JP3100305U - 心線挟み込み防止シートを取り付けたケーブルクロージャ - Google Patents

Abstract

【課題】クロージャの合わせ目から心線を確実に防護して挟み込み事故を防止し、安全かつ迅速に接続作業を行うことができる心線挟み込み防止シートを取り付けたケーブルクロージャを提供する。
【解決手段】内部で心線を接続するクロージャ本体１と、該クロージャ本体１の内部を閉じる蓋体２から成り、該クロージャ本体１の合せ縁１ａの内側に隙間Ｇをあけて連結棒３を設けたケーブルクロージャにおいて、前記隙間Ｇに心線挟み込み防止シート３を差し込んで、接続した心線がクロージャ本体１と蓋体２との合せ目に挟み込まれるのを防止する
【選択図】　　　　図１

Description

　本考案は、ケーブルクロージャにおける心線挟み込み防止シートに関するものである。

　一般のケーブルクロージャは、図４に示すように、主としてクロージャ本体１と蓋体２から構成されていて、クロージャ本体１内での心線の接続等の作業が完了すると、蓋体２を取り付けて閉じるようになっている。

　ところが、作業が完了したものの、心線がクロージャ本体１からはみ出したままで蓋体２を閉じると、それらの合わせ目に心線を挟み込む恐れがあり、その結果、断線事故等を引き起こす等の問題点があった。

　本考案が解決しようとする課題は、クロージャの合わせ目から心線を確実に防護して挟み込み事故を防止し、安全かつ迅速に接続作業を行うことができるケーブルクロージャにおける心線挟み込み防止シートを提供することにある。

　本考案は、内部で心線を接続するクロージャ本体と、該クロージャ本体の内部を閉じる蓋体から成り、該クロージャ本体の合せ縁の内側に隙間をあけて連結棒を設けたケーブルクロージャにおいて、前記隙間に差し込んで、接続した心線がクロージャ本体と蓋体との合せ目に挟み込まれるのを防止することを特徴とする。また、一側縁を一方の隙間に、他側縁を他方の隙間に、それぞれ差し込むことを特徴とする。

　本考案のケーブルクロージャにおける心線挟み込み防止シートは、クロージャの合わせ目から心線を確実に防護して挟み込み事故を防止し、安全かつ迅速に接続作業を完了することができるという利点がある。

　図１は、本考案の一実施例を示す図であって、クロージャ本体１の合せ縁１ａの内側に、所定の隙間Ｇをあけて、連結棒１ｂが設けられている。該連結棒１ｂの両端部は、内装金具１ｃに取り付けられている。

　３は心線挟み込み防止シートであって、結線作業が完了したら、その一側縁を一方の隙間Ｇに差し込むと共に、図２に示すように、その他側縁を他方に隙間Ｇに差し込んで、心線がはみ出さないようにした状態で蓋体２を被せる。

　図３は、別の実施例を示すもので、結線作業が完了したら、心線挟み込み防止シート３の一側縁を、クロージャ本体１の一方の隙間Ｇに差し込むと共に、クロージャ本体１の底部を這わせて、他方の隙間Ｇから延出せしめることにより、心線がはみ出さないようにする。

本考案の一実施例を示すクロージャ本体の斜視図（Ａ）、その横断面図（Ｂ）である。 図１に続く心線挟み込み防止シートのセット状態の斜視図（Ａ）、その横断面図（Ｂ）である。 本考案の別の実施例を示す横断面図である。 従来のクロージャ本体の斜視図（Ａ）、その横断面図（Ｂ）である。

符号の説明

　１　　クロージャ本体
　１ａ　合せ縁
　１ｂ　連結棒
　１ｃ　内装金具
　２　　蓋体
　３　　心線挟み込み防止シート
　Ｇ　　隙間

Claims (2)

1. 　　内部で心線を接続するクロージャ本体と、該クロージャ本体の内部を閉じる蓋体から成り、該クロージャ本体の合せ縁の内側に隙間をあけて連結棒を設けたケーブルクロージャにおいて、前記隙間に差し込んで、接続した心線がクロージャ本体と蓋体との合せ目に挟み込まれるのを防止することを特徴とするケーブルクロージャにおける心線挟み込み防止シート。
2. 　一側縁を一方の隙間に、他側縁を他方の隙間に、それぞれ差し込むことを特徴とする請求項１に記載のケーブルクロージャにおける心線挟み込み防止シート。

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