JP3099883U

JP3099883U - 一体成形式スポーツ用リング

Info

Publication number: JP3099883U
Application number: JP2003270584U
Authority: JP
Inventors: 梁　孔泰; 林　長儀
Original assignee: 梁　孔泰; 林　長儀
Priority date: 2003-08-15
Filing date: 2003-08-15
Publication date: 2004-04-22
Anticipated expiration: 2009-08-15

Abstract

【課題】　弾性の付勢力によるリングのそれぞれの箇所の力入れることのアンバランスの課題を解消する。
【解決手段】　樹脂と複合材料とを浸漬及び纏い加工後に、所定の厚さと所定の高さを有しつつ、中空貫通形状の基本材を形成し、当該基本材を硬化させて一体成形の中空環状構造を形成させる。
【選択図】　　　図３

Description

　本考案は、一体成形式スポーツ用リングに係わり、特に任意の中空管状リング構造に適用し、一体成形可能で、保護パッド機能を有する、スポーツ用リングに関するものである。

　さて、現代人があまりにも忙しく、運動をする時間が少なく、そのため、圧力が溜めて且つ運動をあまりにもしないため、よく病気にかかる。そのため、スポーツが風潮になり、それに対して、運動を目的とするため、スポーツ用リングまたは例えば台湾実用新案第８１２０９４９５号（公告第２１００１８号）の「運動用器具」が図１に示すように提案された。その考案は、弾性ロッドと二つの力入れベース同士とを結合してなるものであり、それが長尺状のガラスファイバー複合材製の弾性ロッドをリングになるように湾曲し、且つある力入れベースに通させ、その結合は他の力入れベースの挿着孔にボルトによって結合されるものであり、力入れベースに対し力を入れることによって弾性ロッドに所定の弾力を提供し、それによって運動の目的を図る。

　前記の従来の構造は運動の効果を有するが、その製造コストがより高く、且つその力入れベースが湾曲リング形状の両端に配置され、その中のある力入れベースがアン極ロッドの両先端部の接合箇所に設けられるので、実際に使用する場合に方向性制限を有し、且つ力入れベースが固定関係に制限されるため、体積が厖大的で美観性効果を有しない。他に、そのロッド構造が平板状で且つ強引に湾曲させ、その構成は複合材料からなることは公知のことであり、そのため、従来技術では、複合材料が温度の影響を酷く受けられ、温度が高ければ高いほどその強度が弱くなり、温度がＴｇ点（ガラスフィバー温度転換点）に至ると、複合材料は弾力性を喪失し、そのため、複合材料が常態の状況で湾曲受力する場合、且つ複合材料の特性による影響のため、高温環境になると容易に破裂してしまい、且つ前記の考案の場合では、ガラスファイバー複合材料平板片をリング状に湾曲して形成されるものであり、その構造は静止状態においても、その環状平板片のそれぞれの部位に同一の湾曲力を受け（プリストレス状態になる）、この際、高温状態では、例えば夏に密閉載置車両内に載置すると、運搬後、不良品が生じる状況が酷くなる。

　他の従来の構造は、平板状材料を使用し、リングになるように強引に湾曲し、当該製品が静止状態においても常にストレンを生じ、且つ使用者が使用する際に、従来のリングの動作は図２ないし図２Ａに示すように、リングを両側点Ｐ及びＨの握持箇所の力入れベースを介して円心へ向いて詰められ、それがＡ，Ｏ両点のストレンを拡大し、また、Ｐ，Ｈ点の両側の円弧が緩和し、変形量が静止状態より小さくなり、そのため、リングの変形量が過度にＡ，Ｏ二点に集中し、そのため、Ａ，Ｏ二点が容易に破裂してしまう。それに対して、外方へ引っ張ると、プリ―フォースが存在するため、当該リングが力を受けて外方へ作動しにくくなり、外方へ作動してもそれが力入れベースに設けられると共に、ボルトに螺合されるため、容易に接続箇所が切れ、リングが突然に突き出すことがあり、且つプリ―フォースが存在するため、その板体が容易に外方へ跳ね出し、使用者に対し明らかな危険性を有し、そのため、従来の構造は単に弾性制限効果を有するもので、その構造が安全性の問題を有する。

　弾性の付勢力によるリングのそれぞれの箇所の力を入れる際のアンバランスの課題を解消する。

　本考案の一体成形式スポーツ用リングは一体成形構造であり、予め浸漬されたガラスファイバー糸束を型の外環端面を纏い、静態で硬化後に型より取り除き、直接にリング状に一体成形し、または管状に一体成形してから水平にリングを形成するようにカットしてもよい。

　前記に開示される考案によると、接続点がないとともに、ストレスの問題もなくなる。

　図３ないし図３Ｂに示すのは、本考案の一体成形式スポーツ用リングとその外方被覆カバーを示す組立図である。それは中空リング１０状に形成され、且つその特徴は熱固定性と熱可塑性樹脂６と複合材料（普段はガラスファイバー複合材料）の糸束５とを浸漬してからリング１０状に予め湾曲加工し、その後、静かに置いて、加熱成形後に一体成形し、中空状リング構造を一体成形し出す。

　図４と図４Ａと図５は本考案の考案方法の組立構造の簡易受力点と受力状況分布図であり、本考案は一体成形構造であり、その力点がＦであり、そのリング状受力点のＡ‘，Ｏ’二点間の最大の変形量が従来の片状当接リング組成物より小さくなり、且つそれぞれの箇所の受力状況が緩和曲線となり、即ち図５に示すように受力が平均に配分され、それに対して図２なうし図２Ａと図５Ａは従来の板片状によってリングを形成するように湾曲してなるものの受力点と受力状況を示す模擬図であり、その中、図２は片体のリング状受力点を例えばＡ〜Ｏとし、Ｆ力を入れて内方へ詰め込む場合、図２Ａに示すように、ＡとＯとの両点間の受力が最も高くなり、他に、他の点での受力状態が非緩和状態より直線降下状態に近接し、両側の握持点に至ると最も低くなる（図５参照）。

　本考案において本考案物を包囲するカバー２０の構造は、それぞれの形状、例えば波浪状に形成でき、且つ実際の機能に従ってその形状を設定でき、または結合位置に一体成形加工し、または付加の方式によって加工でき、且つカバーの表にそれぞれのタイプの模様や文字などを付けられ、または色彩変化を実施できるものである。

　本考案の一体成形式スポーツ用リングには二つの実施例を提供し、図６と図７に示すようである。

　図６の場合では、使用者は手で本考案のスポーツ用リングを握ってゆっくり自己の腹へ圧迫し、それによって腹部と手部の筋肉を鍛えられる。図７は使用者が本考案のスポーツ用リングを捻り、それによって手部と腕部とアームの筋肉を鍛えられる。

　なお、前記リングを包囲するカバーがそれぞれの形状、例えば波浪状に形成され、且つ実際の機能に従ってその形状を設定でき、または結合位置に一体成形加工し、または付加の方式によって加工でき、且つカバーの表にそれぞれのタイプの模様や文字などを付けられ、または色彩変化を付けられる。

　接続点がなく、力点の分布がバランスする新規なスポーツ用リングを提供できる。

従来の台湾公告第２１００１８号の組立外見図である。従来構造の受力点の分布点を示す模擬図である。従来構造の受力点の分布点を示す模擬図である。本考案のリング構造の組立外見図と組立断面図である。本考案のリング構造の組立外見図と組立断面図である。本考案のリング構造の組立外見図と組立断面図である。本考案のリング構造の受力点分布を示す模擬図である。本考案のリング構造の受力点分布を示す模擬図である。本考案と従来物との静かに置かれる場合と受力変形後を示す模擬図である。本考案と従来物との静かに置かれる場合と受力変形後を示す模擬図である。本考案の第一の実施例の使用状態を示す説明図である。本考案の第二の実施例の使用状態を示す説明図である。

符号の説明

５　　糸束
６　　樹脂
１０　リング
２０　カバー

Claims

　樹脂と複合材料とを浸漬及び纏い加工後に、所定の厚さと所定の高さを有しつつ、中空貫通形状の基本材を形成し、当該基本材を硬化させて一体成形の中空環状構造を有することを特徴とする一体成形式スポーツ用リング。
　前記複合材料の基本材として糸束状になるように編まれる、帯または布状のガラスファイバーまたはカーボンファイバーまたはそれらの混合物の複合材料を採用し、且つ予め浸漬した樹脂は熱可塑性または熱固定性の樹脂であることを特徴とする請求項１に記載の一体成形式スポーツ用リング。
　前記予め浸漬した樹脂の複合材料基本材が一体成形によって所定の厚さを有する中空管状に形成された後、予め指定の高さを有する接続部のない中空管状リングをなすことを特徴とする請求項１に記載の一体成形式スポーツ用リング。
　前記リングが発泡成形材、例えばゴムやプラスチックや他の可塑性と弾力性とを有し、前記リング周囲の外方にカバーが付加されてなる請求項１に記載の一体成形式スポーツ用リング。