JP3097302U6 - 物品収納機構および戸棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】戸棚の奥に収納された物品の取り出しを容易にするとともに、物品の収納を容易にするこ物品収納機構および戸棚を提供するものである。
【解決手段】台座と、台座に前後に移動可能に係合する第1の支持台と、第1の支持台に回動可能に係合する第2の支持台と、第2の支持台に固定された物品収納具と、第1の支持台に取り付けられ、該第1の支持台の前後の移動とともに移動して第1の支持台の移動を補助する脚車とを有し、物品収納具は台座に対して前後に移動するとともに回動することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は物品収納機構および戸棚に関し、特に奥の方にまで物品を収納する物品収納機構および戸棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、物の種類が豊富になる一方、収納空間が依然として大きくならないため、多くの家庭では物の収納に苦心している。皿や茶碗などの台所用品も同様であり、戸棚に収納することが困難になっている。
【0003】
また、たとえ首尾良く収納したとしても、いったん戸棚の奥の方に収納してしまうと、次に使うとき前の方にある皿を一回外へ出さなければならないなど、手間が掛かるという問題がある。また、手間を惜しんで無理に出そうとすると、前の方にある皿に触れてしまい、床に落下して壊してしまう場合もある。
【0004】
このような理由から、奥の方の皿はあまり使用されなくなり、せっかく購入した皿を十分に利用できない問題もある。
【0005】
さらに、台所の流し台の下の方に設けられた戸棚は暗い上に、収納位置が低いので、より取り出し難い。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
特に、高齢者にとって、かかる物品を収納したり取り出しすることは極めて困難であるとともに危険であり、高齢化が進む今日、この問題を解決することが強く望まれている。
【0007】
本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて創作されたものであり、戸棚の奥に収納された物品の取り出しを容易にするとともに、物品の収納を容易にするこ物品収納機構および戸棚を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願請求項1に係る物品収納機構の考案は、床の上に載置される台座と、台座に対して前後に摺動可能な第1の支持台と、回動機構を介して第1の支持台に対して回動可能な第2の支持台と、第2の支持台上に取り付けられた物品収納部と、第1の支持台の下に取り付けられ、第1の支持台を支持しながら床の上を前後に移動する1以上の脚車とを有することを特徴とする。
【0009】
これにより、第1の支持台は台座に対し前後に移動することができるし、第2の支持台は回動機構を介して第1の支持台に対し任意の位置に回転することができる。従って第2の支持台に取り付けられた物品収納部は前後移動するとともに、回転することが可能になる。
【0010】
また、第1の支持台の下に脚車を取り付けているので、物品収納具が前に移動してその重心が台座からはずれた場合にも、これを支持して転倒を防止する働きをする。
【0011】
このように、物品収納部を手前に引き出した後、回転により奥の方に収納された物を手前にもってくることができるので、物の取り出しが容易となる。
【0012】
同様にして、物を奥に収納するときも、回転・前後移動の連続動作を行うことにより容易に行うことができる。
【0013】
また、請求項2によれば、台座に設けた通路を介して脚車は台座の内側に入ったり、台座よりも外側に出ることができる。
【0014】
請求項3によれば、請求項1に記載の脚車は円筒形状であるとともに、その回転方向を第1の支持台の移動方向と一致させるように取り付けられている。これにより、第1の支持台の円滑な前後移動が保証されるとともに、円筒形状の脚車による幅をもった支持により、安定した支持が得られるので、数多くの物品が収納された場合にも、転倒を防止することができる。
【0015】
請求項6に記載の戸棚は、請求項1または2に記載の物品収納機構を備えていることを特徴としている。
【0016】
これにより、戸棚の奥に収納した皿も容易に取り出すことができるし、逆にまた戸棚の奥の方に収納することも容易になる。
【0017】
さらに、請求項7に記載の物品収納機構はその頂部に前記戸棚との間で前後に摺動可能な別のレール機構を備えたことを特徴としている。
【0018】
これによれば、下側のレール機構や脚車だけではなく、上側のレール機構によっても支持されながら前後に移動することができるので、より安定した動作が可能となる。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】
(1)本考案の実施の形態に係る物品収納機構についての説明
図1は、本考案の実施の形態に係る物品収納機構の斜視図である。また、図2は図1の物品収納機構を正面から見た図、図3は後ろから見た図、図4は上から見た図、図5は下から見た図、図6は右から見た図である。
【0021】
(構成)
本考案の実施の形態に係る物品収納機構の台座1の中央には、脚車9が往き来できるように通路8が設けられており、上から見ると台座の形状はU字形状をしている。さらに、台座1には、通路8に沿って2本のレール11が設けられていおり、該レール11にレール7が摺動可能に係合している。このレール7は第1の支持台としてのドーナツ型円板12にビス等を介して固定されている。従って、レール7が台座1のレール11上を前後に移動すると、これに伴って第1の円板12も前後に移動する。
【0022】
なお、係合するレール11とレール7との間に多数個のベアリングを嵌め込んで円滑な摺動を図っている。
【0023】
ドーナツ型円板12の外周には、第2の支持台としてのドーナツ型円板13が回動可能に係合している。円滑な回動を図るため、第1の円板12の外周と第2の円板13の内周との間には、多数個のベアリングが嵌め込まれている。
【0024】
3は物品収納部2の下台3であり、円板13に固定されている。これにより、第2の円板13が第1の円板12の周りを回転するとき、物品収納部2も同様に円板12の周りを回転する。また下台3の両側には二枚の側板5が向かい合って立設しており、側板5の上には上台6が取り付けられている。
【0025】
さらに下台3と上台6との間に、複数枚の物品載置板4が所定の間隔を置いて側板5に取り付けられており、物品載置板4の前と後には、皿や茶碗の落下防止のため止め部材4a 、4b が設けられている。
【0026】
なお、上台6の中央には円筒状係合具10が設けられているが、これは後述する本願考案の物品収納機構を用いて戸棚を作るときに使用される。
【0027】
本願の考案の実施の形態においては、脚車9がレール7側に取り付けられており、レール7の摺動とともに移動する。これにより、レール7の一部が台座1から外に出て物品収納部2の重心が前の方に移っても、脚車9が前の方を支えることにより物品収納部2が傾いたり転倒するのを防止する。
【0028】
脚車9の形は、通常のキャスタ等で用いられている車輪形状でもよいが、かなりの重量を支えなければならないことを考慮すると、円筒形状が好ましい。
【0029】
(動作)
物品収納部2が台座1の真上にある状態から、物品収納部2を手前に引っ張ると、台座1側のレール11に対して第1の支持台側のレール12がスライドし、また、レール12の下の脚車9が床上を回転する。これにより、物品収納部2の引き出し動作が極めて容易となる。また物品収納部2が引き出されて物品収納部2の一部が台座1上からはみ出ても、円筒形状の脚車9により支持するので支持の安定性が極めて良好である。また脚車9の回転は前後方向になるように固定しているので、引き出し中に脚車の向きが90度変わって回転動作が妨げられることがない。
【0030】
物品収納部2を台座1に戻すときは、所定の位置に物品収納部2を回転出せた後、押し込む。この結果、台座1上に物品収納部2を首尾良く収めることができる。
【0031】
なお、レール12の下に取り付けられる脚車の数は複数でもよい。さらに、台座1に設ける脚車の通路の数も、図10に示すように、複数にしてもよい。このように、通路の数や脚車の数を増やすと、物品収納部が台座から外へ出たとき、図11に示すように物品収納部を支持する点が増えるので、より安定した動作が可能となる。
(2)本考案の実施の形態に係る物品収納機構を格納する戸棚についての説明
図7は、本考案の実施の形態に係る戸棚の斜視図である。
【0032】
この実施の形態においては、上述した物品収納機構が筐体14に格納された戸棚となっている。なお、15は筐体14の主扉であり、16は小物入れの上扉である。
【0033】
物品収納機構の台座1の後側および両側の三方は、筐体の側板に囲まれてこれらに固定されている。台座の前側は主扉15が開閉する。筐体14の両側板の間隔は、物品収納機構の物品収納部2を引き出して回転したとき、物品収納部2が筐体14に触れることのない距離に設定している。
【0034】
また、物品収納部2の引き出し動作や回動動作を、より円滑にするために、物品収納部2の上台6と戸棚との間に、回動係合部および摺動係合部を設けている。具体的には、戸棚側のレール(不図示)に摺動可能に係合するレール20を物品収納部2の上部に設け、さらにレール20の前端に凸状係合部(不図示)を設けている。この凸状係合部は、上台6の中央に設けられた円筒状係合具10に回動可能に係合する。
【0035】
次に本考案の実施の形態に係る戸棚の動作について説明する。戸棚には、茶碗や皿等の食器類が奥の方まで並べられているとする。まず、図7に示すように、戸棚の主扉15を開ける。次いで、物品収納部2を手前に引っ張ると、物品収納部の下側のレールは台座のレール上を摺動するとともに、物品収納部の上側のレールは戸棚側のレールを摺動するので、図8に示すように、容易に所定の位置まで引き出すことができる。
【0036】
このとき、物品収納部2の重心は、台座の中心からはずれることになるけれども、物品収納部2の前方への移動とともに、脚車9も前方に回転しながら移動するので、物品収納部2を支持することができる。特に脚車9の形状が円筒状で、その回転方向が移動方向に固定されるとき、安定性は一層向上する。
【0037】
次に物品収納部2を回転させる。下側の回動機構と上側の回動機構が、回動軸の方向を垂直に保つように助け合って働くので、円滑な回動動作が行われる。このようにして、奥にしまっていた食器や調味料も容易に手前に持って来ることができるので、無理に取り出そうとして床に落下させることも少なくなる。
【0038】
また、食器や調味料の収納が容易になるとともに、奥に収納することも気にならなくなるので、台所仕事の効率の向上を図ることができる。
【0039】
さらに支持の安定性を望むときは、脚車の数を複数にした方がよい。また物品収納部の幅が広い場合には、図10のように脚車17の通路18を複数個、設けてもよい。なお、図10(a )は上面図、図10(b )は正面図である。このような構成にすることにより、図11に示すように、物品収納具を台座19から引き出したとき、より支持の安定化を図ることができる。
【0040】
なお、本願の実施の形態では、食器や調味料を例にとって説明したが、収納する物はこれらに限らないことは勿論のこと、物品収納部も種種の形態について適用可能であることは明らかである。
【0041】
【考案の効果】
以上, 説明したように、本願の考案に係る物品収納機構によれば、移動機構および回動機構を介して、物品収納部を前後にかつ回動自在に移動することが可能になる。
【0042】
特に、物品収納部の前後の移動を助ける脚車を設け、かつ台座に該脚車の往来を許容する通路を設けているので、物品収納具が前に移動してその重心が台座からはずれた場合にも、物品収納具の転倒を防止することができる。
【0043】
このようにして、物品収納部の奥の方に収納された物の取り出しが容易になるとともに、物を奥に収納することも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る物品収納機構の斜視図である。
【図2】図1の物品収納機構を正面から見た図である。
【図3】図1の物品収納機構を後ろから見た図である。
【図4】図1の物品収納機構を上から見た図である。
【図5】図1の物品収納機構を下から見た図である。
【図6】図1の物品収納機構を横から見た図である。
【図7】図1の物品収納機構を筐体に格納した戸棚の斜視図である。
【図8】図7の状態から物品収納機構を半分引き出した状態を示す図である。
【図9】図8の状態から、物品収納部を90度回転した状態を示す図である。
【図10】台座に脚車の往来用通路を複数、形成した状態を示す上面図と正面図である。
【図11】図10の状態から、レールを摺動させて前方に引き出した状態を示す図である。
【符号の説明】
1、19 台座、
2 物品収納部、
3 下台、
4 物品載置板、
4a,4b 止め部、
5 側板、
6 上台、
7 第1の支持台側のレール、
8、18通路、
9、17 脚車、
10 円筒状係合具(上台側)、
11 台座側のレール、
12 第1のドーナツ型円板(第1の支持台)、
13 第2のドーナツ型円板(第2の支持台)、
14 筐体、
15 主扉、
16 上扉。

Claims (7)

  1. 台座と、
    前記台座に前後に移動可能に係合する第1の支持台と、
    前記第1の支持台に回動可能に係合する第2の支持台と、
    前記第2の支持台に固定された物品収納具と、
    前記第1の支持台に取り付けられ、該第1の支持台の前後の移動とともに移動して第1の支持台の移動を補助する脚車とを有し、
    前記物品収納具は台座に対して前後に移動するとともに回動することを特徴とする物品収納機構。
  2. 前記台座に通路が形成され、該通路を介して前記脚車が台座の内外を移動することを特徴とする請求項1に記載の物品収納機構。
  3. 前記脚車は円筒状であって、前記第1の支持台の移動方向に沿って転がることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品収納機構。
  4. 前記台座と第1の支持台とは摺動可能なレール機構を介して係合していることを特徴とする請求項1に記載の物品収納機構。
  5. 前記第1の支持台と第2の支持台とは摺動可能な内輪と外輪を介して係合していることを特徴とする請求項1に記載の物品収納機構。
  6. 請求項1〜5のいずれか一に記載の物品収納機構と、該物品収納機構を格納している筐体とよりなる戸棚。
  7. 前記物品収納機構と前記筐体とは摺動可能な別のレール機構と回動機構により係合していることを特徴とする請求項6に記載の戸棚。
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