JP3100005U - 飲料用ボトル - Google Patents
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Abstract
【課題】ストローを閉栓時にボトル内に収納でき、開栓時には常にボトルの飲み口部から突出しうるようにしたストロー内蔵用の飲料用ボトルを提供する。
【解決手段】開封後の飲料用ボトルの飲み口部に形成されたキャップ受部のねじ部の下部と、キャップの開封時に切り離されたタンパーエビデントリングまたは該タンパーエビデントリングを収納する受溝部の上方の溝側壁部の上部との間にリングを嵌着し、キャップを締める際にキャップの下端がリングに衝合してキャップがリングの高さ分だけ上方位置でねじ止めされて飲み口部の先端とキャップ頂部の内壁面との間に空隙部を形成し、飲料用ボトルに内蔵したストローの先端が、閉栓時に飲料用ボトルの飲み口部を超えて上記空隙部内に突出しうるようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】開封後の飲料用ボトルの飲み口部に形成されたキャップ受部のねじ部の下部と、キャップの開封時に切り離されたタンパーエビデントリングまたは該タンパーエビデントリングを収納する受溝部の上方の溝側壁部の上部との間にリングを嵌着し、キャップを締める際にキャップの下端がリングに衝合してキャップがリングの高さ分だけ上方位置でねじ止めされて飲み口部の先端とキャップ頂部の内壁面との間に空隙部を形成し、飲料用ボトルに内蔵したストローの先端が、閉栓時に飲料用ボトルの飲み口部を超えて上記空隙部内に突出しうるようにした。
【選択図】 図2
Description
この考案は、開閉可能にキャップで飲み口部の蓋をすることができる飲料用ボトルであって、ストローを閉栓時にボトル内に収納でき、開栓時には常にボトルの飲み口部から突出しうるようにしたストロー内蔵用の飲料用ボトルおよびリングに関する。
近年、350mlや500ml容量をはじめとする比較的小容量のPETボトルやアルミボトルが出回っており、開栓と閉栓とを繰り返し行うことができるので、これらボトルを持ち運んで随時の使用に供する者が増えてきている。
一方、この種のボトルは、飲み口部に直接口をつけて飲むと、飲料を飲むために顔を上向きにする所謂ラッパ飲み状態となり、飲み口部から飲料が大量に流れ込んでこぼれる虞れがあった。
ボトルにストローを挿して飲むと便利であるが、キャップの着脱を繰り返す場合には、その都度、ストローを用意する必要があり、取扱いが不便であるという問題があった。
そのため閉栓時にはボトル内に収納でき、開栓と同時にストローが飲み口部から突出するようにした構成が種々提案されている。
例えば、特開2001−61630では、開栓後再び閉栓できる缶又はボトル飲料に対し、閉栓時に缶又はボトル等の容器内に収納でき、開栓時には容器の飲み口部から突出するストローで、伸長状態での両端間が容器の深さよりも長く、圧縮状態での両端間が容器の深さよりも短くなる全長とし、全体的に弾性を有してなるストローの構造が開示されている。
しかし、上記構成では、閉栓時に内蔵されたストローは容器の深さよりも短くなり飲み口部から突出することがないので、圧縮状態が長時間にわたったり、繰り返し圧縮されることにより、撓んだストローの弾性反発力が損なわれてストローが変形してしまい、ストローが飲み口部から僅かしか突出せず、あるいは全く突出しなくなる虞れがある。
そこで、特開2003−146347では、蓋の内側天面に凹部を設けることによりストローをペットボトル内に収納した状態でも蓋をできるようにした飲料用携帯ペットボトルの構造が開示されている。
しかし、この構造では蓋に凹部を予め形成しておくので、既存の蓋を用いてストローを収納することができず、汎用性に劣る欠点がある。
特開2001−61630 図5参照
特開2003−146347
一方、この種のボトルは、飲み口部に直接口をつけて飲むと、飲料を飲むために顔を上向きにする所謂ラッパ飲み状態となり、飲み口部から飲料が大量に流れ込んでこぼれる虞れがあった。
ボトルにストローを挿して飲むと便利であるが、キャップの着脱を繰り返す場合には、その都度、ストローを用意する必要があり、取扱いが不便であるという問題があった。
そのため閉栓時にはボトル内に収納でき、開栓と同時にストローが飲み口部から突出するようにした構成が種々提案されている。
例えば、特開2001−61630では、開栓後再び閉栓できる缶又はボトル飲料に対し、閉栓時に缶又はボトル等の容器内に収納でき、開栓時には容器の飲み口部から突出するストローで、伸長状態での両端間が容器の深さよりも長く、圧縮状態での両端間が容器の深さよりも短くなる全長とし、全体的に弾性を有してなるストローの構造が開示されている。
しかし、上記構成では、閉栓時に内蔵されたストローは容器の深さよりも短くなり飲み口部から突出することがないので、圧縮状態が長時間にわたったり、繰り返し圧縮されることにより、撓んだストローの弾性反発力が損なわれてストローが変形してしまい、ストローが飲み口部から僅かしか突出せず、あるいは全く突出しなくなる虞れがある。
そこで、特開2003−146347では、蓋の内側天面に凹部を設けることによりストローをペットボトル内に収納した状態でも蓋をできるようにした飲料用携帯ペットボトルの構造が開示されている。
しかし、この構造では蓋に凹部を予め形成しておくので、既存の蓋を用いてストローを収納することができず、汎用性に劣る欠点がある。
この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、既存のキャップと飲み口部の構造であっても、リングを介設することにより閉栓時に飲み口部の先端とキャップ頂部の内壁面との間に空隙部を形成して、開栓時に確実にストローを飲み口部より上へ突出させ、飲用者がストローの先端をくわえやすくすることにある。
この考案の別の課題は、リングに識別手段を設けて、リングを嵌着した飲料用ボトルを他の飲料用ボトルと区別することができるようにしたことにある。
この考案の更に別の課題は、リングにストラップや飲料用ボトルカバーを取付けて、飲料用ボトルを持ち運びやすくすることにある。
この考案の別の課題は、リングに識別手段を設けて、リングを嵌着した飲料用ボトルを他の飲料用ボトルと区別することができるようにしたことにある。
この考案の更に別の課題は、リングにストラップや飲料用ボトルカバーを取付けて、飲料用ボトルを持ち運びやすくすることにある。
この考案は、上記課題を達成するために、請求項1の飲料用ボトルに用いる考案では、
キャップが飲み口部にねじ止めされる飲料用ボトルであって、
開封後の飲料用ボトルの飲み口部に形成されたキャップ受部のねじ部の下部と、キャップの開封時に切り離されたタンパーエビデントリングまたは該タンパーエビデントリングを収納する受溝部の上方の溝側壁部の上部との間に嵌着するリングを設けてなり、
キャップを飲み口部のねじ部に螺着する際にキャップの下端がリングに衝合してキャップがリングの高さ分だけ上方位置でねじ止めされて閉栓して飲み口部の先端とキャップ頂部の内壁面との間に空隙部を形成し、
飲料用ボトルに内蔵したストローの先端が、閉栓時に飲料用ボトルの飲み口部を超えて上記空隙部内に突出しうる、という技術的手段を講じている。
また、請求項2の考案では、
前記リングに、他のリングと区別する識別手段または表示部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載のストロー内蔵用の飲料用ボトル。
更に、請求項3の考案では、
前記リングが弾性体からなっており、キャップとキャップ受部との隙間をシールしうる、という技術的手段を講じている。
キャップが飲み口部にねじ止めされる飲料用ボトルであって、
開封後の飲料用ボトルの飲み口部に形成されたキャップ受部のねじ部の下部と、キャップの開封時に切り離されたタンパーエビデントリングまたは該タンパーエビデントリングを収納する受溝部の上方の溝側壁部の上部との間に嵌着するリングを設けてなり、
キャップを飲み口部のねじ部に螺着する際にキャップの下端がリングに衝合してキャップがリングの高さ分だけ上方位置でねじ止めされて閉栓して飲み口部の先端とキャップ頂部の内壁面との間に空隙部を形成し、
飲料用ボトルに内蔵したストローの先端が、閉栓時に飲料用ボトルの飲み口部を超えて上記空隙部内に突出しうる、という技術的手段を講じている。
また、請求項2の考案では、
前記リングに、他のリングと区別する識別手段または表示部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載のストロー内蔵用の飲料用ボトル。
更に、請求項3の考案では、
前記リングが弾性体からなっており、キャップとキャップ受部との隙間をシールしうる、という技術的手段を講じている。
この考案では、リングを用いることで既存の飲料用ボトルやキャップであっても、閉栓時に飲み口部の先端より上方へストローの先端を突出させることができるので、キャップを開いた際に、飲用者は確実にストローの先端をくわえて、ボトルに収納された飲料を飲むことができる。
従って、いわゆるラッパ飲みのような姿勢をとる必要がなく、ストローを用いて静かに品良く飲むことができ、着衣などを汚すおそれがない。仰臥状態でも飲むことができるので、起き臥し不自由な老人や病人などであっても、自由に飲むことができ、乗物内での飲用にも適しており、極めて利便性が高い。
また、リングには識別手段や表示部を設けることで、リングを嵌着した飲料用ボトルを他の飲料用ボトルと容易に見分けることができる。
更に、リングがキャップとキャップ受部との隙間をシールする場合には、キャップが半締め状態で隙間が生じても、飲料が漏れる虞が無い。
また、リングにストラップを取り付ければ、リングはキャップによって飲料用ボトルに緊締されるので、ストラップが外れることがなく携帯性に優れる。
また、飲料ボトルカバーにリングを取り付ければ、リングの装着により前記カバーの装着とキャップの上方位置での閉栓とを同時に行うことができる。
従って、いわゆるラッパ飲みのような姿勢をとる必要がなく、ストローを用いて静かに品良く飲むことができ、着衣などを汚すおそれがない。仰臥状態でも飲むことができるので、起き臥し不自由な老人や病人などであっても、自由に飲むことができ、乗物内での飲用にも適しており、極めて利便性が高い。
また、リングには識別手段や表示部を設けることで、リングを嵌着した飲料用ボトルを他の飲料用ボトルと容易に見分けることができる。
更に、リングがキャップとキャップ受部との隙間をシールする場合には、キャップが半締め状態で隙間が生じても、飲料が漏れる虞が無い。
また、リングにストラップを取り付ければ、リングはキャップによって飲料用ボトルに緊締されるので、ストラップが外れることがなく携帯性に優れる。
また、飲料ボトルカバーにリングを取り付ければ、リングの装着により前記カバーの装着とキャップの上方位置での閉栓とを同時に行うことができる。
飲み口部のねじ部の下方にリングを嵌着することで、キャップを上方位置で閉栓することができ、飲料用ボトルに内蔵されたストローの先端をキャップ上部に形成される空隙部内に配置して、常にストローの先端を飲み口部より上方位置に保持することで実現した。
以下に、この考案の飲料用ボトルの好適実施例について図面を参照しながら説明する。
以下に、この考案の飲料用ボトルの好適実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、ストロー2を内蔵した飲料用ボトル1の実施例1の断面図である。
飲料用ボトル1は、本実施例では500mlのPETボトルであって、底部中央には隆起部1bが形成されており、上部が絞られて小径の飲み口部4が形成されており、この飲み口部4にはキャップ10を被冠するためのキャップ受部5が形成されている。
図1の実施例1では、キャップ受部5は、キャップ10と同一素材でボトル本体とは別体に形成されて、ボトル本体の上部に一体に固着されている。
図2の実施例2では、ボトル本体の上部に飲み口部4が一体成型されており、キャップ受部5となっている。
飲料用ボトル1は、本実施例では500mlのPETボトルであって、底部中央には隆起部1bが形成されており、上部が絞られて小径の飲み口部4が形成されており、この飲み口部4にはキャップ10を被冠するためのキャップ受部5が形成されている。
図1の実施例1では、キャップ受部5は、キャップ10と同一素材でボトル本体とは別体に形成されて、ボトル本体の上部に一体に固着されている。
図2の実施例2では、ボトル本体の上部に飲み口部4が一体成型されており、キャップ受部5となっている。
キャップ受部5は、図2および図3に一層明瞭に示すように、筒状であって、その上部には複数条からなる雄ねじ部6が突設されている。
この最下段の雄ねじ部6の下部5bは、既設の構造を用いるもので、通常はほぼ平坦な面からなっており、後述のリング20を取り付けるリング受部として機能する。
図2ではキャップ受部5の下部(リング受部)5bは、雄ねじ部6の山部と同様に外方へ突出している場合を示したが、図3の実施例3で示すように逆に雄ねじ部6の谷部と同様に窪んでいるものでもよい。
そして、図3の場合、このキャップ受部5の下部5bの下には、キャップ受部5の外周に沿う環状の凹溝からなる受溝部7が形成されている。
この最下段の雄ねじ部6の下部5bは、既設の構造を用いるもので、通常はほぼ平坦な面からなっており、後述のリング20を取り付けるリング受部として機能する。
図2ではキャップ受部5の下部(リング受部)5bは、雄ねじ部6の山部と同様に外方へ突出している場合を示したが、図3の実施例3で示すように逆に雄ねじ部6の谷部と同様に窪んでいるものでもよい。
そして、図3の場合、このキャップ受部5の下部5bの下には、キャップ受部5の外周に沿う環状の凹溝からなる受溝部7が形成されている。
一方、キャップ10は、図示例の場合、タンパーエビデント性を有するキャップであって、前記受溝部7には、開封時に分離されるタンパーエビデントリング15が嵌合し上下に拘束されている。
そして、キャップ10の内側の側周面には前記キャップ受部5の雄ねじ部6に対応する雌ねじ部11が形成された公知構成からなっている。
この考案は、このような既存のキャップ10や飲料用ボトル1をそのまま使用することができる点に特徴がある。
即ち、上記キャップ10を捻ってタンパーエビデントリング15を切って分離し、飲料用ボトル1を開封した後に、キャップ受部5の下部5bに、リング20を嵌着する。
そして、キャップ10の内側の側周面には前記キャップ受部5の雄ねじ部6に対応する雌ねじ部11が形成された公知構成からなっている。
この考案は、このような既存のキャップ10や飲料用ボトル1をそのまま使用することができる点に特徴がある。
即ち、上記キャップ10を捻ってタンパーエビデントリング15を切って分離し、飲料用ボトル1を開封した後に、キャップ受部5の下部5bに、リング20を嵌着する。
このリング20は、下端が外方へ突出するタンパーエビデントリング15(図2参照)、またはキャップ受部5の下部5bが窪んでいる場合にタンパーエビデントリング15を収納する受溝部7の上方の溝側壁部8が鍔のように突出するのでこれに衝合(図3参照)して支持される。
このリング20の装着によって、キャップ10を前記雄ねじ部6に螺着する際にキャップ10の下端がリング20に衝合してキャップ10をリング20の高さ分だけ上方となる中途位置で雄ねじ部6にねじ止めさせて閉栓する。
ここで前記リング20は、キャップ10の下端とタンパーエビデントリング15または該タンパーエビデントリング15を収納する受溝部7の上方の溝側壁部8との間で挟圧され、固定される。
これにより通常のキャップであっても、飲み口部4の先端とキャップ頂部の内壁面12との間に空隙部Sを形成することができる(図2、図3参照)。
このリング20の装着によって、キャップ10を前記雄ねじ部6に螺着する際にキャップ10の下端がリング20に衝合してキャップ10をリング20の高さ分だけ上方となる中途位置で雄ねじ部6にねじ止めさせて閉栓する。
ここで前記リング20は、キャップ10の下端とタンパーエビデントリング15または該タンパーエビデントリング15を収納する受溝部7の上方の溝側壁部8との間で挟圧され、固定される。
これにより通常のキャップであっても、飲み口部4の先端とキャップ頂部の内壁面12との間に空隙部Sを形成することができる(図2、図3参照)。
前記実施例でリング20は、飲み口部4となるキャップ受部5の外径より小径であって、引き延ばして前記キャップ受部5の下部5bに嵌着可能なゴムやエラストマーなどの弾性体を用いた無端の環状体を用いている。
このリング20は、断面円形や四角形など適宜断面形状のゴムバンドやOリングなどを用いることができるが、その他弾性を有する素材を用いたリングであれば、径方向にも上下方向にも締め付けられるので、シール性を持たせることができる。
このリング20は、断面円形や四角形など適宜断面形状のゴムバンドやOリングなどを用いることができるが、その他弾性を有する素材を用いたリングであれば、径方向にも上下方向にも締め付けられるので、シール性を持たせることができる。
上記実施例ではリング20は、弾性を有しシール性を備えており、キャップ10とキャップ受部5との隙間を密封しているが、この考案ではリング20は上記実施例に限らず、シール性や弾性を有していなくてもよい。
例えば、ゴムバンドであっても飲み口部4やキャップ受部5より小径でなくてもよい。また、素材もプラスチックや金属製、木製や紙製などからなるリングであってもよい。
要するに、リング20は、キャップ10で飲み口部4を閉栓する際に、キャップ10の下端がリング20に衝合して中途までしかねじ締めができないような形状であればよく、素材や構成は問わない。
例えば、ゴムバンドであっても飲み口部4やキャップ受部5より小径でなくてもよい。また、素材もプラスチックや金属製、木製や紙製などからなるリングであってもよい。
要するに、リング20は、キャップ10で飲み口部4を閉栓する際に、キャップ10の下端がリング20に衝合して中途までしかねじ締めができないような形状であればよく、素材や構成は問わない。
図5に示す実施例4のリング20は、一端が枢着または蝶着Pされた一対の半円の円弧状のアーム21からなっており、それぞれのアーム21の先端には、係脱可能な一対の係止構成部22を備えている。
そして、使用時には、アーム21先端の係止構成部22相互を外し、アーム21を開いてキャップ受部5の下部に外嵌する。
次いで、一対のアーム21を閉じて先端の係止構成部22相互を係止して円環状にしてリング20として用いることができる。
そして、使用時には、アーム21先端の係止構成部22相互を外し、アーム21を開いてキャップ受部5の下部に外嵌する。
次いで、一対のアーム21を閉じて先端の係止構成部22相互を係止して円環状にしてリング20として用いることができる。
図6に示す実施例5のリング20は、一対の半円の円弧状のアーム23に2分割されており、それぞれのアームの両端には、係脱可能な一対の係止構成部24a、24bを備えている。
そして、使用時には、アーム23先端の係止構成部24a、24b相互を外して2つに分割されているアーム23を開いてキャップ受部5の下部に外嵌する。
そして、使用時には、アーム23先端の係止構成部24a、24b相互を外して2つに分割されているアーム23を開いてキャップ受部5の下部に外嵌する。
次いで、一対のアーム23を合わせて先端の係止構成部24a、24b相互を係止して円環状に連結してリング20として用いることができる。
これらのリング20によっても、前記実施例と同様に、キャップ10で飲み口部4を閉栓する際に、キャップ10下端がリング20に衝合してリングの高さ分だけ中途位置でねじ止めされるので、飲み口部4の先端とキャップ頂部の内壁面12との間に空隙部Sを形成することができる。
これらのリング20によっても、前記実施例と同様に、キャップ10で飲み口部4を閉栓する際に、キャップ10下端がリング20に衝合してリングの高さ分だけ中途位置でねじ止めされるので、飲み口部4の先端とキャップ頂部の内壁面12との間に空隙部Sを形成することができる。
次ぎに、図7に示した実施例6のリング20は、前記図3のリング20にストラップ止め具30を連結した構成からなっている。
このストラップ止め具30は、例えば、ループ状のストラップベルト31と、小ループ状の取付用紐体32と、これらの端部を固定する固定具33とからなる公知構成からなっているが、前記ストラップ止め具30はストラップベルト31をリング20に連結させるものであればよい。
ストラップ付きリング30は、リング20が前述のようにキャップ10によって固定されるので、飲料用ボトル1を携帯する際の手提げとして利用することができる。
このストラップ止め具30は、例えば、ループ状のストラップベルト31と、小ループ状の取付用紐体32と、これらの端部を固定する固定具33とからなる公知構成からなっているが、前記ストラップ止め具30はストラップベルト31をリング20に連結させるものであればよい。
ストラップ付きリング30は、リング20が前述のようにキャップ10によって固定されるので、飲料用ボトル1を携帯する際の手提げとして利用することができる。
次ぎに、図8および図9に示す実施例7および実施例8のリング20は、飲料用ボトルカバー40に取り付けた異なる実施例を示す。
図8の実施例7では、飲料用ボトルカバー40が、飲料用ボトル1を収納する筒状の袋本体41と、袋本体の上部に連設された可撓性を有する撓み部42と、その上部に形成されて飲料用ボトル1の飲み口部4近傍で締め付けられる口部43とからなっている。
図8の実施例7では、飲料用ボトルカバー40が、飲料用ボトル1を収納する筒状の袋本体41と、袋本体の上部に連設された可撓性を有する撓み部42と、その上部に形成されて飲料用ボトル1の飲み口部4近傍で締め付けられる口部43とからなっている。
そして、上記ボトルカバー40にリング20が装着されている。
例えば、図示例では、リング20がゴムバンドであって、口部43の上端を折り返した筒部にゴムバンドを通した構成とし、飲料用ボトル1を袋本体41に収納し、口部43のリング20を前記飲み口部4のキャップ受部5の下部に嵌着する。
これにより、リング20は、飲料用ボトルカバー40の装着と同時に、キャップ10の閉栓位置をリング20の高さ分だけ上方位置にすることができる。
また、図示しないが、飲料用ボトルカバー40が厚手の外袋と薄手の内袋の二重袋からなっている場合に、内袋の口部にゴムバンドなどの取着具20を装着しておき、前記飲み口部4のキャップ受部5の下部に嵌着するようにしてもよい。
そして外袋は、そのまま通常の方法で飲料用ボトル1に取り付けられる。
例えば、図示例では、リング20がゴムバンドであって、口部43の上端を折り返した筒部にゴムバンドを通した構成とし、飲料用ボトル1を袋本体41に収納し、口部43のリング20を前記飲み口部4のキャップ受部5の下部に嵌着する。
これにより、リング20は、飲料用ボトルカバー40の装着と同時に、キャップ10の閉栓位置をリング20の高さ分だけ上方位置にすることができる。
また、図示しないが、飲料用ボトルカバー40が厚手の外袋と薄手の内袋の二重袋からなっている場合に、内袋の口部にゴムバンドなどの取着具20を装着しておき、前記飲み口部4のキャップ受部5の下部に嵌着するようにしてもよい。
そして外袋は、そのまま通常の方法で飲料用ボトル1に取り付けられる。
図9の実施例8では、飲料用ボトルカバー40の口部43が紐部45によって締め付ける構成からなっており、上記紐部45の先端にリング20が取り付けられている。
この場合に、飲料用ボトルカバー40は、受溝部7の下方の溝側壁部9が抜け止め用の鍔となるようにその下に口部43を配置して紐部45により結わえたり、ループ状の紐部45を締め付けたりして取り付ける。
そして、このように結んだり締め付けたりした残りの紐部45の先端にリング20があるので、このリング20を、前記実施例のようにキャップ受部5の下部5bに嵌着すればよい。
このようにボトルカバー40にリング20を付属させることで、ボトルカバー40の使用時にリング20を常時使用可能とすることができる。
この場合に、飲料用ボトルカバー40は、受溝部7の下方の溝側壁部9が抜け止め用の鍔となるようにその下に口部43を配置して紐部45により結わえたり、ループ状の紐部45を締め付けたりして取り付ける。
そして、このように結んだり締め付けたりした残りの紐部45の先端にリング20があるので、このリング20を、前記実施例のようにキャップ受部5の下部5bに嵌着すればよい。
このようにボトルカバー40にリング20を付属させることで、ボトルカバー40の使用時にリング20を常時使用可能とすることができる。
このように使用されるリング20は、他のリングと区別する識別手段D1または表示部D2を設けることが好ましい。
例えば、リング20を多色とし、あるいは種々の模様を施しておけば、この色または模様が識別手段D1として機能するので、使用者は自分が使用するリング20を直ちに見分けることができる(図7参照)。
従って、開封後の飲料用ボトル1が複数並んでいても、自分のリング20を見分けることで、自分が飲んでいる飲料用ボトル1を間違わずに選択することができる。
例えば、リング20を多色とし、あるいは種々の模様を施しておけば、この色または模様が識別手段D1として機能するので、使用者は自分が使用するリング20を直ちに見分けることができる(図7参照)。
従って、開封後の飲料用ボトル1が複数並んでいても、自分のリング20を見分けることで、自分が飲んでいる飲料用ボトル1を間違わずに選択することができる。
識別手段D1には、上記のように色彩や模様のほかに、文字や図形、記号、線図などを用いることができる。
あるいは、リング20の外壁面に表示部D2を設けて、そこに文字や図形などを記載してもよい(図6参照)。
更に、リング20にタグやプレートD3を付けておき、このタグやプレートに識別手段や表示部を設けておけば、識別性を高めることができる(図5参照)。
前述のストラップ止め具30を設けた場合や、ボトルカバー40に取り付ける場合にも同様に識別手段や表示部を設けて識別性を高めてもよい。
あるいは、リング20の外壁面に表示部D2を設けて、そこに文字や図形などを記載してもよい(図6参照)。
更に、リング20にタグやプレートD3を付けておき、このタグやプレートに識別手段や表示部を設けておけば、識別性を高めることができる(図5参照)。
前述のストラップ止め具30を設けた場合や、ボトルカバー40に取り付ける場合にも同様に識別手段や表示部を設けて識別性を高めてもよい。
次ぎに、ストロー2は、本実施例では、一端寄りに蛇腹3を有する公知のストローが用いられる(図1参照)。
これは、蛇腹3部分をその一部を反発可能に曲げて、ストロー2にその延出方向の弾発力を発揮させるためである。
本実施例のストロー2では、その下端2aが飲料用ボトル1の隅部1aと衝合している。
これは、蛇腹3部分をその一部を反発可能に曲げて、ストロー2にその延出方向の弾発力を発揮させるためである。
本実施例のストロー2では、その下端2aが飲料用ボトル1の隅部1aと衝合している。
また、ストロー2の蛇腹3部分では弾発力を保持するため複数の溝の1または数本程度の溝の一方を広げてストロー2に角度を付けて曲げている。
あるいは、前記曲げる力を蛇腹3の溝全体で受けるようにしてもよい。
そして、この曲がったストロー2の上部が前記キャップ受部5の内壁面(あるいは飲料用ボトル1の上部内壁面)と一部で接しながら、前記隅部1aとの衝合点と相俟ってストロー2の姿勢を保持している。
あるいは、前記曲げる力を蛇腹3の溝全体で受けるようにしてもよい。
そして、この曲がったストロー2の上部が前記キャップ受部5の内壁面(あるいは飲料用ボトル1の上部内壁面)と一部で接しながら、前記隅部1aとの衝合点と相俟ってストロー2の姿勢を保持している。
ストロー2の上端2bは、図1に示すように、飲み口部4(キャップ受部5の上端)を超えて僅かに延びている。
このストロー2の長さは、上端2bが閉栓時にキャップ10の内壁面12と衝合した際に、前記蛇腹3の広がっていない他の溝までも広げてしまい、ストロー2を反発不能としない程度の押圧力をキャップ10が与えることができる長さに設定されることが好ましい。
このストロー2の長さは、上端2bが閉栓時にキャップ10の内壁面12と衝合した際に、前記蛇腹3の広がっていない他の溝までも広げてしまい、ストロー2を反発不能としない程度の押圧力をキャップ10が与えることができる長さに設定されることが好ましい。
そのためストロー2の素材や蛇腹3の構成と飲料用ボトル1の形状との相関関係を基に実験的に最適の長さを決定することができる。
この考案のストロー2は、前記蛇腹付きストローの他に、閉栓時に座屈せず、開栓時に反発力で上方へ突出しうる弾性力を備えたもの、例えば、全体的に弾性を有し、かつ全体をなだらかに湾曲しさせたストローや、全長方向の一側面に蛇腹状の凹溝を複数設けたストロー、少なくとも一部に弾性を有し、かつこの弾性部分を徐々に湾曲させたストロー、あるいは中途位置に数本の環状の凹溝を設け該凹溝の一方側を広げて曲げたストローなどがよい。
この考案のストロー2は、前記蛇腹付きストローの他に、閉栓時に座屈せず、開栓時に反発力で上方へ突出しうる弾性力を備えたもの、例えば、全体的に弾性を有し、かつ全体をなだらかに湾曲しさせたストローや、全長方向の一側面に蛇腹状の凹溝を複数設けたストロー、少なくとも一部に弾性を有し、かつこの弾性部分を徐々に湾曲させたストロー、あるいは中途位置に数本の環状の凹溝を設け該凹溝の一方側を広げて曲げたストローなどがよい。
上記構成からなっているので、図4に示すように、キャップ10を外して開栓すると、ストロー2の先端は飲み口部4の先端よりも上方位置となっており、更にストロー2が弾性を有する場合には弾性反発力で、ストロー2の上端2bが更に上方へ突出する。
この突出する長さは、ストロー2に作用する弾性力に基づくので、キャップの着脱を繰り返すと、徐々に反発力が弱まるが、反発力が作用しない場合であってもストロー2の上端2bは常に飲み口部4であるキャップ受部5の上端より上に配置されており、ボトル内に押し込まれることは無いので、飲用者は、確実に唇でストロー2の上端をくわえることができ、ストロー2を用いた飲みやすい態様を採ることができる。
また、ストロー2の配置は、図10に示す実施例9のように上下を逆にしても同様の作用を奏する。
この突出する長さは、ストロー2に作用する弾性力に基づくので、キャップの着脱を繰り返すと、徐々に反発力が弱まるが、反発力が作用しない場合であってもストロー2の上端2bは常に飲み口部4であるキャップ受部5の上端より上に配置されており、ボトル内に押し込まれることは無いので、飲用者は、確実に唇でストロー2の上端をくわえることができ、ストロー2を用いた飲みやすい態様を採ることができる。
また、ストロー2の配置は、図10に示す実施例9のように上下を逆にしても同様の作用を奏する。
更に、この考案では、ストロー2は、図11に示す実施例10のように蛇腹や溝を設けないストレートに延びるストローであってもよい。
この場合、開栓時にストロー2は弾性で更に上方へ突出することはないが、リング20によって、図示しないがキャップ10頂部の内壁面12との間に空隙部Sを形成するので、飲み口部4の先端よりは常に上方位置にセットされるため、ストローの上端2bをくわえることができる。
これらの場合に、その他の構成は、前記実施例1と同様であるので、同一構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
この場合、開栓時にストロー2は弾性で更に上方へ突出することはないが、リング20によって、図示しないがキャップ10頂部の内壁面12との間に空隙部Sを形成するので、飲み口部4の先端よりは常に上方位置にセットされるため、ストローの上端2bをくわえることができる。
これらの場合に、その他の構成は、前記実施例1と同様であるので、同一構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
また、この考案の飲料用ボトルは、PETボトルやアルミなどの金属製ボトルであってもよく、要するに飲み口部をキャップで開閉することができるボトルであればその構造は特に限定されるものではない。
その他、要するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
その他、要するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
1 飲料用ボトル
1a 隅部
2 ストロー
2a ストロー下端
2b ストロー上端
3 蛇腹
4 飲み口
5 キャップ受部
5b リング受部となるキャップ受部の下部
6 雄ねじ
7 受溝部
8 溝側壁部
10 キャップ
11 雌ねじ部
12 内壁面
15 タンパーエビデントリング
20 リング
30 ストラップ止め具
40 飲料用ボトルカバー
S 空隙部
1a 隅部
2 ストロー
2a ストロー下端
2b ストロー上端
3 蛇腹
4 飲み口
5 キャップ受部
5b リング受部となるキャップ受部の下部
6 雄ねじ
7 受溝部
8 溝側壁部
10 キャップ
11 雌ねじ部
12 内壁面
15 タンパーエビデントリング
20 リング
30 ストラップ止め具
40 飲料用ボトルカバー
S 空隙部
Claims (3)
- キャップが飲み口部にねじ止めされる飲料用ボトルであって、
開封後の飲料用ボトルの飲み口部に形成されたキャップ受部のねじ部の下部と、キャップの開封時に切り離されたタンパーエビデントリングまたは該タンパーエビデントリングを収納する受溝部の上方の溝側壁部の上部との間に嵌着するリングを設けてなり、
キャップを飲み口部のねじ部に螺着する際にキャップの下端がリングに衝合してキャップがリングの高さ分だけ上方位置でねじ止めされて閉栓して飲み口部の先端とキャップ頂部の内壁面との間に空隙部を形成し、
飲料用ボトルに内蔵したストローの先端が、閉栓時に飲料用ボトルの飲み口部を超えて上記空隙部内に突出しうることを特徴とするストロー内蔵用の飲料用ボトル。 - リングに、他のリングと区別するための色彩や模様などの識別手段または表示部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載のストロー内蔵用の飲料用ボトル。
- リングが、弾性および柔軟性を有する無端状の弾性体からなっており、キャップとキャップ受部との隙間をシールしうることを特徴とする請求項1または2に記載のストロー内蔵用の飲料用ボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270716U JP3100005U (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 飲料用ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270716U JP3100005U (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 飲料用ボトル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3100005U true JP3100005U (ja) | 2004-04-30 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003270716U Expired - Fee Related JP3100005U (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 飲料用ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3100005U (ja) |
-
2003
- 2003-08-22 JP JP2003270716U patent/JP3100005U/ja not_active Expired - Fee Related
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