JP3097701U - 鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具 - Google Patents
鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3097701U JP3097701U JP2003002601U JP2003002601U JP3097701U JP 3097701 U JP3097701 U JP 3097701U JP 2003002601 U JP2003002601 U JP 2003002601U JP 2003002601 U JP2003002601 U JP 2003002601U JP 3097701 U JP3097701 U JP 3097701U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pencil
- rotating
- flywheel
- toy
- forcibly stopping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Toys (AREA)
Abstract
【目的】断面六角形鉛筆の6つの周側面適宜箇所に適宜なポイント数値表示を施し、これを回転させてランダムなポイント表示を実現し、これにより任意なルールによる各種ゲームで使用するに適した鉛筆を自在に回転及び停止する鉛筆回転玩具を提供する。
【構成】ピストル玩具のグリップ部形状を模したグリップ部2の上部本体に鉛筆挿入孔5を設け、鉛筆4を挿通するに足る径とされた開孔部10を有するフライホイール6、フライホイール6と一体的に回転しながら鉛筆4を保持する保持部材11、フライホイール6に回転力を伝達するギア部材7、ギア部材7を回転駆動するラック部材8の差込み口9、鉛筆側面のポイント数値12を表示する表示窓口部13、鉛筆4の回転動作を強制的に止めるストッパー機構14を内蔵し、ストッパー機構14を作動させるトリガー部材15を上記グリップ部2に取り付けている。
【選択図】 図1
【構成】ピストル玩具のグリップ部形状を模したグリップ部2の上部本体に鉛筆挿入孔5を設け、鉛筆4を挿通するに足る径とされた開孔部10を有するフライホイール6、フライホイール6と一体的に回転しながら鉛筆4を保持する保持部材11、フライホイール6に回転力を伝達するギア部材7、ギア部材7を回転駆動するラック部材8の差込み口9、鉛筆側面のポイント数値12を表示する表示窓口部13、鉛筆4の回転動作を強制的に止めるストッパー機構14を内蔵し、ストッパー機構14を作動させるトリガー部材15を上記グリップ部2に取り付けている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、断面六角形鉛筆の6つの周側面適宜箇所に適宜なポイント数値表示を施し、これを回転せしめてランダムなポイント表示を実現し、これによって任意なルールによる各種ゲームを行う際して使用するに適した、該鉛筆を自在に回転及び停止する鉛筆回転玩具を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
断面六角形筆の6つの周側面に適当な文字や数字を記載してサイコロのように転がし、出た記載内容を利用して色々なルールに則ったゲームを行うことは学童などの遊びとして以前から行われているところである。
【0003】
様々な文字や数字を鉛筆周側面に記載して遊びの道具となし得るバトルゲーム用鉛筆の如きも商品化されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
文字や数字をポイント表示として適宜箇所に記載した所謂バトル鉛筆を利用した多様なゲームを行うことは学童などの創造性を刺激するものとなっているが、ポイント表示させる手法は鉛筆を転がすのみで、この点において好奇心を満足させるようなものではない。
【0005】
走行玩具などにバトル鉛筆を取付け、走行動作に合わせて回転せしめてポイント表示を行うものが提案されているが、ポイント表示を連続的に行いたいような場合には繰り返し走行動作を行わなければならず煩雑である。
【0006】
結局のところ、所謂バトル鉛筆によるポイント表示そのものをメカニカルな機構によって好奇心を満たす手法で実現している提案はなされていないものと理解される。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記したような従来技術における課題を解消することについて、実験と検討を繰り返し行い創案されたものであって、回転玩具本体にバトル鉛筆を挿入保持した状態でフライホイールを利用した回転動作を付与し、トリガー形状を利用したストッパー機構による停止操作により自在なポイント表示を実現したものであって、具体的には以下の如くである。
【0008】
(1) ピストル玩具のグリップ部形状を模したグリップ部の上部本体に鉛筆挿入孔を設け、挿入した鉛筆を挿通するに足る径とされた開孔部を有するフライホイール、該フライホイールと一体的に回転しながら挿入された鉛筆を保持固定する保持部材、フライホイールに回転力を伝達するギア部材、該ギア部材を回転駆動するラック部材の差込み口、挿通保持された鉛筆側面のポイント数値などを表示する表示窓口部、フライホールと共に回転する鉛筆の回転動作を強制的に止めるストッパー機構を内蔵し、該ストッパー機構を作動させるトリガー部材を上記グリップ部に取り付けていることを特徴とする鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具。
【0009】
(2) 挿入保持状態で表示窓口部に適切なポイント数値の表示ができるように側面の適宜箇所に複数のポイント数字の表示を施した鉛筆と、差込み口に挿入・引き抜き操作することでギア部材を介してフライホイールに回転力を駆動伝達するラック部材とを更に組合わせセットにしたことを特徴とする請求項1に記載の鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具。
【0010】
(3) フライホイールをプラスチック樹脂部材などの被包部材で包み込み一体回転するものとなし、該被包部材の周側面に表示したポイント数値も表示部に併せて表示できるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具。
【0011】
【考案の実施の形態】
上記した本考案の具体的な実施形態の若干例についてを添付図面に示すところに従って説明すると以下のとおりである。
【0012】
すなわち、図1は本考案による鉛筆回転玩具1についての使用状況の1例を示したものである。つまり、本考案の鉛筆回転玩具1はピストル玩具のグリップ部形状を模したグリップ部2を握持して保持するものである。このようなグリップ部形状を採用することで本考案の鉛筆回転玩具1は持ち易く且つ操作もし易いものとなっている。
【0013】
グリップ部2の上部には鉛筆回転玩具1の本体部分3が位置されている。この本体部分3には、図示のような構成で鉛筆4の挿入孔5が設けられており、該挿入孔5から所定位置まで鉛筆4を挿入セッティングして回転操作を行うものである。
【0014】
鉛筆4の回転は、本体部分3に内蔵されたフライホイール6の回転力によって付与される。したがって、フライホイール6の回転力が持続する限り挿入セッティングされた鉛筆4は勢い良く回り続けることができるものである。
【0015】
フライホイール6に対する回転力伝達は該フライホイール6と一体的に回転するようにされたギア部材7に対してラック部材8を利用して行うものである。つまり、図示のように、本体部分3の所定箇所に設けた差込み口9にラック部材8を差込み挿入するとギア部材7とラック部材8とが相互に噛み合い、この状態でラック部材8を差込み口9の反対側方向に勢い良く引き抜くことでギア部材7が回転し、その回転力がフライホイール6に伝達されるものである。
【0016】
鉛筆4は、本体部分3の鉛筆挿入孔5から差し込まれ、フライホイール6の中心部に形成されている開孔部10を挿通して図示のように本体部分3の後部まで突き抜け得るようにされている。また、鉛筆4はフライホイール6の回転と一体的に回転動作するように構成されるので、開孔部10を挿通された鉛筆4をフライホイール6と一体的に固定保持する保持部材11によって適宜に保持されるようになっている。すなわち、ラック部材8を差込み口9に挿入セットし、これを勢い良く引き抜くことでフライホイール6と共に鉛筆4も勢い良く回転動作することになるものである。
【0017】
また、本体部分3には六角形鉛筆4の周側面に記載されたポイント数値12を回転結果にしたがって表示するための表示窓口13が形成されている。表示窓口13は本体部分3内の所定位置まで挿入保持された鉛筆4の周側面の一部が外部から観察できるように適宜箇所に形成されているものである。
【0018】
フライホイール6と一体的に回転動作する鉛筆4は、フライホイール6の回転力がなくなるまで回り続けることができるが、ストッパー機構14を操作することによって回転中に強制的に止めることができる。すなわち、ストッパー機構14によって鉛筆4の回転動作にブレーキをかけて所望の瞬間にストップさせるものである。
【0019】
このようなストッパー機構14は本体部分3に内蔵して適宜な操作によって稼動するものとしておけばよいが、ピストル玩具のグリップ形状を模したグリップ部2を採用する本考案においては、図示のように、トリガー(引き金)形状を利用したトリガー部材15に対する操作によってストッパー機構14が稼動するものと構成するのが好ましい。トリガー部材15によるストッパー機構14の強制的停止操作によって、表示窓口13に表示させるポイント数値12をコントロールして娯楽性を高めることができるものである。
【0020】
本考案の鉛筆回転玩具1で利用する六角形鉛筆4は、上記のように表示窓口部13において適宜なポイント数値12の表示を実現して各種ゲームに使用できるようにするために、6つの周側面のそれぞれの適宜箇所に、複数のポイント数値12表示を施した専用のものを採用するべきである。また、表示窓口部13において表示されるポイント数値12は、本体部分3に対する鉛筆4の挿入深さによってその種類を変えることができるように、6つの周側面の各箇所に多様な形式で複数のポイント数値12の記載を行っておくべきである。
【0021】
図2は、本考案で用いるフライホイール6について、ギア部材7と一体形成されたプラスチック樹脂製などの包み込みパーツ16に内蔵せしめて使用する場合について示している。この場合には、フライホイール6の側面表面も滑らかなプラスチック樹脂表面として仕上げられることになるので、該部分においても別のポイント数値12aを記載し、本体部分3の表面にもポイント表示部17を適宜に定めることで、鉛筆4表面上のポイント数値12と合わせて2種類のポイント数値12、12aを組合わせたものとして得ることができ、より複雑なゲーム性にも対応することが可能となる。
【0022】
図3は、上記した保持部材11の1例を示すものである。すなわち、通常の鉛筆4の直径よりも若干大とされた開口部18に弾性のあるゴムリング19などをはめ込みこれによって挿入された鉛筆4をしっかりと保持固定するものである。
【0023】
この保持部材11もフライホイール6やギア部材7と一体的に取付けられているので、該保持部材11により固定保持された鉛筆4もフライホイール6の回転と同期して回転動作するようになっているものである。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したような本考案によるならば、鉛筆周側面に記載したポイント数値を専用の鉛筆回転玩具を用いて簡単且つ素早く確定表示させることができ、このようなポイント数値記載を行っている鉛筆を用いた所謂バトルゲームが簡便且つスマートに行えるようになるものであって、ゲーム性を持たせた鉛筆等の文具に対する新たな需要を喚起し得るものであり、工業的にその価値が高い考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の実施形態の1例を示した図面である。
【図2】本考案品で用いるフライホイールパーツの別の例及びその場合の本考案品の別の実施形態を示した図面である。
【図3】本考案品で用いる鉛筆保持部材の1例を示した説明図である。
【符号の説明】
1 鉛筆回転玩具
2 グリップ部
3 本体部分
4 鉛筆
5 挿入孔
6 フライホイール
7 ギア部材
8 ラック部材
9 差込み口
10 フライホイール開口部
11 保持部材
12 ポイント数値
12a 別のポイント数値
13 表示窓口
14 ストッパー機構
15 トリガー部材
16 包み込みパーツ
17 ポイント表示部
18 保持部材開口部
19 ゴムリング
【考案の属する技術分野】
本考案は、断面六角形鉛筆の6つの周側面適宜箇所に適宜なポイント数値表示を施し、これを回転せしめてランダムなポイント表示を実現し、これによって任意なルールによる各種ゲームを行う際して使用するに適した、該鉛筆を自在に回転及び停止する鉛筆回転玩具を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
断面六角形筆の6つの周側面に適当な文字や数字を記載してサイコロのように転がし、出た記載内容を利用して色々なルールに則ったゲームを行うことは学童などの遊びとして以前から行われているところである。
【0003】
様々な文字や数字を鉛筆周側面に記載して遊びの道具となし得るバトルゲーム用鉛筆の如きも商品化されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
文字や数字をポイント表示として適宜箇所に記載した所謂バトル鉛筆を利用した多様なゲームを行うことは学童などの創造性を刺激するものとなっているが、ポイント表示させる手法は鉛筆を転がすのみで、この点において好奇心を満足させるようなものではない。
【0005】
走行玩具などにバトル鉛筆を取付け、走行動作に合わせて回転せしめてポイント表示を行うものが提案されているが、ポイント表示を連続的に行いたいような場合には繰り返し走行動作を行わなければならず煩雑である。
【0006】
結局のところ、所謂バトル鉛筆によるポイント表示そのものをメカニカルな機構によって好奇心を満たす手法で実現している提案はなされていないものと理解される。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記したような従来技術における課題を解消することについて、実験と検討を繰り返し行い創案されたものであって、回転玩具本体にバトル鉛筆を挿入保持した状態でフライホイールを利用した回転動作を付与し、トリガー形状を利用したストッパー機構による停止操作により自在なポイント表示を実現したものであって、具体的には以下の如くである。
【0008】
(1) ピストル玩具のグリップ部形状を模したグリップ部の上部本体に鉛筆挿入孔を設け、挿入した鉛筆を挿通するに足る径とされた開孔部を有するフライホイール、該フライホイールと一体的に回転しながら挿入された鉛筆を保持固定する保持部材、フライホイールに回転力を伝達するギア部材、該ギア部材を回転駆動するラック部材の差込み口、挿通保持された鉛筆側面のポイント数値などを表示する表示窓口部、フライホールと共に回転する鉛筆の回転動作を強制的に止めるストッパー機構を内蔵し、該ストッパー機構を作動させるトリガー部材を上記グリップ部に取り付けていることを特徴とする鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具。
【0009】
(2) 挿入保持状態で表示窓口部に適切なポイント数値の表示ができるように側面の適宜箇所に複数のポイント数字の表示を施した鉛筆と、差込み口に挿入・引き抜き操作することでギア部材を介してフライホイールに回転力を駆動伝達するラック部材とを更に組合わせセットにしたことを特徴とする請求項1に記載の鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具。
【0010】
(3) フライホイールをプラスチック樹脂部材などの被包部材で包み込み一体回転するものとなし、該被包部材の周側面に表示したポイント数値も表示部に併せて表示できるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具。
【0011】
【考案の実施の形態】
上記した本考案の具体的な実施形態の若干例についてを添付図面に示すところに従って説明すると以下のとおりである。
【0012】
すなわち、図1は本考案による鉛筆回転玩具1についての使用状況の1例を示したものである。つまり、本考案の鉛筆回転玩具1はピストル玩具のグリップ部形状を模したグリップ部2を握持して保持するものである。このようなグリップ部形状を採用することで本考案の鉛筆回転玩具1は持ち易く且つ操作もし易いものとなっている。
【0013】
グリップ部2の上部には鉛筆回転玩具1の本体部分3が位置されている。この本体部分3には、図示のような構成で鉛筆4の挿入孔5が設けられており、該挿入孔5から所定位置まで鉛筆4を挿入セッティングして回転操作を行うものである。
【0014】
鉛筆4の回転は、本体部分3に内蔵されたフライホイール6の回転力によって付与される。したがって、フライホイール6の回転力が持続する限り挿入セッティングされた鉛筆4は勢い良く回り続けることができるものである。
【0015】
フライホイール6に対する回転力伝達は該フライホイール6と一体的に回転するようにされたギア部材7に対してラック部材8を利用して行うものである。つまり、図示のように、本体部分3の所定箇所に設けた差込み口9にラック部材8を差込み挿入するとギア部材7とラック部材8とが相互に噛み合い、この状態でラック部材8を差込み口9の反対側方向に勢い良く引き抜くことでギア部材7が回転し、その回転力がフライホイール6に伝達されるものである。
【0016】
鉛筆4は、本体部分3の鉛筆挿入孔5から差し込まれ、フライホイール6の中心部に形成されている開孔部10を挿通して図示のように本体部分3の後部まで突き抜け得るようにされている。また、鉛筆4はフライホイール6の回転と一体的に回転動作するように構成されるので、開孔部10を挿通された鉛筆4をフライホイール6と一体的に固定保持する保持部材11によって適宜に保持されるようになっている。すなわち、ラック部材8を差込み口9に挿入セットし、これを勢い良く引き抜くことでフライホイール6と共に鉛筆4も勢い良く回転動作することになるものである。
【0017】
また、本体部分3には六角形鉛筆4の周側面に記載されたポイント数値12を回転結果にしたがって表示するための表示窓口13が形成されている。表示窓口13は本体部分3内の所定位置まで挿入保持された鉛筆4の周側面の一部が外部から観察できるように適宜箇所に形成されているものである。
【0018】
フライホイール6と一体的に回転動作する鉛筆4は、フライホイール6の回転力がなくなるまで回り続けることができるが、ストッパー機構14を操作することによって回転中に強制的に止めることができる。すなわち、ストッパー機構14によって鉛筆4の回転動作にブレーキをかけて所望の瞬間にストップさせるものである。
【0019】
このようなストッパー機構14は本体部分3に内蔵して適宜な操作によって稼動するものとしておけばよいが、ピストル玩具のグリップ形状を模したグリップ部2を採用する本考案においては、図示のように、トリガー(引き金)形状を利用したトリガー部材15に対する操作によってストッパー機構14が稼動するものと構成するのが好ましい。トリガー部材15によるストッパー機構14の強制的停止操作によって、表示窓口13に表示させるポイント数値12をコントロールして娯楽性を高めることができるものである。
【0020】
本考案の鉛筆回転玩具1で利用する六角形鉛筆4は、上記のように表示窓口部13において適宜なポイント数値12の表示を実現して各種ゲームに使用できるようにするために、6つの周側面のそれぞれの適宜箇所に、複数のポイント数値12表示を施した専用のものを採用するべきである。また、表示窓口部13において表示されるポイント数値12は、本体部分3に対する鉛筆4の挿入深さによってその種類を変えることができるように、6つの周側面の各箇所に多様な形式で複数のポイント数値12の記載を行っておくべきである。
【0021】
図2は、本考案で用いるフライホイール6について、ギア部材7と一体形成されたプラスチック樹脂製などの包み込みパーツ16に内蔵せしめて使用する場合について示している。この場合には、フライホイール6の側面表面も滑らかなプラスチック樹脂表面として仕上げられることになるので、該部分においても別のポイント数値12aを記載し、本体部分3の表面にもポイント表示部17を適宜に定めることで、鉛筆4表面上のポイント数値12と合わせて2種類のポイント数値12、12aを組合わせたものとして得ることができ、より複雑なゲーム性にも対応することが可能となる。
【0022】
図3は、上記した保持部材11の1例を示すものである。すなわち、通常の鉛筆4の直径よりも若干大とされた開口部18に弾性のあるゴムリング19などをはめ込みこれによって挿入された鉛筆4をしっかりと保持固定するものである。
【0023】
この保持部材11もフライホイール6やギア部材7と一体的に取付けられているので、該保持部材11により固定保持された鉛筆4もフライホイール6の回転と同期して回転動作するようになっているものである。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したような本考案によるならば、鉛筆周側面に記載したポイント数値を専用の鉛筆回転玩具を用いて簡単且つ素早く確定表示させることができ、このようなポイント数値記載を行っている鉛筆を用いた所謂バトルゲームが簡便且つスマートに行えるようになるものであって、ゲーム性を持たせた鉛筆等の文具に対する新たな需要を喚起し得るものであり、工業的にその価値が高い考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の実施形態の1例を示した図面である。
【図2】本考案品で用いるフライホイールパーツの別の例及びその場合の本考案品の別の実施形態を示した図面である。
【図3】本考案品で用いる鉛筆保持部材の1例を示した説明図である。
【符号の説明】
1 鉛筆回転玩具
2 グリップ部
3 本体部分
4 鉛筆
5 挿入孔
6 フライホイール
7 ギア部材
8 ラック部材
9 差込み口
10 フライホイール開口部
11 保持部材
12 ポイント数値
12a 別のポイント数値
13 表示窓口
14 ストッパー機構
15 トリガー部材
16 包み込みパーツ
17 ポイント表示部
18 保持部材開口部
19 ゴムリング
Claims (3)
- ピストル玩具のグリップ部形状を模したグリップ部の上部本体に鉛筆挿入孔を設け、挿入した鉛筆を挿通するに足る径とされた開孔部を有するフライホイール、該フライホイールと一体的に回転しながら挿入された鉛筆を保持固定する保持部材、フライホイールに回転力を伝達するギア部材、該ギア部材を回転駆動するラック部材の差込み口、挿通保持された鉛筆側面のポイント数値などを表示する表示窓口部、フライホールと共に回転する鉛筆の回転動作を強制的に止めるストッパー機構を内蔵し、該ストッパー機構を作動させるトリガー部材を上記グリップ部に取り付けていることを特徴とする鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具。
- 挿入保持状態で表示窓口部に適切なポイント数値の表示ができるように側面の適宜箇所に複数のポイント数字の表示を施した鉛筆と、差込み口に挿入・引き抜き操作することでギア部材を介してフライホイールに回転力を駆動伝達するラック部材とを更に組合わせセットにしたことを特徴とする請求項1に記載の鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具。
- フライホイールをプラスチック樹脂部材などの被包部材で包み込み一体回転するものとなし、該被包部材の周側面に表示したポイント数値も表示部に併せて表示できるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002601U JP3097701U (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | 鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002601U JP3097701U (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | 鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3097701U true JP3097701U (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=43251493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002601U Expired - Fee Related JP3097701U (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | 鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097701U (ja) |
-
2003
- 2003-05-09 JP JP2003002601U patent/JP3097701U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080076526A1 (en) | Symbol-based game machine | |
US4773643A (en) | Picture matching game | |
JP3097701U (ja) | 鉛筆を駆動回転し且つ強制停止する機構を備えた鉛筆回転玩具 | |
US5609340A (en) | Toy set of fishing play | |
JPH04117687U (ja) | ゲームおもちや | |
JP2007111144A (ja) | コマ玩具 | |
US7329167B2 (en) | Multi-axle running toy and multi-axle running toy set | |
JP2009247882A (ja) | 多連独楽 | |
US4826160A (en) | Action toy game apparatus | |
JP3111891U (ja) | 玩具 | |
CN211215431U (zh) | 一种有多种组合方式的拼接玩具 | |
US8123585B1 (en) | Gyroscopic toy | |
CN106512433B (zh) | 一种改进型竹蜻蜓 | |
KR200477725Y1 (ko) | 게임 2색 필기구 | |
CN213049407U (zh) | 一种弹射球玩具 | |
CN210170829U (zh) | 宝剑式玩具陀螺 | |
CN106039728A (zh) | 一种芭蕾不倒翁玩具 | |
JP3219679U (ja) | 走行玩具 | |
CN202933493U (zh) | 一种儿童墙面玩具 | |
JP3137158U (ja) | 走行おもちゃ | |
JP3214174U (ja) | からくり知育汽車 | |
JPS6211639Y2 (ja) | ||
KR101314728B1 (ko) | 윷놀이용 놀이기구 | |
KR200346281Y1 (ko) | 다용도 유희기구 | |
KR200204711Y1 (ko) | 다용도 유희구 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |