JP3099433U

JP3099433U - ソケット防塵構造

Info

Publication number: JP3099433U
Application number: JP2003270221U
Authority: JP
Inventors: 周　建林
Original assignee: 周　建林
Priority date: 2003-07-24
Filing date: 2003-07-24
Publication date: 2004-04-08
Anticipated expiration: 2009-07-24

Abstract

【課題】　構成簡素的で、組立容易、安価な防塵ソケット構造を提供する。
【解決手段】　ケーシング本体２０と、複数枚の内方接触片２６同士と、防塵付勢片２８とを備え、前記ケーシング本体のケーシング上面部に複数の挿入孔２４同士が形成され、それらにプラグの複数の挿着片同士４２を挿入でき、その挿入によって前記複数枚の内方接触片同士と相互に接触し合い、また、前記ケーシング本体の内部に収納スペース２５が形成され、そこに複数枚の内方接触片同士と防塵付勢片を配置でき、また、前記防塵付勢片がプラグの複数枚の挿着片同士が前記複数の挿入孔同士に挿入される前に前記複数の挿入孔同士を封止するように付勢し、また、プラグの複数枚の挿着片同士が挿入されると、それが変形して前記収納スペースに挿入される。
【選択図】　　　図２Ａ

Description

　本考案は、構造が簡素的で、組立容易で、低コストのソケット防塵構造に係わり、格別に防塵要求のある場所の使用に供し、異物がソケット内に侵入してソケットの機能に影響を与えるようになることを効果的に防止できつつ、製造コストが従来物よりかなり安価になることを特徴とするソケット防塵構造に関するものである。

　従来から知られるように、防塵ソケットが各種の工業や商業や家庭などの場所に適用でき、それによって防塵のニーズを満足する。例えば、工業界ではよく見られる高粉塵工場区域などでは、防塵ソケットを使用することによっていろいろな問題をなくすことができ、類似に、某商品を陳列する売り場などのコマーシャル場所では、空気中に微細な埃が生成しやすく、このような場合では、防塵ソケットが効果性を発揮でき、また、家庭内では、埃や異物を隔離可能な防塵ソケットがソケットの使用寿命を延長する大切な道具の一つとなり、そのため、防塵ソケットが広範的に使用される基本的な道具の一つに属し、その改良について、それぞれのメーカが進める目標となっており、構造の簡素化とコストを低下させることが防塵ソケットの研究開発のポイントとなっている。

　図１Aと図１Bは従来の防塵ソケット１の様態を示す説明図であり、図１Aに示すのは従来の防塵ソケット１の二次元断面図であり、それは中華民国台湾の２００２年１１月２１日に公告された公告第５１１７９７号の実用新案の構造である。そのうち、防塵ソケット１のケーシング１２の内方に収納スペース１３を有し、収納スペース１３には二つのスライド・ピース１６が設けられ、それらがスプリング１８の付勢力によって挿入孔１５に生成される隙間を封止でき、埃の侵入を阻止できる。また、図１Bに示すのは従来の防塵ソケット１のプラグ４が挿入される後の様態を示す二次元断面図である。そのうち、プラグ４が挿入されると、スライド・ピース１６がスプリング１８を圧迫して所定の空間を形成させてプラグの挿着片同士４２の挿入を受け、プラグの挿着片同士４２と内方接触片同士１４とを接触させることによって電気的接続の目的を図る。

　しかしながら、前記の従来の技術はスプリングのような取り付け部材を防塵ソケットを封止する部材とし、製造と組立などの要素の影響により、製品のコストがかなり高価的で、且つ組立が複雑的で緩慢的であり、これにより防塵ソケットの利用性を劣らせている。

　他に、従来の防塵ソケットの設計には、外方より防塵蓋をカバーするような設計があり、例えば、中華民国台湾の２００２年９月１日に公告した公告第５０１８０８号の実用思案の構造がその一例である。しかしながら、外方より防塵蓋をカバーする場合、実際的に応用される際に、容易に防塵蓋を遺失するようなことを生じ、不便さがある。

　また、防塵ソケットの広範的利用が進むため、防塵ソケットが低コストする趨勢があり、そのため、さらに進歩的な技術手段を作って、防塵ソケットを快速的に組立てられるようにすると共に、その製造コストを大幅にコストダウンさせる必要がある。そのうち、前記従来の防塵ソケットのスプリング組立部材は好ましくは単一の部材になるように整合できるようにすればよいので、本考案が提案されてそのニーズを満足する。

　本考案は、組立てやすく、且つ構造が簡素化され、且つ低コストのソケット防塵構造を提供し、工業や商業や家庭などにおけるソケットに利用でき、高品質の製品を提供することをその解決しようとする課題とする。

　前記の課題を解決するために、本考案は従来の防塵ソケットのスプリング取り付け部材（付勢手段）を単一の部材になるように考案し、単一防塵付勢片を使用することをその特徴とする。当該ソケット防塵構造には、ケーシング本体と、複数枚の内方接触片同士と、防塵付勢片とを備え、前記ケーシング本体のケーシング上面部に複数の挿入孔同士が形成され、それらにプラグの複数の挿着片同士を挿入でき、その挿入によって前記複数枚の内方接触片同士と相互に接触し合い、また、前記ケーシング本体の内部に収納スペースが形成される。そこに複数枚の内方接触片同士と防塵付勢片を配置でき、また、前記防塵付勢片がプラグの複数枚の挿着片同士が前記複数の挿入孔同士に挿入される前に前記複数の挿入孔同士を封止するように付勢し、また、プラグの複数枚の挿着片同士が挿入されると、それが変形してプラグの挿着片同士の前記収納スペースに対する挿入することを受けられるようになる。

　前記防塵付勢片によって前記複数の挿入孔同士を可変的に封止することによって外部の埃や雑物などが前記収納スペースに侵入することを防止できる。

　以下に添付図面を参照しながら本考案の優れた実施の形態を詳細的で具体的に説明するが、それらの具体的な説明によるそれぞれの構成は単に本考案の要旨を解釈するための実施例に過ぎず、本考案の主張範囲を狭義的に制限を加えるものではない。

　図２Aと図２Bは、それぞれ本考案の防塵ソケットの第一の実施の形態のプラグの挿入前の形態を示す二次元断面図と、本考案の防塵ソケットの第一の実施の形態のプラグの挿入後の形態を示す二次元断面図である。図２Aに示すように、プラグ４が防塵ソケット２に挿入される前に、本考案の主要的な特徴の防塵付勢片２８が自身の付勢力によって接触端２８１によりケーシング本体２０における挿入孔２４に形成される隙間を封止し、収納スペース２５への埃の侵入を防止し、当該図面に示すように、付勢片２８につき作用力のバランスを取るために、その固定部２８２がケーシング本体２０の内方の収納スペース２５の中央底部２９に設けられ、且つ付勢片２８の接触端２８１の断面形状が収納スペース２５の底部へ向かって所定の傾斜角度を傾斜対応するように設定され、それらの考案によって、プラグの挿着片同士４２を容易に収納スペース２５に挿入できるようにする。こうすると、二つの孔部を有するプラグか三つの孔部を有するプラグなど問わず、付勢片２８がソケットの挿入孔の位置において収納スペース２５を封止でき、埃の侵入を効果的に阻止できるようになる。

　図２Bに示すように、プラグ４が防塵ソケット２に挿着される後、本考案の主要的な特徴の防塵付勢片２８がプラグの挿着片同士４２に押し付けられて収納スペース２５に縮み込み、また、付勢片２８の接触端２８１がプラグの挿着片同士４２に付勢当接され、このような状態では、プラグの挿着片同士４２が付勢片２８を押し付けて収納スペース２５の底部に挿入され、内方接触片２６と相互に接触し合い、電気的接続を形成する。そのため、前記に説明した図２Aと図２Bとが明らかに本考案の第一の実施の形態を掲げた。

　前記の第一の実施の形態の場合では、防塵付勢片２８の構造とその使用操作から分かるように、防塵付勢片２８の断面形状は湾曲して円弧の程度の変化が大きいが、そのような形状によって優れた柔軟性と使用寿命を生じられ、それと異なる製造コストと操作寿命に応じるため、下記に第二の実施の形態を説明する。付勢片２８３は断面形状の湾曲度の変化が小さく、剛性が大きいが、さらに安価な製品を提供できる。

　図３Aと図３Bはそれぞれ本考案のソケット防塵構造の第二の実施の形態のプラグの挿入前の状態を示す二次元断面図と、本考案のソケット防塵構造の第二の実施の形態のプラグの挿入後の状態を示す二次元断面図である。図３Aに示すように、プラグ４が防塵ソケット２に挿入される前に、本考案の主要的な特徴の構造の付勢片２８３が自身の付勢力によって接触端２８１によりケーシング本体２０の挿入孔２４に形成される隙間を封止し、埃の収納スペース２５に対する侵入を防止し、第一の実施の形態と異なることは、本図面において見られるように、付勢片２８３が作用力のバランスを取るために、その固定部２８２がケーシング本体２０の内方収納スペース２５の中央のトップ部２７に設けられ、且つ付勢片２８３の接触端２８１の断面形状の特徴は収納スペース２５の底部へ向かって所定の角度を傾斜対応するように設定されるようになり、それによってプラグの挿着片同士４２を容易に収納スペース２５内に挿入させることができる。こうすると、二つの孔部を有するプラグか三つの孔部を有するプラグなど問わず、付勢片２８３がソケットの挿入孔の位置において収納スペース２５を封止でき、埃の侵入を効果的に阻止できるようになる。

　図３Bに示すように、プラグ４が防塵ソケット２に挿着される後、本考案の主要的な特徴の防塵付勢片２８３がプラグの挿着片同士４２に押し付けられて収納スペース２５に縮み込み、また、付勢片２８３の接触端２８１がプラグの挿着片同士４２に付勢当接され、このような状態では、プラグの挿着片同士４２が付勢片２８３を押し付けて収納スペース２５の底部に挿入され、内方接触片２６と相互に接触し合い、電気的接続を形成する。そのため、前記に説明した図３Ａと図３Ｂとが明らかに本考案の第二の実施の形態を掲げた。

　本考案の大切な特徴の部材の防塵付勢片２８はその構成材料が非導体であり、弾力性を有しつつ繰り返して湾曲されることに耐えられるような条件が要求され、好ましくはプラスチック材料によって構成し、また、表面に耐磨耗の絶縁材料が覆われる金属片なども使用できる。

　本考案は、構成簡素的で、組立容易、安価な防塵ソケット構造を提供できる。

従来の防塵ソケットを示す二次元断面図である。従来の防塵ソケットのプラグを受け入れる後の状態を示す二次元断面図である。本考案の防塵ソケットの第一の実施の形態のプラグの挿入前の様態を示す二次元断面図である。本考案の防塵ソケットの第一の実施の形態のプラグの挿入後の様態を示す二次元断面図である。本考案の防塵ソケットの第二の実施の形態のプラグの挿入前の様態を示す二次元断面図である。本考案の防塵ソケットの第二の実施の形態のプラグの挿入後の様態を示す二次元断面図である。

符号の説明

２　　　防塵ソケット
４　　　プラグ
２０　　ケーシング本体
２４　　挿入孔
２５　　収納スペース
２６　　内方接触片
２７　　中央トップ部
２８、２８３　防塵付勢片
２９　　中央底部
４２　　プラグの挿着片同士
２０１　ケーシング上面部
２８１　接触端
２８２　固定部

Claims

　ケーシング本体と、複数枚の内方接触片同士と、防塵付勢片とを備え、
　前記ケーシング本体のケーシング上面部に複数の挿入孔同士が形成され、それらにプラグの複数の挿着片同士を挿入でき、その挿入によって前記複数枚の内方接触片同士と相互に接触し合い、また、前記ケーシング本体の内部に収納スペースが形成され、そこに複数枚の内方接触片同士と防塵付勢片を配置でき、また、前記防塵付勢片がプラグの複数枚の挿着片同士が前記複数の挿入孔同士に挿入される前に前記複数の挿入孔同士を封止するように付勢し、また、プラグの複数枚の挿着片同士が挿入されると、それが変形してプラグの挿着片同士の前記収納スペースに対する挿入することを受けられるようになり、前記防塵付勢片によって前記複数の挿入孔同士を可変的に封止することによって外部の埃や雑物などが前記収納スペースに侵入するのを防止する構成としたことを特徴とするソケット防塵構造。
　前記防塵付勢片が絶縁性プラスチック材料からなることを特徴とする請求項１に記載のソケット防塵構造。
　前記防塵付勢片が前記収納スペースの中央底部に固着されることを特徴とする請求項１に記載のソケット防塵構造。
　前記防塵付勢片が前記収納スペースの中央トップ部に固着されることを特徴とする請求項１に記載のソケット防塵構造。
　前記防塵付勢片には、前記収納スペースのある箇所に固定される固定部と、前記複数の挿入孔同士の近傍の前記ケーシング本体の壁面部に付勢当接されるか、複数枚の挿着片同士が前記収納スペースに挿入される際にそれぞれプラグの挿着片同士に接触されるように付勢される複数の接触端とを有することを特徴とする請求項１に記載のソケット防塵構造。
　前記防塵付勢片の接触端の断面形状は、前記収納スペースの底部に向かって所定の角度を傾斜対応するように設定されることを特徴とする請求項５に記載のソケット防塵構造。