JP3097420B2 - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JP3097420B2
JP3097420B2 JP05287129A JP28712993A JP3097420B2 JP 3097420 B2 JP3097420 B2 JP 3097420B2 JP 05287129 A JP05287129 A JP 05287129A JP 28712993 A JP28712993 A JP 28712993A JP 3097420 B2 JP3097420 B2 JP 3097420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御装置、特に紙葉類鑑
別装置の改良に関する。例えば、紙幣等の紙葉類の鑑別
を行う紙葉類鑑別装置では、鑑別を受ける紙葉類の全体
を微小領域(画素)に分け、微小領域ごとに光学セン
サ,厚みセンサなどによって模様の濃淡を測定して外形
などを認識するとともに、その測定値を辞書データと比
較して真偽を鑑別する画像処理を行っている。
【0002】このような紙葉類鑑別装置において、ある
製造号機以降の装置の一部が改良されて出荷された後、
例えばセンサの改良などが行われて出荷された後、それ
らの装置のみ別の辞書データで鑑別したいといった要求
が発生した場合、フィールドに出回っている全装置のう
ち、センサが改良された装置のみ辞書を交換しなければ
ならないが、その装置が旧センサを用いている旧版のも
のか新センサを用いている新版のものかを区別する作業
が必要となり、また、旧版の装置も辞書が交換されると
いった誤作業も招きやすい。このため、製造号機を意識
することなく改版ができるように構成された装置が求め
られている。
【0003】
【従来の技術】図7は紙葉類鑑別装置の一構成図、図8
は処理画像例を表す図である。本発明を適用する例とし
て、紙葉類鑑別装置の構成および動作を図7,図8を用
いて説明しておく。
【0004】図7において、図示省略した挿入口より挿
入された紙葉類10は、光センサ11に搬送される。光セン
サ11は、ここでは光透過センサを成す(光反射センサの
もの,光反射センサと光透過センサの組合せのものもあ
る)もので、複数個(例えば32個)の1列に配列され
た発光部と、各発光部に対応する受光部より構成され、
このセンサ列が紙葉類10の搬送方向(X方向とする)に
対して直角(Y方向とする)になるように配置されてい
る。
【0005】いま、紙葉類10が突入センサ30により光セ
ンサ11への突入が検出されて突入信号がプロセッサ15に
入力されると、センサ制御部12は、プロセッサ15により
起動されて所定速度で光センサ11中を通過する紙葉類10
に対し光センサ11の発光部を所定時間間隔で発光させ
る。これにより、光センサ11の受光部に、例えばY方向
が32,X方向が16の微小領域にサンプリングされた
紙葉類10を含む領域の透過光が得られる。
【0006】このようにサンプリングされた光透過デー
タは、増幅部13により増幅され、A/D変換部16により
濃淡量を表す複数ビットのディジタル量に変換される。
図8は画像処理部17によって紙葉類10の方向性が正規化
された画像例を示すもので、光透過量(濃淡)をサンプ
リングされた微小領域ごとに表している。例えば紙葉類
10が存在しない部分は光透過量が最大であるから32の
ごとく表しており、紙葉類10の部分はその模様に応じて
光透過量が増減するので、10〜12のごとく表してい
る。
【0007】この紙葉類10の真偽を判定するため、辞書
比較部19は、大量の真券を光センサ11に通して決定され
た微小領域単位の濃淡データ(辞書データ)と、画像記
憶部18に記憶された図8に示すデータ中の紙葉類10の領
域の濃淡データと比較し、例えば、対応する微小領域の
光透過データの差の分布の幅が所定値以下ならば真、以
上ならば偽とするなどの方法で真偽を判別する。
【0008】なお、真偽判定には、その他、磁気センサ
による方法, 厚さセンサによる方法、図8のデータを2
値化して紙葉類の寸法を計算して判別する方法などが適
宜組み合わされて使用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】装置のフィールドにお
ける動作結果により、次に製造される装置から改良を加
えたい場合がある。例えば、図7に示す紙葉類鑑別装置
において、サンプリング数の変更が好ましいといった結
果が生じた場合、以後製作される光センサ11のセンサ
数, 搬送速度等が変更され、辞書データもその装置に応
じて変更される。
【0010】このように、機構部分と辞書データとがそ
れぞれ対応する2種類の装置がフィールドに出回った後
に、一方の装置の辞書データを変更しようとすると、装
置ごとに製造号機を判別して辞書データを交換しなけれ
ばならない。このような事態を予測して、辞書データは
ROM 20 に格納して交換可能な構造としているが、装
置号機を照合して交換するため、交換作業に時間がかか
るとともに、誤交換の恐れがある。
【0011】このような事情は、辞書の交換の他に光セ
ンサ11に対応して判別論理を変更したい場合にも発生
し、また紙葉類鑑別装置に限らず、その他の制御装置に
も発生する。
【0012】本発明は、上記課題に鑑み、対象装置の号
機(製造番号,版数)を意識することなく、制御テーブ
ル, 制御論理等の制御手段が容易に交換できる制御装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、 (1) 本発明の制御装置は、図1に示すように、製造順を
表す製造番号を格納したメモリ2と、それぞれ同一制御
目的を達成する複数の異なる制御手段3-1,3-2,〜3-n
と、メモリ2を参照し、製造番号と前記複数種別の制御
手段との対応を表す対応表に基づき、該メモリ中の製造
番号に対応する制御手段を前記複数の制御手段のうちよ
り選択する選択部1とを備えるように構成する。 (2) 上記(1) において、同一仕様で製作されていること
を表す版数を製造番号に代えてメモリ2に格納してお
き、選択部1は該メモリ中の版数を参照して対応する制
御手段を選択するようにする。 (3) 上記(1),(2) において、制御手段3-1,3-2,3-n およ
び選択部1を装置に着脱可能(交換可能)に構成する。 (4) 紙葉類のイメージデータを取得するセンサ部と、該
紙葉類の真券から得られたイメージデータが参照可能に
登録された辞書データとを有し、該センサ部から得られ
たイメージデータと該辞書データとを比較して該紙葉類
の真偽を判定する紙葉類鑑別装置において、製造番号を
格納した第1のメモリと、複数種別の辞書データを格納
した第2のメモリと、第1のメモリに格納されている製
造番号を参照し、第2のメモリ中の複数種別の辞書デー
タのうちより該製造番号に対応する辞書データを所定の
対応表に基づき選択する選択部と、前記選択された辞書
データと該センサ部から得られたイメージデータとを比
較して真偽を判定する比較処理部とを備えるように構成
する。 (5) 紙葉類のイメージデータを取得するセンサ部と、該
紙葉類の真券から得られたイメージデータが参照可能に
登録された辞書データとを有し、該センサ部から得られ
たイメージデータと該辞書データとを比較して該紙葉類
の真偽を判定する紙葉類鑑別装置において、製造番号を
格納したメモリと、該辞書データの各値に所定の演算を
施してそれぞれ異なる重み付けを行う複数種別の計算部
と、前記メモリに格納されている製造番号を参照し、前
記複数種別の計算部のうちより該製造番号に対応する計
算部を所定の対応表に基づき選択する選択部と、選択さ
れた該計算部により該辞書データの各値について所定の
演算を行わせ、得られた重み付け辞書データと前記セン
サ部から得られたイメージデータと比較して該紙葉類の
真偽を判定する比較処理部とを備えるように構成する。 (6) 紙葉類のイメージデータを取得するセンサ部と、該
紙葉類の真券から得られたイメージデータが参照可能に
登録された辞書データとを有し、該センサ部から得られ
たイメージデータと該辞書データとを比較して該紙葉類
の真偽を判定する紙葉類鑑別装置において、製造番号を
格納したメモリと、前記辞書データとの比較においてそ
れぞれ異なる真偽判定方法で鑑別を行う複数種別の鑑別
処理部と、前記メモリに格納されている製造番号を参照
し、前記複数種別の鑑別処理部のうちから該製造番号に
対応する鑑別処理部を所定の対応表に基づき選択する選
択部とを備えるように構成する。 (7) 上記(4),(5),(6) において、装置内各部がすべて同
一仕様で製作されていることを表す版数を該製造番号に
代えて該メモリに格納しておき、選択部は該版数を参照
して対応する辞書データ等の制御手段を選択するように
する。 (8) 上記(4),(5),(6),(7) において、選択部および複数
の選択対象(辞書データ,計算部,鑑別処理部) を装置
に着脱可能(交換可能)に構成する。
【0014】
【作用】(1) メモリ2に製造順を表す製造番号を格納し
ておき、選択部1はメモリ2を参照して製造番号を認識
し、制御手段3-1,3-2,〜3-n (制御テーブル,制御プロ
グラムなど)のうちから、その製造番号に対応した制御
手段を対応データ(製造番号と制御手段との対応表)に
基づき選択して制御させる。
【0015】このように制御装置を構成しておけば、制
御手段の最新版が出るごとに、初版から最新版までの制
御手段を含む制御手段3-1,3-2,〜3-n と、対応表に基づ
いて制御手段を選択する選択部1とを全装置に対して交
換することにより、各装置において、その装置の制御番
号に対応した制御手段が自動的に選択されることにな
る。
【0016】このように、すべての制御手段3-1,3-2,〜
3-n および選択部1を全装置交換することになるので交
換時に製造番号を意識する必要がなく、交換ミスが生じ
ない。 (2) 前記(1) において、製造番号の他に同一製造ロット
番号、版数などを用いても対応する制御手段を選択させ
ることができる。 (3) 制御手段3-1,3-2,〜3-n および選択部1は、ROM
等に格納されて交換される。 (4) 上記(1),(2),(3) を紙葉類鑑別装置に適用する場
合、制御手段として、先ず辞書データがある。この場
合、紙葉類のイメージデータを読み取ったとき、選択部
は、第1のメモリ中の製造番号を参照して第2のメモリ
中の複数種別の辞書データのうちよりその製造番号に対
応する辞書データを所定の対応表(例えば、制御番号1
00以下は辞書データA、100以上は辞書データB)
に基づき選択し、比較処理部は、この選択された辞書デ
ータとセンサ部から得られたイメージデータとの間で比
較処理して真偽を判定する。 (5) 上記(4) において、複数の辞書データを格納するR
OMのメモリ容量が不足する場合は、1つの辞書データ
に計算部により四則演算を施すなどの重み付けにより辞
書内容を変える。この場合、選択部は、メモリに格納さ
れている製造番号を参照し、複数種別の計算部のうちよ
り該製造番号に対応する計算部を所定の対応表に基づき
選択し、比較処理部は、選択された計算部により辞書デ
ータの各値を計算させ、得られた重み付け辞書データと
センサ部から得られたイメージデータとを比較して紙葉
類の真偽を判定する。 (6) 同様にして鑑別論理を可変とすることができる。こ
れは、例えば、判定基準を変えるとか、光センサを光透
過センサのものから光反射センサのものに変えた場合等
において生じる。この場合、選択部は、メモリに格納さ
れている製造番号を参照し、複数種別の鑑別処理部のう
ちからその製造番号に対応する鑑別処理部を所定の対応
データに基づき選択して鑑別させる。(7) 上記(4),(5),
(6) において、製造番号の代わりに版数等が使用でき
る。 (8) これらの紙葉類鑑別装置において、前記(3) と同様
に、選択部、辞書データ等の選択対象制御手段をROM
に格納して交換可能とする。
【0017】以上のごとく、製造番号(版数)に基づい
て、制御手段を選択させるように構成しておけば、フィ
ールドに出回った装置の所定製造番号のものを改版する
場合に、初版から最新版までのすべての制御手段と、選
択部とを全装置について交換すればよく、交換ミスを生
じない。
【0018】
【実施例】図2は第1の実施例の紙葉類鑑別装置の構成
図、図3は第1の実施例の処理フローチャート図、図4
は第2の実施例の構成図、図5は第2の実施例の処理フ
ローチャート図、図6はその他の実施例の処理フローチ
ャート図である。
【0019】本実施例は、図7に示す紙葉類鑑別装置に
適用した例を示す。そして、プログラムで構成される比
較処理部,選択部,辞書データを1個の読出し専用メモ
リROMに収納して一括交換できるように構成した例を
示す。但し、これらはそれぞれ異なるROMに分割収納
してもよいことはいうまでもない。
【0020】(第1の実施例)本実施例は、図7に示す
紙葉類鑑別装置において、製造番号(号機,版数)がX
X番号以降の装置は辞書データBを使用し、XX番号以
前の装置は辞書データAを使用する場合を示す。
【0021】図2は、辞書データが変更された製造番号
XX以上の新規装置が出荷された後の製造番号XX以下
の旧装置を含めた全装置の構成例を示したものである。
ここで、ROM 25 には出荷段階で製造番号が記録され
ており、ROM 21 (図2の構成は2版)には、図7で
示す辞書比較部と辞書データに対応するものとして、光
センサ11から取得して処理されたイメージデータと辞書
データAまたは辞書データBのうちの指定された辞書デ
ータとを比較して紙葉類10の真偽を判定する比較処理部
22と、ROM 25 の内容を参照して製造番号を認識し、
その製造番号がXX以下のときは辞書データAを、XX
以上(XXを含まない、以下同様とする)のときは辞書
データBを指示する選択部23と、辞書データAと、辞書
データBとが格納されている。
【0022】なお、製造番号XX以降の装置が出荷され
る以前の装置のROM 21(1版) には、比較処理部22
と、製造番号がXX以下のときは辞書データAを指示す
る選択部23と、辞書データAとが格納されており、製造
番号XX以降の装置が出荷される段階で製造番号XX以
下のフィールドにある装置の1版のROM 21 が2版の
ROM 21 に交換される。勿論製造番号XX以上のもの
は、出荷段階で2版のROM 21 が使用される。つま
り、全装置において、ROM 21 は2版で動作すること
になる。
【0023】以上の構成により、辞書データによる真偽
判定が以下のように行われる。光センサ11から得られた
イメージデータは、増幅部13で増幅された後、A/D変
換部16でディジタル変換され、画像処理部17により、正
規化などの処理が行われた後、画像記憶部18に格納され
た後、プロセッサ15によりROM 21 が起動されて辞書
データによる真偽判定が行われる。図3参照 (1) 先ず、比較処理部22は選択部23を起動する。これに
より、選択部23はROM25を参照し、製造番号を参照す
る。 (2) 選択部23には、製造番号XX以下のときは辞書デー
タA,製造番号XX以上のときは辞書データBのごとく
定義した対応表24を備えており、得られた製造番号がX
X以下のときは辞書データAを、 (3) 製造番号がXX以上のときは辞書データBを選択す
る。
【0024】これにより、比較処理部22は、選択された
辞書データに基づいて比較処理を行い、真偽を判定す
る。なお、前述したように、1版のROM 21 では、辞
書データAのみが選択される。
【0025】(第2の実施例)図4は辞書データAを使
用し、製造番号XX以下の旧装置では辞書データAをそ
のまま使用し、製造番号XX以上の装置では辞書データ
として辞書データAに四則演算を施したものを使用する
例を示す。
【0026】ここで、比較処理部28は、第1の実施例に
おいて、辞書データAが選択された場合の比較処理部22
と同様の処理を行い、比較処理部29は、計算部29a に辞
書データAの各値、判定基準等に所定の四則演算を行わ
せ、その計算結果の値を用いて真偽判定を行う。
【0027】なお、この四則演算は、例えば、辞書デー
タの各値Xを1.5 倍するとか、X+2σ(σは標準偏
差)などである。この演算による辞書データの改版は、
特にROM 21 のメモリ容量に限界がある場合に使用さ
れる。
【0028】以上構成により、図5に示すような処理が
行われる。 (1) プロセッサ15に起動されると、選択部27はROM 2
5 に記録されている製造番号を参照し、対応表27a に基
づいて比較処理部を選択する。 (2) 製造番号がXX以下の場合は比較処理部28を選択
し、比較処理部28は辞書データAを用いて比較処理を行
い、真偽を判定する。 (3) 製造番号がXX以上の場合は比較処理部29を選択す
る。これにより、比較処理部29は、辞書データAの各値
に対して計算部29a に所定の四則演算を行わせ、その計
算結果を用いて比較処理を行う。
【0029】以上により、製造番号XX以下の装置のR
OM 21 が2版に交換されても、従来通り、比較処理部
28により真偽判定が行われ、製造番号XX以上のもの
は、比較処理部29により真偽判定が行われる。
【0030】(その他の実施例)本実施例は、図4と同
じ構成となるので、図4を用いて説明する。ここで、比
較処理部28と比較処理部29とは、同じ辞書データAを使
用するが、それぞれ異なる判定基準により真偽を判定す
る。
【0031】なお、製造番号XX以上で光センサ11を改
良したとき等において、製造番号XX以下の真偽判定論
理とは異なる論理に変更する場合にも適用される。この
とき、辞書データを変更する場合は、辞書データも同時
に選択する。
【0032】同じ辞書データAを使用する場合の動作を
図6に示す。 (1) 選択部23は、ROM 25 の製造番号を読み取り、製
造番号を認識し、対応表27a により比較処理部を選択す
る。 (2) 製造番号XX以下のときは、比較処理部28を起動
し、 (3) 製造番号XX以上のときは、比較処理部29を起動す
る。
【0033】なお、ここでは、比較処理部28と比較処理
部29とは同じ辞書データAを使用して真偽を判定する。
以上は、ROM 21 の2版までについて説明したが、特
に3版以上になると、本発明の効果がより大きく作用す
る。
【0034】つまり、従来の方法では、1版,2版は出
荷段階で装着されて混乱を招くことは少ないが、2版が
不具合でこれを3版に取り替えるときは、すでに出荷さ
れた2版の装置のみに3版を交換しなければならない。
この点、本発明では、2版は1版を含み、3版は1版,
2版を含んで製造番号により選択させるので、全装置交
換すればよく、交換ミスが発生しない。
【0035】以上、辞書データ,計算による辞書デー
タ、比較論理をそれぞれ単独に選択する例を説明した
が、その他の判定方法の追加、およびそれらの任意の組
合せも可能であることは勿論可能である。
【0036】以上、紙葉類鑑別装置について実施例を説
明したが、他の制御装置、特に制御テーブル,制御プロ
グラム等を用いた制御装置に同じように適用でき、且つ
同様の効果を奏する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、制御テ
ーブル,制御プログラム等の制御手段の初版から最新版
までを1つのブロックとして交換可能に装置に装着し、
このブロックから製造番号により対応する制御手段を選
択させるように構成したもので、フィールドに出回って
いる装置の版数を意識することなく、制御手段を交換で
きる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 第1の実施例の紙葉類鑑別装置の構成図
【図3】 第1の実施例の処理フローチャート図
【図4】 第2の実施例の構成図
【図5】 第2の実施例の処理フローチャート図
【図6】 その他の実施例の処理フローチャート図
【図7】 紙葉類鑑別装置の一構成図
【図8】 処理画像例を表す図
【符号の説明】
1 選択部 2 メモリ 3-1, 3-2, 3-n 制御手段 10 紙葉類 11 光センサ 12 センサ制御
部 13 増幅部 15 プロセッサ 16 A/D変換部 17 画像処理部 18 画像記憶部 20 ROM 21 ROM 22 比較処理部 23 選択部 24 対応表 25 ROM 26 ROM 27 選択部 27a 対応表 28 比較処理部 29 比較処理部 29a 計算部 30 突入センサ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造順を表す製造番号を格納したメモリ
    (2) と、 それぞれ同一制御目的を達成する複数の異なる制御手段
    (3-1, 3-2,〜3-n)と、 前記メモリを参照し、該製造番号と前記複数種別の制御
    手段との対応を表す対応表に基づき、該メモリ中の製造
    番号に対応する制御手段を前記複数の制御手段のうちよ
    り選択する選択部(1) とを備えることを特徴とする制御
    装置。
  2. 【請求項2】 同一仕様で製作されていることを表す版
    数を該製造番号に代えて該メモリに格納しておき、該選
    択部は該メモリ中の版数を参照して対応する制御手段を
    選択することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 該制御手段および該選択部は装置に着脱
    可能に構成されて成ることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 紙葉類のイメージデータを取得するセン
    サ部と、該紙葉類の真券から得られたイメージデータが
    参照可能に登録された辞書データとを有し、該センサ部
    から得られたイメージデータと該辞書データとを比較し
    て該紙葉類の真偽を判定する紙葉類鑑別装置において、 製造番号を格納した第1のメモリと、 複数種別の辞書データを格納した第2のメモリと、 第1のメモリに格納されている製造番号を参照し、第2
    のメモリ中の複数種別の辞書データのうちより該製造番
    号に対応する辞書データを所定の対応表に基づき選択す
    る選択部と、 前記選択された辞書データと該センサ部から得られたイ
    メージデータとを比較して真偽を判定する比較処理部と
    を備えることを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  5. 【請求項5】 紙葉類のイメージデータを取得するセン
    サ部と、該紙葉類の真券から得られたイメージデータが
    参照可能に登録された辞書データとを有し、該センサ部
    から得られたイメージデータと該辞書データとを比較し
    て該紙葉類の真偽を判定する紙葉類鑑別装置において、 製造番号を格納したメモリと、 該辞書データの各値に所定の演算を施してそれぞれ異な
    る重み付けを行う複数種別の計算部と、 前記メモリに格納されている製造番号を参照し、前記複
    数種別の計算部のうちより該製造番号に対応する計算部
    を所定の対応表に基づき選択する選択部と、 選択された該計算部により該辞書データの各値について
    演算させ、得られた重み付け辞書データと前記センサ部
    から得られたイメージデータと比較して該紙葉類の真偽
    を判定する比較処理部とを備えることを特徴とする紙葉
    類鑑別装置。
  6. 【請求項6】 紙葉類のイメージデータを取得するセン
    サ部と、該紙葉類の真券から得られたイメージデータが
    参照可能に登録された辞書データとを有し、該センサ部
    から得られたイメージデータと該辞書データとを比較し
    て該紙葉類の真偽を判定する紙葉類鑑別装置において、 製造番号を格納したメモリと、 前記辞書データとの比較においてそれぞれ異なる真偽判
    定方法で鑑別を行う複数種別の鑑別処理部と、 前記メモリに格納されている製造番号を参照し、前記複
    数種別の鑑別処理部のうちから該製造番号に対応する鑑
    別処理部を所定の対応表に基づき選択する選択部とを備
    えることを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  7. 【請求項7】 装置内各部がすべて同一仕様で製作され
    ていることを表す版数を該製造番号に代えて該メモリに
    格納しておき、該選択部は該版数を参照して対応する辞
    書データ, 計算部, 鑑別処理部等の制御手段を選択する
    ことを特徴とする請求項4または請求項5または請求項
    6記載の紙葉類鑑別装置。
  8. 【請求項8】 該選択部および複数の選択対象は装置に
    着脱可能に構成されて成ることを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5または請求項6または請求項7記載の紙葉
    類鑑別装置。
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