JP3097222U - 表示装置 - Google Patents
表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3097222U JP3097222U JP2003002092U JP2003002092U JP3097222U JP 3097222 U JP3097222 U JP 3097222U JP 2003002092 U JP2003002092 U JP 2003002092U JP 2003002092 U JP2003002092 U JP 2003002092U JP 3097222 U JP3097222 U JP 3097222U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light guide
- guide display
- display device
- led
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Abstract
【課題】安価で振動や衝撃に強く、人の注目や関心を引くことのできる表示装置を提供する。
【解決手段】凹状に刻設された刻設部1を設けた導光表示板2の側面の一辺に、光が導光表示板2内に入射するように制御部7を設けたLED3を配設する。LED3は制御部7により赤、緑、青等を点灯し、刻設部1を乱反射させて表示することでイルミネーションの演出を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】凹状に刻設された刻設部1を設けた導光表示板2の側面の一辺に、光が導光表示板2内に入射するように制御部7を設けたLED3を配設する。LED3は制御部7により赤、緑、青等を点灯し、刻設部1を乱反射させて表示することでイルミネーションの演出を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、表面に文字・記号等の情報が刻設され、その刻設部において側面より侵入した光の散乱により情報を表示可能な導光表示板を備えた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
結婚式会場や店頭等の入口付近に設置して、来客者や通行者に対して歓迎や案内を表示する案内板がある。従来の案内板は、黒板や鏡等のボードの縁を花飾り等で装飾し、中に文字や写真を貼っていた。しかし、文字だけのボード、写真だけのボード等では必ずしも来客者や通行者等の関心を集めることは難しい。
【0003】
そこで、人の注目や関心を引くためには、光る、動く等の演出効果をして自分達だけのオリジナルをセンス良く演出する必要がある。例えば、特許文献1では、文字や写真等の変わりにスピーカー付きの液晶モニターを取り付けることにより動画のメッセージ等を表示することができ、他との差別化が図れるものが開示されている。
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3088080号(段落0004、図3)
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1では、案内板にスピーカー付きの液晶モニターを取り付けることによりビデオテープ等に録画した動画のメッセージを表示したり、パソコンを介してインターネットを利用して遠隔地からのメッセージ等を表示したりすることができる。しかし、液晶画面やパソコン等を用いることで初期設定等の準備が複雑となり専門の知識が必要となる。また、機材の設置の準備に手間がかかり必要以上の時間を要したり、表示機材やビデオメッセージ等の作成や用意に多額なコストが必要となる。
【0006】
さらに、案内板は店頭等の入口付近に設置されるものなので、人通りが多く、悪戯や振動、衝撃等に強く壊れにくい必要がある。また、設置した案内板は高価なため防犯対策を考える必要があり、その防犯対策部材を設けると装置が大型化し、また、故障の発生しやすさを招かざるを得ない。
【0007】
そこで、本考案は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、安価でコンパクトに製作することができ、振動や衝撃に強く壊れにくい表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る表示装置は、表面に文字・記号等の情報が刻設され、その刻設部において側面より侵入した光の乱反射により情報を表示可能な導光表示板と、該導光表示板の側面に配設された光源とを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記構成によると、情報を表示可能な導光表示板と該導光表示板の側面に配設された光源とで構成するため、複雑な設備や特殊な知識等を要することなく安価でコンパクトな表示装置を製作することができる。また、精密な機材を用いないので振動や衝撃等による破損及び故障の少ない表示装置を提供することができる。
【0010】
導光表示板は、少なくとも側面に配置された光源の光が導光表示板内を透過できる態様であれば、その材質、形状等が特に限定されるものではない。例えば、導光表示板は、アクリル、あるいはガラス等が例示できる。
【0011】
また、導光表示板に刻設された刻設部は、その刻設した部分が導光表示板する面との差異があればよく、例えば多数の凹凸を設けて形成するのが好ましい。また、刻設する方法としては、レーザーによる導光表示板の表示面に刻設する方法だけでなく、例えばインジェクション成形で文字・記号を凹部で形成することもできる。その他に、導光表示板の内部に他の材料で文字・記号等を形成する様々な方法も考えられる。前記刻設部は、導光表示板の側面に配設された光源の光が屈折または反射等の乱反射をし、刻設部以外の表示面では光の乱反射を実質的に生じない。その結果、刻設部で乱反射した光が導光表示板の表面側において、刻設部以外の部分との明るさの差異を明瞭にすることができる。
【0012】
また、導光表示板の側面に配設された光源は、個々の配置する間隔をあけて複数個配列する。これら複数個の光源を導光表示装置の刻設面に対して同一側面に配設し、一方側の方向から光を送るようにするのがよい。あるいは、複数個の光源を刻設部を挟んで互いに対向する側面に分けて配設し、刻設部の両側から刻設部に向けて光を送るように構成してもよい。
【0013】
光源としては、例えば、LED(発光ダイオード)、ハロゲンランプ、冷陰極管等を用いることができるが、小型かつ長寿命のLEDが好ましい。光源は単色である必要はなく、赤色発光、緑色発光及び青色発光等の7色の発光を用い、様々な色彩を表現できる方が好ましい。また、各光源の駆動タイミングを制御する制御部を表示装置で1つに限定することはなく、各光源に載置してもよい。このように構成すれば、各光源で7色の発光を個々の駆動タイミングで制御することができるので、幻想的なイルミネーションの装飾効果が得ることができ、来客者や通行者等の関心を集めることができる。
【0014】
また、導光表示板の裏面に反射板が配設されたことを特徴とする。この反射板は、少なくとも光源を反射させる態様であれば、その材質、形状等が特に限定されるものではない。例えば反射板は、鏡、あるいはステンレス等が例示できる。
【0015】
さらに、導光表示板の表面側に透光性の保護カバーを配設することで、導光表示板の表面の傷や汚れ等を防ぐことができる。この構成によれば、導光表示板の文字・記号等が刻設されている面には傷が付くことがない。例え、表面に傷、または汚れ等で表示装置の文字・記号が読み取ることができなくなっても、保護カバーの交換のみで遜色のない表示装置に容易に修復することができる。
【0016】
また、前記導光表示板、反射板、および保護カバーが額縁に収容されると共に前記光源が前記導光表示板の側面に照射可能に前記額縁の内装配置されたことを特徴とする。このような構成によると、額縁に前記導光表示板、反射板、および保護カバーを内装配置して結婚式や披露宴の案内板として使用した場合、この式が終了した後に記念品として自宅で装飾品として使用することができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係る表示装置の分解斜視図、図2は本実施形態における表示装置の断面図、図3は本実施形態における表示装置のLEDの回路図である。
【0018】
本考案に係る表示装置は、図1に示すように、文字や記号を凹状に掘って表示した刻設部1と、刻設部1が設けられた導光表示板2と、導光表示板2の側面に配設された光源であるLED3と、LED3からの光を導光表示板2の正面側に反射させる反射板4と、導光表示板2の刻設部1を設けた面を保護する保護カバー5と、これらを束ねて外周面を装飾する額縁6とから構成する。
【0019】
上記構成は、図2に示すように、刻設された導光表示板2の裏面側に反射板4を、表面側に保護カバー5を配設する。前記配設した保護カバー5と、導光表示板2と、反射板4とを額縁6の背面から収納する。このとき、保護カバー5であるガラス、刻設部1を設けた導光表示板2、反射板4である鏡の順に内設する。LED3は、光が導光表示板2内に入射するように導光表示板2の側面部の一辺に配設する。さらに、LED3の電源スイッチ10を額縁6の背面に配設する。
【0020】
本実施例では、LED3からの光が透光するために、導光表示板2を透明な平板とする。導光表示板2は、透光性のあるガラスやアクリル等で形成すればよい。導光表示板2の形状は、丸型や直方型等のように任意好適な形状にすることができる。本実施例では平行平板状とし、その平行平板状の平面形状を長方形としている。
【0021】
この導光表示板2の表面には、文字や記号等を凹状に形成した刻設部1が設けてある。例えば、図1に示すように「Welcome」等の文字をレーザー加工により刻設する。この刻設部1は、導光表示板2の表面を凹状に削ることで文字や記号等を表現する。このように形成された凹部は、LED3からの光を乱反射させる乱反射効果を高めることで、導光表示板2の表面へと向かう光の量が多くなる。すなわち、導光表示板2の表面の出射光の量が多くなり、刻設部1以外の部分より一層明るく光って見える。また、凹部は、レーザーを用いた微細加工、インジェクション成形等の従来周知の技術で容易に形成することができる。
【0022】
光源としては、市場で容易に入手できる任意好適な赤、緑、青色等の可視光領域の光を発光するLED3を使用する。このLED3を点灯や消灯等の電気的制御を行うことにより、光は導光表示板2を通り、刻設部1の凹部において、常時はもとより、任意好適な時間だけ刻設部1に光を入射することができる。
【0023】
また、導光表示板2の側面にはLED3を配設し、導光表示板2の側面から導光表示板2内へと光を入射させる構成とする。LED3は、間隔をおいて複数個配列し、駆動タイミングを制御する制御部7を各LED3に載置する。この制御部7は、ICチップ等のマイコンであって、LED3の点灯順番を規定したプログラムが書き込まれている。マイコンは、書き込まれたプログラムにしたがって、規定した駆動タイミングでLED3の点灯や消灯等を行う。
【0024】
すなわち、制御部7に書き込まれたプログラムにしたがってLED3を発光する。この光により、文字や記号等を明るく表示させることができる。さらに、各LED3が発光するそれぞれの色を順番に点灯することで、何通りもの色合いを表現することができる。
【0025】
図3に示すようにLED3には、主電源8として商用電源、あるいは発電装置からの電力を利用することができる。この場合、商用電源からA/Dコンバータ用アダプタを介して電力を供給する。額縁6にはアダプタ接続ジャックを配置しておけばよい。この主電源8によって、LED3や制御部7が駆動される。また、LED3と制御部7とには、主電源8の他に電池などのバックアップ電源9を内蔵している。バックアップ電源9は、停電や主電源に異常が発生した時のように、電源供給が途絶えたり、電力が低下したといった非常時に使用される。また、電源供給のできないところでの使用を可能とする。なお、電源のONやOFFは、表示装置の背面に配設された電源スイッチ10で行う。
【0026】
反射板4は、導光表示板2の裏面側からの反射光を効率よく利用するため、導光表示板2の裏面側に配設する。本実施例の反射板4は、鏡を用いているが、その他にステンレス等の光を反射する態様であれば特に限定されることはない。
【0027】
保護カバー5は、導光表示板2の表面側を傷や汚れ等から保護するもので、導光表示板2の表面側に配設する。本実施例はガラスを用いているが、導光表示板2の刻設部1が可視できる、すなわち、透過性がある態様であれば特に限定されることはない。
【0028】
また、額縁6は、表示装置を構成する前記導光表示板2、LED3、反射板4、保護カバー5を額縁7の内部に収納して一つに束ねるもので、さらに、表示装置の外装部を装飾するものである。
【0029】
次に、上記構成によるLED3の発光動作について説明する。先ず、電源スイッチ10をONにする。LED3の制御部7に電気が流れ、制御部7に書きこまれたプログラムにしたがってLED3は、赤、緑、青を点灯する。このLED3の駆動タイミングによって、赤、緑、青と、補色関係にある黄、シアン、マゼンタ、さらには全色点灯により白色を発光することができる。このLED3からの光は、表面に文字や記号等を刻設した導光表示板2の側面から入射する。入射した光によって文字や記号等の刻設部1が乱反射して明るく表示される。また、様々な色で点灯するLED3の光によって、刻設部1の色合いも変化する。さらに、導光表示板2の裏面側に配設した反射板4により、LED3の光が反射して幻想的なイルミネーションの演出をする。
【0030】
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で修正、変更を加えることができる。例えば、LEDを導光表示板の側面部2箇所または3箇所に配設してもよい。さらには、導光表示板の全周にLEDを設けてもよい。また、導光表示板は透光性があればどのような態様でも限定されることはない。例えば、液体、乳白色、すりガラス等例示できる。また、上記実施形態のような額縁の背面からの収納するのみならず、額縁の内枠に嵌め込む態様でも適用できる。
【0031】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、本考案によれば、初期設定や準備などに専門の知識や手間を要することなく、容易に設置することができ、また悪戯、振動、衝撃等に強く壊れにくい。さらに、7色に発光するLEDによって幻想的なイルミネーションを表現することができ、人の注目や関心を引くために光や動き等の演出効果をセンス良く演出することができる。また、パソコンや液晶モニターが必要なく、市場で容易に入手できる部材で構成されているので生産コストも削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の表示装置の分解斜視図
【図2】表示装置の断面図
【図3】表示装置のLEDの回路図
【符号の説明】
1 刻設部
2 導光表示板
3 LED
4 反射板
5 保護カバー
6 額縁
7 制御部
8 主電源
9 バックアップ電源
10 電源スイッチ
【考案の属する技術分野】
本考案は、表面に文字・記号等の情報が刻設され、その刻設部において側面より侵入した光の散乱により情報を表示可能な導光表示板を備えた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
結婚式会場や店頭等の入口付近に設置して、来客者や通行者に対して歓迎や案内を表示する案内板がある。従来の案内板は、黒板や鏡等のボードの縁を花飾り等で装飾し、中に文字や写真を貼っていた。しかし、文字だけのボード、写真だけのボード等では必ずしも来客者や通行者等の関心を集めることは難しい。
【0003】
そこで、人の注目や関心を引くためには、光る、動く等の演出効果をして自分達だけのオリジナルをセンス良く演出する必要がある。例えば、特許文献1では、文字や写真等の変わりにスピーカー付きの液晶モニターを取り付けることにより動画のメッセージ等を表示することができ、他との差別化が図れるものが開示されている。
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3088080号(段落0004、図3)
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1では、案内板にスピーカー付きの液晶モニターを取り付けることによりビデオテープ等に録画した動画のメッセージを表示したり、パソコンを介してインターネットを利用して遠隔地からのメッセージ等を表示したりすることができる。しかし、液晶画面やパソコン等を用いることで初期設定等の準備が複雑となり専門の知識が必要となる。また、機材の設置の準備に手間がかかり必要以上の時間を要したり、表示機材やビデオメッセージ等の作成や用意に多額なコストが必要となる。
【0006】
さらに、案内板は店頭等の入口付近に設置されるものなので、人通りが多く、悪戯や振動、衝撃等に強く壊れにくい必要がある。また、設置した案内板は高価なため防犯対策を考える必要があり、その防犯対策部材を設けると装置が大型化し、また、故障の発生しやすさを招かざるを得ない。
【0007】
そこで、本考案は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、安価でコンパクトに製作することができ、振動や衝撃に強く壊れにくい表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る表示装置は、表面に文字・記号等の情報が刻設され、その刻設部において側面より侵入した光の乱反射により情報を表示可能な導光表示板と、該導光表示板の側面に配設された光源とを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記構成によると、情報を表示可能な導光表示板と該導光表示板の側面に配設された光源とで構成するため、複雑な設備や特殊な知識等を要することなく安価でコンパクトな表示装置を製作することができる。また、精密な機材を用いないので振動や衝撃等による破損及び故障の少ない表示装置を提供することができる。
【0010】
導光表示板は、少なくとも側面に配置された光源の光が導光表示板内を透過できる態様であれば、その材質、形状等が特に限定されるものではない。例えば、導光表示板は、アクリル、あるいはガラス等が例示できる。
【0011】
また、導光表示板に刻設された刻設部は、その刻設した部分が導光表示板する面との差異があればよく、例えば多数の凹凸を設けて形成するのが好ましい。また、刻設する方法としては、レーザーによる導光表示板の表示面に刻設する方法だけでなく、例えばインジェクション成形で文字・記号を凹部で形成することもできる。その他に、導光表示板の内部に他の材料で文字・記号等を形成する様々な方法も考えられる。前記刻設部は、導光表示板の側面に配設された光源の光が屈折または反射等の乱反射をし、刻設部以外の表示面では光の乱反射を実質的に生じない。その結果、刻設部で乱反射した光が導光表示板の表面側において、刻設部以外の部分との明るさの差異を明瞭にすることができる。
【0012】
また、導光表示板の側面に配設された光源は、個々の配置する間隔をあけて複数個配列する。これら複数個の光源を導光表示装置の刻設面に対して同一側面に配設し、一方側の方向から光を送るようにするのがよい。あるいは、複数個の光源を刻設部を挟んで互いに対向する側面に分けて配設し、刻設部の両側から刻設部に向けて光を送るように構成してもよい。
【0013】
光源としては、例えば、LED(発光ダイオード)、ハロゲンランプ、冷陰極管等を用いることができるが、小型かつ長寿命のLEDが好ましい。光源は単色である必要はなく、赤色発光、緑色発光及び青色発光等の7色の発光を用い、様々な色彩を表現できる方が好ましい。また、各光源の駆動タイミングを制御する制御部を表示装置で1つに限定することはなく、各光源に載置してもよい。このように構成すれば、各光源で7色の発光を個々の駆動タイミングで制御することができるので、幻想的なイルミネーションの装飾効果が得ることができ、来客者や通行者等の関心を集めることができる。
【0014】
また、導光表示板の裏面に反射板が配設されたことを特徴とする。この反射板は、少なくとも光源を反射させる態様であれば、その材質、形状等が特に限定されるものではない。例えば反射板は、鏡、あるいはステンレス等が例示できる。
【0015】
さらに、導光表示板の表面側に透光性の保護カバーを配設することで、導光表示板の表面の傷や汚れ等を防ぐことができる。この構成によれば、導光表示板の文字・記号等が刻設されている面には傷が付くことがない。例え、表面に傷、または汚れ等で表示装置の文字・記号が読み取ることができなくなっても、保護カバーの交換のみで遜色のない表示装置に容易に修復することができる。
【0016】
また、前記導光表示板、反射板、および保護カバーが額縁に収容されると共に前記光源が前記導光表示板の側面に照射可能に前記額縁の内装配置されたことを特徴とする。このような構成によると、額縁に前記導光表示板、反射板、および保護カバーを内装配置して結婚式や披露宴の案内板として使用した場合、この式が終了した後に記念品として自宅で装飾品として使用することができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係る表示装置の分解斜視図、図2は本実施形態における表示装置の断面図、図3は本実施形態における表示装置のLEDの回路図である。
【0018】
本考案に係る表示装置は、図1に示すように、文字や記号を凹状に掘って表示した刻設部1と、刻設部1が設けられた導光表示板2と、導光表示板2の側面に配設された光源であるLED3と、LED3からの光を導光表示板2の正面側に反射させる反射板4と、導光表示板2の刻設部1を設けた面を保護する保護カバー5と、これらを束ねて外周面を装飾する額縁6とから構成する。
【0019】
上記構成は、図2に示すように、刻設された導光表示板2の裏面側に反射板4を、表面側に保護カバー5を配設する。前記配設した保護カバー5と、導光表示板2と、反射板4とを額縁6の背面から収納する。このとき、保護カバー5であるガラス、刻設部1を設けた導光表示板2、反射板4である鏡の順に内設する。LED3は、光が導光表示板2内に入射するように導光表示板2の側面部の一辺に配設する。さらに、LED3の電源スイッチ10を額縁6の背面に配設する。
【0020】
本実施例では、LED3からの光が透光するために、導光表示板2を透明な平板とする。導光表示板2は、透光性のあるガラスやアクリル等で形成すればよい。導光表示板2の形状は、丸型や直方型等のように任意好適な形状にすることができる。本実施例では平行平板状とし、その平行平板状の平面形状を長方形としている。
【0021】
この導光表示板2の表面には、文字や記号等を凹状に形成した刻設部1が設けてある。例えば、図1に示すように「Welcome」等の文字をレーザー加工により刻設する。この刻設部1は、導光表示板2の表面を凹状に削ることで文字や記号等を表現する。このように形成された凹部は、LED3からの光を乱反射させる乱反射効果を高めることで、導光表示板2の表面へと向かう光の量が多くなる。すなわち、導光表示板2の表面の出射光の量が多くなり、刻設部1以外の部分より一層明るく光って見える。また、凹部は、レーザーを用いた微細加工、インジェクション成形等の従来周知の技術で容易に形成することができる。
【0022】
光源としては、市場で容易に入手できる任意好適な赤、緑、青色等の可視光領域の光を発光するLED3を使用する。このLED3を点灯や消灯等の電気的制御を行うことにより、光は導光表示板2を通り、刻設部1の凹部において、常時はもとより、任意好適な時間だけ刻設部1に光を入射することができる。
【0023】
また、導光表示板2の側面にはLED3を配設し、導光表示板2の側面から導光表示板2内へと光を入射させる構成とする。LED3は、間隔をおいて複数個配列し、駆動タイミングを制御する制御部7を各LED3に載置する。この制御部7は、ICチップ等のマイコンであって、LED3の点灯順番を規定したプログラムが書き込まれている。マイコンは、書き込まれたプログラムにしたがって、規定した駆動タイミングでLED3の点灯や消灯等を行う。
【0024】
すなわち、制御部7に書き込まれたプログラムにしたがってLED3を発光する。この光により、文字や記号等を明るく表示させることができる。さらに、各LED3が発光するそれぞれの色を順番に点灯することで、何通りもの色合いを表現することができる。
【0025】
図3に示すようにLED3には、主電源8として商用電源、あるいは発電装置からの電力を利用することができる。この場合、商用電源からA/Dコンバータ用アダプタを介して電力を供給する。額縁6にはアダプタ接続ジャックを配置しておけばよい。この主電源8によって、LED3や制御部7が駆動される。また、LED3と制御部7とには、主電源8の他に電池などのバックアップ電源9を内蔵している。バックアップ電源9は、停電や主電源に異常が発生した時のように、電源供給が途絶えたり、電力が低下したといった非常時に使用される。また、電源供給のできないところでの使用を可能とする。なお、電源のONやOFFは、表示装置の背面に配設された電源スイッチ10で行う。
【0026】
反射板4は、導光表示板2の裏面側からの反射光を効率よく利用するため、導光表示板2の裏面側に配設する。本実施例の反射板4は、鏡を用いているが、その他にステンレス等の光を反射する態様であれば特に限定されることはない。
【0027】
保護カバー5は、導光表示板2の表面側を傷や汚れ等から保護するもので、導光表示板2の表面側に配設する。本実施例はガラスを用いているが、導光表示板2の刻設部1が可視できる、すなわち、透過性がある態様であれば特に限定されることはない。
【0028】
また、額縁6は、表示装置を構成する前記導光表示板2、LED3、反射板4、保護カバー5を額縁7の内部に収納して一つに束ねるもので、さらに、表示装置の外装部を装飾するものである。
【0029】
次に、上記構成によるLED3の発光動作について説明する。先ず、電源スイッチ10をONにする。LED3の制御部7に電気が流れ、制御部7に書きこまれたプログラムにしたがってLED3は、赤、緑、青を点灯する。このLED3の駆動タイミングによって、赤、緑、青と、補色関係にある黄、シアン、マゼンタ、さらには全色点灯により白色を発光することができる。このLED3からの光は、表面に文字や記号等を刻設した導光表示板2の側面から入射する。入射した光によって文字や記号等の刻設部1が乱反射して明るく表示される。また、様々な色で点灯するLED3の光によって、刻設部1の色合いも変化する。さらに、導光表示板2の裏面側に配設した反射板4により、LED3の光が反射して幻想的なイルミネーションの演出をする。
【0030】
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で修正、変更を加えることができる。例えば、LEDを導光表示板の側面部2箇所または3箇所に配設してもよい。さらには、導光表示板の全周にLEDを設けてもよい。また、導光表示板は透光性があればどのような態様でも限定されることはない。例えば、液体、乳白色、すりガラス等例示できる。また、上記実施形態のような額縁の背面からの収納するのみならず、額縁の内枠に嵌め込む態様でも適用できる。
【0031】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、本考案によれば、初期設定や準備などに専門の知識や手間を要することなく、容易に設置することができ、また悪戯、振動、衝撃等に強く壊れにくい。さらに、7色に発光するLEDによって幻想的なイルミネーションを表現することができ、人の注目や関心を引くために光や動き等の演出効果をセンス良く演出することができる。また、パソコンや液晶モニターが必要なく、市場で容易に入手できる部材で構成されているので生産コストも削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の表示装置の分解斜視図
【図2】表示装置の断面図
【図3】表示装置のLEDの回路図
【符号の説明】
1 刻設部
2 導光表示板
3 LED
4 反射板
5 保護カバー
6 額縁
7 制御部
8 主電源
9 バックアップ電源
10 電源スイッチ
Claims (6)
- 表面に文字・記号等の情報が刻設され、その刻設部において側面より侵入した光の乱反射により情報を表示可能な導光表示板と、該導光表示板の側面に配設された光源とを備えたことを特徴とする表示装置。
- 前記導光表示板の裏面に反射板が配設されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記導光表示板の表面側に透光性の保護カバーが配設されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記光源は、赤色発光LED、緑色発光LED及び青色発光LEDと、各LEDの駆動タイミングを制御して7色の発光を可能とする制御部とから構成されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記光源は、導光表示板の一側面に間隔をおいて複数個配列されたことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 表面に文字・記号等の情報が刻設され、その刻設部において側面より侵入した光の乱反射により情報を表示可能な導光表示板と、該導光表示板の側面に配設された光源と、前記導光表示板の裏面に配設された反射板と、前記導光表示板の表面側に配設された透光性の保護カバーとを備え、前記光源は、赤色発光LED、緑色発光LED及び青色発光LEDと、各LEDの駆動タイミングを制御して7色の発光を可能とする制御部とから構成され、前記導光表示板、反射板、および保護カバーが額縁に収容されると共に前記光源が前記導光表示板の側面に照射可能に前記額縁の内装配置されたことを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002092U JP3097222U (ja) | 2003-04-16 | 2003-04-16 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002092U JP3097222U (ja) | 2003-04-16 | 2003-04-16 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3097222U true JP3097222U (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=43251041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002092U Expired - Fee Related JP3097222U (ja) | 2003-04-16 | 2003-04-16 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097222U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005022491A1 (ja) * | 2004-09-27 | 2005-03-10 | My-Print Osaka Co.,Ltd. | 表示装置 |
JP2009505251A (ja) * | 2005-08-19 | 2009-02-05 | ギーゼッケ ウント デフリエント ゲーエムベーハー | カード形データキャリア |
-
2003
- 2003-04-16 JP JP2003002092U patent/JP3097222U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005022491A1 (ja) * | 2004-09-27 | 2005-03-10 | My-Print Osaka Co.,Ltd. | 表示装置 |
JP2009505251A (ja) * | 2005-08-19 | 2009-02-05 | ギーゼッケ ウント デフリエント ゲーエムベーハー | カード形データキャリア |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI322512B (en) | Display system | |
US20120008307A1 (en) | Method and apparatus for illuminating a wall plate | |
US20050180146A1 (en) | Mood-enhancing illumination apparatus | |
US10582599B2 (en) | Remote controller, lighting device and lighting system | |
KR20080079359A (ko) | 광고 와 인테리어 간접조명 표시매체 | |
JP2007101847A (ja) | 表示装置 | |
WO2007088621A1 (ja) | イルミネーション装置 | |
JP3097222U (ja) | 表示装置 | |
JP2009525505A (ja) | 発光文字プラカード | |
CN101307881A (zh) | 牌匾照明用平面光源 | |
KR100796349B1 (ko) | 다기능 조명장치 | |
KR20100041723A (ko) | 광고 와 인테리어 간접조명 표시매체 | |
JPH096260A (ja) | 表示装置 | |
CN206398437U (zh) | 一种多功能led平板灯 | |
KR200291662Y1 (ko) | 엘이디를 이용한 발광광고장치 | |
JP3114499U (ja) | 看板装置 | |
JPWO2005022491A1 (ja) | 表示装置 | |
KR200477219Y1 (ko) | 확산식 라이팅 구조를 갖는 장식 배지 | |
WO2024047460A1 (en) | A moving and light-decomposing crystal sign powered by wind | |
KR100596219B1 (ko) | 마네킹용 조명장치 | |
KR20050078675A (ko) | 다기능 멀티 광고장치 | |
CN202165835U (zh) | Led面板灯 | |
CN210378292U (zh) | 新型照明装置灯箱 | |
KR100377574B1 (ko) | 전자식 면발광 표시물 | |
KR200405363Y1 (ko) | 다기능 조명장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |