JP3098117U - パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】特に自社商品等の広告等に用いられるパネルにおいて、人目を十分に引くことが可能であるとともに、コストも低く抑えることが可能なパネルを提供すること。
【解決手段】略四角形状に枠組みされたフレーム(2)と、該フレーム(2)内に支持された、写真、絵画、広告等を挟み込むための透明体(3)および裏板(4)と、前記透明体(3)及び裏板(4)間に挟み込まれた、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムと(5)と、により構成されることを特徴としており、これにより、ELフィルムに電源を供給することでELフィルムに描いた任意の文字、模様等を発光させ、パネル全体をより目立たせることを可能にするとともに、周囲が暗い場合であってもパネルの内周が見えなくなってしまうことを防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】略四角形状に枠組みされたフレーム(2)と、該フレーム(2)内に支持された、写真、絵画、広告等を挟み込むための透明体(3)および裏板(4)と、前記透明体(3)及び裏板(4)間に挟み込まれた、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムと(5)と、により構成されることを特徴としており、これにより、ELフィルムに電源を供給することでELフィルムに描いた任意の文字、模様等を発光させ、パネル全体をより目立たせることを可能にするとともに、周囲が暗い場合であってもパネルの内周が見えなくなってしまうことを防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は写真、絵画等を挟み込んで支持するためのパネルに係り、より詳しくは、その内部に、任意の文字、模様等を発光可能に描いたカラー・フレキシブル有機ELディスプレイを装備したパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、商品広告等の手法の一つとして、文字、模様等を描いた広告をパネルに挿装し、この広告を挿装したパネルを展示等することが行なわれている。即ち、パネルは一般的に、多角形状に枠組みされたフレームと、このフレーム内に支持されるとともに、写真、絵画、文字等を挟み込んで支持することが可能な裏板および透明体を備えており、裏板と透明体の間に広告等を挟み込むとともにこの広告等を挟み込んだパネルを、例えば展示会場等の自社ブース内に飾ることにより、自社商品等の広告を行なうことが一般的に行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、特に出展者が多数になる展示会場では、自社製品を有効にアピールする必要があるが、前述した従来の方法では、単にパネル内に商品広告等を挟み込んでいるのみであるために、文字、模様等に鮮明な色彩を用いた場合であっても、来場者に強力にアピールすることは困難である。
【0004】
また、店舗等における店頭広告においても、単に自社商品の広告等をパネルに挿装しただけでは、特に繁華街等においては有効な広告とはなり得ない。
【0005】
更に、単に広告等をパネルに挿装した従来の方法では、周囲が暗い場合には立たないという大きな問題点もある。
【0006】
この点、展示会場における来場者に自社ブース等を強力にアピールするために、あるいは繁華街等において自社を強力にアピールするために、ネオンサインによる電飾広告等を用いる方法も考えられるが、電飾看板の場合には、装備が大掛かりになるとともにコストも上がってしまい、更に、ネオンサインでは蛍光灯等の寿命の関係で定期的に保守、交換を必要とするために手間や費用等がかかるという問題点がある。
【0007】
そこで、本考案は、特に自社商品等の広告等のために用いられるパネルにおいて、人目を十分に引くことが可能であるとともに、コストも低く抑えることが可能なパネルを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
ところで、従来から、エレクトロルミネッセンスライト(以下「ELライト」という。)という発光源が提供されており、このELライトとは、有機ELディスプレイと呼ばれ、電圧をかけると蛍光色に面発光するという性能を有するものであるが、従来から提供されているこのELライトは厚みが多いとともにフレキシブル性が無いために扱い難いという問題点があった。
【0009】
しかしながら、最近になり、このELライトを改良した、肉厚が薄くフレキシブル性を備えたカラーフレキシブル有機ELディスプレイ(以下「ELフィルム」という。)が提供されはじめてきている。即ち、このELフィルムは、有機ELにダメージを与える水蒸気や酸素の侵入を遮断する高バリアフィルムで高分子有機EL層を挟み込んだものであり、肉厚が少ないとともにフレキシブルであるために曲面ディスプレイも可能であるという利点がある。
【0010】
そこで、本考案者は、この最近になって提供され始めてきたELフィルムの存在に着目し、上記課題を達成可能なパネルを考案した。
【0011】
即ち、本考案は、略四角形状に枠組みされたフレームと、該フレーム内に支持された、写真、絵画、広告等を挟み込むための透明体および裏板と、前記透明体及び裏板間に挟み込まれた、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムと、により構成されることを特徴としている。
【0012】
本考案のパネルでは、その内部に、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムを挿装して構成されているため、ELフィルムに自社の広告等を発光可能に描くことにより、単に静的な広告をパネルに挿装した場合と異なり、見る者に強烈な印象を与えて自社商品等を強力にアピールすることが可能である。
【0013】
また、ELフィルムは前述したように電圧を加えることにより面発光するものであるため、これを挿装した本考案のパネルでは、周囲が暗い場合でも、文字、広告等を鮮明に浮き上がらせることができるという利点がある。
【0014】
【実施例】
本考案のパネルの実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例のパネルを示す斜視図であり、図において1が本実施例のパネルである。
【0015】
そして、本実施例のパネル1は、図に示すように全体として四角形状としている。即ち、本実施例のパネル1では、4本の長尺状のフレーム材を略四角形状に枠組みすることによりフレーム2を構成しており、このフレーム2内に、透明体3及び裏板4が支持されている。
【0016】
ここで、図2は、図1におけるA−A線断面を示す図であり、本実施例のパネル1では、図に示すように、前記フレーム2には、その裏面側における内周側全域に亘って載置部201が形成されており、この載置部201上に透明体4および裏板3を重ね合わすようにして載置するとともに、裏板3を、いわゆる「とんぼ」と呼ばれる係止部材6でフレーム2に係止し、これにより、フレーム2内に裏板3および透明体4を支持可能としている。
【0017】
次に、図2において5はELフィルムであり、即ち、本実施例のパネル1では、前記透明体3と裏板4との間にELフィルム5を挟み込んでおり、このELフィルム5には、任意の文字、模様等8を発光可能に描いており、これにより、このELフィルム5に電圧を加えることで、パネル内において、ELフィルム5に描いた文字、模様等8を発光させてパネル全体を広告媒体等として機能させることを可能としている。
【0018】
即ち、前述したように、従来から、電圧を加えることにより面状に発光するELライトが提供されているとともに、最近になり、このELライトをフレキシブルにしたELフィルムが開発され、このELフィルムは、高バリアフィルムで高分子有機EL材料を挟み込んだ構造をしており、この高分子有機EL材料によって任意の文字、模様等を描くことにより、この部分のみを発光させることを可能にするとともに、フィルムを基材として用いているために全体を超薄型にすることが可能である。
【0019】
そこで、本実施例のパネル1では、従来は写真、絵画等を挟み込んでいた透明体3と裏板4の間に、この任意の文字、模様等8を高分子有機EL材料で描いたELフィルム5を挟み込み、これによりパネル1の全体を、より目立つ広告媒体とすることを可能としている。
【0020】
したがって、本実施例のパネル1では、ELフィルム5に商品宣伝等の文字、模様等8を発光可能に描くことにより、単に商品宣伝等を印刷した紙類等をパネルに挿装した場合と異なり、文字、模様部分の発光により、目立たせることが可能であるとともに、周囲が暗い場合でも十分に機能可能なパネルにすることが可能である。
【0021】
また、ネオンサイン等の電飾看板を用いた場合と異なり、面倒な作業を必要とすることも無く、更に寿命が長いために長期間の使用にも耐えることができるという利点がある。
【0022】
次に、本実施例のパネルの使用方法について説明すると、本実施例のパネル1を使用する場合には、まず、商品宣伝や自社の宣伝、あるいは風景、人物等を高分子有機EL材料で印刷したELフィルム5を、透明体3と裏板4間に挟み込んで、それによりパネル1内に前記ELフィルム5を挿装するとともに、図3に背面図で示すように、裏板4に形成した小孔201等を介して、リード線7等によって、前記ELフィルム5に電源を供給する。
【0023】
そうすると、電源の供給により、前記ELフィルム5に描いた文字、模様等の部分8が面状に発光し、これにより見る者により強くアピールすることが可能となる。
【0024】
このように、本実施例のパネルでは、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムを挿装しているために、より効果的な広告媒体にすることが可能であるとともに、周囲が暗い場合でも広告媒体としての機能を損なうことが無いパネルを提供することが可能である。
【0025】
なお、前述の実施例では、フレーム2に載置部201を形成し、この載置部201上に透明体3及び裏板4を載置するとともに、裏板4を係止部材6でフレームに係止する構造を説明したが、必ずしもこのような構造を採用する必要は無く、フレーム内に透明体及び裏板を支持可能な構造であればいずれの構造を採用してもよい。
【0026】
例えば、図4は、他の形態のフレーム11を示す斜視図であり、図4に示すフレーム11では、長尺状のフレーム材を略四角形状に枠組みすることにより構成されたフレーム本体12を備えており、このフレーム本体12の内周側全域に、絵画、カタログ等の端部を挿入して係止可能な挿入溝1201が形成され、更に、前記フレーム本体12の側面任意の箇所には、前記挿入溝1201と連通するようにして挿入孔1202が形成されている。そして、このように構成されるフレーム11内において、挿入孔1202からフレーム11内に挿入された透明体及び裏板が、その周縁部が前記挿入溝2101に係止される形態でフレーム11内に係止されており、本考案のパネルにおいては、このように構成されるフレームを用いて、このフレーム内に、ELフィルムを挟み込んだ透明体及び裏板を支持してもよい。
【0027】
また、図5は、特公平7−87813号公報に示される、いわゆるフロントオープン式のパネルに用いられるフレーム21の一部を示す図であり、このフレーム21では、長尺状のフレーム材22を、交差する側面2301、2302を有する隅連結部材23により略四角形状に枠組みするとともに、その枠組みに際しては、前記フレーム材22の長手方向に沿って形成した挿入空間2202内に前記隅連結部材23の側面2201を挿入し、これによってフレーム材22を回動自在にしている。そして、この構成において、フレーム材22をの外側に回動させた後に、フレーム材22に形成した係止空間2201内に透明体及び裏板の周縁部を係止しつつフレーム材22を内側に回動することによってフレーム21内に透明体及び裏板を係止可能としており、本考案のパネルにおいては、このように構成されるフレームを用いて、このフレーム内に、ELフィルムを挟み込んだ透明体及び裏板を支持してもよい。
【0028】
【考案の効果】
本考案のパネルは以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0029】
本考案のパネルは、略四角形状に枠組みされたフレームと、該フレーム内に支持された、写真、絵画、広告等を挟み込むための透明体および裏板と、前記透明体及び裏板間に挟み込まれた、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムと、により構成されることを特徴としている。
【0030】
このように、本考案のパネルでは、その内部に、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムを挿装して構成されているために、ELフィルムに自社の広告等を発光可能に描くことにより、単に静的な広告をパネルに挿装した場合と異なり、見る者に強烈な印象を与えて自社商品等を強力にアピールすることが可能である。
【0031】
また、ELフィルムは前述したように電圧を加えることにより面発光するものであるために、これを挿装した本考案のパネルでは、周囲が暗い場合でも、文字、広告等を鮮明に浮き上がらせることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパネルの実施例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面を示す図である。
【図3】本考案のパネルの実施例の背面図である。
【図4】本考案のパネルに用いるフレームの他の形態を説明するための図である。
【図5】本考案のパネルに用いるフレームの他の形態を説明するための図である。
【符号の説明】
1 パネル
2、11、21 フレーム
22 フレーム材
2201 係止空間
2202 挿入空間
23 隅連結部材
2301、2302 隅連結部材の側面
201 載置部
3 裏板
301 小穴
4 透明体
5 ELフィルム
6 係止手段
7 リード線
8 発光可能に描いた文字等
【考案が属する技術分野】
本考案は写真、絵画等を挟み込んで支持するためのパネルに係り、より詳しくは、その内部に、任意の文字、模様等を発光可能に描いたカラー・フレキシブル有機ELディスプレイを装備したパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、商品広告等の手法の一つとして、文字、模様等を描いた広告をパネルに挿装し、この広告を挿装したパネルを展示等することが行なわれている。即ち、パネルは一般的に、多角形状に枠組みされたフレームと、このフレーム内に支持されるとともに、写真、絵画、文字等を挟み込んで支持することが可能な裏板および透明体を備えており、裏板と透明体の間に広告等を挟み込むとともにこの広告等を挟み込んだパネルを、例えば展示会場等の自社ブース内に飾ることにより、自社商品等の広告を行なうことが一般的に行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、特に出展者が多数になる展示会場では、自社製品を有効にアピールする必要があるが、前述した従来の方法では、単にパネル内に商品広告等を挟み込んでいるのみであるために、文字、模様等に鮮明な色彩を用いた場合であっても、来場者に強力にアピールすることは困難である。
【0004】
また、店舗等における店頭広告においても、単に自社商品の広告等をパネルに挿装しただけでは、特に繁華街等においては有効な広告とはなり得ない。
【0005】
更に、単に広告等をパネルに挿装した従来の方法では、周囲が暗い場合には立たないという大きな問題点もある。
【0006】
この点、展示会場における来場者に自社ブース等を強力にアピールするために、あるいは繁華街等において自社を強力にアピールするために、ネオンサインによる電飾広告等を用いる方法も考えられるが、電飾看板の場合には、装備が大掛かりになるとともにコストも上がってしまい、更に、ネオンサインでは蛍光灯等の寿命の関係で定期的に保守、交換を必要とするために手間や費用等がかかるという問題点がある。
【0007】
そこで、本考案は、特に自社商品等の広告等のために用いられるパネルにおいて、人目を十分に引くことが可能であるとともに、コストも低く抑えることが可能なパネルを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
ところで、従来から、エレクトロルミネッセンスライト(以下「ELライト」という。)という発光源が提供されており、このELライトとは、有機ELディスプレイと呼ばれ、電圧をかけると蛍光色に面発光するという性能を有するものであるが、従来から提供されているこのELライトは厚みが多いとともにフレキシブル性が無いために扱い難いという問題点があった。
【0009】
しかしながら、最近になり、このELライトを改良した、肉厚が薄くフレキシブル性を備えたカラーフレキシブル有機ELディスプレイ(以下「ELフィルム」という。)が提供されはじめてきている。即ち、このELフィルムは、有機ELにダメージを与える水蒸気や酸素の侵入を遮断する高バリアフィルムで高分子有機EL層を挟み込んだものであり、肉厚が少ないとともにフレキシブルであるために曲面ディスプレイも可能であるという利点がある。
【0010】
そこで、本考案者は、この最近になって提供され始めてきたELフィルムの存在に着目し、上記課題を達成可能なパネルを考案した。
【0011】
即ち、本考案は、略四角形状に枠組みされたフレームと、該フレーム内に支持された、写真、絵画、広告等を挟み込むための透明体および裏板と、前記透明体及び裏板間に挟み込まれた、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムと、により構成されることを特徴としている。
【0012】
本考案のパネルでは、その内部に、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムを挿装して構成されているため、ELフィルムに自社の広告等を発光可能に描くことにより、単に静的な広告をパネルに挿装した場合と異なり、見る者に強烈な印象を与えて自社商品等を強力にアピールすることが可能である。
【0013】
また、ELフィルムは前述したように電圧を加えることにより面発光するものであるため、これを挿装した本考案のパネルでは、周囲が暗い場合でも、文字、広告等を鮮明に浮き上がらせることができるという利点がある。
【0014】
【実施例】
本考案のパネルの実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例のパネルを示す斜視図であり、図において1が本実施例のパネルである。
【0015】
そして、本実施例のパネル1は、図に示すように全体として四角形状としている。即ち、本実施例のパネル1では、4本の長尺状のフレーム材を略四角形状に枠組みすることによりフレーム2を構成しており、このフレーム2内に、透明体3及び裏板4が支持されている。
【0016】
ここで、図2は、図1におけるA−A線断面を示す図であり、本実施例のパネル1では、図に示すように、前記フレーム2には、その裏面側における内周側全域に亘って載置部201が形成されており、この載置部201上に透明体4および裏板3を重ね合わすようにして載置するとともに、裏板3を、いわゆる「とんぼ」と呼ばれる係止部材6でフレーム2に係止し、これにより、フレーム2内に裏板3および透明体4を支持可能としている。
【0017】
次に、図2において5はELフィルムであり、即ち、本実施例のパネル1では、前記透明体3と裏板4との間にELフィルム5を挟み込んでおり、このELフィルム5には、任意の文字、模様等8を発光可能に描いており、これにより、このELフィルム5に電圧を加えることで、パネル内において、ELフィルム5に描いた文字、模様等8を発光させてパネル全体を広告媒体等として機能させることを可能としている。
【0018】
即ち、前述したように、従来から、電圧を加えることにより面状に発光するELライトが提供されているとともに、最近になり、このELライトをフレキシブルにしたELフィルムが開発され、このELフィルムは、高バリアフィルムで高分子有機EL材料を挟み込んだ構造をしており、この高分子有機EL材料によって任意の文字、模様等を描くことにより、この部分のみを発光させることを可能にするとともに、フィルムを基材として用いているために全体を超薄型にすることが可能である。
【0019】
そこで、本実施例のパネル1では、従来は写真、絵画等を挟み込んでいた透明体3と裏板4の間に、この任意の文字、模様等8を高分子有機EL材料で描いたELフィルム5を挟み込み、これによりパネル1の全体を、より目立つ広告媒体とすることを可能としている。
【0020】
したがって、本実施例のパネル1では、ELフィルム5に商品宣伝等の文字、模様等8を発光可能に描くことにより、単に商品宣伝等を印刷した紙類等をパネルに挿装した場合と異なり、文字、模様部分の発光により、目立たせることが可能であるとともに、周囲が暗い場合でも十分に機能可能なパネルにすることが可能である。
【0021】
また、ネオンサイン等の電飾看板を用いた場合と異なり、面倒な作業を必要とすることも無く、更に寿命が長いために長期間の使用にも耐えることができるという利点がある。
【0022】
次に、本実施例のパネルの使用方法について説明すると、本実施例のパネル1を使用する場合には、まず、商品宣伝や自社の宣伝、あるいは風景、人物等を高分子有機EL材料で印刷したELフィルム5を、透明体3と裏板4間に挟み込んで、それによりパネル1内に前記ELフィルム5を挿装するとともに、図3に背面図で示すように、裏板4に形成した小孔201等を介して、リード線7等によって、前記ELフィルム5に電源を供給する。
【0023】
そうすると、電源の供給により、前記ELフィルム5に描いた文字、模様等の部分8が面状に発光し、これにより見る者により強くアピールすることが可能となる。
【0024】
このように、本実施例のパネルでは、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムを挿装しているために、より効果的な広告媒体にすることが可能であるとともに、周囲が暗い場合でも広告媒体としての機能を損なうことが無いパネルを提供することが可能である。
【0025】
なお、前述の実施例では、フレーム2に載置部201を形成し、この載置部201上に透明体3及び裏板4を載置するとともに、裏板4を係止部材6でフレームに係止する構造を説明したが、必ずしもこのような構造を採用する必要は無く、フレーム内に透明体及び裏板を支持可能な構造であればいずれの構造を採用してもよい。
【0026】
例えば、図4は、他の形態のフレーム11を示す斜視図であり、図4に示すフレーム11では、長尺状のフレーム材を略四角形状に枠組みすることにより構成されたフレーム本体12を備えており、このフレーム本体12の内周側全域に、絵画、カタログ等の端部を挿入して係止可能な挿入溝1201が形成され、更に、前記フレーム本体12の側面任意の箇所には、前記挿入溝1201と連通するようにして挿入孔1202が形成されている。そして、このように構成されるフレーム11内において、挿入孔1202からフレーム11内に挿入された透明体及び裏板が、その周縁部が前記挿入溝2101に係止される形態でフレーム11内に係止されており、本考案のパネルにおいては、このように構成されるフレームを用いて、このフレーム内に、ELフィルムを挟み込んだ透明体及び裏板を支持してもよい。
【0027】
また、図5は、特公平7−87813号公報に示される、いわゆるフロントオープン式のパネルに用いられるフレーム21の一部を示す図であり、このフレーム21では、長尺状のフレーム材22を、交差する側面2301、2302を有する隅連結部材23により略四角形状に枠組みするとともに、その枠組みに際しては、前記フレーム材22の長手方向に沿って形成した挿入空間2202内に前記隅連結部材23の側面2201を挿入し、これによってフレーム材22を回動自在にしている。そして、この構成において、フレーム材22をの外側に回動させた後に、フレーム材22に形成した係止空間2201内に透明体及び裏板の周縁部を係止しつつフレーム材22を内側に回動することによってフレーム21内に透明体及び裏板を係止可能としており、本考案のパネルにおいては、このように構成されるフレームを用いて、このフレーム内に、ELフィルムを挟み込んだ透明体及び裏板を支持してもよい。
【0028】
【考案の効果】
本考案のパネルは以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0029】
本考案のパネルは、略四角形状に枠組みされたフレームと、該フレーム内に支持された、写真、絵画、広告等を挟み込むための透明体および裏板と、前記透明体及び裏板間に挟み込まれた、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムと、により構成されることを特徴としている。
【0030】
このように、本考案のパネルでは、その内部に、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムを挿装して構成されているために、ELフィルムに自社の広告等を発光可能に描くことにより、単に静的な広告をパネルに挿装した場合と異なり、見る者に強烈な印象を与えて自社商品等を強力にアピールすることが可能である。
【0031】
また、ELフィルムは前述したように電圧を加えることにより面発光するものであるために、これを挿装した本考案のパネルでは、周囲が暗い場合でも、文字、広告等を鮮明に浮き上がらせることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパネルの実施例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面を示す図である。
【図3】本考案のパネルの実施例の背面図である。
【図4】本考案のパネルに用いるフレームの他の形態を説明するための図である。
【図5】本考案のパネルに用いるフレームの他の形態を説明するための図である。
【符号の説明】
1 パネル
2、11、21 フレーム
22 フレーム材
2201 係止空間
2202 挿入空間
23 隅連結部材
2301、2302 隅連結部材の側面
201 載置部
3 裏板
301 小穴
4 透明体
5 ELフィルム
6 係止手段
7 リード線
8 発光可能に描いた文字等
Claims (3)
- 略四角形状に枠組みされたフレーム(2)と、
該フレーム(2)内に支持された、写真、絵画、広告等を挟み込むための透明体(3)および裏板(4)と、
前記透明体(3)及び裏板(4)間に挟み込まれた、任意の文字、模様等を発光可能に描いたカラーフレキシブル有機ELディスプレイ(5)と、により構成されることを特徴とするパネル。 - 前記フレーム(2)は、長尺状のフレーム材を略四角形状に枠組みすることにより構成されるとともに、その裏面における内周側全域に形成された、前記透明体(3)及び裏板(4)の周縁部を載置してフレーム(2)内に透明体(3)及び裏板(4)を係止可能な段差状の載置部(201)を備えていることを特徴とする請求項1に記載のパネル。
- 前記フレーム(2)は、長尺状のフレーム材を略四角形状に枠組みすることにより構成されるとともに、その内周側全域に連続して形成された、絵画等の端部を挿入するための挿入溝(1201)と、側壁任意の箇所において、前記挿入溝(1201)と連通するように形成した、前記フレーム(2)内周側に絵画等を挿入するための挿入孔(1202)と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003061U JP3098117U (ja) | 2003-05-28 | 2003-05-28 | パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003061U JP3098117U (ja) | 2003-05-28 | 2003-05-28 | パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098117U true JP3098117U (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=43251886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003061U Expired - Lifetime JP3098117U (ja) | 2003-05-28 | 2003-05-28 | パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098117U (ja) |
-
2003
- 2003-05-28 JP JP2003003061U patent/JP3098117U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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