JP3099903B2 - X線ctスキャナ用スリップリング - Google Patents
X線ctスキャナ用スリップリングInfo
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- JP3099903B2 JP3099903B2 JP03096519A JP9651991A JP3099903B2 JP 3099903 B2 JP3099903 B2 JP 3099903B2 JP 03096519 A JP03096519 A JP 03096519A JP 9651991 A JP9651991 A JP 9651991A JP 3099903 B2 JP3099903 B2 JP 3099903B2
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- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 14
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- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線CTスキャナにお
けるX線撮影に係る信号を伝送可能なX線CTスキャナ
用スリップリングに関する。
けるX線撮影に係る信号を伝送可能なX線CTスキャナ
用スリップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】X線CTスキャナには、電源部,信号処
理部,スキャナ制御部等が配置された固定部とX線管,
X線検出器等が配置された回転部との間に、X線検出信
号,各種制御信号等のX線撮影に係る信号又はX線管に
印加する高電圧の電源等を伝送するためのスリップリン
グが介装されているものがある。
理部,スキャナ制御部等が配置された固定部とX線管,
X線検出器等が配置された回転部との間に、X線検出信
号,各種制御信号等のX線撮影に係る信号又はX線管に
印加する高電圧の電源等を伝送するためのスリップリン
グが介装されているものがある。
【0003】この種のX線CTスキャナに適用される従
来のスリップリング1は、図3に示すように、被検体P
を挿入可能な開孔部2aを備えた円筒状の絶縁部材2
と、この絶縁部材2の外周面2bに沿って固着された複
数の導電環3とをX線CTスキャナの回転部側に配置
し、各導電環3に当接する複数の導電片4を固定部側に
配置した構造としており、X線検出信号等の伝送は、撮
影高速化のため回転部が回転しながら行うようにしてい
る。
来のスリップリング1は、図3に示すように、被検体P
を挿入可能な開孔部2aを備えた円筒状の絶縁部材2
と、この絶縁部材2の外周面2bに沿って固着された複
数の導電環3とをX線CTスキャナの回転部側に配置
し、各導電環3に当接する複数の導電片4を固定部側に
配置した構造としており、X線検出信号等の伝送は、撮
影高速化のため回転部が回転しながら行うようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、X線C
Tスキャナ内には、フレーム等の金属部材が各部にある
ため、回転動作中に各導電環3における浮遊容量が一定
しなくなる。従って信号等を伝送する際に浮遊容量の変
動分をマージンとして考慮しなければならず、このため
に伝送周波数帯域が狭くなり伝送能力が低下するという
問題があった。また各導電環3間でクロストークが発生
し、CT画像が劣化するという問題もあった。
Tスキャナ内には、フレーム等の金属部材が各部にある
ため、回転動作中に各導電環3における浮遊容量が一定
しなくなる。従って信号等を伝送する際に浮遊容量の変
動分をマージンとして考慮しなければならず、このため
に伝送周波数帯域が狭くなり伝送能力が低下するという
問題があった。また各導電環3間でクロストークが発生
し、CT画像が劣化するという問題もあった。
【0005】そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たものであり、伝送能力向上を図ったX線CTスキャナ
用スリップリングを提供することを目的とするものであ
る。 [発明の構成]
たものであり、伝送能力向上を図ったX線CTスキャナ
用スリップリングを提供することを目的とするものであ
る。 [発明の構成]
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、円筒状の絶縁部材の外周面に沿って固着さ
れた複数の導電環と、これらの導電環に当接された複数
の導電片とを有し、前記導電環と導電片とを相対的に回
転させながらX線撮影に係る信号を伝送可能なX線CT
スキャナ用スリップリングにおいて、前記各導電環から
の最短距離が互いに等距離となる環状のグランド用導電
板を前記各導電環に対して同軸的に前記絶縁部材の内周
面に固着したことを特徴とするものである。
に本発明は、円筒状の絶縁部材の外周面に沿って固着さ
れた複数の導電環と、これらの導電環に当接された複数
の導電片とを有し、前記導電環と導電片とを相対的に回
転させながらX線撮影に係る信号を伝送可能なX線CT
スキャナ用スリップリングにおいて、前記各導電環から
の最短距離が互いに等距離となる環状のグランド用導電
板を前記各導電環に対して同軸的に前記絶縁部材の内周
面に固着したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このように構成されたX線CTスキャナ用スリ
ップリングによれば、各導電環からグランド用導電板ま
での最短距離を互いに等距離とし、グランド用導電板を
各導電環に対して同軸的に配置しているので、回転動作
中における各導電環とグランド用導電板間の浮遊容量が
一定となる。このため、浮遊容量の変動分をマージンと
して考慮する必要がなくなるので、伝送周波数帯域が広
くなり伝送能力が向上する。
ップリングによれば、各導電環からグランド用導電板ま
での最短距離を互いに等距離とし、グランド用導電板を
各導電環に対して同軸的に配置しているので、回転動作
中における各導電環とグランド用導電板間の浮遊容量が
一定となる。このため、浮遊容量の変動分をマージンと
して考慮する必要がなくなるので、伝送周波数帯域が広
くなり伝送能力が向上する。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳述
する。図1は本発明の一実施例のX線CTスキャナ用ス
リップリング10を示す断面図である。本スリップリン
グ10は、被検体Pを挿入可能な開孔部12aを備えた
円筒状の絶縁部材12と、この絶縁部材12の外周面1
2bに沿って固着された複数の導電環3と、絶縁部材1
2の内周面12aに固着された環状のグランド用導電板
5とを備えるものである。
する。図1は本発明の一実施例のX線CTスキャナ用ス
リップリング10を示す断面図である。本スリップリン
グ10は、被検体Pを挿入可能な開孔部12aを備えた
円筒状の絶縁部材12と、この絶縁部材12の外周面1
2bに沿って固着された複数の導電環3と、絶縁部材1
2の内周面12aに固着された環状のグランド用導電板
5とを備えるものである。
【0009】前記絶縁部材12は、絶縁破壊を起さない
範囲で図3に示す従来のスリップリング1の絶縁部材2
の厚さT1 と比較して薄い均一の肉厚T2 としている。
またグランド用導電板5は、各導電環3からの最短距離
が等距離となるように、導電環3が配置されている幅よ
り等しいか広いものとしている。これにより図2のスリ
ップリング10の等価回路図に示すように、各導電環3
間の浮遊容量C1及び各導電環3とグランド用導電板5
との間の浮遊容量C2を互いに等しくなるように構成し
ている。
範囲で図3に示す従来のスリップリング1の絶縁部材2
の厚さT1 と比較して薄い均一の肉厚T2 としている。
またグランド用導電板5は、各導電環3からの最短距離
が等距離となるように、導電環3が配置されている幅よ
り等しいか広いものとしている。これにより図2のスリ
ップリング10の等価回路図に示すように、各導電環3
間の浮遊容量C1及び各導電環3とグランド用導電板5
との間の浮遊容量C2を互いに等しくなるように構成し
ている。
【0010】このように構成された上記実施例のスリッ
プリング10によれば、X線CT装置に適用した場合
に、導電環3等の回転動作中における浮遊容量が一定と
なるため、浮遊容量の変動分をマージンとして考慮する
必要がないため、伝送周波数帯域が広くなり伝送能力を
向上できる。また同様の理由により伝送エラーの発生回
数を低減でき信頼性が図れる。
プリング10によれば、X線CT装置に適用した場合
に、導電環3等の回転動作中における浮遊容量が一定と
なるため、浮遊容量の変動分をマージンとして考慮する
必要がないため、伝送周波数帯域が広くなり伝送能力を
向上できる。また同様の理由により伝送エラーの発生回
数を低減でき信頼性が図れる。
【0011】また絶縁部材12の肉厚T2 を薄くして浮
遊容量を小さくしていることから、フィルタリング効果
を低く抑えることができ、周波数変調による伝送方式を
採用した場合に伝送周波数を高周波化できる。また伝送
信号の高周波成分に対してインピーダンスを低く抑えら
れるため、外来ノイズの混入を低減できる。更に各導電
環3間の浮遊容量は、所定以上の容量を確保できるの
で、クロストーク等の発生を低減でき、CT画像の劣化
を防止できる。なお本発明は上記実施例に限定されずそ
の要旨を変更しない範囲内で種々に変形実施可能であ
る。
遊容量を小さくしていることから、フィルタリング効果
を低く抑えることができ、周波数変調による伝送方式を
採用した場合に伝送周波数を高周波化できる。また伝送
信号の高周波成分に対してインピーダンスを低く抑えら
れるため、外来ノイズの混入を低減できる。更に各導電
環3間の浮遊容量は、所定以上の容量を確保できるの
で、クロストーク等の発生を低減でき、CT画像の劣化
を防止できる。なお本発明は上記実施例に限定されずそ
の要旨を変更しない範囲内で種々に変形実施可能であ
る。
【0012】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、回転動作
中において各導電環間及び各導電環とグランド用導電板
との間の浮遊容量を互いに等しくなるように構成してい
るため、伝送周波数帯域が広くなり伝送能力向上を図っ
たX線CTスキャナ用スリップリングを提供することが
できる。
中において各導電環間及び各導電環とグランド用導電板
との間の浮遊容量を互いに等しくなるように構成してい
るため、伝送周波数帯域が広くなり伝送能力向上を図っ
たX線CTスキャナ用スリップリングを提供することが
できる。
【図1】本発明の一実施例のX線CTスキャナ用スリッ
プリングの断面図である。
プリングの断面図である。
【図2】図1に示す装置のスリップリングの等価回路図
である。
である。
【図3】従来のX線CTスキャナ用スリップリングの断
面図である。
面図である。
3 導電環 5 グランド用導電板 10 スリップリング 12 絶縁部材 12a 絶縁部材の内周面 12b 絶縁部材の外周面
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状の絶縁部材の外周面に沿って固着
された複数の導電環と、これらの導電環に当接された複
数の導電片とを有し、前記導電環と導電片とを相対的に
回転させながらX線撮影に係る信号を伝送可能なX線C
Tスキャナ用スリップリングにおいて、前記各導電環か
らの最短距離が互いに等距離となる環状のグランド用導
電板を前記各導電環に対して同軸的に前記絶縁部材の内
周面に固着したことを特徴とするX線CTスキャナ用ス
リップリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03096519A JP3099903B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | X線ctスキャナ用スリップリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03096519A JP3099903B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | X線ctスキャナ用スリップリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04327838A JPH04327838A (ja) | 1992-11-17 |
JP3099903B2 true JP3099903B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=14167392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03096519A Expired - Fee Related JP3099903B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | X線ctスキャナ用スリップリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3099903B2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP03096519A patent/JP3099903B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04327838A (ja) | 1992-11-17 |
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