JP3099403U - ファン装置用羽根車 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のような多くの材料増加をせずに、心棒を中心軸線に確保することができ、更にも、従来のようなかしめ工程を必要とせずに、心棒の固定が簡単で、組み立ての工程が増加しないファン装置用羽根車を提供する。
【解決手段】ハブと、該ハブの外周面についている複数の羽根と、該ハブの軸心位置から軸方向に突出した心棒とからなる羽根車において、前記ハブは、有底管状であってその開口が前記心棒の突出方向へ向くように前記軸心位置に設けられている軸座を有し、前記軸座の内部には、有底管状であってその開口が前記心棒の突出方向へ向くように緊密に内嵌している受け座を有し、また、前記心棒は前記受け座の開口から受け座内に緊密に挿入したことを特徴とし、更に、前記心棒は金属製のものであり、前記受け座は硬度が前記心棒の硬度より柔らかい金属で構成されたものであることを特徴とするファン装置用羽根車ファン装置用羽根車を提供する。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はファン装置用羽根車に関し、特に冷却ファン装置用羽根車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、モータと共にコンピュータに実装され、ファンを駆動して、コンピュータにおける電子部品の発熱を外部へ導出して放散させ、コンピュータを冷却する、冷却ファン装置または散熱用ファン装置と呼ばれるファン装置がある。この種のファン装置は、非常に小型で、通常、羽根車をその心棒が突出するようにハウジング(図1における符号4参照)内に収納してなる。このファン装置用の羽根車は、図1または図2に示すように、ハブ11,21と、該ハブ11,21の外周面についている複数の羽根111,211と、該ハブ11,21の軸心位置から軸方向に突出した心棒13,23とからなることが知られている。図1に示す従来例における前記ハブ11は、有底管状であってその開口が心棒13の突出方向へ向くように軸心位置に設けられている軸座112を有し、該軸座112はその開口から前記心棒13が挿入固定されている。この図1に示す従来のファン装置用羽根車1の製作並びに前記複数の羽根111及び前記心棒13の形成・装着は、前記心棒13を成形用の金型(図示せず)内の所定位置に精度よく立て、そして射出成形法で金型内にプラスチック溶融体を射出注入してハブ11と複数の羽根111とを一体的に形成するように行い、前記のような心棒付き羽根車1を製作する。しかしながら、前記製作法によっては、前記金型内の所定位置に立てられている心棒13が射出成形時に流れ込んでくるプラスチック溶融体に押されて一方に傾き(図1におけるθ参照)、中心軸線Lから外れた、円滑に回転できない不良品になる可能性が大である。
【0003】
図2に示すのは、上記の問題点を解決するためのもの(以下従来例2と称す)である。このファン装置用羽根車2におけるハブ21内には、その軸心位置に軸座221が形成されていて該軸座221内に心棒23が挿入固定されている裏張り22が裏打ちされている。この図2に示す従来のファン装置用羽根車2の製作並びに前記複数の羽根211及び前記心棒23の形成・装着は、まず前記心棒23を前記裏張り22の軸座221に挿入してからかしめによって該軸座内に固着させ、そして該心棒23付きの裏張り22を成形用金型(図示せず)内の所定位置に置いてから射出成形法で成形用金型にプラスチック溶融体を射出注入し、ハブ21と複数の羽根211とを一体的に形成するように行い、前記のような心棒付き羽根車2を製作する。このような製作法は、射出成形時に心棒23がプラスチック溶融体の射出注入によって中心軸線から外れないが、ハブ21とほぼ同大の裏張り22が必要とし、且つ、心棒23と裏張り22の軸座211との間の固定も、他にかしめ工程を要するので、材料の使用量が多くなり、組立の工程数も煩雑になる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記に鑑みて、本考案の第1の目的は、従来例2のような多くの材料増加をせずに、心棒を中心軸線に確保することができるファン装置用羽根車を提供しようとすることにある。
本考案の第2の目的は、従来例2のようなかしめ工程を必要とせずに、心棒の固定が簡単で、組み立ての工程が増加しないファン装置用羽根車を提供しようとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、考案者は、まず、ハブと、該ハブの外周面についている複数の羽根と、該ハブの軸心位置から軸方向に突出した心棒とからなる羽根車において、前記ハブは、有底管状であってその開口が前記心棒の突出方向へ向くように前記軸心位置に設けられている軸座を有し、前記軸座の内部には、有底管状であってその開口が前記心棒の突出方向へ向くように緊密に内嵌している受け座を有し、また、前記心棒は前記受け座の開口から受け座内に緊密に挿入したことを特徴とするファン装置用羽根車を提供する。
【0006】
この構成によるファン装置用羽根車の製作並びに前記複数の羽根及び前記心棒の形成・装着は、まず前記心棒を前記受け座に挿入してから、該心棒付きの受け座を成形用金型(図示せず)内の所定位置に置き、そして、射出成形法で成形用金型にプラスチック溶融体を射出注入し、複数の羽根と軸座とハブとを一体的に形成するように行い、前記のような心棒付き羽根車を製作する。このような製作法は、射出成形時に心棒がプラスチック溶融体の射出注入によって中心軸線から外れない上、前記従来例2の裏張り22より大きさが遥かに小さい受け座だけを他に必要とするので、材料の使用量があまり増加する必要がない。
【0007】
そして、考案者は、前記ファン装置用羽根車の構造に基づき、更に、前記心棒を金属製のものとし、前記受け座を硬度が前記心棒の硬度より柔らかい金属と構成したことを特徴とするファン装置用羽根車を提供する。
【0008】
この構成によるファン装置用羽根車は、前記受け座の内径を前記心棒の外径よりやや小さく構成することにより、該心棒と該受け座との間の固定を、硬度の高い心棒を硬度の低い受け座内に強制的に挿入することで完成することができるので、かしめ工程を要しない簡素な工程数で該心棒を該受け座内に挿入固定することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好ましい実施形態を詳しく説明する。なお、以下の説明においては、そのサイズに拘わらず、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
まず、本考案のファン装置用羽根車の第1の実施形態を図3と図4を参照しながら説明する。このファン装置用羽根車3は、その心棒33が突出するようにハウジング5内に収納されて冷却ファン装置となった後、モータ(図示せず)と共にコンピュータ(図示せず)に実装され、ファン3を駆動して、コンピュータにおける電子部品(図示せず)の発熱を外部へ導出して放散させ、コンピュータを冷却するものであって、ハブ31と、該ハブ31の外周面についている複数の羽根311と、該ハブ31の軸心位置から軸方向に突出した心棒33とからなっている。前記ハブ31の軸心位置に、有底管状であってその開口が前記心棒33の突出方向へ向いている軸座312が設けられている。前記軸座312の内部に、有底管状であってその開口が前記心棒33の突出方向へ向いている受け座32が緊密に内嵌している。また、前記心棒33はその一端を前記受け座32の開口から受け座32内に緊密に挿入する。
【0010】
そして、前記受け座32は、底盤321と、該底盤321の軸心位置から突出してなり且つその内径が前記心棒33の外径よりやや小さい管台322とからなっている。なお、図示のように、該底盤321の周縁部が該管台322の外壁面から張出しになっている。前記軸座312内の底周縁沿いの内壁面には、環状の凹溝313が形成されていて前記底盤321の周縁部を緊密に挟んでいる。
【0011】
なお、前記ハブ31と前記複数の羽根311とは、プラスチックの一体成型品であり、前記ハブ31は、その軸心位置に前記軸座312が形成されている板体310と、前記板体310の周縁から軸方向へ、前記心棒33の自由端部だけが突出するように、前記心棒33の周りを囲みながら環状に突出してなる羽根座3110とからなっている。前記複数の羽根311は前記羽根座3110の外周面に所定間隔を空けて形成されている。前記心棒33は金属製のものであり、前記受け座32は硬度が前記心棒33の硬度より柔らかい金属で構成されたものである。
【0012】
次に、図5と図6を参照しながら本考案のファン装置用羽根車の第2の実施形態を説明する。図示のように、この第2の実施形態のファン装置用羽根車30は、前記第1の実施形態のファン装置用羽根車3と構成がほぼ同じなので、構造または機能が同一である部品または部材に第1の実施形態の対応部品と同じ符号がつけられている。そして、この第2の実施形態のファン装置用羽根車30の前記第1の実施形態のファン装置用羽根車3と異なる部分は受け座32と軸座312との間の構造だけにある。即ち、図示のように、この第2の実施形態のファン装置用羽根車30の受け座32は、前記第1の実施形態のファン装置用羽根車3の構造とほぼ同じで、ただ前記管台322の開口縁沿いの外壁面から更に凸縁323が張出しになっている。そして、この第2の実施形態のファン装置用羽根車30の軸座312は、前記第1の実施形態のファン装置用羽根車3の構造とほぼ同じで、ただ軸座内の開口縁沿いの内壁面に、更に環状の凹溝314が形成されて前記管台322の開口縁沿いの外壁面から張出しになっている凸縁323を緊密に挟んでいる。
【0013】
【考案の効果】
前記実施形態1及び実施形態2それぞれの構成によるファン装置用羽根車3,30は、いずれも、まず前記心棒33を前記受け座32に挿入してから、該心棒付きの受け座32を成形用金型(図示せず)内の所定位置に置き、そして、射出成形法で成形用金型にプラスチック溶融体を射出注入し、複数の羽根311と軸座312とハブ31とを一体的に形成するように行って製作することができるので、射出成形時に心棒33がプラスチック溶融体の射出注入によって中心軸線から外れない上、前記従来例2の裏張り22より大きさが遥かに小さい受け座32だけを他に必要とするので、材料の使用量があまり増加する必要がない。そして、前記受け座32の内径が前記心棒33の外径よりやや小さいため、該心棒33と該受け座32との間の固定は、硬度の高い心棒33を硬度の低い受け座32内に強制的に挿入する一工程で済むことができるので、かしめ工程を要しない簡素な工程数で完成することができる。
【0014】
以上説明した実施の形態は、あくまでも本考案の技術的内容を明らかにする意図のものにおいてなされたものであり、本考案はそうした具体例に限定して狭義に解釈されるものではなく、本考案の精神とクレームに述べられた範囲で、いろいろと変更して実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のファン装置用羽根車の一例の断面構成図である。
【図2】従来のファン装置用羽根車の他の一例の断面構成図である。
【図3】本考案のファン装置用羽根車の第1の実施形態の分解斜視図である。
【図4】本考案のファン装置用羽根車の第1の実施形態の断面構成図である。
【図5】本考案のファン装置用羽根車の第2の実施形態の分解斜視図である。
【図6】本考案のファン装置用羽根車の第2の実施形態の断面構成図である。
【符号の説明】
L…中心軸線
1,2…ファン装置用羽根車
11,21…ハブ
13,23…心棒
111,211…羽根
112,221…軸座
22…裏張り
3,30…ファン装置用羽根車
31…ハブ
32…受け座
33…心棒
310…板体
311…羽根
312…軸座
313,314…凹溝
321…底盤
322…管台
323…凸縁
3110…羽根座
4,5…ハウジング

Claims (5)

  1. ハブと、該ハブの外周面についている複数の羽根と、該ハブの軸心位置から軸方向に突出した心棒とからなる羽根車において、
    前記ハブは、有底管状であってその開口が前記心棒の突出方向へ向くように前記軸心位置に設けられている軸座を有し、
    前記軸座の内部には、有底管状であってその開口が前記心棒の突出方向へ向くように緊密に内嵌している受け座を有し、
    また、前記心棒は前記受け座の開口から受け座内に緊密に挿入したことを特徴とするファン装置用羽根車。
  2. 前記受け座は、底盤と該底盤の軸心位置から突出してなる管台とからなって該底盤の周縁部が該管台の外壁面から張出しになっており、
    前記軸座内の底周縁沿いの内壁面には、環状の凹溝が形成されて前記底盤の周縁部を緊密に挟んでいることを特徴とする請求項1に記載のファン装置用羽根車。
  3. 前記受け座は、更に前記管台の開口縁沿いの外壁面から張出しになっている凸縁を有し、
    前記軸座内の開口縁沿いの内壁面には、環状の凹溝が形成されて前記管台の開口縁沿いの外壁面から張出しになっている凸縁を緊密に挟んでいることを特徴とする請求項2に記載のファン装置用羽根車。
  4. 前記ハブと前記複数の羽根とは、プラスチックの一体成型品であり、
    前記ハブは、その軸心位置に前記軸座が形成されている板体と、前記板体の周縁から軸方向へ、前記心棒の自由端部だけが突出するように、前記心棒の周りを囲みながら環状に突出してなる羽根座とからなり、
    前記複数の羽根は前記羽根座の外周面に所定間隔を空けて形成されていることを特徴とする請求項3に記載のファン装置用羽根車。
  5. 前記心棒は金属製のものであり、前記受け座は硬度が前記心棒の硬度より柔らかい金属で構成されたものであることを特徴とする請求項4に記載のファン装置用羽根車。
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