JP3134305U - パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】特に自社商品等の広告等のために用いられるパネルにおいて、煩雑な作業を行うことなく人目を十分に引くことが可能であるとともに、コストも低く抑えることが可能なパネルを提供すること。
【解決手段】複数本の長尺状のフレーム材を略多角形状に枠組みすることにより形成されるフレーム2と、該フレーム2内に支持される、写真、絵画等を挟み込むための、透明体3および裏板4と、を具備するパネル1において、前記フレーム2の正面側全域に、又は、前記フレーム2の正面側全域、側面側全域、内周側の露出部分、裏面側全域及び前記裏板4の裏面に有機EL照明パネル6を備えたことを特徴としており、これにより、有機EL照明パネル6に電源を供給することで有機EL照明パネル6の部分を面状に発光させ、パネル全体をより目立たせることを可能にした。
【選択図】図3
【解決手段】複数本の長尺状のフレーム材を略多角形状に枠組みすることにより形成されるフレーム2と、該フレーム2内に支持される、写真、絵画等を挟み込むための、透明体3および裏板4と、を具備するパネル1において、前記フレーム2の正面側全域に、又は、前記フレーム2の正面側全域、側面側全域、内周側の露出部分、裏面側全域及び前記裏板4の裏面に有機EL照明パネル6を備えたことを特徴としており、これにより、有機EL照明パネル6に電源を供給することで有機EL照明パネル6の部分を面状に発光させ、パネル全体をより目立たせることを可能にした。
【選択図】図3
Description
本考案は、絵画、写真等を挟み込んで支持するためのパネルに係り、より詳しくは、略四角形状に枠組みされたフレームとこのフレームの内周に支持された透明体及び裏板とを備えるパネルにおいて、少なくとも前記フレームの正面側に有機EL照明パネルを備えたことを特徴とするパネルに関する。
従来から、商品広告等の手法の一つとして、文字、模様等を描いた広告をパネルに挿装し、この広告を挿装したパネルを展示等することが行なわれている。即ち、パネルは一般的に、多角形状に枠組みされたフレームと、このフレーム内に支持されるとともに、写真、絵画、文字等を挟み込んで支持することが可能な裏板および透明体を備えており、裏板と透明体の間に広告等を挟み込むとともに、この広告等を挟み込んだパネルを、例えば展示会場等の自社ブース内に飾ることにより、自社商品等の広告を行なうことが一般的に行なわれている。
しかしながら、このように、単にパネル内に商品広告等を挟み込んでいるのみでは、文字、模様等に鮮明な色彩を用いた場合であっても、来場者に強力にアピールすることは困難である。
また、店舗等における店頭広告においても、単に自社商品の広告等をパネルに挿装しただけでは、特に繁華街等においては有効な広告とはなり得ない。
更に、単に広告等をパネルに挿装した従来の方法では、周囲が暗い場合には立たないという大きな問題点もある。
この点、展示会場における来場者に自社ブース等を強力にアピールするために、あるいは繁華街等において自社を強力にアピールするために、ネオンサインによる電飾看板等を用いる方法も考えられるが、電飾看板の場合には、装備が大掛かりになるとともにコストも上がってしまい、更に、ネオンサインでは蛍光灯等の寿命の関係で定期的に保守、交換を必要とするために手間や費用等がかかるという問題点がある。
また、本出願人は過去において、任意の文字、模様等を発光可能に描いたELフィルムを内部に挿装して構成したパネルを提案しているが、かかる場合には、文字、模様等が変わるたびごとにELフィルムを交換しなければならず煩わしさに堪えない。
実用新案登録第3098117号公報
そこで、本考案は、特に自社商品等の広告等のために用いられるパネルにおいて、煩雑な作業を行うことなく人目を十分に引くことが可能であるとともに、コストも低く抑えることが可能なパネルを提供することを課題としている。
周知の通り、近年、有機ELの用途が広がりつつあるが、この有機ELは、プラスチック、硝子等の基板上に、電極、発光層等として機能する極めて薄い膜を重ねた構造となっており、電極に電圧をかけることにより発光層が発光するものであるため、極めて薄く、単独で使用するには実用的ではない。
そこで、本考案者は、このような極めて薄い有機EL照明パネルをフレームに備えたパネルを考案した。
即ち、請求項1に記載の本考案のパネルは、複数本の長尺状のフレーム材を略多角形状に枠組みすることにより形成されるフレームと、このフレーム内に支持される、写真、絵画等を挟み込むための、透明体および裏板と、を具備するパネルにおいて、少なくとも前記フレームの正面側に有機EL照明パネルを備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の本考案のパネルは、複数本の長尺状のフレーム材を略多角形状に枠組みすることにより形成されるフレームと、該フレーム内に支持される、写真、絵画等を挟み込むための、透明体および裏板と、を具備するパネルにおいて、少なくとも前記フレームの正面側と、前記裏板の裏面に有機EL照明パネルを備えたことを特徴としている。
本考案では、この有機EL照明パネルをフレームの正面側に備えているため、有機EL照明パネルの電極に電圧を加えることによりフレーム部分を面発光させることができ、単に静的な広告をパネルに挿装した場合と異なり、見る者に強烈な印象を与えて自社商品等を強力にアピールすることが可能であるとともに、周囲が暗い場合でも、パネル全体を際だたせることが可能である。
また、室内等に本考案のパネルを飾っておくことにより、絵画、写真等を額装していない場合でも、照明としての機能を発揮することが可能である。
請求項1に記載の本考案のパネルでは、長尺状のフレーム材を多角形状に枠組みすることによってフレームが形成されるとともに、このフレーム内には透明体及び裏板が支持され、この透明体及び裏板間に、写真、絵画等を挟み込むことを可能としている。そして、少なくとも前記フレームの正面側には、有機EL照明パネルが貼着されている。
また、請求項2に記載の本考案のパネルでは、長尺状のフレーム材を多角形状に枠組みすることによってフレームが形成されるとともに、このフレーム内には透明体及び裏板が支持され、この透明体及び裏板間に、写真、絵画等を挟み込むことを可能としている。そして、少なくとも前記フレームの正面側と、前記裏板の裏面には、有機EL照明パネルが貼着されている。
本考案のパネルの実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例のパネルの正面図であり、また図2は本実施例のパネルの背面図であり、図3は図1におけるA−A線断面構造を拡大するとともに一部を省略して示した図であり、図において1が本実施例のパネルである。また、図1において5は、パネル1に挿装した絵画等である。
そして、本実施例のパネル1は、図に示すように、全体として略四角形状としている。即ち、本実施例のパネル1では、4本の長尺状のフレーム材を略四角形状に枠組みすることによりフレーム2が形成されており、このフレーム2内に、裏板4および透明体3が支持され、この裏板4と透明体3間に写真、絵画等5を挟み込むとともに、前記フレーム2に回動自在に装着した係止部材8によって裏板4を係止することにより、パネル1に写真、絵画等5を装着可能としている。
ここで、図3において、前記フレーム2には、その裏面において、内周側全域に亘って、段差状とした載置部201が形成されており、この載置部201上に、透明体3および裏板4の周縁部を載置可能としている。
そして、前記載置部201上に透明体3の周縁部を載置するとともに、この透明体3に重ね合わせるような配置で、裏板4の周縁部を前記載置部201上に載置して、更に、裏板4をとんぼ等の係止部材8でフレーム2に係止して、これによりフレーム2内に裏板4および透明体3を支持可能としている。そして、使用に際しては、透明体3と裏板4間に写真、絵画等5を挟み込むことを可能としている。
次に、図3において6は、有機EL照明パネルである。即ち、本実施例におけるパネル1では、前記フレーム2における表面に、具体的には、フレーム2の正面側全域、側面側全域、及び、内周側の露出部分に有機EL照明パネル6を貼着しており、これにより、フレーム2を面発光させてパネル1の全体を際だたせて広告媒体等として機能させることを可能としている。
即ち、前述したように、従来から、有機EL照明パネルでは、電極層に電圧を加えることにより、発光層が、面状に、蛍光あるいはリン光に発光するが、極めて薄いために単独で使用することは難しい。
そこで、本考案のパネルでは、パネルを構成するフレームの正面側全域、側面側全域、及び、内周側の露出部分に有機EL照明パネル6を貼着し、これによって、有機EL照明パネルの機能を引き出して、この機能によってパネル1の全体を、より目立つ広告媒体とすることを可能としている。
次に、本実施例のパネルの使用方法について説明すると、本実施例のパネル1を使用する場合には、まず、商品宣伝や自社の宣伝、あるいは風景、人物等の写真や絵画を、透明体3と裏板4間に挟み込んで額装した状態で、前記有機EL照明パネル6に電源を供給する。なお、図示は省略するが、電源の供給方法としては、例えば、有機EL照明パネル6の電極層にリード線を電気的に接続するとともに、そのリード線の先端に電源プラグ等を接触しておけばよく、この構成で、電源プラグを電源に接続することで、有機EL照明パネル6に電源を供給することが可能である。
そうすると、電源の供給により、前記有機EL照明パネル6が面状に発光し、これにより、パネル1の全体を目立たせることが可能となる。
このように、本考案では、この有機EL照明パネルをフレームの表面に備えているために、有機EL照明パネルの電極に電圧を加えることによりフレーム部分を面発光させることができ、単に静的な広告をパネルに挿装した場合と異なり、見る者に強烈な印象を与えて自社商品等を強力にアピールすることが可能であるとともに、周囲が暗い場合でも、パネル全体を際だたせることが可能である。
また、室内等に本考案のパネルを飾っておくことにより、絵画、写真等を額装していない場合でも、照明としての機能を発揮することが可能である。
なお、前述の実施例では、フレーム2の正面側全域、側面側全域、及び、内周側の露出部分に有機EL照明パネル6を貼着した形態を説明したが、フレーム2の正面側全域にのみ有機EL照明パネル6を貼着した構成としてもよい。
また、フレーム2の正面側全域、側面側全域、及び、内周側の露出部分に加えて、フレーム2の裏面と前記裏板4の裏面に有機EL照明パネル6を貼着してもよい。この形態の側面構造を示した一部省略断面図が図4である。即ち、図4に示すパネル11では、フレーム2の正面側全域、側面側全域、及び、内周側の露出部分に有機EL照明パネル6を貼着するとともに、前記裏板4の裏面全域にも有機EL照明パネル6を貼着している。
即ち、一般的にパネルは壁等に係止されるが、場合によっては、紐等により天井から吊して使用されることもある。そこで、図4に示す形態では、パネル11の裏面側も有機EL照明パネルで面発光させ、これにより裏面も目立たせることを可能にしている。
本考案のパネルでは、少なくともフレームの表面に有機EL照明パネルを貼着し、これにより、パネルの全体を目立たせることを可能にしていため、とんぼ等の係止手段によって裏板をフレームに係止する、いわゆる一般的なパネルの他に、フレーム自体を回動して写真、絵画等を収納可能なフロントオープン式のパネル等、室内等に飾るパネルの全般に適用可能である。
1、11 パネル
2 フレーム
3 透明体
4 裏板
5 絵画等
6 有機EL照明パネル
8 係止部材
2 フレーム
3 透明体
4 裏板
5 絵画等
6 有機EL照明パネル
8 係止部材
Claims (2)
- 複数本の長尺状のフレーム材を略多角形状に枠組みすることにより形成されるフレーム(2)と、
該フレーム(2)内に支持される、写真、絵画等を挟み込むための、透明体(3)および裏板(4)と、を具備するパネル(1)において、
少なくとも前記フレーム(2)の正面側に有機EL照明パネル(6)を備えたことを特徴とするパネル。 - 複数本の長尺状のフレーム材を略多角形状に枠組みすることにより形成されるフレーム(2)と、
該フレーム(2)内に支持される、写真、絵画等を挟み込むための、透明体(3)および裏板(4)と、を具備するパネル(1)において、
少なくとも前記フレーム(2)の正面側、及び前記裏板(4)の裏面に有機EL照明パネル(6)を備えたことを特徴とするパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003996U JP3134305U (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003996U JP3134305U (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3134305U true JP3134305U (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=43284894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007003996U Expired - Lifetime JP3134305U (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134305U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010537865A (ja) * | 2007-09-07 | 2010-12-09 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 取り付け可能な筆記アセンブリ |
-
2007
- 2007-05-30 JP JP2007003996U patent/JP3134305U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010537865A (ja) * | 2007-09-07 | 2010-12-09 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 取り付け可能な筆記アセンブリ |
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