JP3098254U - シューズ - Google Patents
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Abstract
【課題】直立姿勢の矯正を可能とし、特に、ソシアルダンスにおいてダンス中の体のぐらつきを防止すると共に、体の重心が外側に流れることを防止して常にインサイドバランスを保ち、華麗で精練されたソンアルダンスを行うことのできるシューズの提供を課題とする。
【解決手段】足を挿入又は包み込む本体1と、本体の踵の部分に設けたヒール部2とからなるシューズにおいて、該ヒール部の外足側2aを土踏まずの横方向である土踏まず近傍まで突出形成したシューズによって解決できる。
【選択図】 図1
【解決手段】足を挿入又は包み込む本体1と、本体の踵の部分に設けたヒール部2とからなるシューズにおいて、該ヒール部の外足側2aを土踏まずの横方向である土踏まず近傍まで突出形成したシューズによって解決できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シューズのヒール部に関する発明であり、特に一般のシューズのみならずダンスシューズのヒール部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種シューズに関しては、足を挿入する本体と共に踵の部分を構成するヒール部からなる各種シューズは多用されている。
この場合、踵の部分にヒール部を設けてシユーズを履いた状態で足先よりも踵を若干高くする事は従来から多用されており、シューズを履いた状態で身長を高く見せる事ができると共に足の裏が足先を下部にし踵を上部にすることにより、体重が前に係る事に伴いこれを防止するために自然に身体が立上がり胸を張った姿勢のいい状態を表出させるものであった。
従って前後関係の体重の調整を図り、前傾姿勢即ち前に屈んだような悪い姿勢を矯正し背筋を張った姿勢のよい姿をさせる上では極めて有用であり、古くからヒール部を高くするシューズは多用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この様にヒール部を高くすることにより、体の前後関係のバランスを調整し、屈んだ状態では旨く立てない事から、自然に体を後傾させ、背筋の張った正しい姿勢を表出できるが、これは前後関係における体重の調整であり、左右の体重のバランスの矯正等には適しているものではなかった。
近年、体の左右のバランスの悪いいわゆる横方向に傾斜した姿勢を有するものが散見されるが、いわゆるヒール部を高くするだけでは、この横方向に傾斜した姿勢を矯正することは難しいものであった。
従って、横方向の傾斜姿勢を簡単に姿勢の矯正を可能とする何らかの解決策が望まれていた。
【0004】
更に、ソシアルダンスにおいては、姿勢は極めて大きなポイントを有し、前後のみならず左右方向に付いての直立姿勢を維持することは極めて難しく、更にこの直立姿勢をソシアルダンスを行いながら維持することにより初めて極めて華麗で精練されたソンアルダンスを行うことができるものであることから、係る技術の習得には多大な労力と才能を必要とするものである。
併せて、ソシアルダンスにおいては激しい動きを姿勢を崩さずに行うことが要求される事からヒール部におけるぐらつきを生じさせ、バランスを崩しやすいものであるばかりでなく転倒等につながりかねないものであった。
特に激しい動き中において体重が外側に流れやすく姿勢を崩すばかりでなく足元のぐらつき更には転倒の恐れなどもないわけではなかった。
以上のように特にソシアルダンス中の直立姿勢の維持を図ると共に動きやすいシューズであることは極めて重要な事であり、係る課題を解決するシューズはソシアルダンスを行う上で極めて要望の高いものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記各欠点を解決し、所期の目的を達成するため請求項1に係る考案は、足を挿入又は包み込む本体と、本体の踵の部分に設けたヒール部とからなるシューズにおいて、該ヒール部の外足側を土踏まずの横方向である土踏まず近傍まで突出形成したシューズであり、係るシューズによって前記課題を解決できる。
又、請求項2に係る考案は足を挿入又は包み込む本体と、本体の踵の部分に設けたヒール部とからなるシューズにおいて、該踵の部分のヒール部と共にシューズの外足側の土踏まずの横方向である土踏まず近傍にもヒール部を形成したことシューズであり、係る考案によっても同様に前記課題を解決できる。
これらの場合、請求項3に係る考案のように、足を挿入又は包み込む本体と、本体の踵の部分に設けたヒール部とからなるシューズにおいて、該ヒール部の外足側を内足側に比し、やや高く形成したシューズによっても同様である。
【0006】
この他請求項4に係る考案のように足を挿入又は包み込む本体と、本体の踵の部分に設けたヒール部とからなるシューズにおいて、該ヒール部の外足側を内足側に比し、やや高く形成したことをのみからなるシューズであってもよい。
前記各考案に付いて請求項5に係る考案のようにこれらのシューズが、ダンスシューズであるものであることにより、よりその特性を発揮でき、更には請求項6に係る考案のように、ソシアルダンス用のダンスシューズであることによって更に顕著となる。
或いは姿勢の矯正を中心と考えた場合には請求項7に係る考案のように、姿勢矯正用のシューズであることによって、直接その目的を発揮できる。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案にかかるシューズの基本的な一実施の形態の底面図を図1に示す。
シューズの本体 1の踵部分にはヒール部 2を有するが、左右それぞれのシューズのヒール部 2の外足側2aが爪先方向であって土踏まずの横部分即ち土踏まず近傍まで突出しており、これに比較しシューズのヒール部 2の内足側2bについては爪先部分には突出してはいない。
この様に構成することにより、シューズの踵の部分のヒール部 2に係る力は、外側方向即ち外足側2aにおいては、広い範囲でかつ高い位置において維持できることとなり、両足シューズのそれぞれの外側部分で広い範囲で一定の高さを維持できることより、体の左右方向の傾斜を防ぐ事ができ左右方向に体が傾斜することを防ぎ姿勢を正しく保つ事を可能とする。
【0008】
特にソシアルダンスにおいてはヒール部の外側を土踏まずの横部分即ち土踏まず近傍にまで延ばすことによりダンス中の体のぐらつきを極めて高い精度で防止できると共に、体の重心が外側に流れることを防止でき、常にインサイドバランスを保つ事ができる。
従って、ダンス中の姿勢を直立状態に維持でき極めて綺麗な姿勢を採ることができると共にソシアルダンスの基本であるインサイドバランスを図る事ができ、更にはダンス中に姿勢を崩すことを防ぐことができ、華麗で精練されたソンアルダンスを行うことができることとなる。
図2は、図1のシューズの外側即ち外足方向側から側面視した状態を示す図である。
本図に示すように、本体 1の踵の部分に配設されているヒール部 2は足先方向に突出しており、土踏まず近傍にまで突出形成されている。
【0009】
従って起立状態で体重やバランスがアウトサイドに逃げてしまうことを防止でき、インサイドバランスを保つ事ができる。
特に人間の足は外側部分即ち外足部分は内側部分即ち内足部分を支持軸として傾斜しやすく、内側部分である内足部分が基点になることから傾斜しにくい構造になっており、通常の踵部分のみに設けたヒール部 2においては人間の足の構造上外側部分である外足部分が傾斜しやすいものであることから、いわゆるがにまた状の姿勢や歩いている際に外側部分である外足部分を捻り足を挫いてしまうことを防げなかったが、外側部分である外足側のヒール部2aを土踏まずの横方向部分即ち土踏まず近傍まで突出形成することにより、足の外側を広い範囲で支えることから足の外側部分の傾斜を防ぐことが可能となると共に足の踏み位置を安定させ、更には体重及びバランスを外側に崩すことを防ぐことができる。
図3は、図1のシューズの内側即ち内足方向側から側面視した状態を示す図であり、通常のシューズと同様に踵部分にのみヒール部2aを有する。
【0010】
尚、本図1乃至3に示す構成は一例であり、このヒール部 2の構造に限定されるものではなく、少なくともシューズの外側部分である外足側で広い範囲で体を支えるためのヒール部2aを有しているものであればよいものであり、例えば踵部分のヒール部 2のほか、外足側2aを楕円形状で突出形成して土踏まず近傍にまで突出させた構成でも、あるいは踵部分のヒール部 2と土踏まず近傍のヒール部2aとを分離させていわゆる2点乃至複数或いは多数部位においてシューズの外側部分である外足側2aを土踏まず近傍までヒール部として設けて体を支えられるものであればよい。
図4は踵部分のヒール部 2と土踏まず近傍に設けたヒール部2aとを分離させいわゆる二か所のヒール部2,2aにてヒール部を構成した状態を示す他の一実施の形態の底面図である。
この様に構成した場合でも左右方向に体が傾斜することを防ぎ姿勢を正しく保つ事ができ、更にはソシアルダンス中の姿勢を直立状態に維持でき極めて綺麗な姿勢を採ることができると共にソシアルダンスの基本であるインサイドバランスを図る事ができ、更にはダンス中に姿勢を崩すことを防ぐことができる。
【0011】
図5は、一般的なシューズの底面図を示すものであり、シューズ本体 1の踵部分にのみヒール部 2を有するものである。
図6は、本考案に係るシューズの他の一実施の形態の踵部分から視認した状態を示す図である。
本図に示すように、シューズの踵の部分のヒール部 2の底面が斜傾して設けられており、シューズの外足側2aがやや高く、これに対してシューズの内足側2bが前記外足側2aに比較して低く構成したヒール部 2を用いたシューズを示す図である。
この様に構成することによっても、体重及びバランスは常にインサイド方向に係ることとなり、起立姿勢を直立状態のいわゆる姿勢のいい状態に保つ事を可能とし、更に体のバランスは常に体の起立状態の中心軸方向に向かう事からインサイドバランスを保つ事ができる。
【0012】
更に、足の外足側2a方向を若干高く維持することから足が外側に傾斜しにくい状態を維持でき、更に足の裏の力が内側から外側方向に係ることからしっかりと足を踏むことができる。
なお、本考案に係るシューズのヒール部 2に関してはヒール部 2の外足側2aを土踏まず近傍まで突出又は分離構成すると共にこの外側方向を若干高く構成したものであってもよい。
併せて、本考案の説明上一般のシューズ及びソシアルダンス用のシューズを基本に説明したが、ソシアルダンスに限らず、一般的な各種ダンスにおいてもバランスの維持及び体重の移動を容易かつ確実に行え、綺麗な姿勢でのダンスを可能とし、更には安全にダンスを行えるものである。
更には姿勢矯正用のシューズとして用いるものであってももちろんよい。
【0013】
【考案の効果】
1、本考案に係るシューズにより、ヒール部の外足側で広い範囲でかつ高い位置において維持できる事から体の左右方向の傾斜を防ぐ事ができ左右方向に体が傾斜することを防ぎ姿勢を正しく保つ事を可能とするという第一の効果を有する。
2、本考案に係るシューズにより、特にソシアルダンスにおいてはダンス中の体のぐらつきを極めて高い精度で防止でき、体の重心が外側に流れることを防止して常にインサイドバランスを保つ事ができ、ダンス中の姿勢を直立状態に維持でき極めて綺麗な姿勢を採る事を可能として、華麗で精練されたソンアルダンスを行うことができるという極めて大きな第二の効果を有する。
3、本考案に係るシューズの内、シューズの外足側2aをやや高く構成することにより、体重及びバランスを常にインサイド方向に掛けることができ、起立姿勢を直立状態に保つ事を可能とし、更に体のバランスは常に体の起立状態の中心軸方向に向かう事からインサイドバランスを保つ事ができるという第三の効果を有し、この場合においても特にソシアルダンスにおいては前記第二の効果と同様に特段の効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるシューズの基本的な一実施の形態の底面図
【図2】図1のシューズの外足方向側から側面視した状態を示す図
【図3】図1のシューズの内足方向側から側面視した状態を示す図
【図4】本考案にかかるシューズの他の一実施の形態の底面図
【図5】一般的なシューズの底面図の一例を示す図
【図6】本考案にかかるシューズの他の一実施の形態の底面図
【符号の説明】
1 本体
2 ヒール部
2a ヒール部の外足側
2b ヒール部の内足側
【考案の属する技術分野】
本考案は、シューズのヒール部に関する発明であり、特に一般のシューズのみならずダンスシューズのヒール部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種シューズに関しては、足を挿入する本体と共に踵の部分を構成するヒール部からなる各種シューズは多用されている。
この場合、踵の部分にヒール部を設けてシユーズを履いた状態で足先よりも踵を若干高くする事は従来から多用されており、シューズを履いた状態で身長を高く見せる事ができると共に足の裏が足先を下部にし踵を上部にすることにより、体重が前に係る事に伴いこれを防止するために自然に身体が立上がり胸を張った姿勢のいい状態を表出させるものであった。
従って前後関係の体重の調整を図り、前傾姿勢即ち前に屈んだような悪い姿勢を矯正し背筋を張った姿勢のよい姿をさせる上では極めて有用であり、古くからヒール部を高くするシューズは多用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この様にヒール部を高くすることにより、体の前後関係のバランスを調整し、屈んだ状態では旨く立てない事から、自然に体を後傾させ、背筋の張った正しい姿勢を表出できるが、これは前後関係における体重の調整であり、左右の体重のバランスの矯正等には適しているものではなかった。
近年、体の左右のバランスの悪いいわゆる横方向に傾斜した姿勢を有するものが散見されるが、いわゆるヒール部を高くするだけでは、この横方向に傾斜した姿勢を矯正することは難しいものであった。
従って、横方向の傾斜姿勢を簡単に姿勢の矯正を可能とする何らかの解決策が望まれていた。
【0004】
更に、ソシアルダンスにおいては、姿勢は極めて大きなポイントを有し、前後のみならず左右方向に付いての直立姿勢を維持することは極めて難しく、更にこの直立姿勢をソシアルダンスを行いながら維持することにより初めて極めて華麗で精練されたソンアルダンスを行うことができるものであることから、係る技術の習得には多大な労力と才能を必要とするものである。
併せて、ソシアルダンスにおいては激しい動きを姿勢を崩さずに行うことが要求される事からヒール部におけるぐらつきを生じさせ、バランスを崩しやすいものであるばかりでなく転倒等につながりかねないものであった。
特に激しい動き中において体重が外側に流れやすく姿勢を崩すばかりでなく足元のぐらつき更には転倒の恐れなどもないわけではなかった。
以上のように特にソシアルダンス中の直立姿勢の維持を図ると共に動きやすいシューズであることは極めて重要な事であり、係る課題を解決するシューズはソシアルダンスを行う上で極めて要望の高いものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記各欠点を解決し、所期の目的を達成するため請求項1に係る考案は、足を挿入又は包み込む本体と、本体の踵の部分に設けたヒール部とからなるシューズにおいて、該ヒール部の外足側を土踏まずの横方向である土踏まず近傍まで突出形成したシューズであり、係るシューズによって前記課題を解決できる。
又、請求項2に係る考案は足を挿入又は包み込む本体と、本体の踵の部分に設けたヒール部とからなるシューズにおいて、該踵の部分のヒール部と共にシューズの外足側の土踏まずの横方向である土踏まず近傍にもヒール部を形成したことシューズであり、係る考案によっても同様に前記課題を解決できる。
これらの場合、請求項3に係る考案のように、足を挿入又は包み込む本体と、本体の踵の部分に設けたヒール部とからなるシューズにおいて、該ヒール部の外足側を内足側に比し、やや高く形成したシューズによっても同様である。
【0006】
この他請求項4に係る考案のように足を挿入又は包み込む本体と、本体の踵の部分に設けたヒール部とからなるシューズにおいて、該ヒール部の外足側を内足側に比し、やや高く形成したことをのみからなるシューズであってもよい。
前記各考案に付いて請求項5に係る考案のようにこれらのシューズが、ダンスシューズであるものであることにより、よりその特性を発揮でき、更には請求項6に係る考案のように、ソシアルダンス用のダンスシューズであることによって更に顕著となる。
或いは姿勢の矯正を中心と考えた場合には請求項7に係る考案のように、姿勢矯正用のシューズであることによって、直接その目的を発揮できる。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案にかかるシューズの基本的な一実施の形態の底面図を図1に示す。
シューズの本体 1の踵部分にはヒール部 2を有するが、左右それぞれのシューズのヒール部 2の外足側2aが爪先方向であって土踏まずの横部分即ち土踏まず近傍まで突出しており、これに比較しシューズのヒール部 2の内足側2bについては爪先部分には突出してはいない。
この様に構成することにより、シューズの踵の部分のヒール部 2に係る力は、外側方向即ち外足側2aにおいては、広い範囲でかつ高い位置において維持できることとなり、両足シューズのそれぞれの外側部分で広い範囲で一定の高さを維持できることより、体の左右方向の傾斜を防ぐ事ができ左右方向に体が傾斜することを防ぎ姿勢を正しく保つ事を可能とする。
【0008】
特にソシアルダンスにおいてはヒール部の外側を土踏まずの横部分即ち土踏まず近傍にまで延ばすことによりダンス中の体のぐらつきを極めて高い精度で防止できると共に、体の重心が外側に流れることを防止でき、常にインサイドバランスを保つ事ができる。
従って、ダンス中の姿勢を直立状態に維持でき極めて綺麗な姿勢を採ることができると共にソシアルダンスの基本であるインサイドバランスを図る事ができ、更にはダンス中に姿勢を崩すことを防ぐことができ、華麗で精練されたソンアルダンスを行うことができることとなる。
図2は、図1のシューズの外側即ち外足方向側から側面視した状態を示す図である。
本図に示すように、本体 1の踵の部分に配設されているヒール部 2は足先方向に突出しており、土踏まず近傍にまで突出形成されている。
【0009】
従って起立状態で体重やバランスがアウトサイドに逃げてしまうことを防止でき、インサイドバランスを保つ事ができる。
特に人間の足は外側部分即ち外足部分は内側部分即ち内足部分を支持軸として傾斜しやすく、内側部分である内足部分が基点になることから傾斜しにくい構造になっており、通常の踵部分のみに設けたヒール部 2においては人間の足の構造上外側部分である外足部分が傾斜しやすいものであることから、いわゆるがにまた状の姿勢や歩いている際に外側部分である外足部分を捻り足を挫いてしまうことを防げなかったが、外側部分である外足側のヒール部2aを土踏まずの横方向部分即ち土踏まず近傍まで突出形成することにより、足の外側を広い範囲で支えることから足の外側部分の傾斜を防ぐことが可能となると共に足の踏み位置を安定させ、更には体重及びバランスを外側に崩すことを防ぐことができる。
図3は、図1のシューズの内側即ち内足方向側から側面視した状態を示す図であり、通常のシューズと同様に踵部分にのみヒール部2aを有する。
【0010】
尚、本図1乃至3に示す構成は一例であり、このヒール部 2の構造に限定されるものではなく、少なくともシューズの外側部分である外足側で広い範囲で体を支えるためのヒール部2aを有しているものであればよいものであり、例えば踵部分のヒール部 2のほか、外足側2aを楕円形状で突出形成して土踏まず近傍にまで突出させた構成でも、あるいは踵部分のヒール部 2と土踏まず近傍のヒール部2aとを分離させていわゆる2点乃至複数或いは多数部位においてシューズの外側部分である外足側2aを土踏まず近傍までヒール部として設けて体を支えられるものであればよい。
図4は踵部分のヒール部 2と土踏まず近傍に設けたヒール部2aとを分離させいわゆる二か所のヒール部2,2aにてヒール部を構成した状態を示す他の一実施の形態の底面図である。
この様に構成した場合でも左右方向に体が傾斜することを防ぎ姿勢を正しく保つ事ができ、更にはソシアルダンス中の姿勢を直立状態に維持でき極めて綺麗な姿勢を採ることができると共にソシアルダンスの基本であるインサイドバランスを図る事ができ、更にはダンス中に姿勢を崩すことを防ぐことができる。
【0011】
図5は、一般的なシューズの底面図を示すものであり、シューズ本体 1の踵部分にのみヒール部 2を有するものである。
図6は、本考案に係るシューズの他の一実施の形態の踵部分から視認した状態を示す図である。
本図に示すように、シューズの踵の部分のヒール部 2の底面が斜傾して設けられており、シューズの外足側2aがやや高く、これに対してシューズの内足側2bが前記外足側2aに比較して低く構成したヒール部 2を用いたシューズを示す図である。
この様に構成することによっても、体重及びバランスは常にインサイド方向に係ることとなり、起立姿勢を直立状態のいわゆる姿勢のいい状態に保つ事を可能とし、更に体のバランスは常に体の起立状態の中心軸方向に向かう事からインサイドバランスを保つ事ができる。
【0012】
更に、足の外足側2a方向を若干高く維持することから足が外側に傾斜しにくい状態を維持でき、更に足の裏の力が内側から外側方向に係ることからしっかりと足を踏むことができる。
なお、本考案に係るシューズのヒール部 2に関してはヒール部 2の外足側2aを土踏まず近傍まで突出又は分離構成すると共にこの外側方向を若干高く構成したものであってもよい。
併せて、本考案の説明上一般のシューズ及びソシアルダンス用のシューズを基本に説明したが、ソシアルダンスに限らず、一般的な各種ダンスにおいてもバランスの維持及び体重の移動を容易かつ確実に行え、綺麗な姿勢でのダンスを可能とし、更には安全にダンスを行えるものである。
更には姿勢矯正用のシューズとして用いるものであってももちろんよい。
【0013】
【考案の効果】
1、本考案に係るシューズにより、ヒール部の外足側で広い範囲でかつ高い位置において維持できる事から体の左右方向の傾斜を防ぐ事ができ左右方向に体が傾斜することを防ぎ姿勢を正しく保つ事を可能とするという第一の効果を有する。
2、本考案に係るシューズにより、特にソシアルダンスにおいてはダンス中の体のぐらつきを極めて高い精度で防止でき、体の重心が外側に流れることを防止して常にインサイドバランスを保つ事ができ、ダンス中の姿勢を直立状態に維持でき極めて綺麗な姿勢を採る事を可能として、華麗で精練されたソンアルダンスを行うことができるという極めて大きな第二の効果を有する。
3、本考案に係るシューズの内、シューズの外足側2aをやや高く構成することにより、体重及びバランスを常にインサイド方向に掛けることができ、起立姿勢を直立状態に保つ事を可能とし、更に体のバランスは常に体の起立状態の中心軸方向に向かう事からインサイドバランスを保つ事ができるという第三の効果を有し、この場合においても特にソシアルダンスにおいては前記第二の効果と同様に特段の効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるシューズの基本的な一実施の形態の底面図
【図2】図1のシューズの外足方向側から側面視した状態を示す図
【図3】図1のシューズの内足方向側から側面視した状態を示す図
【図4】本考案にかかるシューズの他の一実施の形態の底面図
【図5】一般的なシューズの底面図の一例を示す図
【図6】本考案にかかるシューズの他の一実施の形態の底面図
【符号の説明】
1 本体
2 ヒール部
2a ヒール部の外足側
2b ヒール部の内足側
Claims (7)
- 足を挿入又は包み込む本体 1と、本体 1の踵の部分に設けたヒール部 2とからなるシューズにおいて、
該ヒール部 2の外足側2aを土踏まずの横方向である土踏まず近傍まで突出形成したことを特徴とするシューズ。 - 足を挿入又は包み込む本体 1と、本体 1の踵の部分に設けたヒール部 2とからなるシューズにおいて、
該踵の部分のヒール部 2と共にシューズの外足側の土踏まずの横方向である土踏まず近傍にもヒール部2aを形成したことを特徴とするシューズ。 - 足を挿入又は包み込む本体 1と、本体 1の踵の部分に設けたヒール部 2とからなるシューズにおいて、
該ヒール部 2の外足側2aを内足側2bに比し、やや高く形成したことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のシューズ。 - 足を挿入又は包み込む本体 1と、本体 1の踵の部分に設けたヒール部 2とからなるシューズにおいて、
該ヒール部 2の外足側2aを内足側2bに比し、やや高く形成したことを特徴とするシューズ。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載のシューズが、ダンスシューズであることを特徴とするシューズ。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載のシューズが、ソシアルダンス用のダンスシューズであることを特徴とするシューズ。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載のシューズが、姿勢矯正用のシューズであることを特徴とするシューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003165U JP3098254U (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | シューズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003165U JP3098254U (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | シューズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098254U true JP3098254U (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=43252018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003003165U Expired - Lifetime JP3098254U (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | シューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098254U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010142926A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Toyota Motor Corp | 脚式ロボット |
-
2003
- 2003-06-02 JP JP2003003165U patent/JP3098254U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010142926A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Toyota Motor Corp | 脚式ロボット |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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