JP3099366U - 長物の縦収納引出しを備えた流し台 - Google Patents
長物の縦収納引出しを備えた流し台 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】流し台のシンク３直下の上段引出し５に包丁その他の長物を縦長に吊下げ収容できる流し台を提供する。
【解決手段】流し台天板２の前縁６の幅Ｗを広くして上段引出し５の前面板１１の裏面１２とシンク胴部の幕板８との間に空間Ａを作ると共にその下方に空間Ｂを形成して、前面板裏面に包丁落し込み収納ボックス１５と吊下げ用支持プレート１６を固設して長物調理用器具を縦長に収容する。
【選択図】 図６
【解決手段】流し台天板２の前縁６の幅Ｗを広くして上段引出し５の前面板１１の裏面１２とシンク胴部の幕板８との間に空間Ａを作ると共にその下方に空間Ｂを形成して、前面板裏面に包丁落し込み収納ボックス１５と吊下げ用支持プレート１６を固設して長物調理用器具を縦長に収容する。
【選択図】 図６
Description
【０００１】
【考案の属する技術分野】
この考案は、流し台シンクの前方直下に包丁類や長柄の調理用具を縦長に収納できる引出しを備えた流し台に関する。
【０００２】
【従来の技術】
包丁その他の長物調理具は、流し台の上段引出し内に縦長に収容するのが使い易く便利である。しかし、従来品は図７に示すように天板の前縁が比較的狭く構成されていたからシンク胴部前面に位置する幕板前方の空間が利用できず、引出し内の収容空間はシンク底面下の領域Ｃだけであった。このため、長物を収容する場合は、例えば引出し内にトレイを横置きしてこれに包丁などを並べて置くようにしていたので収容、取出しに不便であった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、シンク胴部前面の幕板前方とその下方に縦長空間を形成して長物を縦方向に収容できるようにすると共にこれによって底部の収容空間をも拡張した流し台を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本案流し台は、シンクを備えた天板の前縁を幅広に形成してその下方及び前記シンク直下に引出し収納空間を形成する木枠を設けると共に前記木枠内に該木枠の前端面に前面板裏面が当接する収納引出しをスライド自在に設けてシンク胴部前面の幕板と前記前面板裏面との間及びその下方に底部収納空間に連絡する縦長の収容空間を確保して前記前面板裏面に包丁挿し込みボックス又は／及び長物吊下げ用プレートが固設されて構成される。
【０００５】
天板前縁の幅広部は、通常天板の約２倍即ち、１０〜１２ｃｍとすることによって必要な空間は確保できる。
包丁挿し込みボックス自体は、公知又は周知のものであり、長物吊下げプレートは、長物の吊下げ位置を自由に変更できるようにパンチメタル又は鉄板で構成し、プラスチック製フック又はマグネット付フックを介して菜箸、長柄杓子、フライ返しなどを吊下げる。
包丁挿し込みボックスと長物吊下げプレートの取付け位置は任意である。
【０００６】
【考案の効果】
本案の流し台は、上段引出し前面板の裏面に長物吊下げ用空間Ａ−Ｂが構成されているから長物の整理収容・取出しが容易であって安全、便利に行える他、下方の収納空間Ｂ−Ｃによって従来収納できなかった大径の鍋、ざるなどの容器類も収納できるようになるので使い勝手が格段に向上する。
【０００７】
【考案の実施の形態】
１は流し台、２は天板、３はシンク、４はフロント部、５は上段引き出し、６は天板前縁、７は引出し収納木枠、８は幕板、９は上部戸当り、１０は木枠前端面である。
１１は引出し前面板であって裏面１２は、上部戸当り９と木枠前端面１０に当接する。１３は底板と側板を形成している断面Ｕ状の囲み板、１４は背板である。なお、引出しのスライド金具は公知であるから図示を省略してある。
上記構成によって幕板８の前方に空間Ａが形成されると共にその下方に空間Ｂを形成し、シンクの底部下方の収容空間Ｃに連絡させる。
空間Ａ、Ｂは縦長物収容空間となる。
１５は、前面板裏面に取付けた包丁挿し込みボックス、１６は長物吊下げプレートであってパンチメタルを採用する場合は、浮かせ枠１６Ａを介して取付ける。１７は吊下げフックである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本案引出し収納装置を備えた流し台の正面図
【図２】同上平面図
【図３】上段引出しの前面板表面図
【図４】上段引出しを除いた機枠の内部正面図
【図５】図３のＶ−Ｖ断面図
【図６】上段引出し部の縦断側面図
【図７】従来の上段引出し部の縦断側面図
【符号の説明】
１ 流し台
２ 天板
３ シンク
４ フロント部
５ 上段引き出し
６ 天板前縁
７ 引出し収納木枠
８ 幕板
９ 上部戸当り
１０ 木枠前端面
１１ 引出し前面板
１２ 裏面
１３ 断面Ｕ状の囲み板
１４ 背板
１５ 包丁挿し込みボックス
１６ 長物吊下げプレート
１８ パンチ孔
Ａ―Ｂ 縦長空間
Ｃ 底部収納空間
【考案の属する技術分野】
この考案は、流し台シンクの前方直下に包丁類や長柄の調理用具を縦長に収納できる引出しを備えた流し台に関する。
【０００２】
【従来の技術】
包丁その他の長物調理具は、流し台の上段引出し内に縦長に収容するのが使い易く便利である。しかし、従来品は図７に示すように天板の前縁が比較的狭く構成されていたからシンク胴部前面に位置する幕板前方の空間が利用できず、引出し内の収容空間はシンク底面下の領域Ｃだけであった。このため、長物を収容する場合は、例えば引出し内にトレイを横置きしてこれに包丁などを並べて置くようにしていたので収容、取出しに不便であった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、シンク胴部前面の幕板前方とその下方に縦長空間を形成して長物を縦方向に収容できるようにすると共にこれによって底部の収容空間をも拡張した流し台を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本案流し台は、シンクを備えた天板の前縁を幅広に形成してその下方及び前記シンク直下に引出し収納空間を形成する木枠を設けると共に前記木枠内に該木枠の前端面に前面板裏面が当接する収納引出しをスライド自在に設けてシンク胴部前面の幕板と前記前面板裏面との間及びその下方に底部収納空間に連絡する縦長の収容空間を確保して前記前面板裏面に包丁挿し込みボックス又は／及び長物吊下げ用プレートが固設されて構成される。
【０００５】
天板前縁の幅広部は、通常天板の約２倍即ち、１０〜１２ｃｍとすることによって必要な空間は確保できる。
包丁挿し込みボックス自体は、公知又は周知のものであり、長物吊下げプレートは、長物の吊下げ位置を自由に変更できるようにパンチメタル又は鉄板で構成し、プラスチック製フック又はマグネット付フックを介して菜箸、長柄杓子、フライ返しなどを吊下げる。
包丁挿し込みボックスと長物吊下げプレートの取付け位置は任意である。
【０００６】
【考案の効果】
本案の流し台は、上段引出し前面板の裏面に長物吊下げ用空間Ａ−Ｂが構成されているから長物の整理収容・取出しが容易であって安全、便利に行える他、下方の収納空間Ｂ−Ｃによって従来収納できなかった大径の鍋、ざるなどの容器類も収納できるようになるので使い勝手が格段に向上する。
【０００７】
【考案の実施の形態】
１は流し台、２は天板、３はシンク、４はフロント部、５は上段引き出し、６は天板前縁、７は引出し収納木枠、８は幕板、９は上部戸当り、１０は木枠前端面である。
１１は引出し前面板であって裏面１２は、上部戸当り９と木枠前端面１０に当接する。１３は底板と側板を形成している断面Ｕ状の囲み板、１４は背板である。なお、引出しのスライド金具は公知であるから図示を省略してある。
上記構成によって幕板８の前方に空間Ａが形成されると共にその下方に空間Ｂを形成し、シンクの底部下方の収容空間Ｃに連絡させる。
空間Ａ、Ｂは縦長物収容空間となる。
１５は、前面板裏面に取付けた包丁挿し込みボックス、１６は長物吊下げプレートであってパンチメタルを採用する場合は、浮かせ枠１６Ａを介して取付ける。１７は吊下げフックである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本案引出し収納装置を備えた流し台の正面図
【図２】同上平面図
【図３】上段引出しの前面板表面図
【図４】上段引出しを除いた機枠の内部正面図
【図５】図３のＶ−Ｖ断面図
【図６】上段引出し部の縦断側面図
【図７】従来の上段引出し部の縦断側面図
【符号の説明】
１ 流し台
２ 天板
３ シンク
４ フロント部
５ 上段引き出し
６ 天板前縁
７ 引出し収納木枠
８ 幕板
９ 上部戸当り
１０ 木枠前端面
１１ 引出し前面板
１２ 裏面
１３ 断面Ｕ状の囲み板
１４ 背板
１５ 包丁挿し込みボックス
１６ 長物吊下げプレート
１８ パンチ孔
Ａ―Ｂ 縦長空間
Ｃ 底部収納空間
Claims (2)
- シンクを備えた天板の前縁を幅広に形成してその下方及び前記シンク直下に引出し収納空間を形成するように木枠を設けると共に前記木枠内に該木枠の前端面に、前面板の裏面が当接する収納引出しをスライド自在に設けてシンク胴部前面の幕板と前記前面板裏面との間及びその下方に底部収納空間Ｃに連絡する縦長の収容空間Ａ―Ｂを確保して前記前面板裏面に包丁挿し込みボックス又は長物吊下げ用プレートの少なくともいずれかが固設されてなる長物の縦収納引出しを備えた流し台。
- 長物吊下げ用プレートが方形のパンチメタルプレート又は鉄板でなる請求項１記載の流し台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003004181U JP3099366U (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 長物の縦収納引出しを備えた流し台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003004181U JP3099366U (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 長物の縦収納引出しを備えた流し台 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3099366U true JP3099366U (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=43253074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003004181U Expired - Fee Related JP3099366U (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 長物の縦収納引出しを備えた流し台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3099366U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009119009A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Noritz Corp | キャビネット |
| JP7437617B2 (ja) | 2020-01-21 | 2024-02-26 | Toto株式会社 | システムキッチン |
-
2003
- 2003-07-22 JP JP2003004181U patent/JP3099366U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009119009A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Noritz Corp | キャビネット |
| JP7437617B2 (ja) | 2020-01-21 | 2024-02-26 | Toto株式会社 | システムキッチン |
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