JP3098756U - シート型教具 - Google Patents

Abstract

【課題】軽量で、巻くことができ、スチール黒板に貼り付き、マーカーによる書き消しができるシート型教具を安価に提供する。
【解決手段】シート部材１は、柔軟な、紙、または合成紙、または布製のベース１ａとベース１ａの表裏のうち少なくとも表面にマーカーによる書き消しができるようにする為に施した表面が滑沢な合成樹脂層１ｂより構成され、シート部材１の表裏面のうち少なくとも片面に部分的に複数の磁石片２を取り付けたことを特徴とする。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【考案が属する技術分野】
本考案は、スチール黒板等の鉄部に吸着させることができ、マーカーで書き消し自在なホワイトボードタイプのシート型教具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、鉄部に貼り付け可能なホワイトボードタイプのシート型教具では、裏面全面を柔軟なゴム磁石としたものが知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように裏面全面を柔軟なゴム磁石とした従来のホワイトボードタイプのシート型教具では、製造に手間がかかり、価格が高く、重量が重く取り扱いが面倒であった。
【０００４】
本考案は、上記従来の問題を解決するものであって、軽量で、巻くことができ、スチール黒板に貼り付き、マーカーによる書き消しができるシート型教具を安価に提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項１記載のシート型教具は、図１から図３が示すようにシート部材１と、シート部材１の表裏のうち少なくとも片面に部分的に複数の磁石片２を取り付け、また、シート部材１は、巻くことができる柔軟な、紙、または合成紙、または布製のベース１ａにマーカーによる書き消しができるようにする為に表裏のうち少なくとも表面に表面が滑沢な合成樹脂層１ｂを設けたことを特徴とする。
【０００６】
【考案実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図１〜図３は、本考案のシート型教具の１実施形態を示し、図１は斜視図、図２は裏面図、図３は断面図となる。
【０００７】
ベース１ａを紙材とし、予め罫線、文字、図版等の印刷情報３を印刷しておく。この印刷情報は、消去不可となる。その表面に表面が滑沢な合成樹脂層１ｂを形成する為、ポリプロピレン樹脂製の透明ラミネートフィルムを接着し貼り付ける。該ラミネートフィルムを貼ることにより、マーカーのインクが紙に浸透しなくなり、布等で軽く拭えばインクが拭き取れるものとなる。また、合成樹脂層１ｂをベース１ａの表裏両面に形成し、表裏両面、マーカーによる書き消しが可能なものとしてもよい。シート１の形態を方形に整える為に４方を断裁加工しておく。また、型抜きをすれば任意の形状とすることも可能である。
【０００８】
この実施例では、磁石片２は、ゴム材に磁石粉を練り込み成型した柔軟なシート状の磁石を帯状に断裁したものとし、これを方形のシート１の裏面の対向する２辺に沿うよう、各辺に１本づつ接着している。または、シート１の周辺部の数ヶ所に磁石片を貼り付けても良い。また、シート状磁石の代わりにフェライト磁石を数ヶ所に貼り付けても良い。
【０００９】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のシート型教具によれば、マーカーによる自在な書き消しができ、スチール黒板等の鉄部に簡単に貼り付け掲示が可能、
また巻いて収納が可能であり使いやすく非常に軽量で安価な教具とできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案のシート型教具の実施例を示す斜視図である。
【図２】本考案のシート型教具の実施例を示す裏面図である。
【図３】本考案のシート型教具の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
１…シート部材
１ａ…ベース
１ｂ…合成樹脂層
２…磁石片
３…印刷情報

Claims (1)

1. 巻くことができる柔軟な材質で形成されたシートの表裏面のうち少なくとも表面にマーカーで書き消しを自在とするための合成樹脂層と、該シートの表裏面のうち少なくとも片面に部分的に複数の磁石片を取り付け、鉄部への貼り付け手段を備えたことを特徴とするシート型教具

Images