JP3096548U - 組み立て箱 - Google Patents

組み立て箱

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JP3096548U
JP3096548U JP2003001427U JP2003001427U JP3096548U JP 3096548 U JP3096548 U JP 3096548U JP 2003001427 U JP2003001427 U JP 2003001427U JP 2003001427 U JP2003001427 U JP 2003001427U JP 3096548 U JP3096548 U JP 3096548U
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JP
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plate
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bottom plate
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plates
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JP2003001427U
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Inventor
昌弘 福田
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福田株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 糊付けなどの接着作業工程を除くことによ
って生産時間の短縮化とコストの低減を図り、かつ極め
て簡単に組み立てることができ、箱自体に特別の強度性
が要求されない比較的軽量で薄い小物商品の収納に適す
る組み立て箱の提供。 【解決手段】底板1、蓋板5、上下板2,3および左右
側板4,6より構成される組み立て箱において、蓋板5
に連設する一方の側板6のフラップ6aを底板1に接着
することなく、非固定状態で製箱される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として、ハンカチ、フキン、タオル、靴下などの布製薄物品ある いはお茶、海苔、花鰹、椎茸などの食品など比較的軽量の小物商品を収納するギ フト用に適した組み立て箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハンカチ、フキン、タオル、靴下などの布製小物商品を収納する箱は種 々提案されているが、一般的には、図8〜図10に示すように、底板21、蓋板 22、上下板23,24および両側板25,26からなる角筒状のものであり、 蓋板22に収納品を見えるように窓部27があけてある。そして蓋板22と連設 する一方の側板25のフラップ25aに接着剤28を塗着し、そのフラップ25 aを直角に折り込んで底板21と接着して包装箱としている。(例えば、特許文 献1)
【0003】 また、接着剤を使わずに係止片の係止によって組み立てる箱もある。すなわち 、図11、図12に示すように、底板31の中央部に窓部32を設け、その底板 31の四周辺に折り目31a、31b、31c、31dを介して上下板33、3 4と両側板35、36を連設し、上下板33、34に切り抜き孔37、38を穿 設し、両側板35、36の一側縁に左右蓋板39、40を連設し、その一端部に 前記切り抜き孔37、38に差し込む舌片41、42を設けると共に、他端部を 互いに係止する係止片43、44として係止する組み立て箱である。(例えば、 特許文献2)
【0004】
【特許文献1】 実開昭49−146036号公報(第2欄21〜24行目)
【特許文献2】 実公昭31−4997号公報
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の特許文献1の箱は、製箱時にフラップ25aの全面に接 着剤28を塗着しなければならず、その塗着作業に手間がかかると共に、フラッ プ25aと底板21との接合工程にも時間がかかりすぎ生産コストが高くなる問 題があった。また、収納品を入れる時には、1枚の打ち抜きシートでなく、箱体 になっていて厚さがあるため、積み重ねることができず、嵩張り、商品収納時や や保管時に広いスペースの場所を必要とした。さらに、箱体を廃棄処分する時に 接着剤が付着しているので、破棄しにくいと言った問題点があった。
【0006】 また、前記の特許文献2は、切り抜き孔37、38に舌片41、42を差し込 まなければならず、かつ互いに係止する係止片43、44も係止する必要があっ て手間がかかり、商品を収納すると商品の厚みで箱が膨らみ係止片43、44が 浮き上がり係合状態が外れ収納品が箱から出てしまうことがあった。そのため、 係止部にラベル、接着テープなどを貼り付けて係止の外れを防止していたが、そ の貼り付け作業に時間がかかると言う問題点があった。
【0007】 本考案は、上記の問題を解決することを課題として開発されたもので、製箱時 に糊付けなどの接着作業工程を除くことによって生産時間の短縮化とコストの低 減を図り、かつ極めて簡単に組み立てることができ、箱自体に特別の強度性が要 求されない比較的軽量で薄い小物商品の収納に適する組み立て箱を提供すること を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案では、底板、蓋 板、上下板および左右側板より構成される組み立て箱において、蓋板に連設する 一方の側板のフラップを底板に接着することなく、非固定状態で製箱されたこと を特徴とする組み立て箱を開発し、採用した。
【0009】 また、本考案では、一枚の略横長方形シートの左右に、底板、蓋板、上下板お よび左右側板がそれぞれ連設され、2個の箱体が左右に構成される重ね合わせ式 の組み立て箱において、左右の蓋板に連設する一方の側板のフラップを底板に接 着することなく、非固定状態で製箱されたことを特徴とする組み立て箱を開発し 、採用した。
【0010】 また、上記のように構成した組み立て箱において 蓋板には収納品が外部から 見えるように縦長状の大きな窓部を設けてある組み立て箱、および2個の箱体の 一方の厚さが分厚く、他方の厚さが薄く形成されている組み立て箱を開発し、採 用した。
【0011】
【実施の形態】
以下に、本考案の第1実施の形態を添付の図1〜図3に基づいて説明すると、 1は縦長長方形の底板で、その上下辺に横折り目a,aを介して上板2と下板3 、横折り目b,bを介して上板フラップ2aと下板フラップ3aを連設し、一側 辺の縦折り目cを介して右側板4、縦折り目dを介して底板1と同じ大きさの蓋 板5を連設し、縦折り目eを介して左側板6、縦折り目fを介して側板フラップ 6aを形成してある。右側板4と左側板6の上下には差し込み片7,7、8,8 を設けてある。9は蓋板5の中央部に大きく開口する窓部で、この窓部9には透 明シートを貼付することができ、収容物が外部から見えるようになっている。
【0012】 このように構成した本考案の第1実施の形態の組み立て箱の使用態様を作用効 果と共に述べると、縦折り目c,dをともに谷折りして右側板4を垂直にして蓋 板5を底板1と平行になるよう折曲し、つぎに右側板6の縦折り目e,fをとも に山折りして左側板6を垂直にして側板フラップ6aを直角に折り曲げて底板1 に当接させる。つづいて、横折り目a,bをともに谷折して下板3を起立して下 板フラップ板3aを差し込むことにより下部が閉塞され上部が開口した角筒状紙 箱Aとなる。
【0013】 そして、この紙箱Aの上部開口部から小物商品を収納するのであるが、この紙 箱Aは左側板6のフラップ6aが底板1に接着されていないため、一側部が広が り商品の収納がし易くなる効果がある。勿論、側部を拡げることなく、上部開口 部から通常に商品を収納することもできる。商品が収納されると、上板2の横折 り目a,bを谷折りしてフラップ2aを差し込めば上部開口部が閉じ商品が完全 に封鎖される。
【0014】 この紙箱Aは一側部のフラップ6aが底板1と接着されていない非固定状態で あり、蓋板5を折り返すだけで箱が極めて簡単にできる。一側部が接着されてい ないので、箱自体の強度性はあまりないが、必ずしも強度を求めない小物用の箱 として充分適用できる。また、蓋板5の中央部には大きな窓部9があけられてお り、必要に応じて透明シートが貼られていて収納された商品が見やすくなってお り、材質や色などを確認することができる便利さがある。
【0015】 図4〜図7に示すのは本考案の第2実施の形態を示すもので、前記第1実施の 形態では1つの箱の場合であったが、この第2実施の形態では左右に高さの異な る2つの箱が並列されるものである。
【0016】 すなわち、1枚の略横長方形シートの左右に対称となるように縦長長方形の底 板11,11を設け、その上下辺に横折り目11a,11a、11a,11aを 介して上板12,12と下板13,13、横折り目11b,11b、11b,1 1bを介して上板フラップ12a,12aと下板フラップ13a,13aを連設 し、一側辺の縦折り目11c,11cを介して左側板14と右側板16、縦折り 目11d,11dを介して底板1と同じ大きさの蓋板15,15を連設し、縦折 り目11e,11eを介して右側板16、左側板14、縦折り目11fを介して 側板フラップ16a,16aを形成してある。上板12,12、下板13,13 両側板14,14、16,16は一方(左側)が大きく、他方(右側)が小さく なっていて、左右に形成される箱A,B、の厚さが異なっている。また、両側板 14,14、16,16に差し込み片17,17、18,18を設けてある。19 は蓋板15の中央部に開口する窓部で、この窓部19には透明シートを貼付する ことができ、収容物が外部から確認できるようになっているのは前記実施の形態 1と同様である。
【0017】 このように構成した第2実施の形態の組み立て箱の使用態様を作用効果と共に 述べると、一方(左側)の縦折り目11c,11dをともに谷折りし左側板14 を垂直にして蓋板15を底板11と平行になるように上面に折り曲げ、縦折り目 11e,11fをともに山折りして右側板16を直角に折り曲げて底板1の上に 差し込み右側が閉鎖され、つづいて横折り目11a,11bをともに谷折して下 板13を垂直にして下板フラップ13aを差し込むことにより下部開口が閉鎖さ れ、上部開口した左側の厚さの厚い角筒状紙箱Aが形成される。また、他方(右 側)についても前記と同じ順序で組み立てていけば、厚みの薄い箱Bができあが る。
【0018】 この左右に並列した2個の箱A、Bは、一方が分厚く、他方が薄く形成されて あるので、例えば、一方にタオルを他方にハンカチなどを収納できる至便性があ り、特に左右で一対となる商品を入れることによって贈答品用として最適である 。
【0019】 また、第1実施の形態と同様に、一側縁が接着されていないことから、大きく 広げることができ商品の収納がし易くなること、蓋板15の中央部には大きな窓 部19があけられているので、収納された商品を確認することができる便利さが ある点などは前記実施の形態1と同様である。
【0020】 以上、本考案の主要な実施の形態について説明したが、本考案はこれらの実施 の形態に限定されるものではなく、例えば、収納品を予め底板の上に置き、上下 板を折り曲げてから蓋板を折り曲げて組み立てる場合もあり、考案の目的を達成 でき、かつ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変更が可能であることは 言うまでもない。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、本考案の組み立て箱は、一側部が接着されていないので、収納 品の挿入、取り出しが容易になる。また、折り曲げだけによる製箱であるから、 極めて簡単に箱を形成でき、材料コスト的にも安価にできるとともに、保管時や 輸送時に積み上げても崩れたりすることなく、保管場所のスペースも小さくてす む。
【0022】 また、左右に2個並設したダブル箱においては、左右で一対となるような品物 を収納すればギフト用として最適となるばかりでなく、嵩の高い者と低い物を別 々に収納できる便利さがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施の形態を示す展開図である。
【図2】組み立てた状態の斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】本考案の第2実施の形態を示す展開図である。
【図5】組み立てた状態の斜視図である。
【図6】重ね合わせた状態の斜視図である。
【図7】図5のB−B線断面図である。
【図8】従来例の組み立て状態を示す斜視図
【図9】組み立てた斜視図である。
【図10】図9のC−C線断面図である。
【図11】別の従来例の展開図である。
【図12】組み立て状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11 底板 2,12 上板 3,13 下板 4,16 右側板 5,15 蓋板 6,14 左側板 6a,16a フラップ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板、蓋板、上下板および左右側板より
    構成される組み立て箱において、蓋板に連設する一方の
    側板のフラップを底板に接着することなく、非固定状態
    で製箱されたことを特徴とする組み立て箱。
  2. 【請求項2】 一枚の略横長方形シートの左右に、底
    板、蓋板、上下板および左右側板がそれぞれ連設され、
    2個の箱体が左右に構成される重ね合わせ式の組み立て
    箱において、左右の蓋板に連設する一方の側板のフラッ
    プを底板に接着することなく、非固定状態で製箱された
    ことを特徴とする組み立て箱。
  3. 【請求項3】 蓋板には収納品が外部から見えるように
    縦長状の大きな窓部を設けてある請求項1または請求項
    2に記載の組み立て箱。
  4. 【請求項4】 2個の箱体の一方の厚さが分厚く、他方
    の厚さが薄く形成されている請求項2に記載の組み立て
    箱。
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