JP3099296U - 自動車用ドアの保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドアの開閉動作に支障をきたすことなく、しかもドアのヒンジ部を複雑な部品によって改良することなく、プロテクタをドアの開放側のエッジ部2Aから出没自在にする。
【解決手段】 ドア2に退避方向に付勢されて摺動可能に設けられたプロテクタ1と、ドア2のヒンジ部4の近傍に設けられたカム5と、前記プロテクタ1に設けられた前記カム5に圧接される従動ローラ3とから構成し、ドア2の開放動作に連動してプロテクタ1をエッジ部2Aが外側に突出し、ドア2の閉止方向に移動した際にプロテクタ1を退避するようにする。
【選択図】     図1

Description

 本考案は、自動車関連技術に属するもので、自動車のドアの開閉に際し、ドアの損傷を未然に防止でき、しかもドアの開閉によって当該車両以外の器物等を損傷させてしまうのを未然に防止できるようにした自動車用ドアの保護装置に関する。
 従来における自動車のドア開閉による損傷防止手段としては、自動車のドア外板に取り付けられているプロテクタモールにおいて、ドアの外側方向へ開く側のプロテクタモールの末端部に切欠凹部を設け、この切欠凹部にドアの閉時にはプロテクタモールを同一面となるように退避させ、ドアの開時にはプロテクタモールの面より前進させる可動モール片を設けた自動車用ドアの保護装置が提案されている(特許文献1参照)。
 しかしながら従来の自動車用ドアの保護装置によれば、例えば、障害物が地表から垂直にプロテクタモールよりも高く立設している場合は、可動片が障害物に接触するために、ドアエッジが傷つくことがないが、例えば緑石などのように障害物の高さがモール位置よりも低いものは、損傷を防止することはできないものである。
 そこで、本出願人自身は、先出願として、前記プロテクタは、ドアの開閉操作によるヒンジ部の回転運動を、直線運動とするカム機構と連繋する連結アームの可動によって、ドアのエッジ部から出没させる機構を提案したのであった(特許文献2)。
実公平5−19255号公報 特願2002−134379号
 しかしながら、本出願人自身の先出願によるものでは、ドアの開閉操作を行うための上下一対の既存のヒンジ部に対し直接にカム機構を備え付けるものであるため、ヒンジ部の構造が複雑となり、部品点数も多くなってしまう。しかも、ヒンジ部に対してカム機構から余計な負荷もかかってしまい、ドアの開閉動作がぎこちなくなるものであった。
 そこで本考案は、ドアの開閉動作に支障をきたすことなく、しかもドアのヒンジ部を複雑な部品によって改良することなく、ドアの開閉に際し、ドアのアウターパネルの内面に沿って、その延長方向に板状の保護板を出没させるというきわめて簡単且つ容易な手段で、自動車のドアに生ずる虞れのある損傷は勿論のこと、開かれたドアによる他の自動車の車体や、手摺り等構築物を損傷することのない自動車用ドアの保護装置を提供することを目的とする。
 上述した目的を達成するため、本考案にあっては、板状のプロテクタ1を、ドア2の開放側のエッジ部2Aから出没自在に配置して、ドア2の開放動作に連動して前記プロテクタ1をエッジ部2Aが外側に突出し、ドア2を閉止方向に移動させると退避するようにした自動車用ドアの保護装置において、ドア2に退避方向に付勢されて摺動可能に設けられたプロテクタ1と、ドア2のヒンジ部4の近傍に設けられたカム5と、前記プロテクタ1に設けられた前記カム5に圧接される従動ローラ3とから構成したものである。
 また、前記プロテクタ1は、ドア2の開放開始後、所定の角度に達すると一定の突出量に達し、その後は全開までその突出量を維持するように構成することができる。
 さらに、前記カム5は、当該カム5と従動ローラ3とが係合する位置と、当該カム5と従動ローラ3とが離反する位置とに移動可能に設けられているものとすることができる。
 本考案は以上のように構成されているために、ドア2の開閉動作に支障をきたすことなく、しかもドア2のヒンジ部4を複雑な部品によって改良することなく、インナーパネルとアウターパネル間に形成される空間にプロテクタ1を、ドア2の開放側のエッジ部2Aから出没自在に配置するというきわめて簡単な手段で、ドア2の開放側のエッジ部2Aにプロテクタ1を若干突出させることで、ドア2のエッジ部2Aの損傷を未然に防止することができる。また開放されたドア2による他の器物に与える損傷をも防止することができる。
 以下、本考案を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。図1は、本考案を実施するための最良の形態における保護装置の設けられたドアの内部構造を示す概略説明図であり、ドアの内壁を省略して示してある。
 本考案による保護装置本体は、自動車用のドア2のインナーパネルとアウターパネルとの間に形成される空間部に、板状のプロテクタ1を開放側のエッジ部2Aから出没自在に配置されている。図1に示すように、ドア2に退避方向に付勢されて摺動可能に設けられたプロテクタ1と、ドア2のヒンジ部4の近傍に設けられたカム5と、前記プロテクタ1に設けられた前記カム5に圧接される従動ローラ3とから構成してある。
 すなわち、カム5自体は、ドア2を開放した場合、前記インナーパネルに沿って、板状のプロテクタ1を開放側のエッジ部2Aから突出し、閉時にはエッジ部2A側に退避するように配置されている。こうすることにより、ドア2を開放すると、プロテクタ1がエッジ部2Aから外側に突出し、エッジ部2Aが外部の障害物に接触あるいは衝突して損傷する前に、プロテクタ1が障害物に接触・衝突するものとなって、エッジ部2Aの損傷を未然に防止し、また、ドア2を閉止方向に移動させると空間部内に退避するようにしたものである。
 このときのプロテクタ1のドア2の開放端からの最大突出量は、アウターパネルの厚み、形状などに多少影響されるが、通常30〜50mm程度で、好ましくは40mmあれば良い。また、プロテクタ1の材質としては、金属製等の剛体、ゴムや合成樹脂製等の硬質の弾性体、あるいは金属製の芯材をゴムや合成樹脂材等で被覆したものを使用する。
 プロテクタ1の突出先端部7の幅は前記最大突出量程度とする。
 保護装置本体は、図2、図3に示すように、自動車のドア2を車体に対し開閉自在にする上下一対のヒンジ部4相互間に挟まれた部位において、上下一対のヒンジアーム15相互間に固定して成る角棒状の支持軸部8を設け、一端側面に従動ローラ3当接用の湾曲部5Aを有する略長円形板状のカム5の一端に穿設した角孔5Bに前記支持軸部8を嵌挿させ、プロテクタ1中央に突出した連結アーム6のL字型屈曲部先端に取り付けられている従動ローラ3を前記カム5の湾曲部5Aに圧接するように配置されている。
 この連結アーム6のL字型屈曲部背面側には、ロッド11を突設し、このロッド11先端側をドア2のインナーパネルに突設した係止板面部12の孔部12Aに挿通させると共に、ロッド11に巻装され、L字型屈曲部背面と係止板面部12との間に介装配置されている戻しバネ13により、プロテクタ1をインナーパネルとアウターパネルとの間に形成される空間部内に退避させる方向へ常時不勢させるようにしてある。このときカム5の湾曲部5Aの形状は、ドア2の開放開始後、所定の角度に達するとプロテクタ1が一定の突出量に達し、その後は全開までその突出量を維持できるように中間に急峻なカーブを形成してある。具体的には、プロテクタ1の最大の突出量は30〜40mmで、ドア2が開き始めて角度約30度位でその程度に達し、その後は、その状態を維持するように、カム5の湾曲部の形状と、カム5と従動ローラ3との接触関係を決めてある。
 また、プロテクタ1の突出乃至退避を円滑に行えるようにするために、プロテクタ1の上下アーム部分にはガイド9を設け、プロテクタ1の中央の連結アーム6には保持ガイド10を設けることが好ましい。
 図4に示すように、前記カム5は、当該カム5と従動ローラ3とが係合する位置と、当該カム5と従動ローラ3とが離反する位置とに移動可能に設けられている。すなわち、前記したようにカム5の一端を保持する支持軸部8に対し当該カム5自体を上下方向へスライド可能にし、カム5を上方向へ常時不勢すべくカム5下側における支持軸部8部分にはコイルスプリング14が巻装されている。また、ヒンジアーム15根元部には例えばL字鈎状のストッパー部16を回動可能に設けてあり、コイルスプリング14の拡圧弾力に抗してカム5自体を支持軸部の下方位置に移動させた状態で係止固定させて、カム5と従動ローラ3との係合を維持するようにしてある。このときカム5と従動ローラ3との係合を外す場合には、ストッパー部16を回動させてカム5から引き離せば、カム5との係止状態が解放され、カム5は支持軸部8に沿って上方向へ移動してカム5と従動ローラ3とが離反するものとしてある。
次に以上のように構成された最良の形態についての動作の一例を説明するに、図3に示すように、ドア2を開放した場合、従動ローラ3はカム5の湾曲部5Aに沿ってエッジ部2A方向へ摺動してゆき、プロテクタ1は戻しバネ13を圧縮しながらインナーパネルに沿って開放側のエッジ部2Aから突出する。
 一方、図2に示すように、ドア2を閉止方向に移動させると、従動ローラ3はカム5の湾曲部5Aに沿ってヒンジ部4方向へ摺動してゆき、プロテクタ1は戻しバネ13の拡圧弾力に任せてインナーパネルとアウターパネルとの空間部内に退避する。こうすることにより、ドア2を開放すると、プロテクタ1がエッジ部2Aから外側に突出し、エッジ部2Aが外部の障害物に接触あるいは衝突して損傷する前に、プロテクタ1が障害物に接触・衝突するものとなって、エッジ部2Aの損傷を未然に防止できるのである。
 また、冬季は寒冷土地ではプロテクタ1の動きが悪くなるため、そのような場合と不要時には、ストッパー部16を回動させてカム5から引き離すことにより、カム5と従動ローラ3ーとの接触を外して不作動にしておけば良い。
本考案を実施するための最良の形態における保護装置の設けられたドアの内部構造を示す概略説明図である。 同じくドア閉止状態におけるカム周辺の構成図である。 同じくドア開放状態におけるカム周辺の構成図である。 同じく(a)は従動ローラがカムと係合する状態、(b)は従動ローラがカムから離反した状態を示す説明図である。
符号の説明
1 プロテクタ           
2 ドア
3 従動ローラ           
4 ヒンジ部
5 カム              
5A 湾曲部
5B 角孔             
6 連結アーム
7 突出部             
8 支持軸部
9 ガイド             
10 保持ガイド
13 戻しバネ           
14 コイルスプリング
15 ヒンジアーム         
16 ストッパー部

Claims (3)

  1. 板状のプロテクタを、ドアの開放側のエッジ部から出没自在に配置して、ドアの開放動作に連動して前記プロテクタをエッジ部が外側に突出し、ドアを閉止方向に移動させると退避するようにした自動車用ドアの保護装置において、
    ドアに退避方向に付勢されて摺動可能に設けられたプロテクタと、
    ドアのヒンジ部の近傍に設けられたカムと、
    前記プロテクタに設けられた前記カムに圧接される従動ローラと
    から構成したことを特徴とする自動車用ドアの保護装置。
  2. 前記プロテクタは、ドアの開放開始後、所定の角度に達すると一定の突出量に達し、その後は全開までその突出量を維持するように構成した請求項1記載の自動車用ドアの保護装置。
  3. 前記カムは、当該カムと従動ローラとが係合する位置と、当該カムと従動ローラとが離反する位置とに移動可能に設けられている請求項1または2に記載の自動車用ドアの保護装置。
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