JP3098291U - フレキシブルシーズヒータ - Google Patents

フレキシブルシーズヒータ Download PDF

Info

Publication number
JP3098291U
JP3098291U JP2003003209U JP2003003209U JP3098291U JP 3098291 U JP3098291 U JP 3098291U JP 2003003209 U JP2003003209 U JP 2003003209U JP 2003003209 U JP2003003209 U JP 2003003209U JP 3098291 U JP3098291 U JP 3098291U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath pipe
flexible
heating wire
sheathed heater
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003003209U
Other languages
English (en)
Inventor
下平 好保
藤村 和夫
Original Assignee
東リツ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東リツ株式会社 filed Critical 東リツ株式会社
Priority to JP2003003209U priority Critical patent/JP3098291U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3098291U publication Critical patent/JP3098291U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

【課題】高発熱の発熱線を内装可能とした屈曲容易の折損に強いフレキシブルシーズヒータの提供。
【解決手段】金属管よりなるシースパイプ20の外周面に周回する環状又は巻回する螺状の内周面と外周面とを該シースパイプの外部方向に突出状とし軸線方向に所定ピッチを以って周設した突出部23を有すフレキシブルシースパイプの内部に、発熱線30を短寸の耐熱性の電気絶縁材よりなり管状としてある微小間隙を存して断続状に整列した所要複数の絶縁管31に挿通して、該フレキシブルシースパイプ20内に該絶縁管31と共に内装し、該フレキシブルシースパイプ20内部の発熱線30と絶縁管31とを除く空隙に耐熱性の電気絶縁材よりなる絶縁粉を充填した屈曲可能部12を有すフレキシブルシーズヒータとする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、屈曲可能の金属管よりなるシースパイプ内に発熱線を絶縁管等の電気絶縁材により絶縁状に内装したシ−ズヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属管よりなるシースパイプと該シースパイプ内に電気絶縁材により絶縁状に内装した発熱線とよりなるシーズヒータは用途及び設置個所に応じ屈曲加工により曲折状とし設置し使用されているが、より多くの発熱を得る為に発熱線は高電圧に耐え得る太いものとし又シーズヒータ単位長さ当りに内装する長さを長くする為に螺旋状としてある為に、シーズヒータに用いるシースパイプの外径は概ね10mm以上としてあり、また該シースパイプは圧潰により該シーズヒータのシースパイプと発熱線との間隙及び電気絶縁材による電気絶縁状態が保たれなくなることを防ぐため該シースパイプの圧潰強度を高くする必要があり肉厚としてある為、シーズヒータの使用時又は設置段階において用途及び設置個所に合わせて治具等により屈曲加工し曲折状とすることは困難となり前記屈曲加工をシーズヒータの製造工程において曲成することとなり、用途及び設置個所により適合するシーズヒータの形状を定めた上で製造工程において曲成し使用又は設置する必要があり、更に螺旋状に曲成したシーズヒータを配管済みの管部材に巻き付け状に取付する際には該配管の連結を解除する等の作業が必要となり曲成したシーズヒータ形状によっては設置時に多くの手間を要することとなる。
【0003】
また屈曲加工容易のシーズヒータとする為、シースパイプの外径を概ね5mm以下の屈曲可能の細管としたシーズヒータも開発され実施されているが(例えば、特許文献1参照。)、該細管は内部に高電圧に耐え得る太い発熱線やシーズヒータ単位長さ当りに内装する長さを長くする為に螺旋状としてある発熱線を内装するに十分な径を有しておらず、更に屈曲加工に伴う曲折によっても内装した発熱線と細管内壁との充分な電気絶縁性を保つ為、耐電圧の低い細い螺旋状となっていない発熱線を内装するにとどまり、多くの発熱を要す用途及び設置個所には使用又は設置に適しなく、また使用又は設置の繰返しに伴う屈曲加工の繰返しによる折損が生じ易い。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−142235
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、シーズヒータに内装する高電圧に耐え得る太い発熱線やシーズヒータ単位長さ当りに内装する長さを長くする為に螺旋状としてある発熱線を、該シーズヒータ内において屈曲加工に伴う曲折によっても内装した発熱線とシースパイプ内壁との充分な電気絶縁性を保つことを可能とする電気絶縁材よりなる絶縁部材等により支持し、使用又は設置の繰返しに伴う屈曲加工の繰返しによる折損に強い屈曲可能の金属管よりなるフレキシブルシースパイプに前記支持状態において該発熱線と絶縁部材とを内装したフレキシブルシーズヒータの提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、前述した細管と比較し折損に強く内径を充分に大とできる金属管よりなるシースパイプの外周面に周回する環状又は巻回する螺状の内周面と外周面とを該シースパイプの外部方向に突出状とし軸線方向に所定ピッチを以って周設した突出部を有すフレキシブルシースパイプの内部に、該フレキシブルシースパイプと内装する発熱線との充分な電気絶縁性を保つ為に発熱線を短寸の耐熱性の電気絶縁材よりなり管状としてある微小間隙を存して断続状に整列した所要複数の絶縁管に挿通して、該フレキシブルシースパイプ内に該絶縁管と共に内装し、該フレキシブルシースパイプ内部の発熱線と絶縁管とを除く空隙に耐熱性の電気絶縁材よりなる絶縁粉を充填し、高電圧に耐え得る太い発熱線やシーズヒータ単位長さ当りに内装する長さを長くする為に螺旋状としてある発熱線を内装可能としたフレキシブルシーズヒータとする。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、請求項1乃至請求項4に開示した考案を代表的な実施の形態であるフレキシブルシーズヒータ10により併せて詳説する。
【0008】
本考案によるフレキシブルシーズヒータ10は、有効発熱部11におけるシースパイプに屈曲可能部12として屈曲可能のフレキシブルシースパイプ20を有しており、該フレキシブルシースパイプ20は外周面21と内周面22とに張出し加工による突出部23を有しており軸線方向による外周面21と内周面22とによる断面を波形断面としてあり、該突出部23は外周面21に周回する環状の内周面22と外周面21とを該フレキシブルシースパイプ20の外部方向に突出状とし軸線方向に所定ピッチを以って周設した環状突出部24、又は外周面21に巻回する螺状の内周面22と外周面21とを該フレキシブルシースパイプ20の外部方向に突出状とし軸線方向に所定ピッチを以って周設した螺状突出部25としてある。
【0009】
屈曲可能部12におけるフレキシブルシースパイプ20の概ね軸線上に内装する発熱線30は、該フレキシブルシースパイプ20の内径より小としてあり短寸の耐熱性の電気絶縁材よりなり外径をフレキシブルシースパイプ20の内径より小とし内径を発熱線30の径より大としてある管状の微小間隙を存して断続状に整列した所要複数の絶縁管31に挿通し、該挿通状態においてフレキシブルシースパイプ20内に該絶縁管31と共に内装し、フレキシブルシースパイプ20と発熱線30とを電気絶縁状としてあり、またフレキシブルシースパイプ20内部の発熱線30と絶縁管31とを除く空隙に耐熱性の例として酸化マグネシウムよりなる電気絶縁材よりなる絶縁粉32を充填してあることが望ましい。
【0010】
フレキシブルシーズヒータ10の発熱線30はフレキシブルシーズヒータ10の単位長さ当りの発熱量を大とする為に一部又は全部を適宜に螺旋状としても良く、単位長さ当りの密度を均等とせず適宜発熱量を所謂分布巻き等により調節可能としてよく(本明細書において螺旋状とした発熱線30にあっては螺旋の中心を通る線を発熱線30の軸線とし、螺旋の柱状の輪郭の直径を発熱線30の径とする。)、またフレキシブルシーズヒータ10の屈曲可能部12はフレキシブルシーズヒータ10の両端に有する端子部14間における有効発熱部11の一部とし、屈曲可能でない非屈曲可能部13と連設状としても良く、更に屈曲可能部12を複数設けてもよい。
【0011】
尚、フレキシブルシーズヒータ10はフレキシブルシースパイプ20の一端を閉塞状とした閉塞端部15とし他端を開放状の開放端部16とし、発熱線30を閉塞端部15側で折返しし両端部を開放端部16側において端子部14とし内装してもよく、この場合発熱線30を挿通する絶縁管31は開放端部16の一端から閉塞端部15側にかけての折返し前の発熱線30を挿通する絶縁管31と閉塞端部15側から他端にかけての折返し後の発熱線30を挿通する絶縁管31とを其々別の絶縁管31,31としてもよいが、内部を仕切り分けし複数の挿通孔を有する絶縁管33により開放端部16の一端から閉塞端部15側にかけての折返し前の発熱線30と閉塞端部15側から他端にかけての折返し後の発熱線30とを一の絶縁管33に対し其々別の挿通孔に挿通してもよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案により、有効発熱部に屈曲可能部を設けフレキシブルシースパイプとすることにより、高電圧に耐え得る太い発熱線やシーズヒータ単位長さ当りに内装する長さを長くする為に螺旋状としてある発熱線を内装可能とし、かつ発熱線を絶縁管に挿通しフレキシブルシースパイプ内に保持することにより該発熱線とフレキシブルシースパイプの内壁との間に一定間隙以上に保持し、該シーズヒータ内において屈曲加工に伴う曲折によっても内装した発熱線とフレキシブルシースパイプの内壁との充分な電気絶縁性を保つことを可能とした、屈曲可能部の環状又は螺状の突出部により該屈曲可能部の表面積が大となり放熱効果に優れ、使用又は設置個所に応じて治具を用いない屈曲作業を可能とした、使用又は設置の繰返しに伴う屈曲加工の繰返しによる折損に強い屈曲可能のフレキシブルシーズヒータとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレキシブルシーズヒータを示す平面図。
【図2】屈曲可能部の軸線直交断面図。
【図3】環状突出部を有す屈曲可能部の一部破断面図。
【図4】螺状突出部を有す屈曲可能部の一部破断面図。
【図5】フレキシブルシースパイプを示す平面図。
【符号の説明】
10 フレキシブルシーズヒータ
11 有効発熱部
12 屈曲可能部
13 非屈曲可能部
14 端子部
15 閉塞端部
16 開放端部
20 フレキシブルシースパイプ
21 フレキシブルシースパイプ外周面
22 フレキシブルシースパイプ内周面
23 突出部
24 環状突出部
25 螺状突出部
30 発熱線
31 絶縁管
32 絶縁粉

Claims (4)

  1. 金属管よりなるシースパイプの外周面に周回する環状又は巻回する螺状の内周面と外周面とを該シースパイプの外部方向に突出状とし軸線方向に所定ピッチを以って周設した突出部を有すフレキシブルシースパイプと、概ね該フレキシブルシースパイプの内部軸線上に内装した発熱線とよりなる屈曲部を有することを特徴とするフレキシブルシーズヒータ。
  2. 上記発熱線を短寸の耐熱性の電気絶縁材よりなり管状としてある微小間隙を存して断続状に整列した所要複数の絶縁管に挿通し上記フレキシブルシースパイプ内に該絶縁管と共に内装したことを特徴とする請求項1記載のフレキシブルシーズヒータ。
  3. 上記フレキシブルシースパイプ内部の発熱線と絶縁管とを除く空隙に耐熱性の電気絶縁材よりなる絶縁粉を充填したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のフレキシブルシーズヒータ。
  4. 上記発熱線を螺旋状とした事を特徴とする請求項1乃至請求項3記載のフレキシブルシーズヒータ。
JP2003003209U 2003-06-03 2003-06-03 フレキシブルシーズヒータ Expired - Lifetime JP3098291U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003003209U JP3098291U (ja) 2003-06-03 2003-06-03 フレキシブルシーズヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003003209U JP3098291U (ja) 2003-06-03 2003-06-03 フレキシブルシーズヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3098291U true JP3098291U (ja) 2004-02-26

Family

ID=43252051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003003209U Expired - Lifetime JP3098291U (ja) 2003-06-03 2003-06-03 フレキシブルシーズヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3098291U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016528530A (ja) * 2013-06-28 2016-09-15 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. Euv光学リソグラフィ装置用の放射源及び当該放射源を備えるリソグラフィ装置
CN109243675A (zh) * 2018-09-30 2019-01-18 洛阳申耐电力设备有限公司 一种中频炉专用防堵水冷电缆

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016528530A (ja) * 2013-06-28 2016-09-15 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. Euv光学リソグラフィ装置用の放射源及び当該放射源を備えるリソグラフィ装置
CN109243675A (zh) * 2018-09-30 2019-01-18 洛阳申耐电力设备有限公司 一种中频炉专用防堵水冷电缆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5774627A (en) Scale reducing heating element for water heaters
US20060249508A1 (en) Tubular heating element with conical heating coil
CN110547041B (zh) 护套加热器
JP2010529620A5 (ja)
US2898571A (en) Methods of manufacturing tubular sheathed heating elements
JP3098291U (ja) フレキシブルシーズヒータ
KR100900001B1 (ko) 금속관 히터를 이용하는 전열 장치
JP7096587B2 (ja) シーズヒータ
JP2007210337A (ja) 円筒状の部材を加熱する装置
JP2007234566A (ja) ヒーターランプ
EP0949659A2 (en) Lamp filament
JP2977423B2 (ja) 高周波誘導加熱コイル装置
JP4572160B2 (ja) カートリッジヒータ
JP2009146577A (ja) 電気ヒータ
US3474229A (en) Heating element for electric cable furnaces for heating a flow of gas or liquid
TWI235226B (en) Water heater, with generation of heat by an external high conductivity electric winding, and the process for producing it
KR200433627Y1 (ko) 전기 순간온수 발생기의 세라믹 나선관 히터 엘리먼트
JP6814669B2 (ja) 保護部材付ケーブル
US2245085A (en) Liquid heater
JP5471022B2 (ja) シース型ヒータ
US20020166855A1 (en) Electric heater having dielectric sleeve
CN209787484U (zh) 一种新型电热管结构
JP3936649B2 (ja) シーズヒータ
JP2004335350A (ja) ヒーター管
CN217546332U (zh) 一种加热棒

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 6