JP3100678B2 - 軸流式水道メータの整流器 - Google Patents

軸流式水道メータの整流器

Info

Publication number
JP3100678B2
JP3100678B2 JP03183408A JP18340891A JP3100678B2 JP 3100678 B2 JP3100678 B2 JP 3100678B2 JP 03183408 A JP03183408 A JP 03183408A JP 18340891 A JP18340891 A JP 18340891A JP 3100678 B2 JP3100678 B2 JP 3100678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rectifier
water meter
axial flow
rectifying
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03183408A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH055635A (ja
Inventor
千束 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Elemex Corp filed Critical Ricoh Elemex Corp
Priority to JP03183408A priority Critical patent/JP3100678B2/ja
Publication of JPH055635A publication Critical patent/JPH055635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3100678B2 publication Critical patent/JP3100678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、整流器で整流した水
道水を羽根車に当て、その羽根車を回転して通過流量を
測定する軸流式水道メータに適用しうる。詳しくは、そ
のような軸流式水道メータにおいて、羽根車の上流側に
設け、放射状にのびる複数の整流羽根を有する整流器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の整流器の中には、たとえ
ば図8に示すとおり、外筒部1aの中心にボス部1bを
設け、それらの間の流路2をボス部1bから放射状にの
びる複数の整流羽根1cで仕切る構成とする。そして、
軸流式水道メータでは、図7に示すごとく、この整流器
1を羽根車3の上流側に設置する。しかして、図7中矢
印A方向から流入する水道水を流路2を通して整流し、
その整流した水道水を羽根車3の各羽根3aに当て、そ
の羽根車3を回転して矢印B方向に流出し、これによ
り、羽根車3の回転から通過流量を測定していた。
【0003】しかし、従来では、図7に示すように、整
流器1に流入する水道水を矢印A方向からほぼ直角な矢
印C方向の流れに急激に変えるために流路2内で十分な
整流を行うことができず、整流器1の整流機能が低下し
ていた。その結果、水道水が羽根車3に均等に当たら
ず、その羽根車3の回転が安定しなかった。
【0004】そこで、従来では、図示省略するが、整流
羽根を流路方向に長く形成したり、また、整流羽根の下
側の図7中符号4で示す外ケース内面にリブを設けたり
する構成としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の構成では、整流羽根を長く形成したりリブを設け
るためのスペース分だけメータが大型になる。また、流
入した水道水がリブに当たって圧力損失を大きくすると
いう問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、メータを大型
化したり圧力損失を大きくしたりすることなく、整流効
果を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、たとえば以下の図示実施例に示すごとく、
外筒部11aの中心にボス部11bを設け、それらの間
の流路12を前記ボス部11bから放射状にのびる複数
の整流羽根11cで仕切る軸流式水道メータの整流器1
1において、前記整流羽根11c間に、前記外筒部11
aから内向きに中心に向けて突出する補助整流羽根11
dを設けてなることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施例に示すごとく、外筒部11aの中心にボス部
11bを設け、それらの間の流路12を前記ボス部11
bから放射状にのびる複数の整流羽根11cで仕切る軸
流式水道メータの整流器11において、前記整流羽根1
1c間に、前記ボス部11bから外向きに放射状に突出
する補助整流羽根11dを設けてなることを特徴とす
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施例に示すごとく、外筒部11aの中心にボス部
11bを設け、それらの間の流路12を前記ボス部11
bから放射状にのびる複数の整流羽根11cで仕切る軸
流式水道メータの整流器11において、前記整流羽根1
1c間に、前記外筒部11aから内向きに中心に向けお
よび前記ボス部11bから外向きに放射状に突出する補
助整流羽根11dを設けてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】そして、流路12内に水道水が流入したとき、
その水道水を整流羽根11cで整流するとともに、補助
整流羽根11dで整流する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
につき説明する。図6は、この発明の一実施例である整
流器を備える、軸流式水道メータの全体構成を示す概略
縦断面図である。図中符号10は、外ケースである。外
ケース10は、その図中左右に入口10aと出口10b
を有する。そして、入口10aから流入した水道水を図
中矢示方向に導いて出口10bから排出する。この流路
途中には、図中中央下側に整流器11を設ける。整流器
11は、外筒部11aの中央にボス部11bを設け、そ
れらの間に流路12を形成する。そして、ボス部11b
から放射状にのびる複数枚の整流羽根11cを設け、そ
の整流羽根11cで流路12を仕切る。また、外筒部1
1a上には、羽根車ケース13を設置する。羽根車ケー
ス13内には、羽根車14を収納する。羽根車14は、
羽根車軸14aから放射状にのびる複数枚の羽根14b
を有し、羽根車軸14aを中心として回転可能とする。
その羽根車軸14aの上端には、羽根車14の回転を歯
車列15へと伝達する羽根車カナ16を設けてなる。
【0012】そして、図6に示すとおり、入口10aか
ら流入した水道水を整流器11で整流して羽根車14の
各羽根14bに当て、その羽根車14を回転する。しか
して、この羽根車14の回転を歯車列15で減速し、そ
の歯車列15を構成するいくつかの歯車と同軸の指針1
8を回し、その指針18でダイヤル19上の目盛を指示
して水道水の通過流量を表示する。
【0013】ところで、上述した整流器11は、詳しく
は図1に示すごとく、外筒部11aから内向きに中心に
向けて突出し、先端がボス部11bまで達しない複数の
補助整流羽根11dを設けてなる。補助整流羽根11d
は、整流羽根11c間に1つずつ設ける。
【0014】そして、上述した整流器11では、図6に
示すように、流路12に水道水が流れ込んできたとき、
その水道水を整流羽根11cで整流するとともに、補助
整流羽根11dで整流して整流効果を上げ、水道水を前
記羽根車14へと導く。しかして、このように整流した
水道水を均等に羽根車14に当てる。
【0015】図2において、この発明の整流器11を備
える図示水道メータの流量ー器差曲線を符号aで示し、
従来の軸流式水道メータの流量ー器差曲線を符号bで示
す。図示のとおり、従来の軸流式水道メータの器差が流
量の増加に応じて大きく変化するのに比べ、図示水道メ
ータの器差はさほど変化しないことが実験的に確認され
た。なお、図2中符号cは、前記従来の水道メータの入
口に接線流式水道メータを接続し、その接線流式水道メ
ータを介して水道水を流入して流量測定を行った場合
に、実験的に得た流量ー器差曲線を示す。その場合、整
流器内に発生した乱流の影響で器差がさらに大きく変化
していることが判る。しかし、この発明において、同様
な実験を行っても、器差の変化に影響はなく、図2中の
同じ前記曲線aで示すように、器差がさほど変化しない
ことが確認された。
【0016】ところで、上述した図示実施例では、図1
に示すように、補助整流羽根11dを整流羽根11c間
に1つずつ設ける構成としたが、図3に示すとおり、整
流羽根11c間にたとえば2つずつ設ける構成としても
よい。また、上述した図示実施例では、いずれも補助整
流羽根11dを外筒部11aから内向きに中心に向け突
出して設ける。しかし、たとえば図4に示すように、補
助整流羽根11dをボス部11bから外向きに放射状に
突出して設ける構成としてもよい。さらに、たとえば図
5に示すように、補助整流羽根11dを外筒部11aか
ら内向きに中心に向けおよびボス部11bから外向きに
放射状に突出して設ける構成としてもよい。
【0017】なお、上述した図示実施例では、機械式の
水道メータについて説明したが、電子式の水道メータに
も当然適用することができる。
【0018】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、補助整
流羽根を、外筒部から内向きにまたはボス部から外向き
に、あるいは、外筒部から内向きにおよびボス部から外
向きに突出して設け、流路に流れ込む水道水を整流羽根
で整流するとともに、この圧力損失の低下の少ない補助
整流羽根で整流する構成とするから、従来のような圧力
損失の増大やメータの大型化を招くことなく、整流効果
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である整流器の平面図であ
る。
【図2】その整流器を備える水道メータと従来の水道メ
ータの器差の変化を比較して示す流量ー器差曲線図であ
る。
【図3】この整流器の第1の他例を示す概略平面図であ
る。
【図4】この整流器の第2の他例を示す概略平面図であ
る。
【図5】この整流器の第3の他例を示す概略平面図であ
る。
【図6】この発明の整流器を備える軸流式水道メータの
概略縦断面図である。
【図7】従来の整流器を備える軸流水道メータの部分縦
断面図である。
【図8】その従来の整流器の平面図である。
【符号の説明】
11 整流器 11a 外筒部 11b ボス部 11c 整流羽根 11d 補助整流羽根 12 流路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒部の中心にボス部を設け、それらの
    間の流路を前記ボス部から放射状にのびる複数の整流羽
    根で仕切る軸流式水道メータの整流器において、前記整
    流羽根間に、前記外筒部から内向きに中心に向けて突出
    する補助整流羽根を設けてなる、軸流式水道メータの整
    流器。
  2. 【請求項2】 外筒部の中心にボス部を設け、それらの
    間の流路を前記ボス部から放射状にのびる複数の整流羽
    根で仕切る軸流式水道メータの整流器において、前記整
    流羽根間に、前記ボス部から外向きに放射状に突出する
    補助整流羽根を設けてなる、軸流式水道メータの整流
    器。
  3. 【請求項3】 外筒部の中心にボス部を設け、それらの
    間の流路を前記ボス部から放射状にのびる複数の整流羽
    根で仕切る軸流式水道メータの整流器において、前記整
    流羽根間に、前記外筒部から内向きに中心に向けおよび
    前記ボス部から外向きに放射状に突出する補助整流羽根
    を設けてなる、請求項1または請求項2に記載の軸流式
    水道メータの整流器。
JP03183408A 1991-06-28 1991-06-28 軸流式水道メータの整流器 Expired - Fee Related JP3100678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03183408A JP3100678B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 軸流式水道メータの整流器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03183408A JP3100678B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 軸流式水道メータの整流器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH055635A JPH055635A (ja) 1993-01-14
JP3100678B2 true JP3100678B2 (ja) 2000-10-16

Family

ID=16135261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03183408A Expired - Fee Related JP3100678B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 軸流式水道メータの整流器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3100678B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019117174A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 株式会社A&M 羽根車式流量センサ及び流量制御システム
JP7275671B2 (ja) * 2019-03-12 2023-05-18 豊田合成株式会社 流体殺菌装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH055635A (ja) 1993-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5230638B2 (ja) タービン用ディフューザ兼排気装置
US7896618B2 (en) Centrifugal compressing apparatus
EP0100393B1 (en) Flow meter
JP3100678B2 (ja) 軸流式水道メータの整流器
US4752187A (en) Radial impeller for fluid flow machines
JP5022511B1 (ja) 羽根車式水道メータ用インナーケース、羽根車式水道メータ用計量装置、及び、羽根車式水道メータ
US3280752A (en) Pumps
JP2938228B2 (ja) 軸流式水道メータ
US4655090A (en) Turbine flowmeter for fluids
JP5268758B2 (ja) 羽根車式水道メーター
JPH06331402A (ja) 水道メータ
JPS6146414Y2 (ja)
US5397216A (en) Flow divider for radial-axial inlet housings
JPH0617050Y2 (ja) 竪型軸流羽根車式水道メータ
JPS6237134Y2 (ja)
JP2518785B2 (ja) 流量センサ−
JP4155504B2 (ja) 流量計及びその羽根車
JPH0313691Y2 (ja)
JP2007285816A (ja) 単箱式接線流羽根車式計量装置
JPH0313690Y2 (ja)
JP3209593B2 (ja) 竪型軸流羽根車式水道メータ
JP2000018004A (ja) ノズル付きラジアルタービン
JPS6146416Y2 (ja)
SU450983A1 (ru) Способ определени диаметра капель
JPS6221940Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070818

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080818

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080818

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees