができるため、物干し竿７より太いパイプ体例えばベランダの手摺等を清掃したり、物干し竿７より細いパイプ体例えばベランダの柵等を清掃することが自在に可能となる。

また、清掃具１自体が汚れた場合、洗剤を入れた水に清掃具１を浸け、片手でもみ洗いすることにより簡単に洗浄することができ、更に濯ぎや絞りも同様に片手で簡単に行うことができる。

上述の説明では主に物干し竿の清掃を行う場合について説明したが、物干し竿等のパイプ対以外に平面的な物または丸みを帯びた物等の清掃も行うことができる。更には食器等の洗浄にも使用することができる。

本考案の清掃具の外形図である。図１におけるＡ−Ａ断面図である。本考案の清掃具の使用状態を表した図である。

符号の説明

１清掃具
２ネットカバー
３スポンジ
４開口部
５バイアス
６フック
７物干し竿
８親指
８’親指以外の指

Claims

適度な弾力と保水性を有したスポンジ（３）に、片面の長辺側略中央部より指を挿入するための開口部（４）を設けたネットカバー（２）を被せて構成したことを特徴とする、清掃具。