JP2007181081A - スピーカボックスの製造方法及びスピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を組み合わせて一体化するようにしたスピーカボックス23において、螺子を使用することなく気密性を確保した状態で前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を一体化できるようにする。
【解決手段】前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を樹脂で成形する一次成形工程と、この一次成形工程で成形された前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を組み合わせた状態で接合用の金型装置に装填し、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25の合わせ部分に樹脂40を射出して前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を接合する二次成形工程と、でスピーカボックス23を製造する。
【選択図】図5

Description

本発明は、スピーカボックスの製造方法及びこの方法で製造されたスピーカボックスを備えたスピーカ装置に関する。
例えばリアプロジェクションディスプレイ装置や平面型テレビジョン装置などの映像表示装置においては、映像が表示される画面に隣接してスピーカ装置が組み込まれている。ここでスピーカ装置は、スピーカ本体と、このスピーカ本体を内蔵するスピーカボックスと、により構成されている。
このスピーカ装置に用いられるスピーカボックスは、これを複数の分割体、例えば前側ボックス半体と後側ボックス半体とに分割して成形し、それを組み合わせて1つのスピーカボックスを形成するようにしている。そしてこの場合、組み合わせた分割体を一体化する際には、螺子を使用して固定する方法が一般的であった(例えば特許文献1参照)。
特開平9−55989号公報
このように分割体を一体化する際に螺子を使用したスピーカボックスの場合、気密性を確保するために多数の螺子が必要となり、このため製造ラインでの組み立て工数の増大や、螺子のコスト増大といった問題が生じていた。さらに気密性を確保するために分割体の合わせ部分において不織布テープ等のクッション材を追加する必要がある場合が多く、さらなるコストの増大に繋がっていた。また、多数の螺子を必要とするため、螺子穴等による凹凸がスピーカボックスの体裁面に多数存在することになるので、意匠的に美しくないスピーカ装置となってしまう問題もあった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、複数の分割体を組み合わせて一体化するようにしたスピーカボックスにおいて、螺子を使用することなく気密性を確保した状態で分割体を一体化できる製造方法を提供し、上記の問題点を解消することを目的とする。
上記の目的を達成する方法として本発明は、スピーカボックスを複数の分割体に分割して成形し、それを組み合わせて1つのスピーカボックスを形成するスピーカボックスの製造方法であって、複数の分割体を樹脂で成形する一次成形工程と、この一次成形工程で成形された複数の分割体を組み合わせた状態で接合用の金型装置に装填し、複数の分割体の合わせ部分に樹脂を射出して複数の分割体を接合する二次成形工程と、を有してなるものである。
また本発明において、一次成形工程では、1つの金型装置で複数の分割体を同時に成形することが好ましい。
さらに本発明において、二次成形工程では、複数の分割体の合わせ部分を略全周にわたって樹脂で接合するものとする。
さらに本発明においては、複数の分割体の合わせ部分に凹溝を設け、二次成形工程ではこの凹溝の部分に樹脂を充填して複数の分割体を接合するようにする。
さらに本発明では、複数の分割体の一部にスピーカ本体を取り付けた後に複数の分割体を組み合わせ、これを二次成形工程において接合用の金型装置に装填するようにしてもよい。
本発明では、複数の分割体を樹脂で成形する一次成形工程と、この一次成形工程で成形された複数の分割体を組み合わせた状態で接合用の金型装置に装填し、複数の分割体の合わせ部分に樹脂を射出して複数の分割体を接合する二次成形工程と、を有するスピーカボックスの製造方法により、螺子を使用することなく分割体を一体化できるので、製造ラインでの組み立て工数やコストを効果的に削減することができる。
また本発明では、分割体を一体化する際に高い気密性を確保できるため、分割体の合わせ部分にクッション材を追加するなどの対策が不要となるので、さらなるコストの削減が可能となる。
さらに本発明では、分割体の一体化に螺子を使用しないため、螺子穴等による凹凸がスピーカボックスの体裁面に表れることがないので、意匠的に優れたスピーカ装置を提供することができる。
さらに本発明では、一次成形工程において1つの金型装置で複数の分割体を同時に成形することで、製造効率をより向上させることができる。
さらに本発明では、二次成形工程において複数の分割体の合わせ部分を略全周にわたって樹脂で接合することにより、一段と高い気密性を確保することが可能となる。
さらに本発明においては、複数の分割体の合わせ部分に凹溝を設け、二次成形工程ではこの凹溝の部分に接合用の樹脂を充填するようにしたことで、分割体を樹脂によって確実に接合することができると共に、接合用の樹脂がスピーカボックスの体裁面から突出することがないので、意匠的により優れたスピーカ装置を提供することができる。
さらに本発明では、複数の分割体の一部にスピーカ本体を取り付けた後に複数の分割体を組み合わせ、これを二次成形工程において接合用の金型装置に装填して樹脂による接合を行うようにすることで、スピーカ装置の組み立て作業性を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、映像表示装置の一例としてリアプロジェクションディスプレイ装置を正面側から見た斜視図、図2は背面側から見た斜視図である。
このリアプロジェクションディスプレイ装置1は、前面のスクリーン(表示画面)2の裏側に映像投射ユニットが内蔵されており、この映像投射ユニットから投射される映像がスクリーン2に映し出される構造となっている。
そしてこのリアプロジェクションディスプレイ装置1においては、その前面のスクリーン2の左右両側に隣接する位置及び背面側に夫々スピーカ装置4,5及び6が組み込まれている。ここでスクリーン2の左右両側に配置されるスピーカ装置4,5は、夫々ステレオ音声のLチャンネル,Rチャンネルの再生用で、そこには何れも中音域用スピーカ(スコーカ)と高音域用スピーカ(ツィータ)が組み込まれている。また背面側のスピーカ装置6には、低音域用のスピーカ(ウーハ)が組み込まれている。
図3は、スクリーンに隣接して配置されるスピーカ装置の構造を示す斜視図、図4はその分解斜視図である。なお、ここではスクリーン2の左側(Lチャンネル用)のスピーカ装置4の構造を示してあるが、右側(Rチャンネル用)のスピーカ装置5もこれと同様の対称構造を有するものである。
この図3及び図4に示す如く、本例におけるスピーカ装置4は、スピーカ本体を内蔵するスピーカユニット20と、このスピーカユニット20の前面側に配置される縦長のスピーカパネル10と、を備えて構成される。ここでスピーカユニット20は、図5に示すように、スピーカ本体(スコーカ及びツィータ)21及び22と、このスピーカ本体21及び22を内蔵するスピーカボックス23と、により構成されている。
一方、スピーカパネル10は、図4で明らかな如く、パネル基体11と、このパネル基体11の前面に装着されるシート14と、によりなる。ここでパネル基体11は、透明な樹脂(材質はPC,PS,ABS等)を用いて高速ヒートサイクル成形法によって成形された透明樹脂部品であり、このパネル基体11の裏面側の中央部にスピーカユニット20が螺子止めによって取り付けられる。このパネル基体11におけるスピーカユニット20の取り付け部分には、スピーカ本体21及び22から発せられる音を通すための格子状の穴12及び13が形成されている。そしてスピーカパネル10は、このパネル基体11がディスプレイ装置1の外装枠体3に螺子止めによって固定されて組み付けられる構造となっている。
このパネル基体11の前面に装着されるシート14は、厚さ0.3〜0.5mmの薄い透明な樹脂シート(材質はPET,PC,PS等)であり、両面接着テープ等の接着手段によってパネル基体11に接着される。なお、このシート14とパネル基体11の接着手段としては、両面接着テープに限ることなく、他にも例えばUV接着や、のり印刷を施しての接着も可能であり、あるいは接着ではなくインサート成形などの手法を用いることもできる。
このシート14には、一見してわからない程度の直径0.3〜0.4mmの微細な穴15が無数に開けられており、上記パネル基体11の穴12及び13とこのシート14の微細な穴15とを通ってスピーカ本体21及び22からの音がスピーカ装置4の前面に放出されるようになっている。なお、このシート14の微細な穴15は、本例ではシート14の全体にわたって開けられているが、スピーカユニット20の取り付け部分(パネル基体11の穴12及び13と対応する部分)にのみ開けるようにしてもよい。
そして本例のスピーカ装置4では、このシート14に、スピーカユニット20の存在を隠すための不透明部16と、その周囲(本例では上下)の透明部18と、を設けてある。さらに、このシート14における不透明部16と透明部18の間には、不透明部16から透明部18にかけて徐々に透明度が増すように変化するグラデーション17を付してある。この場合、不透明部16及びグラデーション17の部分は、シート14に例えば黒色の塗装あるいは印刷による着色処理を施すことで形成される。ここでの着色は、黒色に限ることなく、スピーカユニット20の存在を隠すことのできる色であればどのような色でもよい。
上記構成のスピーカ装置4を前面側から見た場合、スピーカユニット20が不透明部16によって隠されるため、スピーカの存在が一見してわかることはなく、かつその周囲では、透明部18を通してスピーカ装置の背景が見えることになり、これによって優れた意匠を実現できるものである。
また、この構成においては、パネル基体11におけるシート14の不透明部16と対応する部分19に、不透明部16と同系色の着色を施してある。即ち、本例の場合は、シート14の不透明部16を黒色としているので、パネル基体11におけるシート14の不透明部16と対応する部分19には、黒色の塗装あるいは印刷による着色処理を施してあり、これによってパネル基体11の地色がシート14の不透明部16に対し干渉することのない構造としている。
以上の如く構成される本例のスピーカ装置4及びこのスピーカ装置を備えたディスプレイ装置1においては、下記のような特筆すべき効果がある。
即ち本例のスピーカ装置及びディスプレイ装置では、スピーカユニット20の前面側に配置されるスピーカパネル10に、スピーカ本体21及び22の音を通すための多数の微細な穴15を設けると共に、スピーカユニット20の存在を隠す不透明部16と、この不透明部16の周囲の透明部18と、を設けた構成としたことにより、一見してスピーカの存在がわかることなく、意匠的に優れたスピーカ装置及びディスプレイ装置を提供することができる。
さらに本例の構成では、スピーカパネル10の不透明部16と透明部18の間に、不透明部16から透明部18にかけて徐々に透明度が変化するグラデーション17を付したことで、不透明部16と透明部18が自然に繋がるような美しい意匠を実現できるので、より意匠的に優れたスピーカ装置及びディスプレイ装置を提供することができる。
さらに本例のスピーカ装置及びディスプレイ装置においては、スピーカパネル10を、透明のパネル基体11と、このパネル基体の前面に接着される透明のシート14と、により構成し、このシート14に着色を施して不透明部16を形成するものとしたことにより、簡単な構成でスピーカの存在を隠すことができる。
そしてこの構成では、パネル基体11におけるシート14の不透明部16と対応する部分19に、不透明部16と同系色の着色を施したことにより、パネル基体11の地色がシート14の不透明部16に対し干渉することがないので、美しい意匠を確実に保持することができる。
続いて、図5以降を参照して、本例のスピーカ装置4におけるスピーカユニット20の構成についてさらに詳細に説明する。
図5はスピーカユニット20の斜視図であり、ここで示す如くスピーカユニット20は、スピーカ本体(スコーカ及びツィータ)21及び22と、このスピーカ本体21及び22を内蔵する樹脂製のスピーカボックス23と、により構成されている。
図6はスピーカユニット20の分解斜視図であり、ここで示すようにスピーカボックス23は、複数の分割体、即ち本例では前側ボックス半体24と後側ボックス半体25とに分割して成形され、それを組み合わせて1つのスピーカボックスを形成するようにしている。なお、このスピーカボックス23の材質としては、PS,ABSなどが好適に用いられる。
このスピーカボックス23では、前側ボックス半体24の前面にスピーカ本体21及び22を取り付けるための取り付け穴26及び27を有し、即ちこの取り付け穴26及び27を通してスピーカ本体21及び22を前側ボックス半体24に螺子止めによって取り付けるものである。
上記のように前側ボックス半体24と後側ボックス半体25とを組み合わせて構成されるスピーカボックス23では、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を一体化するために螺子を用いるのが一般的であるが、特に本例では、WIM(Welding In Mold)成形法を用いたスピーカボックスの製造方法により、螺子を使用することなく前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を一体化するようにしている。
このWIM成形法によるスピーカボックスの製造方法を図8及び図9で説明する。ここで図8は一次成形工程、図9は二次成形工程を示す。
図8に示す一次成形工程は、スピーカボックス23の分割体である前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を樹脂で成形する工程である。即ちこの一次成形工程では、先ず図8(A)のように樹脂成形用の金型装置30の金型31と32を閉じた状態から、同図(B)の如く金型31と32の間に溶融樹脂を射出して前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を成形し、樹脂が硬化した後、同図(C)のように金型31と32を開いて成形品即ち前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を取り出すようにする。この一次成形工程では、1つの金型装置30で前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を同時に成形することで、効率のよい成形を行っている。
続く図9の二次成形工程は、上記一次成形工程で成形された前側ボックス半体24と後側ボックス半体25とを接合する工程である。即ちこの二次成形工程では、先ず図9(A)に示すように、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を組み合わせた状態で接合用の金型装置34に装填して金型35と36を閉じ、その状態から同図(B)の如く前側ボックス半体24と後側ボックス半体25の合わせ部分に樹脂40を射出する。これにより、この樹脂40と、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25の樹脂とが融着して前側ボックス半体24と後側ボックス半体25が一体に接合され、この接合用の樹脂40が硬化した後、同図(C)のように金型35と36を開き、完成品即ち前側ボックス半体24と後側ボックス半体25とが一体化されたスピーカボックス23を取り出すようにする。
なお、この二次成形工程において使用する接合用の樹脂40は、より確実な接合性を得るために、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25の樹脂と同じ材質あるいは同系統の樹脂を用いることが望ましい。
そして本例では、以上のようにして成形されたスピーカボックス23に、スピーカ本体21及び22を螺子止めして取り付けることにより、図5に示すようなスピーカユニット20が完成する。なお、上記二次成形工程では、図10に示す如く、先にスピーカ本体21及び22を前側ボックス半体24に取り付けた後に前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を組み合わせ、これを接合用の金型装置34に装填して樹脂40による接合を行うようにしてもよい。こうすることで、スピーカ装置の組み立て作業性を向上させることができる。
上記のように本例では、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を樹脂で成形する一次成形工程と、この一次成形工程で成形された前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を組み合わせた状態で接合用の金型装置に装填し、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25の合わせ部分に樹脂40を射出して前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を接合する二次成形工程と、を有するスピーカボックスの製造方法により、螺子を使用することなく前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を一体化できるので、製造ラインでの組み立て工数やコストを効果的に削減することができる。
またこのスピーカボックス23では、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を一体化する際に高い気密性を確保できるため、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25の合わせ部分にクッション材を追加するなどの対策が不要となるので、さらなるコストの削減が可能となる。
さらにこのスピーカボックス23では、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25の一体化に螺子を使用しないため、螺子穴等による凹凸がスピーカボックス23の体裁面に表れることがないので、意匠的に優れたスピーカ装置を提供することができる。
さらにこのスピーカボックス23では、一次成形工程において1つの金型装置30で前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を同時に成形することで、製造効率をより向上させることができる。
またこのスピーカボックス23では、図5に示す如く、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25の合わせ部分を略全周にわたって樹脂40で接合するようにしている。こうすることにより、スピーカボックス23の気密性をさらに確実なものとし、高音質のスピーカ装置を提供することができる。
図7は本例のスピーカボックス23における前側ボックス半体24と後側ボックス半体25の合わせ部分の断面図を示す。ここでは、前側ボックス半体24側に設けられた溝部28に、後側ボックス半体25側に設けられた凸縁部29を嵌合させることにより、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を正確に組み合わせることができるようになっている。
そして図7(A)に示す如く、この前側ボックス半体24と後側ボックス半体25の合わせ部分においては、外周部に凹溝41が全周にわたって設けられており、上記二次成形工程では、同図(B)に示すように、この凹溝41の部分に接合用の樹脂40を充填するようにしている。こうすることで、前側ボックス半体24と後側ボックス半体25を樹脂40によって確実に接合することができると共に、接合用の樹脂40がスピーカボックス23の体裁面から突出することがないので、意匠的により優れたスピーカ装置を提供することができるものである。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明はこの実施例の構成に限定されることなく、その他にも種々の実施形態を採り得るものであることは言うまでもない。
リアプロジェクションディスプレイ装置の斜視図である。 リアプロジェクションディスプレイ装置の背面側から見た斜視図である。 スピーカ装置の斜視図である。 スピーカ装置の分解斜視図である。 スピーカユニットの斜視図である。 スピーカユニットの分解斜視図である。 スピーカボックスの前側ボックス半体と後側ボックス半体の合わせ部分の断面図である。 スピーカボックスの製造方法における一次成形工程の説明図である。 スピーカボックスの製造方法における二次成形工程の説明図である。 二次成形工程の他の例の説明図である。
符号の説明
4…スピーカ装置、20…スピーカユニット、21,22…スピーカ本体、23…スピーカボックス、24…前側ボックス半体(分割体)、25…後側ボックス半体(分割体)、30…金型装置、34…接合用の金型装置、40…接合用の樹脂、41…凹溝

Claims (8)

  1. スピーカボックスを複数の分割体に分割して成形し、それを組み合わせて1つのスピーカボックスを形成するスピーカボックスの製造方法であって、
    上記複数の分割体を樹脂で成形する一次成形工程と、
    上記一次成形工程で成形された上記複数の分割体を組み合わせた状態で接合用の金型装置に装填し、上記複数の分割体の合わせ部分に樹脂を射出して上記複数の分割体を接合する二次成形工程と、
    を有するスピーカボックスの製造方法。
  2. 上記一次成形工程では、1つの金型装置で上記複数の分割体を同時に成形するようにした請求項1に記載のスピーカボックスの製造方法。
  3. 上記二次成形工程では、上記複数の分割体の合わせ部分を略全周にわたって樹脂で接合するようにした請求項1または2に記載のスピーカボックスの製造方法。
  4. 上記複数の分割体の合わせ部分に凹溝を設け、上記二次成形工程では、この凹溝の部分に樹脂を充填して上記複数の分割体を接合するようにした請求項1〜3の何れか1項に記載のスピーカボックスの製造方法。
  5. 上記複数の分割体の一部にスピーカ本体を取り付けた後に上記複数の分割体を組み合わせ、これを上記二次成形工程において接合用の金型装置に装填するようにした請求項1〜4の何れか1項に記載のスピーカボックスの製造方法。
  6. スピーカ本体と、このスピーカを内蔵するスピーカボックスと、により構成されるスピーカ装置であって、
    上記スピーカボックスは、
    これを複数の分割体に分割して樹脂で成形する一次成形工程と、
    上記一次成形工程で成形された上記複数の分割体を組み合わせた状態で接合用の金型装置に装填し、上記複数の分割体の合わせ部分に樹脂を射出して上記複数の分割体を接合する二次成形工程と、
    によって製造されたスピーカ装置。
  7. 上記スピーカボックスは、上記複数の分割体の合わせ部分が略全周にわたって樹脂で接合された請求項6に記載のスピーカ装置。
  8. 上記スピーカボックスは、上記複数の分割体の合わせ部分に凹溝を有し、この凹溝の部分に樹脂が充填されて上記複数の分割体が接合された請求項5または6に記載のスピーカ装置。
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JP2012023441A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Nec Saitama Ltd 携帯端末及び携帯端末用筺体の製造方法

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