JP3097019U - 日本人形の台座 - Google Patents

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脇山泰彦
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脇山 泰彦
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Abstract

【課題】日本人形を飾る時に用いる台座に関するものである。
【解決手段】日本人形の台座を唐木材で形成したものである。
【効果】台座あるいは台座を構成する各パーツが、温度や湿度の変化により伸縮することもないので、経年変化による歪みが発生することもなく、堅固となり、各パーツ部分の接合箇所にゆるみが生じることもなく、当然、立体的な台座が分解することもなく、丈夫であり、耐久性に優れている。又、接合箇所が、釘打ちされている場合でも、釘が抜け落ちることはなく、丈夫である。さらに、従来の台座のように、経年変化により変色したり、かびが生じたり、虫に食われたりすることもない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、女性の日本人形及び武者人形等の男性の日本人形に関するもので、特に、日本人形を飾る時に用いる台座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
日本人形としては、衣装着人形や、木目込み人形、市松人形等各種のタイプのものがあり、又、男子の日本人形としては、武者人形、桃太郎人形、金太郎人形等各種のものがあり、いずれの日本人形も、台座に載置あるいは固定して飾られている。この台座は、載置される日本人形を安定的に、且つ、よりよく引き立たせるために、1枚板で形成されたものや、あるいは立体的に形成されたもの等、各種の構造のものがある。
【0003】
いずれの構造の台座も雑木で形成されている。そして、立体的な台座の場合には、各パーツ部分の接合箇所は、釘打ちあるいは接着剤などにより接合され、さらに、これらの台座の表面には塗装が施されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、日本人形は、台座(図示せず)に載置あるいは固定して飾るが、1枚板の台座の場合には、雑木で形成したものであるため、長期間保存する場合、湿気その他環境の変化により、台座全体が伸縮する。そのため、表面の塗装が剥がれたり、ひびが入るという問題がある。さらに、経年変化により変色したり、かびが生じたり、虫に食われたり等の問題もある。
【0005】
又、立体的な形状に形成されている台座の場合には、湿気や温度の変動により、又、経年変化による歪みが原因で、台座を構成する各部品の接合箇所にゆるみが発生したり、分解する等の問題もある。その上、従来のものは、経年変化により見るからに古くさくなり、見場が悪くなる等の問題もある。
【0006】
その上、日本人形はかなりの重量があるが、立台に立てた状態で飾るために、従来の雑木で形成された立台では、重い日本人形を支持するには、非常に不安定であり、振動により日本人形が転倒したり、又、転倒により日本人形が破損する等の問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係わる考案は、男性及び女性の日本人形であり、この日本人形を載置するための台座を、唐木材で形成したものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
【実施例】
この考案の実施例を、図1に基づいて説明する。
女性の日本人形や男性の武者人形等の日本人形30は、各種の形状をした台座31に載置あるいは固定して通常室内に飾られている。
【0009】
図1は、一枚板で形成されている台座31に載置された日本人形30の斜視図である。この実施例では、この台座31が一枚板の唐木材で形成されており、表面は、無垢のままに、あるいは、一色塗装にあるいは上絵が描かれた塗装処理がなされている。そして、唐木材は、黒檀、紫檀、鉄刀木(たがやさん)、シャム柿、屋久杉、桑、欅、花梨、メープル、ウェンジ、チーク、パイン等の銘木で、最高級の木材である。
【0010】
なお、台座31が立体的な形状に形成されている場合には、この台座31を構成する各パーツは、同様にすべて唐木材で形成されており、これら台座を構成する各パーツ部分の接合箇所は、釘打ちあるいは接着剤などで接合されている。
【0011】
【考案の効果】
請求項1に係わる考案は、この日本人形を安置するための台座を、唐木材で形成したので、台座あるいは台座を構成する各パーツが、温度や湿度の変化により伸縮することもないので、経年変化による歪みが発生することもなく、堅固となり、各パーツ部分の接合箇所にゆるみが生じることもなく、当然、立体的な台座が分解することもなく、丈夫であり、耐久性に優れている。又、接合箇所が、釘打ちされている場合でも、釘が抜け落ちることはなく、丈夫である。
【0012】
さらに、従来の台座のように、経年変化により変色したり、かびが生じたり、虫に食われたりすることもない。
【0013】
その上、互いの接合箇所が堅固であるとともに、重量があるので重い日本人形を立てた状態で充分安定的に保持することが出来るとともに、振動等により倒れることもない。又、ケースに収納した場合でも、振動等により日本人形が台座とともにケース内で動くこともなく安定性がある。その上、従来のように、経年変化による外見の劣化もない等の効果がある。さらに、販売する際、日本人形としての商品価値が高くなるとともに、高級感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すもので、日本人形の斜視図である。
【符号の説明】
30       日本人形
31       台座

Claims (1)

  1. 日本人形において、
    前記日本人形は、女性及び男性の日本人形であり、この日本人形を載置するための台座を、それぞれ唐木材で形成したこと
    を特徴とする日本人形。
JP2003000243U 2003-01-21 2003-01-21 日本人形の台座 Expired - Lifetime JP3097019U (ja)

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