JP3098267U - サムターン回し不正解錠防止型シリンダー錠 - Google Patents

Abstract

【課題】バイパス解錠、サムターン回し解錠に対し、防犯機能を高める。
【解決手段】シリンダー錠の屋内側の施・解錠の操作部の形状を従来の板型抓み形状から丸型ノブ形状１に変えるとともに、弾性のある爪４付き略円筒型金属製カバー３を装着し、外部からの犯罪工具等による解錠を不可能にするものである。また、握ることによる回転をしやすくするため丸型ノブの円周部に筋を入れるとともに、施・解錠の状態が知見できるように色付の太線５を刻印したものである。
【選択図】　　　図１

Description

【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シリンダー錠の形状に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
指（サム）で抓んで回す形状であった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
従来のシリンダー錠では、犯罪者がドアに強制的に穴をあけるなどして、板状抓み操作部（サムターン）に外部から犯罪道具を引っ掛けて、錠の抓み操作部を回転させ、デッドボルトをはずし、ドアを開けることができた。この方法による不正解錠防止機能を高めるものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するとともに操作を容易・確実にするために、
▲１▼施錠／解錠操作部の形状を従来の板型抓み操作部から、丸型ノブ操作部とし、回動自在で弾性のある爪付き金属製略円筒型カバーを装着する。
▲２▼丸型ノブ操作部の握り部分の円周全体に、滑り止めの筋を入れ、金属製カバーを握ることにより、爪が機能してノブ本体の回転が可能となる形状とする。
▲３▼施錠／解錠の状態が目で確認できるよう、色付の太線で刻印し、状態確認の確実性を高める。
【０００５】
【考案の実施の形態】
従来の板状抓み部を丸型ノブ１に変え、内側に滑り止めの爪４を付けた略円筒型カバー３を装着し、握らないときは回動自在となる。該丸型ノブの円周に筋２を刻印してあるので握ったときには回転軸が回転する。また、解錠と施錠の状態は、丸型ノブ正面に太線で刻印５することにより知見できる。
【０００６】
【考案の効果】
操作部を丸型のノブ形状とし、回動自在の金属製カバーを着装することにより、屋外から犯罪用道具などでは、シリンダー錠の回転軸を回転させることができなくなる。
このことにより、増大しているバイパス解錠とかサムターン解錠と言われる家屋侵入の犯罪を防止できる。最近、この犯罪防止のため、キャップ方式や固定型蝶番方式あるいは進退動作による回転自在サムターン等の対策品が考案されているが、確実性の問題や操作性に問題がある。本考案は、確実性、操作性において十分に耐えられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】サムターンの板型抓み形状を変えた丸型ノブについて、ドアに取り付けられた側面図（カバーは透視で表示）及び解錠（左側）と施錠（右側）の状態の正面図である。
【図２】略円筒型カバーと該カバーに付く爪の状態をあらわす立体図と正面図である。
【図３】従来の参考図である。
【符号の説明】
１　丸型ノブ
２　ノブ円周の刻印
３　略円筒型金属製カバー
４　爪
５　施・解錠確認の太線刻印

Claims (1)

1. ドア内側のサムターンの回転操作部の形状を丸型ノブにし、その円周に滑り止め筋を刻印するとともに、該丸型ノブに回動自在の爪付き略円筒型金属製カバーを装着したシリンダー錠

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