JP3099500U - 燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】どれだけの燃料が消費されているかをリアルタイムで視覚的に認識できる燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置を提供する。
【解決手段】電子燃料噴射制御時に電子制御装置1から出力される、燃料噴射量に対応したインジェクター信号S1を検出する信号センサ部2と、インジェクター信号S1を入力して、このインジェクター信号S1に基づいて表示制御信号S2を出力する噴射量表示制御部3と、表示制御信号S2を入力して、この表示制御信号S2に基づいて燃料噴射量を表示する噴射量表示部5とを備えており、この噴射量表示部5は、複数個の発光ダイオード(LED)6を所定の間隔で横方向に配置した表示面5Aを有していて、発光ダイオード(LED)6の点灯個数が増えるほど燃料噴射量(燃料消費量)が大きいことを表示するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】電子燃料噴射制御時に電子制御装置1から出力される、燃料噴射量に対応したインジェクター信号S1を検出する信号センサ部2と、インジェクター信号S1を入力して、このインジェクター信号S1に基づいて表示制御信号S2を出力する噴射量表示制御部3と、表示制御信号S2を入力して、この表示制御信号S2に基づいて燃料噴射量を表示する噴射量表示部5とを備えており、この噴射量表示部5は、複数個の発光ダイオード(LED)6を所定の間隔で横方向に配置した表示面5Aを有していて、発光ダイオード(LED)6の点灯個数が増えるほど燃料噴射量(燃料消費量)が大きいことを表示するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、燃料噴射式ガソリンエンジンの燃料噴射量(燃料消費量)をリアルタイムで表示する燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車に於ける燃料噴射制御は、近年電子制御化が進み、旧来のキャブレター式に比べ、複雑な燃料噴射制御を行っている。
【0003】
走行時にガソリンの消費を押さえるために、従来では負圧計を使用したいわゆるエコランメータを目安に、無駄なアクセル操作を押さえる等の工夫が可能であったが、近年の電子制御燃料噴射式では負圧計による経済的な走行(エコラン)は先の理由により出来なくなってきている。
【0004】
自動車メーカーによっては、燃料噴射量・走行距離を元にした瞬間燃料消費計や区間燃費計等を装備して、数値的に経済的な走行(エコラン)を啓発しようと試みている。また、計測計以外に、経済的な走行(エコラン)状態を表示するランプを装備するものも見受けられる。
【0005】
また、従来の噴射量(消費量)表示装置としては、燃料の液面を測定しようとする容器の容量測定上の中心点(容量重心点)に液面のレベルの高さを検出する検出器を取り付け、この検出器で検出した高さから容器内の液体の容量を計算し、これと走行距離メータとを組み合わせることにより、任意の走行時や走行区間あたりの燃費(走行距離÷燃料消費量)を演算部で計算し、その結果を容器内の燃料の保有量、変化量と共に燃料容器の近傍の表示部に表示するものがある(特許文献1参照)。
【特許文献1】
特許公開2000−292240号公報
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の瞬間燃料消費計や区間燃費計等では直感的な判断が難しいという問題点があったし、また、経済的な走行(エコラン)状態を表示するランプを装備するものは、あくまでも現状の走行状態においてガソリンの消費が少ない状況であるという表示にしかすぎず、どれだけの燃料が消費されているかを視覚的に認識できないという問題点があった。
【0007】
また、特許公開2000−292240号公報に開示された噴射量(消費量)表示装置にあっては、液面のレベルの高さを検出する検出器を用いるなど装置が大がかりになるという問題点があった。
【0008】
本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、どれだけの燃料が消費されているかをリアルタイムで視覚的に認識できる燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案に係る燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置は、電子燃料噴射制御を電子制御装置で行う燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置であって、電子燃料噴射制御時に電子制御装置から出力される、燃料噴射量に対応したインジェクター信号を検出する信号センサ部と、インジェクター信号を入力して、このインジェクター信号に基づいて表示制御信号を出力する噴射量表示制御部と、表示制御信号を入力して、この表示制御信号に基づいて燃料噴射量を表示する噴射量表示部とを備えたものである。
【0010】
かかる構成により、噴射量表示部の表示により、発進時、加速時に操作するアクセル踏み込み量で、どれだけの燃料が消費されているかをリアルタイムで視覚的に認識でき、この時、同じ加速でもアクセル操作を工夫することで燃料消費を押さえることができることを運転者に即時に判断させることができる。
【0011】
また、不必要な加速等で、非常に多くの燃料を消費していることを認識させることで、そのような運転を控えるよう促すことができる。
【0012】
また、燃料噴射制御によっては、噴射停止等の状況が存在するが、どのような場合、停止制御が行われるかを認識できるようになり、意図的に運転操作の工夫で停止状況を作り出すことで、より燃料消費を押さえるような工夫が可能になる。
【0013】
また、本考案に係る燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置は、上記した燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置において、噴射量表示部は、複数個の発光ダイオード(LED)を所定の間隔で配置した表示面を備えていて、発光ダイオード(LED)の点灯個数が増えるほど燃料噴射量(燃料消費量)が大きいことを表示するものである。
【0014】
かかる構成により、発光ダイオード(LED)の点灯個数を見て燃料噴射量(燃料消費量)の程度を認識することができるために、燃料噴射量(燃料消費量)の程度の認識が容易になる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は本考案に係る燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置の構成説明図である。
【0017】
図1において、1は車両の電子制御装置(ECU)、2は信号センサ部、3は噴射量表示制御部、4は噴射量表示制御部3に電源を供給する電源部、5は噴射量表示部(表示器)であり、この噴射量表示部5は噴射量表示制御部3の出力側にケーブル7を介して接続してある。
【0018】
電子制御装置(ECU)1において燃料噴射制御が行われている。この電子制御装置(ECU)1による電子燃料噴射制御は、燃料を計量し、噴射する時期などを電子制御で行い、インジェクター(電磁噴射ノズル)(図示せず)で噴射するものである。そして、そのメカニズムは、吸入する空気の量をエアフローセンサー(図示せず)で計量し、その量に最適のガソリンの量をコンピュータ(図示せず)で計算して噴射量を決め、一定の圧力で準備してあるガソリンをインジェクターで噴射する。
【0019】
インジェクターは、ソレノイド弁(図示せず)により電気が流れたときだけ開く弁を備えており、あらかじめ燃料に圧力をかけておき、燃料噴射量は、ソレノイド弁に電流を流す時間で決まる。
【0020】
信号センサ部2は電子制御装置(ECU)1が出力するインジェクター信号S1を検出するものである。このインジェクター信号S1は、電子制御装置(ECU)1から取り出されたエンジン回転数やインジェクターの開度等の信号である。
【0021】
噴射量表示制御部3は、信号センサ部2が検出したインジェクター信号S1を入力して、このインジェクター信号S1に基づいて表示制御信号S2を出力するものであり、入力したインジェクター信号S1を演算処理するマイクロコンピュータで構成してある。
【0022】
噴射量表示部5は、噴射量表示制御部3が出力した表示制御信号S2を入力して燃料噴射量(燃料消費量)の表示を行うものであり、この噴射量表示部5は、8個の黄色(もしくは赤色)の発光ダイオード(LED)6を一直線上に所定の間隔で横方向に配置した表示面5Aを備えている。そして、噴射量表示部5は、発光ダイオード(LED)6の点灯個数が増えるほど燃料噴射量(燃料消費量)が大きいことを表示するものである。すなわち、点灯個数が1個の場合が燃料噴射量(燃料消費量)は最も少なく、点灯個数が8個の場合は燃料噴射量(燃料消費量)が最大であることを表示する。
【0023】
次に、上記のように構成された燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置の作動を説明する。
【0024】
車両の走行中、運転者がアクセル操作やシフト操作を行うが、この場合に、信号センサ部2が、燃料噴射量(燃料消費量)に対応するインジェクター信号S1を検出する。このインジェクター信号S1は噴射量表示制御部3に取り込まれ、噴射量表示制御部3は、インジェクター信号S1に基づいて表示制御信号S2を出力し、この表示制御信号S2を噴射量表示部5に出力する。
【0025】
噴射量表示部5は、表示制御信号S2に基づいて発光ダイオード(LED)6を点灯させる。この場合、発光ダイオード(LED)6の点灯個数が増えるほど燃料噴射量(燃料消費量)が大きいことが表示される。
【0026】
運転者は、現在の燃料噴射状態を噴射量表示部5の表示面5Aの発光ダイオード(LED)6の点灯個数を視認して、現状求める走行状況で、アクセル操作・シフト操作等の制御により燃料の噴射を少なくする工夫を行う。
【0027】
また、運転者は、噴射量表示部5の表示面5Aの発光ダイオード(LED)6の点灯個数により、発進時、加速時に操作するアクセル踏み込み量で、どれだけの燃料が消費されているかを視覚的に認識でき、この時、同じ加速でもアクセル操作を工夫することで燃料消費を押さえることができることを即時に判断するようになる。
【0028】
また、運転者に、不必要な加速等で、非常に多くの燃料を消費していることを認識させることで、そのような運転を控えるよう促す。
【0029】
さらに、燃料噴射制御によっては噴射停止等の状況が存在するが、どのような場合、停止制御が行われるかを認識できるようになり、意図的に運転操作の工夫で停止状況を作り出すことで、より燃料消費を押さえるような工夫が可能になる。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、噴射量表示部の表示により、発進時、加速時に操作するアクセル踏み込み量で、どれだけの燃料が消費されているかを視覚的に認識でき、この時、同じ加速でもアクセル操作を工夫することで燃料消費を押さえることができることを運転者に即時に判断させることができる。
【0031】
また、不必要な加速等で、非常に多くの燃料を消費していることを認識させることで、そのような運転を控えるよう促すことができる。
【0032】
また、燃料噴射制御によっては、噴射停止等の状況が存在するが、どのような場合、停止制御が行われるかをリアルタイムで認識できるようになり、意図的に運転操作の工夫で停止状況を作り出すことで、より燃料消費を押さえるような工夫が可能になる。
【0033】
また、本考案によれば、発光ダイオード(LED)の点灯個数を見て燃料噴射量(燃料消費量)の程度を認識することができために、燃料噴射量(燃料消費量)の程度の認識が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置の構成説明図である。
【符号の説明】
1 電子制御装置(ECU)
2 信号センサ部
3 噴射量表示制御部
4 電源部
5 噴射量表示部
5A 表示面
6 発光ダイオード(LED)
7 ケーブル
S1 インジェクター信号
S2 表示制御信号
【考案の属する技術分野】
本考案は、燃料噴射式ガソリンエンジンの燃料噴射量(燃料消費量)をリアルタイムで表示する燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車に於ける燃料噴射制御は、近年電子制御化が進み、旧来のキャブレター式に比べ、複雑な燃料噴射制御を行っている。
【0003】
走行時にガソリンの消費を押さえるために、従来では負圧計を使用したいわゆるエコランメータを目安に、無駄なアクセル操作を押さえる等の工夫が可能であったが、近年の電子制御燃料噴射式では負圧計による経済的な走行(エコラン)は先の理由により出来なくなってきている。
【0004】
自動車メーカーによっては、燃料噴射量・走行距離を元にした瞬間燃料消費計や区間燃費計等を装備して、数値的に経済的な走行(エコラン)を啓発しようと試みている。また、計測計以外に、経済的な走行(エコラン)状態を表示するランプを装備するものも見受けられる。
【0005】
また、従来の噴射量(消費量)表示装置としては、燃料の液面を測定しようとする容器の容量測定上の中心点(容量重心点)に液面のレベルの高さを検出する検出器を取り付け、この検出器で検出した高さから容器内の液体の容量を計算し、これと走行距離メータとを組み合わせることにより、任意の走行時や走行区間あたりの燃費(走行距離÷燃料消費量)を演算部で計算し、その結果を容器内の燃料の保有量、変化量と共に燃料容器の近傍の表示部に表示するものがある(特許文献1参照)。
【特許文献1】
特許公開2000−292240号公報
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の瞬間燃料消費計や区間燃費計等では直感的な判断が難しいという問題点があったし、また、経済的な走行(エコラン)状態を表示するランプを装備するものは、あくまでも現状の走行状態においてガソリンの消費が少ない状況であるという表示にしかすぎず、どれだけの燃料が消費されているかを視覚的に認識できないという問題点があった。
【0007】
また、特許公開2000−292240号公報に開示された噴射量(消費量)表示装置にあっては、液面のレベルの高さを検出する検出器を用いるなど装置が大がかりになるという問題点があった。
【0008】
本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、どれだけの燃料が消費されているかをリアルタイムで視覚的に認識できる燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案に係る燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置は、電子燃料噴射制御を電子制御装置で行う燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置であって、電子燃料噴射制御時に電子制御装置から出力される、燃料噴射量に対応したインジェクター信号を検出する信号センサ部と、インジェクター信号を入力して、このインジェクター信号に基づいて表示制御信号を出力する噴射量表示制御部と、表示制御信号を入力して、この表示制御信号に基づいて燃料噴射量を表示する噴射量表示部とを備えたものである。
【0010】
かかる構成により、噴射量表示部の表示により、発進時、加速時に操作するアクセル踏み込み量で、どれだけの燃料が消費されているかをリアルタイムで視覚的に認識でき、この時、同じ加速でもアクセル操作を工夫することで燃料消費を押さえることができることを運転者に即時に判断させることができる。
【0011】
また、不必要な加速等で、非常に多くの燃料を消費していることを認識させることで、そのような運転を控えるよう促すことができる。
【0012】
また、燃料噴射制御によっては、噴射停止等の状況が存在するが、どのような場合、停止制御が行われるかを認識できるようになり、意図的に運転操作の工夫で停止状況を作り出すことで、より燃料消費を押さえるような工夫が可能になる。
【0013】
また、本考案に係る燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置は、上記した燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置において、噴射量表示部は、複数個の発光ダイオード(LED)を所定の間隔で配置した表示面を備えていて、発光ダイオード(LED)の点灯個数が増えるほど燃料噴射量(燃料消費量)が大きいことを表示するものである。
【0014】
かかる構成により、発光ダイオード(LED)の点灯個数を見て燃料噴射量(燃料消費量)の程度を認識することができるために、燃料噴射量(燃料消費量)の程度の認識が容易になる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は本考案に係る燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置の構成説明図である。
【0017】
図1において、1は車両の電子制御装置(ECU)、2は信号センサ部、3は噴射量表示制御部、4は噴射量表示制御部3に電源を供給する電源部、5は噴射量表示部(表示器)であり、この噴射量表示部5は噴射量表示制御部3の出力側にケーブル7を介して接続してある。
【0018】
電子制御装置(ECU)1において燃料噴射制御が行われている。この電子制御装置(ECU)1による電子燃料噴射制御は、燃料を計量し、噴射する時期などを電子制御で行い、インジェクター(電磁噴射ノズル)(図示せず)で噴射するものである。そして、そのメカニズムは、吸入する空気の量をエアフローセンサー(図示せず)で計量し、その量に最適のガソリンの量をコンピュータ(図示せず)で計算して噴射量を決め、一定の圧力で準備してあるガソリンをインジェクターで噴射する。
【0019】
インジェクターは、ソレノイド弁(図示せず)により電気が流れたときだけ開く弁を備えており、あらかじめ燃料に圧力をかけておき、燃料噴射量は、ソレノイド弁に電流を流す時間で決まる。
【0020】
信号センサ部2は電子制御装置(ECU)1が出力するインジェクター信号S1を検出するものである。このインジェクター信号S1は、電子制御装置(ECU)1から取り出されたエンジン回転数やインジェクターの開度等の信号である。
【0021】
噴射量表示制御部3は、信号センサ部2が検出したインジェクター信号S1を入力して、このインジェクター信号S1に基づいて表示制御信号S2を出力するものであり、入力したインジェクター信号S1を演算処理するマイクロコンピュータで構成してある。
【0022】
噴射量表示部5は、噴射量表示制御部3が出力した表示制御信号S2を入力して燃料噴射量(燃料消費量)の表示を行うものであり、この噴射量表示部5は、8個の黄色(もしくは赤色)の発光ダイオード(LED)6を一直線上に所定の間隔で横方向に配置した表示面5Aを備えている。そして、噴射量表示部5は、発光ダイオード(LED)6の点灯個数が増えるほど燃料噴射量(燃料消費量)が大きいことを表示するものである。すなわち、点灯個数が1個の場合が燃料噴射量(燃料消費量)は最も少なく、点灯個数が8個の場合は燃料噴射量(燃料消費量)が最大であることを表示する。
【0023】
次に、上記のように構成された燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置の作動を説明する。
【0024】
車両の走行中、運転者がアクセル操作やシフト操作を行うが、この場合に、信号センサ部2が、燃料噴射量(燃料消費量)に対応するインジェクター信号S1を検出する。このインジェクター信号S1は噴射量表示制御部3に取り込まれ、噴射量表示制御部3は、インジェクター信号S1に基づいて表示制御信号S2を出力し、この表示制御信号S2を噴射量表示部5に出力する。
【0025】
噴射量表示部5は、表示制御信号S2に基づいて発光ダイオード(LED)6を点灯させる。この場合、発光ダイオード(LED)6の点灯個数が増えるほど燃料噴射量(燃料消費量)が大きいことが表示される。
【0026】
運転者は、現在の燃料噴射状態を噴射量表示部5の表示面5Aの発光ダイオード(LED)6の点灯個数を視認して、現状求める走行状況で、アクセル操作・シフト操作等の制御により燃料の噴射を少なくする工夫を行う。
【0027】
また、運転者は、噴射量表示部5の表示面5Aの発光ダイオード(LED)6の点灯個数により、発進時、加速時に操作するアクセル踏み込み量で、どれだけの燃料が消費されているかを視覚的に認識でき、この時、同じ加速でもアクセル操作を工夫することで燃料消費を押さえることができることを即時に判断するようになる。
【0028】
また、運転者に、不必要な加速等で、非常に多くの燃料を消費していることを認識させることで、そのような運転を控えるよう促す。
【0029】
さらに、燃料噴射制御によっては噴射停止等の状況が存在するが、どのような場合、停止制御が行われるかを認識できるようになり、意図的に運転操作の工夫で停止状況を作り出すことで、より燃料消費を押さえるような工夫が可能になる。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、噴射量表示部の表示により、発進時、加速時に操作するアクセル踏み込み量で、どれだけの燃料が消費されているかを視覚的に認識でき、この時、同じ加速でもアクセル操作を工夫することで燃料消費を押さえることができることを運転者に即時に判断させることができる。
【0031】
また、不必要な加速等で、非常に多くの燃料を消費していることを認識させることで、そのような運転を控えるよう促すことができる。
【0032】
また、燃料噴射制御によっては、噴射停止等の状況が存在するが、どのような場合、停止制御が行われるかをリアルタイムで認識できるようになり、意図的に運転操作の工夫で停止状況を作り出すことで、より燃料消費を押さえるような工夫が可能になる。
【0033】
また、本考案によれば、発光ダイオード(LED)の点灯個数を見て燃料噴射量(燃料消費量)の程度を認識することができために、燃料噴射量(燃料消費量)の程度の認識が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置の構成説明図である。
【符号の説明】
1 電子制御装置(ECU)
2 信号センサ部
3 噴射量表示制御部
4 電源部
5 噴射量表示部
5A 表示面
6 発光ダイオード(LED)
7 ケーブル
S1 インジェクター信号
S2 表示制御信号
Claims (2)
- 電子燃料噴射制御を電子制御装置で行う燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置であって、
電子燃料噴射制御時に前記電子制御装置から出力される、燃料噴射量に対応したインジェクター信号を検出する信号センサ部と、
前記インジェクター信号を入力して、このインジェクター信号に基づいて表示制御信号を出力する噴射量表示制御部と、
前記表示制御信号を入力して、この表示制御信号に基づいて燃料噴射量を表示する噴射量表示部とを備えたことを特徴とする燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置。 - 前記噴射量表示部は、複数個の発光ダイオード(LED)を所定の間隔で配置した表示面を備えていて、前記発光ダイオード(LED)の点灯個数が増えるほど燃料噴射量(燃料消費量)が大きいことを表示するものであることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003004250U JP3099500U (ja) | 2003-07-28 | 2003-07-28 | 燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003004250U JP3099500U (ja) | 2003-07-28 | 2003-07-28 | 燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3099500U true JP3099500U (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=43253203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003004250U Expired - Fee Related JP3099500U (ja) | 2003-07-28 | 2003-07-28 | 燃料噴射式ガソリンエンジンの噴射量表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3099500U (ja) |
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2003
- 2003-07-28 JP JP2003004250U patent/JP3099500U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |