JP3100327U - テレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシ - Google Patents
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Abstract
【課題】 テレビジョン受像機のシャーシにおいて、下段要素に上段要素を結合する際の作業手順から座付きビスの締付け作業を省略し、併せて、上段要素を前後左右及び上下方向で位置決めすることによって上段要素が衝撃により下段要素から離脱しにくくする。
【解決手段】 下段要素1の支持体2に上段要素5の取付部6を位置決めして結合する。第1結合手段と第2結合手段と第3結合手段とを備える。第1結合手段は立上り壁31と係止爪37とを備える。第2結合手段は支柱34と後向き突片部32とを含む。第3結合手段は後向き突片部32と横向き突片部35とを含む。支持体2が下段要素1の左右両側に備わり、取付部6が上段要素5の左右両側に備わっている。
【選択図】 図5
【解決手段】 下段要素1の支持体2に上段要素5の取付部6を位置決めして結合する。第1結合手段と第2結合手段と第3結合手段とを備える。第1結合手段は立上り壁31と係止爪37とを備える。第2結合手段は支柱34と後向き突片部32とを含む。第3結合手段は後向き突片部32と横向き突片部35とを含む。支持体2が下段要素1の左右両側に備わり、取付部6が上段要素5の左右両側に備わっている。
【選択図】 図5
Description
本考案は、テレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシ、詳しくは、ビデオテープレコーダ一体型テレビジョン受像機に採用される合成樹脂製シャーシに関する。
図7及び図8を参照して従来例を説明する。図7は従来の合成樹脂製シャーシの平面図、図8(A)は図7の要部の側面図、同(B)は同(A)の要部を拡大した縦断側面図である。
この合成樹脂製シャーシは、前後方向長さの長い下段要素1と、それよりも前後方向長さの短い上段要素5とを備えていて、下段要素1の左右両側にそれぞれ一体成形されている支持体2に、上段要素5の左右両側にそれぞれ一体成形されている取付部6が位置決めされた状態で重なり状に結合されている。さらに具体的には、支持体2が前側ポスト21と後側ポスト25とに分かれていて、それらの上に重ね合わされたリブ61を備える板片状の支持体6に前後に長い長孔62が備わり、その長孔62に挿通された2本の座付きビス91,92のうちの一方が前側ポスト21にねじ込まれ、そのうちの他方が後側ポスト25にねじ込まれている。なお、図6(B)に示した後側ポスト25には、その頂面26に、取付部6の長孔62に挿入されるボス27が備わっている。なお、前側ポスト21についても同様にその頂面22(図6(B)参照)に取付部6の長孔62に挿入されるボス(不図示)が備わっている。
ビデオテープレコーダ一体型テレビジョン受像機において、このシャーシの下段要素1はトレイシャーシと称されてビデオデッキやメイン基板、チューナパーツなどが搭載され、上段要素5はHVシャーシと称されて電源基板などが搭載される。そして、シャーシを上記のように下段要素1とその上に積み重ねられて結合された上段要素5とによって形成すると、シャーシ全体の前後長さが短縮されるので、当該シャーシを運搬するときの梱包がコンパクトになるという利点や、上記テレビジョン受像機での収容スペースの前後長さを短縮して小形化を促進しやすいといった利点がある。
他の従来例として、音響機器や家電機器のカバー体にフロントパネルを取り付ける場合に、フロトパネルを係止しているフロントアングルの変形を、カバー体に設けた挿入片で抑制することよってフロントパネルの脱落を防ぐというフロントパネル取付構造が知られている(たとえば特許文献1参照)。また、電子機器の前面パネルが衝撃により脱落することを防ぐための構造も提案されている(たとえば特許文献2参照)。
しかしながら、図7及び図8で説明した従来例では、下段要素1に上段要素5を結合する際の作業手順に、2本の座付きビス91,92を締め付けるという煩わしい作業が含まれるためにその作業が煩わしいだけでなく、座付きビス91,92の締付けトルクにばらつきが生じやすいために双方の要素1,5の結合状態にばらつきが生じやすいという問題や、座付きビスが余分に必要になってそれだけ部品コストが嵩むという問題があった。
そこで、本願考案者は、下段要素に上段要素を結合する際の作業手順から座付きビス自体や座付きビスの締付け作業を省略することによって、その作業性を改善することのできるテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシを案出した。このものを図9又は図10を参照して比較例として説明する。
図9は比較例に係るテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシの一部省略平面図、図10は図9の要部の側面図である。
この合成樹脂製シャーシは、前後方向長さの長い下段要素1と、それよりも前後方向長さの短い上段要素5とを備えていて、下段要素1の左右両側にそれぞれ一体成形されている支持体2に、上段要素5の左右両側にそれぞれ一体成形されている取付部6が位置決めされた状態で重なり状に結合されている点、支持体2が前側ポスト21と後側ポスト25とに分かれている点で、図7又は図8で説明したシャーシと同様であるけれども、次の点で図7又は図8で説明したシャーシと異なっている。
すなわち、このシャーシでは、取付部6の前端に具備された板片状の差込部63を、前側ポスト21の頂部に設けた凹入部22に差し込んで上段要素5を下段要素1に対し上下方向で位置決めすると共に、取付部6の後端部に開設した開口64を後側ポスト25の頂部に設けた係止爪28に嵌めてその係止爪28を開口64の口縁65に係止させることによって上段要素5を下段要素1に対し上下方向で位置決めしている。また、下段要素1の左右両側の支持体2と上段要素5の左右両側の取付部6とを図10で説明した構成によって結合することによって上段要素5を下段要素1に対し左右方向で位置決めしている。
この比較例によると、図7や図8で説明した座付きビスを用いる必要がなく、また、座付きビスに代わる別部品を用いる必要もなくなり、しかも、上段要素5を取り付けるときには、図10に仮想線で示したように、取付部6を斜めに傾けてその差込部63を凹入部22に差し込んだ後、矢印aのように取付部6を押し下げて開口64の口縁65を係止爪28に係止させるという簡単な作業を行うだけで済むという利点を備えている。
しかしながら、この比較例によると、衝撃が加わった場合に、上段要素5が下段要素1に対して矢印fのように後方へ位置ずれするという事態が起こり、それによって取付部6が支持体1から離脱するという事態の起こり得ることが判明した。
本考案は図7又は図8を参照して説明した従来例についての上記問題を解決することができると共に、比較例について図9又は図10で説明した衝撃による離脱という事態を起こりにくくすることのできるテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシを提供することを目的とする。
本考案に係るテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシは、上下2段に亘って配備された下段要素と上段要素とを備え、下段要素に一体成形された支持体に、上段要素に一体成形された取付部が位置決めされた状態で重なり状に結合されている。
また、支持体に、取付部を前後2箇所で挟み付けてその取付部を前後方向で位置決めする第1結合手段と、取付部を左右方向で位置決めする第2結合手段と、取付部を支持体との間で挟んでその取付部を上下方向で位置決めする第3結合手段とが備わっている。
そして、第1結合手段は、支持体の前部に具備されてその支持体上の初期載置位置から取付部を前方の結合位置にスライドさせることによりその取付部の前端部に具備された板片状の差込部が突き合わされる立上り壁と、支持体の後部に具備されてその支持体上で取付部を初期載置位置から結合位置にスライドさせることによりその取付部の後端部に具備された係合縁を乗り越えてその係合縁に係止する上下に弾性変位可能な係止爪とを備え、第2結合手段は、支持体に具備されて取付部を支持体上の初期載置位置に重ね合わせることによってその支持体に具備された幅広開口に挿入され、かつ、取付部を初期載置位置から結合位置にスライドさせることにより上記幅広開口に連続する幅狭開口に移行される支柱を備え、第3結合手段は、支持体上で取付部が初期載置位置から結合位置にスライドされたときに、支持体と共働して取付部を挟持する押え片を備えている。
この構成であれば、取付部が支持体に対して前後方向、左右方向及び上下方向の3軸方向で位置決めされているので、下段要素と上段要素とが衝撃によって離脱するという事態が起こりにくくなる。また、第1、第2及び第3の各結合手段を座付きビスなどの余分な部品を用いずに支持体に一体成形して形成することができ、しかも、第1、第2及び第3の各結合手段が、支持体に対して取付部材をスライドさせるだけで両者を結合する機能を発揮するので、下段要素に上段要素を取り付ける際に作業性にも優れる。
本考案では、第3結合手段の押え片が、上記第1結合手段の立上り壁の頂部から後向きに突き出して上記差込部に重なり合う後向き突片部と、上記第2結合手段の支柱の頂部から横方向に突き出して上記幅狭開口の口縁部に重なり合う横向き突片部とを含む、という構成を採用することが可能である。これによれば、押え片に含まれる後向き突片部や横向き突片部を立上り壁や支柱の頂部に具備させてあるので、それらの後向き突片部や横向き突片部を、立上り壁や支柱の形成箇所と異なる箇所に形成する必要がなくなってそれだけ支持体の構成が簡単になる。
本考案では、支持体が下段要素の左右両側に備わり、取付部が上段要素の左右両側に備わっていて、第2結合手段が、下段要素の左右両側の支持体に具備された上記支柱を含む、という構成を採用することが可能である。
また、本考案に係るテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシは次の構成を採用することによっていっそう具体化される。すなわち、上下2段に亘って配備された下段要素と上段要素とを備え、下段要素に一体成形された支持体に、上段要素に一体成形された取付部が位置決めされた状態で重なり状に結合されているテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシにおいて、支持体に、取付部を前後2箇所で挟み付けてその取付部を前後方向で位置決めする第1結合手段と、取付部を左右方向で位置決めする第2結合手段と、取付部を支持体との間で挟んでその取付部を上下方向で位置決めする第3結合手段とが備わり、第1結合手段は、支持体の前部に具備されてその支持体上の初期載置位置から取付部を前方の結合位置にスライドさせることによりその取付部の前端部に具備された板片状の差込部が突き合わされる立上り壁と、支持体の後部に具備されてその支持体上で取付部を初期載置位置から結合位置にスライドさせることによりその取付部の後端部に具備された係合縁を乗り越えてその係合縁に係止する上下に弾性変位可能な係止爪とを備え、第2結合手段は、支持体に具備されて取付部を支持体上の初期載置位置に重ね合わせることによってその支持体に具備された幅広開口に挿入され、かつ、取付部を初期載置位置から結合位置にスライドさせることにより上記幅広開口に連続する幅狭開口に移行される支柱と、上記立上り壁の頂部から後向きに突き出して上記差込部の左右両側に具備されたリブの相互間に嵌め込まれる後向き突片部とを含み、第3結合手段は、支持体上で取付部が初期載置位置から結合位置にスライドされたときに、支持体と共働して取付部を挟持する押え片を備え、この押え片が、上記後向き突片部と、上記第2結合手段の支柱の頂部から横方向に突き出して上記幅狭開口の口縁部に重なり合う横向き突片部とを含み、支持体が下段要素の左右両側に備わり、取付部が上段要素の左右両側に備わっていて、第2結合手段が、下段要素の左右両側の支持体にそれぞれ具備されて上段要素を左右方向で挟持する上記支柱と上記後向き突片部とを含む、という構成を採用することによっていっそう具体化される。この考案の作用は、後述する実施形態を参照して詳細に説明する。
以上のように、本考案によれば、下段要素に上段要素を結合する際の作業手順から座付きビス自体や座付きビスの締付け作業を省略してその作業性を改善し、併せて部品点数を削減して部品コストを低減しやすくなるだけでなく、下段要素に上段要素を取り付ける際の作業性に優れ、その上、上下各段の要素が相互に前後方向、左右方向、上下方向の3軸方向で位置決めされているので、落下時などの衝撃で両要素が離脱するという事態も起こりにくくなる。そのほか、下段要素と上段要素との結合状態にばらつきが生じにくいテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシを提供することが可能になるという効果もある。
図1は下段要素1の一部省略平面図、図2は図1の要部の側面図、図3は上段要素5の一部省略平面図、図4は図3の要部の側面図である。
図1又は図2のように、下段要素1は、前後方向長さの長い略矩形の合成樹脂成形体でなり、その左右両側にそれぞれ支持体2が一体成形されていて、図例の下段要素1では、支持体2が前側ポスト21と後側ポスト25とに分かれている。そして、前側ポスト21に、その頂面23と、頂面23に連設された立上り壁31と、立上り壁31の頂部から突き出した後向き突片部32とによって形成された凹入部33が備わっている。これに対し、後側ポスト25には、頂部に横向き突片部35を備える支柱34と、後側ポスト25の頂部から後向きに突き出した弾性片部36を備える上向きの係止爪37とを一体に備えていて、係止爪37は、弾性片部36の弾性によって上下方向に弾性変位可能である。
これに対し、上段要素5は、図3又は図4のように、前後方向長さの短い略矩形の合成樹脂成形体でなり、その左右両側にそれぞれ取付部6が一体成形されていて、図例の上段要素6では、取付部6が板片状に形成されていて、その裏面側の所定箇所にリブ61を備えている。また、この取付部6は、その前端部に板片状の差込部71を備えていると共に、その差込部71の左右両側にリブ72,72が立ち上げられている。また、取付部6の後端部には、幅広開口73とこの幅広開口73に連続する幅狭開口74とが形成されていると共に、それらの開口73,74の近傍箇所にも開口75が開設され、その開口75の前側の口縁が係合縁76として形成されている。
上記した下段要素1と上段要素5とは上下2段に亘って配備され、下段要素1の左右両側の支持体2,2に上段要素5の左右両側の取付部6,6がそれぞれ重ね合わされ、その状態で前後方向、左右方向及び上下方向の3軸方向で位置決めされた状態でそれらの支持体2と取付部6とが結合される。以下、この点を作業手順と共に説明する。
図5(A)(B)は作業手順を示した説明図、図6(A)は図5(B)のVIA−VIA線に沿う部分の拡大断面図、同(B)は同(B)のVIB−VIB線に沿う部分の拡大断面図、同(C)は同(B)のVIC−VIC線に沿う部分の拡大断面図である。
下段要素1に上段要素5を取り付けるときには、最初の段階で、上段要素5を下段要素1に対する結合箇所の少し後方に位置させて下段要素1の上に積み重ね、そうすることにより、取付部6を支持体2(図2参照)の前側ポスト21と後側ポスト25との上に載置して、図5(A)のように取付部6の差込部71を前側ポスト21の立上り壁31にその後方から対向させ、併せて、取付部6の幅広開口73に後側ポスト25の支柱34と横向き突片部35とを挿通させる。こうすることにより、後側ポスト25の係止爪37が取付部6により押し下げられて下方へ弾性変位する。この位置が取付部6の初期載置位置である。
次に、取付部6を図5(A)の初期載置位置から矢印Yのように前方へスライドさせて同図(B)の結合位置に位置させる。この結合位置では、取付部6の差込部71が図6(A)のように前側ポスト21の凹入部33に挿入されて立上り壁31に突き合わされると共に、その差込部71の上に後向き突片部32が重なり合い、また、係止爪37が取付部6の係合縁76を乗り越えた直後に上方へ弾性変位して図6(C)のように開口75内に突出し、それによって係止爪37が係合縁76に係止する。さらに、支柱34が図6(B)のように幅広開口73に連続する幅狭開口74に移行し、それに伴って横向き突片部35が幅狭開口74の口縁部74aに重なり合う。
以上の手順で上段要素5を下段要素1に結合すると、上段要素5の取付部6は、前側ポスト21の立上り壁31と後側ポスト25の係止爪37とにより挟まれて前後方向で位置決めされる。したがって、立上り壁31と係止爪37とが、取付部6を前後2箇所で挟み付けてその取付部6を前後方向で位置決めする第1結合手段を形成している。また、支持体2が下段要素1の左右両側に備わり、取付部6が上段要素5の左右両側に備わっているところから、上段要素5が左右の支柱34と左右の後向き突片部32とにより挟まれ、それによって取付部6が左右方向で位置決めされる。したがって、これらの支柱34と後向き突片部32とが、取付部6を左右方向で位置決めする第2結合手段を形成している。さらに、取付部6は、その上に重なりあっている後向き突片部32と横向き突片部35と前後のポスト21,25の頂部とにより挟まれて上下方向で位置決めされる。したがって、これらの後向き突片部32と横向き突片部35とが、取付部6を支持体2との間で挟んでその取付部6を上下方向で位置決めする第3結合手段を形成していて、しかも、支持体2と共働して取付部6を挟持する押え片に後向き突片部32と横向き突片部35とが含まれる。
上記した手順を採用して下段要素1に上段要素5を結合すると、上段要素5が下段要素1に対して前後方向、左右方向及び上下方向の3軸方向で位置決めされて相互に動かない状態に保たれるので、衝撃が加わっても、下段要素1と上段要素5とが離脱するような事態は起こりにくい。また、図7や図8で説明した座付きビス91,92は不要であり、上記した第1、第2及び第3の各結合手段が支持体2の前側ポスト21や後側ポスト25と一体成形されているので、支持体2に対する取付部6の取付状態が安定し、下段要素1と上段要素5との結合状態にばらつきが生じない。
1 下段要素
2 支持体
5 上段要素
6 取付部
31 立上り壁
32 後向き突片部
34 支柱
35 横向き突片部
37 係止爪
71 差込部
72 リブ
73 幅広開口
74 幅狭開口
76 係合縁
2 支持体
5 上段要素
6 取付部
31 立上り壁
32 後向き突片部
34 支柱
35 横向き突片部
37 係止爪
71 差込部
72 リブ
73 幅広開口
74 幅狭開口
76 係合縁
Claims (4)
- 上下2段に亘って配備された下段要素と上段要素とを備え、下段要素に一体成形された支持体に、上段要素に一体成形された取付部が位置決めされた状態で重なり状に結合されているテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシにおいて、
支持体に、取付部を前後2箇所で挟み付けてその取付部を前後方向で位置決めする第1結合手段と、取付部を左右方向で位置決めする第2結合手段と、取付部を支持体との間で挟んでその取付部を上下方向で位置決めする第3結合手段とが備わり、
第1結合手段は、支持体の前部に具備されてその支持体上の初期載置位置から取付部を前方の結合位置にスライドさせることによりその取付部の前端部に具備された板片状の差込部が突き合わされる立上り壁と、支持体の後部に具備されてその支持体上で取付部を初期載置位置から結合位置にスライドさせることによりその取付部の後端部に具備された係合縁を乗り越えてその係合縁に係止する上下に弾性変位可能な係止爪とを備え、
第2結合手段は、支持体に具備されて取付部を支持体上の初期載置位置に重ね合わせることによってその支持体に具備された幅広開口に挿入され、かつ、取付部を初期載置位置から結合位置にスライドさせることにより上記幅広開口に連続する幅狭開口に移行される支柱と、上記立上り壁の頂部から後向きに突き出して上記差込部の左右両側に具備されたリブの相互間に嵌め込まれる後向き突片部とを含み、
第3結合手段は、支持体上で取付部が初期載置位置から結合位置にスライドされたときに、支持体と共働して取付部を挟持する押え片を備え、この押え片が、上記後向き突片部と、上記第2結合手段の支柱の頂部から横方向に突き出して上記幅狭開口の口縁部に重なり合う横向き突片部とを含み、
支持体が下段要素の左右両側に備わり、取付部が上段要素の左右両側に備わっていて、第2結合手段が、下段要素の左右両側の支持体にそれぞれ具備されて上段要素を左右方向で挟持する上記支柱と上記後向き突片部とを含むことを特徴とするテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシ。 - 上下2段に亘って配備された下段要素と上段要素とを備え、下段要素に一体成形された支持体に、上段要素に一体成形された取付部が位置決めされた状態で重なり状に結合されているテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシにおいて、
支持体に、取付部を前後2箇所で挟み付けてその取付部を前後方向で位置決めする第1結合手段と、取付部を左右方向で位置決めする第2結合手段と、取付部を支持体との間で挟んでその取付部を上下方向で位置決めする第3結合手段とが備わり、
第1結合手段は、支持体の前部に具備されてその支持体上の初期載置位置から取付部を前方の結合位置にスライドさせることによりその取付部の前端部に具備された板片状の差込部が突き合わされる立上り壁と、支持体の後部に具備されてその支持体上で取付部を初期載置位置から結合位置にスライドさせることによりその取付部の後端部に具備された係合縁を乗り越えてその係合縁に係止する上下に弾性変位可能な係止爪とを備え、
第2結合手段は、支持体に具備されて取付部を支持体上の初期載置位置に重ね合わせることによってその支持体に具備された幅広開口に挿入され、かつ、取付部を初期載置位置から結合位置にスライドさせることにより上記幅広開口に連続する幅狭開口に移行される支柱を備え、
第3結合手段は、支持体上で取付部が初期載置位置から結合位置にスライドされたときに、支持体と共働して取付部を挟持する押え片を備えていることを特徴とするテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシ。 - 第3結合手段の押え片が、上記第1結合手段の立上り壁の頂部から後向きに突き出して上記差込部に重なり合う後向き突片部と、上記第2結合手段の支柱の頂部から横方向に突き出して上記幅狭開口の口縁部に重なり合う横向き突片部とを含む請求項2に記載したテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシ。
- 支持体が下段要素の左右両側に備わり、取付部が上段要素の左右両側に備わっていて、第2結合手段が、下段要素の左右両側の支持体に具備された上記支柱を含む請求項2又は請求項3に記載したテレビジョン受像機の合成樹脂製シャーシ。
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Publication Number | Publication Date |
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JP3100327U true JP3100327U (ja) | 2004-05-13 |
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ID=43253970
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