JP3099377U

JP3099377U - ライトボックス

Info

Publication number: JP3099377U
Application number: JP2003270179U
Authority: JP
Inventors: 頼鵬程; 張育彰; 呉坤炎; 蔡耀隆
Original assignee: 唯特科技股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2002-08-30
Filing date: 2003-07-22
Publication date: 2004-04-02
Anticipated expiration: 2009-07-22
Also published as: US20040042231A1; TW532494U; GB2392511A; US6814468B2; GB2392511B; DE20310320U1; GB0315130D0

Abstract

【課題】　光線が均一に分布して被写体の色彩などをリアルに再現できるライトボックスを提供する。
【解決手段】　上下に平行させて設ける２つのフレームと、該２つのフレームを連結する少なくとも４本以上の支持柱体と、該フレームと支持柱体とによって形成されるそれぞれの側面、及び上下面を遮蔽する複数の側面板と上下蓋体と該フレームのコーナー部で、該支持柱体に対応する位置に立設する４枚の光線散乱板と、それぞれの支持柱体と、該光線散乱板との間に設けられるランプとによってライトボックスを構成し、それぞれの部材をプラスチック材で成形する。該側面板の一にはドアを、上蓋体にはハッチをそれぞれ開閉自在に設け、上蓋体の底面側にカメラを収納するために供し、レンズの露出口を有する収納部を形成し、ライトボックス内の四隅には支持柱体に対応する位置に光線散乱板を立設し、その間にランプを立設する。
【選択図】図４

Description

　この考案は、ライトボックスに関し、特にストロボボックス、ディフューザーライトボックス、ライティングボックス、もしくは単にライトボックスなどと称し、被写体を収納するボックスと、光源とを具えて、撮影、もしくは測光に用いられるライトボックスに関する。

　様々な製品をリアルで、完璧な画像に表現して消費者に訴えるためには、色彩が正確に再現できるように写真撮影しなければならない。そのためには、ディジタルカメラであろうと、従来のスチールカメラであろうと、十分な明るさの光源を必要とし、かつ光線が被写体に対して均一に照射されなければならない。よって、商品を広告用に撮影する場合、一般にライトボックスを利用する。

図１に従来のライトボックス（１０）を開示する。図面によれば、従来のライトボックス（１０）は中空の立方体である本体（１２）の一側面を開口面（１４）とし、上面には複数のランプ（１６）を平行させて配設する。また、開口面（１４）には、外部からの光線の進入を遮るための遮光シート（１８）を設け、該開口面（１４）から被写体を本体（１２）内に載置する。

上述の構造によるライトボックス（１０）は、光源となるランプ（１６）が本体（１２）の上面に設けられているため、光源の光線が特定の範囲に集中して照射される。このため、特定の範囲の平面に対しては均一に照射されるが、立体の被写体に対しては、すべての面に均一に照射されることがない。すなわち、ランプ（１６）の下方における範囲に光線が均一に分布して照射されるため、他の範囲との間に明るさの差が発生する。このため、色彩の再現、カラーマッチングにおいてリアル性を失う確率が高くなる。

上述の通り、従来のライトボックス（１０）は、光源をボックス上方に設ける。これは被写体のそれぞれの面に対して光線を均一に照射することを目的としているが、係る構造は、ボックス内の光線の明るさと均一性を増加させることができないという欠点があった。

また、従来のライトボックス（１０）は、複数の金属、もしくは木製のプレートを固定ボルトで組み立ててなる。このため、重量が重くなり、分解、組み立てが容易でなく、搬送にも不便である。よって、実際に使用する場合、実用性に欠けるという問題があった。

　この考案は、被写体を撮影する場合、十分な明るさの光線を提供するとともに、被写体に対して光線が均一に分布して照射し、被写体の色彩、サイズの比例などをリアルに再現できるライトボックスを提供することを課題とする。

また、この考案は分解、組み立てが容易で、搬送時に占める体積を縮小することができ、取り扱いが便利なライトボックスを提供することを課題とする。

　請求項１に記載するライトボックスは、プラスチック材によってなり、上下に平行させて設ける２つのフレームと、
プラスチック材によってなり、該２つのフレームを連結する少なくとも４本以上の支持柱体と、
プラスチック材によってなり、該フレームと支持柱体とによって形成されるそれぞれの側面、及び上下面を遮蔽する複数の側面板と、及び上下蓋体と、
該フレームのコーナー部で、該支持柱体に対応する位置に立設する４枚の光線散乱板と、
それぞれの支持柱体と、該光線散乱板との間に設けられるランプとによって構成する。

請求項２に記載するライトボックスは、請求項１におけるフレームは、プラスチック材によってなり、形状が同様の少なくとも２以上の構成部材を組み合わせてなる。

請求項３に記載するライトボックスは、請求項１における支持柱体を上下フレームに嵌合させる。

請求項４に記載するライトボックスは、請求項１における側面板は、隣り合う両支持柱体の間において、該上下フレームに嵌合させる。

請求項５に記載するライトボックスは、請求項１における上下フレームの四隅には、それぞれ該光線散乱板を嵌合させる係合溝を形成し、該光線散乱板を嵌合する。

請求項６に記載するライトボックスは、請求項１における散乱板は、断面がＬ字状を呈するか、円弧状を呈するか、もしくは平板状に形成される。

請求項７に記載するライトボックスは、請求項１における散乱板は、透過性のプラスチック材か、もしくはガラスによってなり、且つ表面に粒状の突起を均一に分布させて形成する。

請求項８に記載するライトボックスは、請求項１における上蓋体にハッチを開閉自在に設ける。

請求項９に記載するライトボックスは、請求項１における側面板の一にドアを開閉自在に設ける。

請求項１０に記載するライトボックスは、請求項１における上蓋体の底面側にカメラを収納する収納部を形成するとともに、該収納部底面にカメラのレンズを露出させるための開口を穿設する。

請求項１１に記載するライトボックスは、請求項１０における収納部に穿設する開口には、遮光カバーを設ける。

　本考案のライトボックスは、光源から照射される光線が均一に分布し、撮影する被写体の色彩などをリアルに表現できるという利点がある。

また、本考案のライトボックスは、組み立て、分解が容易で、搬送にも便利であるのみならず、製造が容易で製造コストを低減できるという利点がある。

この考案は、上下に平行させて設ける２つのフレームと、該２つのフレームを連結する少なくとも４本以上の支持柱体と、該フレームと支持柱体とによって形成されるそれぞれの側面、及び上下面を遮蔽する複数の側面板と、及び上下蓋体と、該フレームのコーナー部で、該支持柱体に対応する位置に立設する４枚の光線散乱板と、それぞれの支持柱体と、該光線散乱板との間に設けられるランプとによってライトボックスを構成するとともに、それぞれの部材をプラスチック材で成形する。該側面板の一にはドアを開閉自在に設けるとともに、上蓋体にはハッチを開閉自在に設け、さらに上蓋体の底面側に、カメラを収納する収納部を形成し、該収納部にカメラのレンズを露出させる開口を穿設する。また、ライトボックス内の四隅には支持柱体に対応する位置に光線散乱板を立設するとともに、該支持柱体と光線散乱板との間にランプを立設する。かかる構成によって、被写体を撮影する場合、十分な明るさの光線を提供するとともに、被写体に対して光線が均一に分布して照射し、被写体の色彩、サイズの比例などをリアルに再現できるのみならず、組み立て、分解が容易になるという目的を、実現した。

　図２、図３、図４に、この考案の好ましい実施例を開示する。図面によれば、この考案によるライトボックス（２０）は、上下に平行して設けられるフレーム（２２）と、該上下フレーム（２２）との間に設けられる４本の支持柱体（２４）と、及び４枚の側面板（２６）と、ライトボックス（２０）の上下面を遮蔽する上蓋体（２８）、下蓋体（３０）とを含んでなり、側面板（２６）の一にはドア（２６２）を開閉自在に枢設する。ドア（２６２）には取っ手（２６４）を設ける。また、上蓋体（２８）には、ハッチ（２８２）を開閉自在に枢設する。これらの部材は、いずれもプラスチック材によって形成する。

上下フレーム（２２）は、それぞれ形状が同様のL字状部材（２２２）を少なくとも２つ以上組み合わせて構成する。実施例においては４つのL字状部材（２２２）によって１つのフレーム（２２）を構成する。Ｌ字状部材（２２２）は図５、図６に開示するように、コーナー部にL字状の係合溝（２２４）を形成するとともに、支持柱体（２４）を嵌合させる嵌合部（２２６）を形成する。また、外縁に沿って側面板（２６）を嵌合させる溝を形成する。

フレーム（２２）の四隅にはそれぞれ光線散乱板（３２）を立設する（図４、図７参照）。すなわち、それぞれのL字状部材（２２２）において支持柱体（２４）に対向するように設け、更にL字状部材（２２２）と支持柱体（２４）との間にランプ（３４）を設ける。光線散乱板（３２）は、プラスチック、もしくはガラスなどの透過性の材質によってなり、表面に粒状の突起が均一して分布するように形成する。実施例においては、光線散乱板（３２）は、L字状部材（２２２）の形状に合わせて断面がL字状を呈するように形成するが、但し平板、もしくは円弧状などその他形状にしてもよい。

上蓋体（２８）の底面側でハッチ（２８２）に対応する位置にカメラ（３８）を設けるための収納部（３６）を形成する。収納部（３６）の底面には、図８に開示するように、開口（３６２）を形成し、カメラ（３８）のレンズを露出させる。また、該開口（３６２）は、遮光カバー（４０）を設け開口（３６２）の周囲を遮蔽して、光源から照射される光線がカメラ（３８）のレンズに与える影響を低減させる。

この考案において、支持柱体（２４）はフレーム（２２）に嵌合するため、固定ボルトなどの固定具の使用量を減少させるか、もしくは使用しないで固定することができるとともに、ライトボックス（２０）に十分な構造上の強度を与えることができる。また、ライトボックス（２０）の４つの側面は、同様に側面板（２６）を嵌合させる。よって、いかなる固定具も必要とせず、簡易な操作で組み立てることができる。

上述の通り、この考案においてはプラスチック材による同様の形状の部材を組み合わせてフレームを形成する。このため、射出成形の金型のサイズを縮小し、金型の数を減らすことができる。同時に射出成形機も大型のものを使用する必要がなくなる。光源とするランプは、ライトボックス内に立設し、且つ光線散乱板（３２）を設けるため、光源から照射される光線が立体状に均一に分布し、ライトボックス内の明るさを増加させ、撮影される被写体の画像の解析度が高くなる。更に、組み立て、分解が容易で搬送時において分解した場合、体積を縮小することができる。

従来のライトボックスを示した斜視図である。この考案によるライトボックスを示した斜視図である。図２のライトボックスにおけるドアとハッチにかかる説明図である。図２に開示するライトボックスの分化いずである。この考案におけるフレーム構成部材の斜視図である。この考案におけるフレーム構成部材の他の方向から見た斜視図である。この考案における光線散乱板の説明図である。この考案によるライトボックスの断面図である。

符号の説明

　１０ライトボックス
　１２本体
　１４開口面
　１６ランプ
　１８遮光シート
２０ライトボックス
２２フレーム
２２２Ｌ字状部材
２２４係合溝
２２６嵌合部
２４支持柱体
２６側面板
２６２ドア
２６４取っ手
２８上蓋体
２８２ハッチ
３０下蓋体
３２光線散乱板
３４ランプ
３６収納部
３６２開口
３８カメラ
４０遮光カバー

Claims

プラスチック材によってなり、上下に平行させて設ける２つのフレームと、
プラスチック材によってなり、該２つのフレームを連結する少なくとも４本以上の支持柱体と、
プラスチック材によってなり、該フレームと支持柱体とによって形成されるそれぞれの側面、及び上下面を遮蔽する複数の側面板と、及び上下蓋体と、
該フレームのコーナー部で、該支持柱体に対応する位置に立設する４枚の光線散乱板と、
それぞれの支持柱体と、該光線散乱板との間に設けられるランプとによって構成することを特徴とするライトボックス。
前記フレームは、プラスチック材によってなり、形状が同様の少なくとも２以上の構成部材を組み合わせてなることを特徴とする請求項１に記載のライトボックス。
前記支持柱体を上下フレームに嵌合させることを特徴とする請求項１に記載のライトボックス。
前記側面板は、隣り合う両支持柱体の間において、該上下フレームに嵌合させることを特徴とする請求項１に記載のライトボックス。
前記上下フレームの四隅には、それぞれ該光線散乱板を嵌合させる係合溝を形成し、該光線散乱板を嵌合することを特徴とする請求項１に記載のライトボックス。
前記散乱板は、断面がＬ字状を呈するか、円弧状を呈するか、もしくは平板状に形成されることを特徴とする請求項１に記載のライトボックス。
前記散乱板は、透過性のプラスチック材か、もしくはガラスによってなり、且つ表面に粒状の突起を均一に分布させて形成することを特徴とする請求項１に記載のライトボックス。
前記上蓋体にハッチを開閉自在に設けることを特徴とする請求項１に記載のライトボックス。
前記側面板の一にドアを開閉自在に設けることを特徴とする請求項１に記載のライトボックス。
前記上蓋体の底面側にカメラを収納する収納部を形成するとともに、該収納部底面にカメラのレンズを露出させるための開口を穿設することを特徴とする請求項１に記載のライトボックス。
前記収納部に穿設する開口には、遮光カバーを設けることを特徴とする請求項１０に記載のライトボックス。