JP3096319B2 - 急速充電器 - Google Patents

急速充電器

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JP3096319B2
JP3096319B2 JP03168533A JP16853391A JP3096319B2 JP 3096319 B2 JP3096319 B2 JP 3096319B2 JP 03168533 A JP03168533 A JP 03168533A JP 16853391 A JP16853391 A JP 16853391A JP 3096319 B2 JP3096319 B2 JP 3096319B2
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高士 石塚
茂 篠原
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一定レベルの充電電流で
急速に充電するようにしたニッケルカドミウム電池の
速充電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電源コードを必要としない電池式
のいわゆるコードレス製品が広く普及している。例えば
電動工具の分野においても、内部抵抗が小さく大電流が
取り出せ、しかも充放電の繰り返し寿命が比較的長いニ
ッケルカドミウム電池を電源とするコードレス工具が急
激に普及している。
【0003】しかも、極力速く充電して作業効率を上げ
たいという要求から、1時間充電(1C充電)が主流の
充電器となり、更に最近では、12分充電(5C充電)
の充電器も市場に出回っている。すなわち充電電流を一
定レベル以上に大きくして充電に要する時間を短縮して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ニッケ
ルカドミウム電池の場合、例えば0℃以下の低温下で充
電電流を大きくして急速充電させると、ニッケルカドミ
ウム電池内部のガス圧の急激な上昇により電解液洩れや
絶縁材の破損を招きニッケルカドミウム電池にストレス
を与えて、電池寿命を著しく低下させる恐れがあった。
このため、低温下での急速充電を禁止しているのが実情
であり、低温下では電池駆動機器を使用できず電池駆動
機器の使用効率が低下するという欠点があった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし、低温下においてもニッケルカドミウム電池を
破損させることなく充電できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために、ニッケルカドミウム電池の温度を検
出する温度検出手段及び該温度検出手段の検出信号を受
け、充電開始時の電池温度が所定値以下の時、充電電流
を電池内部のガス圧の急激な上昇を生じさせないと共に
充電していくに従い電池温度を上昇させる程度の第2充
電電流とする制御手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】充電開始時の電池温度が所定値以上の時は所定
レベル以上の大きな第1充電電流で急速充電し、また電
池温度が所定値以下の時は上記した小さい値の第2充電
電流で充電するようになるので、低温時においてもニッ
ケルカドミウム電池を破損させることなく比較的速く充
電できるようになる。
【0008】
【実施例】以下実施例を示した図面を参照して本発明を
説明する。図1は本発明の一実施例を示す回路図、図2
は図1の動作説明用波形図である。
【0009】図1において、1は交流電源、2はニッケ
ルカドミウム電池であって、満充電検出用のサーモスタ
ット3が直列に接続されている。4は絶縁トランスであ
り、出力(電圧)可変制御回路5を介して整流ブリッジ
11が接続される。該出力可変制御回路5は、双方向サ
イリスタ6、抵抗7、可変抵抗8、コンデンサ10、双
方向2端子サイリスタ(バイアック)9、常閉のリレー
接点17a、トランジスタ16、リレーコイル17、コ
ンパレータ18、抵抗19〜22及び3端子レギュレー
タ23等によって構成される。
【0010】出力可変制御回路5は、双方向サイリスタ
6の点弧角を変えることで整流ブリッジ11の出力電圧
を制御する。双方向サイリスタ6の点弧角は、抵抗7
(または抵抗7と可変抵抗8)及びコンデンサ10の充
電時定数及びバイアック9のブレークオーバ電圧値によ
り決定される。この時の抵抗7または抵抗7、可変抵抗
8の選択はリレー接点17aの開閉で行われる。
【0011】リレー接点17aを開閉するリレーコイル
17は、トランジスタ16により通電駆動される。トラ
ンジスタ16は、コンパレータ18によりベースにハイ
レベルの電圧が印加されるとオンし、反対にローレベル
の電圧が印加されるとオフする。コンパレータ18は、
抵抗19、可変抵抗20の分圧比で決まる基準電圧と、
抵抗21、サーミスタ22の分圧比で決まる電池温度に
対応するサーミスタ22の端子電圧すなわち検出電圧と
を比較し、ハイレベルあるいはローレベルの出力信号を
発生するものである。すなわち前記電池温度が0℃以下
で前記検出電圧が基準電圧より大きくなった時ハイレベ
ルの出力を発生し、反対に前記電池温度が0℃を超え検
出電圧が基準電圧より小さくなった時ローレベルの出力
を発生するように抵抗19〜21等の値が設定されてい
る。3端子レギュレータ23はコンパレータ18等の駆
動用定電圧を発生するものである。
【0012】次に動作について説明する。電源1を接続
すると、トランス4で降圧された交流電圧は双方向サイ
リスタ6の点弧角で決まる電圧を整流ブリッジ11を介
してコンデンサ15に蓄える。ニッケルカドミウム電池
2を接続し起動スイッチ14を投入すると、サイリスタ
12にゲート電流が流れサイリスタ12が点弧(オン)
されて充電を開始する。充電が進み、ほぼ満充電になる
と、ニッケルカドミウム電池の特徴として電池温度が
急上昇し、前記サーモスタット3が動作してその接点を
開き充電電流を遮断してサイリスタ12を消弧させて充
電を停止する。
【0013】そしてこのような充電動作において、充電
電流は次のようにして切り換え制御される。ニッケルカ
ドミウム電池2の温度が0℃を超えている(以下常温と
いう)場合、上記した如くコンパレータ18の出力はロ
ーレベルであり、トランジスタ16がオフ、リレーコイ
ル17が消勢状態、リレー接点17aが閉じ可変抵抗8
を短絡するので、抵抗7とコンデンサ10の充電時定数
により双方向サイリスタ6の点弧角が決定される。この
常温時の整流ブリッジ11の出力は図2(ニ)に示すよ
うになり、点弧が速くなることで図2(ホ)のような充
分大きな例えば5C以上の第1充電電流が流れ、急速充
電が行われる。
【0014】反対にニッケルカドミウム電池2の温度が
0℃以下の低温状態にある場合、上記した如くコンパレ
ータ18の出力はハイレベルであり、トランジスタ16
がオン、リレーコイル17が付勢されてリレー接点17
aが開く。この時抵抗7と可変抵抗8及びコンデンサ1
0の充電時定数により双方向サイリスタ6の点弧角が決
定される。この低温時の整流ブリッジ11の出力は図2
(ロ)に示すようになり、点弧が遅くなることで図2
(ハ)のような例えば1C以下の第2充電電流となり、
急速充電は行われない。
【0015】しかして本実施例によれば、低温時での充
電電流を、第1充電電流より小さく、電池2内部のガス
圧を急激に上昇させることがないと共に充電に従い電池
温度を上昇させる程度の例えば1C以下の第2充電電流
としたので、電解液洩れや絶縁材の破損等を生じること
なくすなわち電池2にストレスを与えることなく充電が
でき低温時においても確実に充電できるようになる。
【0016】またこの第2充電電流での充電時に電池2
の温度が所定値以上に上昇すると、上記した如く、コン
パレータ18の出力がローレベルとなって、充電電流が
第1充電電流となって急速充電が自動的に行われるの
で、充電時間を短縮でき、低温下での電池駆動機器の使
用効率の低下を防止できるようになる。
【0017】第2充電電流を、上記した如く、電池内部
のガス圧を急激に上昇させないと共に充電していくに従
い電池温度を上昇させる程度に設定し、第2充電電流で
の充電時に電池温度を上昇できるようにしたので、ニッ
ケルカドミウム電池2の利用率を高くできると共にこの
充電時の消費電力を小さくできるようになる。すなわち
低温近辺では充電時の電池温度が高くなるにつれてニッ
ケルカドミウム電池の利用率は高くなると共に電池電圧
は電池温度が高くなるにつれて小さくなるためである。
【0018】図3は本発明の他の実施例を示すものであ
る。図1と同じ符号は同じ要素あるいは共通する要素を
示す。図3は図1の出力可変制御回路5に代えてフィー
ドバック式の定電流電源25を用いたもので、シャント
抵抗26で充電電流を検出しオペアンプ27を介してフ
ィードバックし定電流充電するものである。
【0019】低温時においては、上記実施例と同様に、
コンパレータ18とサーミスタ22を用いFET28を
オンして抵抗29を短絡し、オペアンプ27の増幅率を
変更して行う。すなわち低温時はコンパレータ18の出
力がハイレベルとなり、FET28のゲートを付勢し
(FET28がオン)、抵抗29を短絡しオペアンプ2
7の増幅率を抵抗33/抵抗30と大きくして第2充電
電流を例えば1C以下の小さな値とする。
【0020】反対に常温時にはFET28をオフしてオ
ペアンプ27の増幅率を抵抗33/(抵抗30+抵抗2
9)と下げて第1充電電流を5C以上の大きな値とす
る。このようにすることで、上記実施例と同様の効果を
奏し得るようになる。
【0021】なお、温度0℃以下を低温としたが、この
温度は任意に設定してよいものである。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所定温度
以下での低温時には小さな第2充電電流により充電する
ようにして急速充電が行われないようにしたので、ニッ
ケルカドミウム電池が破損される恐れがなくなり、ニッ
ケルカドミウム電池を確実に充電できる急速充電器を安
価に提供することが可能となる。また低温時においても
電池駆動機器を使用できるようになり、電池駆動機器の
使用効率の向上が図れる。第2充電電流を充電に従い電
池温度を上昇させる程度に設定し、第2充電電流での充
電時に電池温度を上昇させるようにしたので、ニッケル
カドミウム電池の利用率を高めることができると共に第
2充電電流での充電時の消費電力を小さくできるという
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明急速充電器の一実施例を示す回路図。
【図2】 図1の動作説明用波形図。
【図3】 本発明急速充電器の他の実施例を示す回路
図。
【符号の説明】
1は交流電源、2は電池、4はトランス、5、25は直
流出力可変制御回路、11は整流ブリッジ、22はサー
ミスタである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−191237(JP,A) 特開 平3−86027(JP,A) 特開 昭60−43027(JP,A) 特開 昭60−39326(JP,A) 特開 昭60−39321(JP,A) 実開 昭50−44628(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定レベルの第1充電電流で急速に充電
    するようにした大電流放電が可能なコードレス工具用
    ッケルカドミウム電池の急速充電器であって、 前記ニッケルカドミウム電池の温度を検出する温度検出
    手段と、該温度検出手段の検出信号を受け、前記ニッケ
    ルカドミウム電池の温度が所定値以下の時充電電流を前
    記第1充電電流より小さく、電池内部のガス圧を急激に
    上昇させないと共に充電していくに従い電池温度を上昇
    させる程度の第2充電電流とする制御手段とを備え、充
    電開始時の電池温度が所定値以下の時第2充電電流で充
    電し、第2充電電流による充電時に電池温度が所定値以
    上になった時第1充電電流で充電するようにしたことを
    特徴とするニッケルカドミウム電池の急速充電器。
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