JP3099607U - 化粧箱 - Google Patents

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関 文男
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アロー工業株式会社
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Abstract

【課題】 化粧箱に配された絵柄を取り替え可能とし、その絵柄に立体感を持たせる。
【解決手段】 上面開口した収納部2を有する本体部1に開閉可能な蓋体3を設けた化粧箱の蓋体3上面に凹部6を形成し、その凹部6にシートSを載置するとともに、透明カバー10をその凹部6に嵌め込んで前記シートSを固定する。シートSのうち下方に位置するものには、反射光を生じさせてその反射光同士が干渉するパール光沢を有するバックシート11を用い、その上方に位置するものには、前記バックシート11よりも平面形状が小さい象形シート12を使用する。下方に載置したバックシート11により発生した反射光が、その上に載置された象形シート12の周縁に光を発し、その象形シート12の絵柄を視覚的に浮き上がらせる。このため、蓋体3上面に立体感ある絵柄を得ることができ、その立体感ある絵柄は、美観を向上し、高級感を高めるのに有効である。
【選択図】図2

Description

 この考案は、アクセサリーや宝石、化粧品、その他小物等を収納する化粧箱に関するものである。
 従来のアクセサリーや宝石、化粧品、その他小物等を収納する化粧箱は、本考案の実施形態である図1に基づいて説明すると、上面が開口した収納部2を有する本体部1に、蓋体3が取り付けられ、その蓋体3は、前記本体部1の後面側において、その本体部1と蓋体3とを挿通する水平なピン8、又は蝶番などを介して取り付けられ、本体部1に対してそのピン8、又は蝶番の回りに回転可能になって、その回転と共に収納部2の上面開口全体を開閉できるようになっている。
 一般的にこの種の化粧箱では、その箱の装飾性を高めて美観を良くするため、蓋体3上面に各種の意匠等が施される。例えば、キャラクタの絵柄や写真等が、その蓋体3上面に視認できるように印刷、焼付け等がなされたり、あるいはその印刷物、写真等を蓋体3上面に接着等した後、その上を保護するためにコーティング、あるいはカバー等を施したものがある。
 また、蓋体3上面に記念写真等を載置するとともに、その載置物の上面を覆う着脱自在の保護カバーを設けて、その記念写真等を上面から押さえて固定するようにしたオルゴール付きの収納箱の例もある(特許文献1参照)。
特開平11−212549号公報
 しかし、前記蓋体3上面に施したキャラクタ等の絵柄や写真等は、その化粧箱を使用するにつれて、次第に見慣れて飽きがくることが多い。従来の一般的な化粧箱では、その絵柄は取り外しができないため、飽きがきた場合には、収納箱自体を買い換えざるを得ない。また、絵柄の異なる製品を製作しようとする際には、その絵柄の異なる製品毎に製作工程を変える必要があるので、コスト高でもある。
 さらに、特許文献1の例では、その商品価値は、記念写真等を取り替え可能にした記念品的な意味合いが強く、商品の外観から消費者の購買意欲を喚起するものとはいえない。
 また、上記いずれの例においても、蓋体3上面に施される絵柄や写真等は平面的で立体感がなく、彫刻等を施すことにより絵柄が浮き彫りにされた箱と比較すると、その美観で見劣りがするのが現状である。
 そこで、この考案は、蓋体に施される絵柄等を取り替え可能にして化粧箱の装飾性を高めるとともに、その絵柄に立体感を持たせることを課題とする。
 上記の課題を解決するために、この考案は、上面開口した収納部を有する本体部に開閉可能な蓋体を設け、その蓋体上面に凹部を形成してその凹部にシートを載置するとともに、透明カバーをその凹部に嵌め込んで前記シートを固定する化粧箱において、前記シートを象形シートにしたのである。このようにすれば、この化粧箱を使用する世代の女性の好みにあう象形シート、例えばキャラクタや人物像、物品、風景などの絵柄や写真を差し入れて、ファンシーで可愛らしい化粧箱の外観を供することができる。
 また、前記シートは、象形シートの下方にバックシートを配置したものとし、その象形シート周縁外側に前記バックシートが視認できるようにした構成を採用し得る。このようにすれば、上方に位置する象形シートは、下方のバックシートを背景としてより引き立って見えるので化粧箱の高級感が増すとともに、その背景は取り替え可能であるので、同じ象形シートを使用しつつ化粧箱のデザインのバリエーションが広がる効果がある。
 さらに、そのバックシートは、反射光を生じさせる光沢を有するものとして、そのバックシートにより発生した反射光が、その上に載置された象形シートの周縁において光を発するようにした構成を採用し得る。象形シート周縁の反射光は、その象形シートの絵柄等を視覚的に浮き上がらせる効果があるので、蓋体上面に立体感ある絵柄等を得ることができる。立体感ある絵柄等は、美観の向上とそれに伴う外観上の高級感を高めるのに有効である。
 また、前記バックシートが有する光沢を、そのシートによる反射光同士の干渉を生じさせるパール光沢とすれば、前記絵柄の浮き上がり効果がさらに高まり、また、そのシートに不規則な皺を設ければ、反射光が乱反射することにより、美観の向上にさらに有効である。
 この考案の化粧箱は、複雑な構造を伴わずに、蓋体に施される絵柄等が取り替え可能となるとともに、その絵柄の下方に光沢シートを配すれば、その絵柄に立体感を持たせることができるので、化粧箱に対する高級感が高まる利点がある。
 考案を実施するための最良の形態を図1乃至図4に示し、この実施形態の化粧箱は、図2に示すように、上面が開口した収納部2を有する本体部1に、蓋体3が取り付けられており、その蓋体3は、前記本体部1の後面側において、その本体部1と蓋体3にそれぞれ設けられた水平なピン孔7を挿通するピン8により、本体部1に対してそのピン8回りに回転可能になって、その回転と共に収納部2の上面開口全体を開閉できるようになっている。
 蓋体3の内面には、図1に示すように鏡9が設けられており、蓋体3を開蓋することにより、その蓋体3が、図示する起立状態で本体部1に係止されて、鏡9を使用しやすいようになっている。
 収納部2は、内部に仕切壁4により細かく仕切られた小室5が設けられて、その小室5各々に、アクセサリーや宝石、化粧品、その他小物等が収納できるようになっている。また、蓋体3は、その上面に凹部6が形成されており、その凹部6は、図3に示すように、その周囲に側壁6aを有して蓋体3上面との段部を形成しているとともに、フラットな底部6bとから構成されている。
 その凹部6の底部6b上に、図3に示すように、シートSを載置するとともに、その上に透明カバー10をその凹部6に嵌め込んで前記シートSを固定する。このとき、前記透明カバー10は、前記凹部6の平面形状と同一の形状を成すものであるので、前記凹部6の側壁6aとその透明カバー10の側壁10aとが、図3に示すように、その両者間の全周に亘る摩擦により固定される。このため、透明カバー10の蓋体3への取り付け、取り外しが簡単であるとともに、透明カバー10の取り付け時には、その全周に亘る摩擦力により透明カバー10が蓋体3へ固定される。また、蓋体3及びカバー10のその構造が簡素であるので、化粧箱製作のコストダウンに寄与し得る。
 なお、凹部6の平面形状と透明カバー10の平面形状は、同一の形状であることが望ましいが、両者が嵌まりあって固定され得る限りにおいて、共通の形状を有するものであればよい。
 前記シートSは、上下に2枚重ねて載置し、そのうち下方のシートSには、反射光を生じさせる光沢を有するバックシート11を用い、特に、そのシート11による反射光同士が干渉することにより、メタリック調のいわゆるパール光沢を発生させるものを使用する。上方のシートSには、前記バックシート11よりも平面形状が小さい象形シート12を用い、その象形シート12としては、例えば、図2に示すように、キャラクタなどの絵柄Pをその外形線でもって切り抜いたものを使用する。その象形シート12の位置や大きさは、その象形シート12周縁外側に前記バックシート11が視認できる状態にあればよい。また、その際、図示するように、透明カバー10にも、適宜絵柄Qが描かれていてもよい。
 下方に載置したバックシート11により発生した反射光が、その上に載置された象形シート12のキャラクタP及び、透明カバー10に描かれたキャラクタQの周縁に光を放ち、その周縁の反射光が、前記キャラクタP,Qの絵柄を視覚的に浮き上がらせる。このため、蓋体3上面に立体感ある絵柄を得ることができる。このとき、バックシート11は、図2に示すように、不規則な皺や折目線を設けたものを使用しているので、前記反射光が乱反射して前記浮き上がり効果がさらに向上するとともに、その反射光がキラキラと光って美観がさらによくなる効果がある。
 なお、パール光沢を有するバックシート11として、例えば、そのシート11を構成する素材の厚さ方向の一定部分に、パール顔料等を層状に介在させたものが挙げられる。そのシートへの入射光は、その顔料層等の介在により素材が不連続となる部分の境界でもって多重反射し、反射光同士がお互いに干渉するようになる。光を複雑に多重反射させることによりこの干渉が高まり、真珠のもつようなメタリック調のパール光沢がより美しく生じるものである。また、このパール光沢を有するシート以外にも、一般的な光沢を発生させるシートであれば、前記絵柄を浮き上がらせる同様の効果が期待できる。
 このシートSとしては、例えば、セロファン等のフィルム類や、その他のシート類等の薄手のいわゆるシート状物が利用できる他、前記透明カバー10を凹部6に嵌めることができる限りにおいて、幾分厚みを有するプレート状のものであってもよい。請求項でいうシートは、これらのものをすべて含む概念である。
 この実施形態では、バックシート11の上に載置される象形シート12と、透明カバー10の双方にキャラクタP,Q等の絵柄を配置したが、この実施形態には限定されず、例えば、前記象形シート12を省略してカバー10に描かれた絵柄のみとしてもよいし、逆に、カバー10に絵柄を設けずに象形シート12の絵柄のみとしてもよい。
 また、両シート11,12は、バックシート11が象形シート12よりも平面形状が大きいもの、あるいは、その象形シート12周縁外側に前記バックシート11が視認できるものであれば、前記浮き上がり効果が期待できるので、その条件を満たす限りにおいて、それぞれの重ねて使用する枚数やその大きさは自由である。なお、前記浮き上がり効果を求めない場合には、バックシート11を省略してもよく、また、使用する絵柄は、キャラクタの絵柄以外にも、例えば、風景や物品、人物像等の絵や写真であってもよい。
 この実施形態では、透明カバー10を蓋体3上面の凹部6に嵌め込んで係止したが、その係止方法は、特に限定されない。透明カバー10と蓋体3に両者が嵌まり合う爪部と嵌入部を設けてもよいし、蝶番を介在させて透明カバー10がその蝶番回りに可動としてもよい。
 また、蓋体3の係止方法も、この実施形態のように、ピン8を介して本体部1に対してそのピン回りに回転することにより開閉可能としてもよいし、本体部1の上部に蓋体3を嵌め込むことにより、係止するようにしてもよい。
一実施形態の斜視図 図1の要部分解図 図1の蓋体の拡大断面図 図1の閉蓋した状態を示す斜視図
符号の説明
1 本体部
2 収納部
3 蓋体
4 仕切壁
5 小室
6 凹部
6a 側壁
6b 底部
7 ピン孔
8 ピン
9 鏡
10 透明カバー
10a 側壁
11 バックシート
12 象形シート
P,Q キャラクタ
S シート

Claims (5)

  1.  上面開口した収納部2を有する本体部1に開閉可能な蓋体3を設け、その蓋体3上面に凹部6を形成してその凹部6にシートSを載置するとともに、透明カバー10をその凹部6に嵌め込んで前記シートSを固定する化粧箱において、前記シートSは、象形シート12であることを特徴とする化粧箱。
  2.  上面開口した収納部2を有する本体部1に開閉可能な蓋体3を設け、その蓋体3上面に凹部6を形成してその凹部6にシートSを載置するとともに、透明カバー10をその凹部6に嵌め込んで前記シートSを固定する化粧箱において、前記シートSは、象形シート12の下方にバックシート11を配置したものであり、その象形シート12周縁外側に前記バックシート11が視認できることを特徴とする化粧箱。
  3.  前記バックシート11は、反射光を生じさせる光沢を有するものであることを特徴とする請求項2に記載の化粧箱。
  4.  前記バックシート11が有する光沢は、そのシート11による反射光同士の干渉を生じさせるパール光沢であることを特徴とする請求項3に記載の化粧箱。
  5.  前記バックシート11は、不規則な皺を有するものであることを特徴とする請求項2又は4に記載の化粧箱。
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