JP3169065U - スタンス位置矯正具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に応じて取り付け位置を調整できるスタンス位置矯正具を提供する。【解決手段】スタンス位置矯正具は、弾性材料で構成された環状線材2からなり、環状線材の横断面形状は、短辺に対して長辺が1.4倍以上の長さを有する矩形状である。一対のスタンス位置矯正具を、ゴルフシューズの各先端部に装着し、両手でクラブを水平に持ち、ボールの打ち出し方向に対して平行な位置に支持する。このクラブに、スタンス位置矯正具が重なるように、足の位置を調整する。【選択図】図2

Description

本考案は、スタンス位置矯正具にかかり、より詳細には、容易にゴルフシューズに取り付けられるスタンス位置矯正具に関する。
ゴルフ競技において、ティーアップする際、ボールを打ち出す方向を決定するためには、ボールに向かって立つ位置、つまりスタンスの取り方が重要な要素となる。ボールを所望の目標に対して正確に打ち出すためには、ボールに対してスクエアーなスタンスを採る必要があると言われている。
また、このスタンスの採り方によって、打ち出されるボールの球筋を調整する場合もある。例えば、クローズドスタンスで打ち出せば、球筋はフックとなり、オープンスタンスで打ち出せば、球筋はスライスとなる。
一方、ティーショットの際の球筋は、個人差があり、スクエアーにスタンスを取って打ち出した場合であっても、球筋がスライスになる競技者もいれば、フックとなってしまう競技者もある。このため、スライスになるい競技者がティーショットをする場合には、クローズドスタンスをとって、球筋が直線となるように矯正する場合がある。
特開平10−075803号
ボールに対する足の位置を明確に表示するための道具として、上記特許文献1では、ゴルフシューズ自体に直交する直線が施された考案が提案されている。しかし、既述のとおり、スタンス位置は競技者によって個人差があり、画一的に直線が描かれているゴルフシューズでは、競技者毎に正確なスタンスを採るために使用することはできないといった問題があった。
本考案の目的は、使用者に応じて取り付け位置を調整できるスタンス位置矯正具を提供することにある。
以上のような問題を解決する本考案は、以下のような構成を有する。
(1) ゴルフシューズの足のつま先部分に着脱自在に外装される環状線材であって、
弾性材料で構成されているスタンス位置矯正具。
(2) 前記環状線材は、装着されるゴルフシューズの色彩に対して補色の関係にある色彩を有している上記(1)に記載のスタンス位置矯正具。
(3) 前記環状線材は、装着されるゴルフシューズの有する色彩に対して、同色又は色相環において隣接する色彩である上記(1)に記載のスタンス位置矯正具。
(4) 前記環状線材の横断面形状は、短辺に対して長辺が1.4倍以上の長さを有する矩形状である上記(1)〜(3)のいずれか1に記載のスタンス位置矯正具。
(5) 前記環状線材は、ゴルフシューズの底部に接触する部分の横断面形状が、ゴルフシューズへ向けて山型となっている上記(1)〜(4)のいずれか1に記載のスタンス位置矯正具。
(6) 前記環状線材は、ゴルフシューズの甲の上に位置する部分が、内側へ向けて幅が一次的に漸減する上記(1)〜(5)のいずれか1に記載のスタンス位置矯正具。
(7) 前記環状線材は、線材の両端に設けられた一対のファスナーを有し、両端のファスナーを接続することによって、環状に形成されることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1に記載のスタンス位置矯正具。
請求項1記載の考案によれば、左右のゴルフシューズに取り付けられたスタンス位置矯正具を一直線上に位置するように左右の足の位置を調整することによって、最適なスタンス位置を採ることができる。スタンス位置矯正具は環状であり、弾性材料で構成されているので、ゴルフシューズに対して取り付けられる位置や角度を任意に調整可能であり、使用者の意図する位置に適宜変更して取り付けることが可能である。また、弾性材料で構成されているため、ゴルフシューズを外側から締め付けることとなり、足とシューズとの一体感が増し、クラブのスイングが安定する。
請求項2記載の考案によれば、ゴルフシューズの有する色彩に対して補色の関係にある色彩を有しているので、視認が容易となり。スタンス位置の矯正が一層容易となる。
請求項3記載の考案によれば、ゴルフシューズの色に対して同系統の色とすることによって、本考案のスタンス位置矯正具を目立たない状態で使用することができる。
請求項4記載の考案によれば、線材の横断面が矩形であるため、取り付け位置が容易に移動することなく、正確なスタンス位置に矯正することができる。
請求項5記載の考案によれば、ゴルフシューズの底部に接触する部分の横断面形状が、底面へ向けて山形になっているので、底面に形成されている凹凸の凹み部分に山形の頂点部分が嵌り込み、線材の位置が容易に移動することがない。
請求項6記載の考案によれば、ゴルフシューズの甲に位置する部分が、足の内側に向けて幅か一次的に漸減するので、左右の足に取り付けられた線材の端辺部分の延長線を重ねることによって、足の開き角度を正確に矯正することが可能となる。
請求項7に記載の考案によれば、ファスナーを外して一本の線材として、ゴルフシューズの所望の位置に取り付け、ファスナーを接続する。これにより、取り付け、取り外し作業が容易となる。
以下、本考案の好適実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案のスタンス位置矯正具1の平面図、図2は、同じく正面図である。線材2は、内側空間20を有する還状に形成されており、横断面形状は、円形、多角形いずれでもよい。横断面形状は矩形に構成されていることが好ましい。この実施形態では、幅wは、厚さtの1.5倍以上に構成されている。このように構成することによって、ゴルフシューズに取り付けられた本考案のスタンス位置矯正具1が、ゴルフシューズの表面で転がり、取付時に設定した取り付け位置から移動し、或いはゴルフシューズから離脱するといったトラブルが抑制される。
このような線材2は、弾性材料で構成されており、例えば、ウレタン、ネオプレンゴム、シリコーンゴム、天然ゴムを用いることができる。図1に示されているように、環状線材2には、線材を横断する方向に線状の目印21が表示されている。
図3は、本考案のスタンス位置矯正具1をゴルフシューズ3に取り付ける際の取り付け方法を示す図である。
図3(A)に示されているように、スタンス位置矯正具1を、弾性限界の範囲内で、外側へ拡張変形させた状態で、内側空間20内にゴルフシューズ3のつま先を挿入する。図3(B)に示されているように、スタンス位置矯正具1は、ゴルフシューズ3の先端部31に外装された状態となる。この際、スタンス位置矯正具1は、目印21が、上側となり、足の甲の幅方向中心に位置するように取り付ける。
図4は、スタンス位置矯正具1の使用状態を示す摸式図である。スタンス位置矯正具1R、1Lは、左右のゴルフシューズ3L、3Rの先端部分に、それぞれ取り付けられる。スタンスした際の足の開き方は、競技者に応じて異なるため、競技者の足の開きに合わせた位置に、スタンス位置矯正具1Lを調整する。
図4の例では、左足が開いているので、スタンス位置矯正具1Lを、足の内側を深く、外側が浅くなるように取り付ける。クラブ4を水平に持ち、クラブ4に左右のスタンス位置矯正具1L、1Rが重なるように足の位置を調節する。また、この際、クラブ4の延長線L2が、目標位置に向くように、クラブ4の向きを調整してあれば、ボールBを打ち込む方向(直線L1)に対してスクエア(直線L1に対して延長線L2が平行)にスタンスを採った状態とすることができる。
一方、常にクローズドスタンスでショットを行なう競技者の場合には、右足に取り付けるスタンス位置矯正具1Rを浅く、左足に取り付けるスタンス位置矯正具1Lを深く取り付けることで、ボールBに対してクローズドスタンスを採るように矯正することができる。
この他、長さの異なるクラブ毎に、スタンスの幅を示した印を2箇所設け、各印にスタンス位置矯正具1L、1Rの目印21を重ねることにより、各クラブに対して適したスタンスとなるように容易に矯正することができる。
図5は、他の構成例を示すスタンス位置矯正具1Aの全体側面図である。環状線材23Aは、ゴルフシューズの甲の部分に配置される幅広部22Aと、同じく靴底部分に配置され幅広部22Aよりも幅の狭い幅狭部23Aとを有しており、幅狭部23Aの横断面形状は、山形に形成され、その頂点部24Aは、環の内側に向けられている。また、幅広部22Aの横断面形状は、長方形に形成されている。このようなスタンス位置矯正具1Aをゴルフシューズに装着すると、幅狭部23Aの頂点部24Aが、ゴルフシューズの靴底に形成された凹凸の凹部に食い込む。これにより、ショット時や歩行時において、スタンス位置矯正具1Aの装着位置が移動しないという効果を生ずる。
図6は、他の構成例を示すスタンス位置矯正具1Bの全体斜視図である。この構成例では、環状線材2Bは、横幅が一次的に変化し、最も幅が狭い部分である内側設置部25Bと、最も幅が広い部分である外側設置部26Bとを備えており、内側設置部25Bから外側設置部26Bの間で、横幅が一次的に漸次変化する構成となっている。
図7は、スタンス位置矯正具1Bをゴルフシューズ3L、3Rに装着した状態を示す平面図である。スタンス位置矯正具1Bは、両足のゴルフシューズ3L、3Rにそれぞれ装着される。この際、幅が最も狭い内側設置部25Bが足の内側に、幅が最も広い外側設置部26Bが足の外側に位置するように、装着する。
この際、ゴルフシューズのつま先側に位置する端辺28B、27Bが、適正なスタンスを採った際に一直線L2上に位置するように、左右のスタンス位置矯正具1Bの装着位置を調整する。
図4に示されているように、クラブ4を水平に持ち、端辺28B、27Bをクラブ4に重ねることにより、同一直線状に端辺28B、27Bを配置させることができる。また、甲の幅方向中央部に、目印21Aを設け、各クラブ毎に、クラブの長さに応じたスタンス幅となるような印をクラブ毎に設けることにより、各クラブに応じた適正なスタンス幅を設定することができる。以上のような使用方法において、スタンス位置矯正具1Bの取り付け角度を調整することにより、足の開き角度αを適宜調整することができる。
図8は、他の構成例を示すスタンス位置矯正具1Cの全体斜視図である。この実施形態のスタンス位置矯正具1Cは、環状ではなく、1本の線材2Cで構成され、少なくとも両端部が幅広に構成されている。両端部には、面状ファスナー29bC、29aCが、片面と他方の面とにそれぞれ設けられており、各面状ファスナー29bC、29aCを互いに接合させることにより、環状に形成される。
他方の面状ファスナー29aCは、長さ方向に広く設けられており、他方の面状ファスナー29bCを接合させる位置を調整できるように構成されている。このように、接合位置を調整することにより、環状に構成した際の環の大きさを調整することができ、フリーサイズの環状線材とすることができる。
本考案のスタンス位置矯正具の平面図である。 本考案のスタンス位置矯正具の正面図である。 本考案のスタンス位置矯正具をゴルフシューズに取り付ける際の取り付け方法を示す斜視図である。 スタンス位置矯正具の使用状態を示す平面図である。 スタンス位置矯正具の他の構成例を示す側面図である。 スタンス位置矯正具の他の構成例を示す全体斜視図である。 スタンス位置矯正具の使用状態を示す平面図である。 スタンス位置矯正具の他の構成例を示す全体斜視図である。
1:スタンス位置矯正具
2:環状線材
3:ゴルフシューズ
4:クラブ
B:ボール

Claims (7)

  1. ゴルフシューズの足のつま先部分に着脱自在に外装される環状線材であって、
    弾性材料で構成されているスタンス位置矯正具。
  2. 前記環状線材は、装着されるゴルフシューズの色彩に対して補色の関係にある色彩を有している請求項1に記載のスタンス位置矯正具。
  3. 前記環状線材は、装着されるゴルフシューズの有する色彩に対して、同色又は色相環において隣接する色彩である請求項1に記載のスタンス位置矯正具。
  4. 前記環状線材の横断面形状は、短辺に対して長辺が1.4倍以上の長さを有する矩形状である請求項1〜3のいずれか1に記載のスタンス位置矯正具。
  5. 前記環状線材は、ゴルフシューズの底部に接触する部分の横断面形状が、ゴルフシューズへ向けて山型となっている請求項1〜4のいずれか1に記載のスタンス位置矯正具。
  6. 前記環状線材は、ゴルフシューズの甲の上に位置する部分が、内側へ向けて幅が一次的に漸減する請求項1〜5のいずれか1に記載のスタンス位置矯正具。
  7. 前記環状線材は、線材の両端に設けられた一対のファスナーを有し、両端のファスナーを接続することによって、環状に形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載のスタンス位置矯正具。
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