JP3096201B2 - 高温超電導電力ケーブル - Google Patents

高温超電導電力ケーブル

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力 岩澤
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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高温超電導導体に作用す
る機械的応力を緩和するための応力緩和層を有する高温
超電導電力ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】高温超電導電力ケーブルは、図2に示す
ように、中心部に冷媒2の往路を形成する銅管3が配設
され、この銅管3の外周面上に超電導導体5が設けら
れ、この超電導導体5上に、内導層14、絶縁層8及び
外導層9がこの順に配設されている。この銅管3はコア
として機能する。また、外導層9は遮蔽層として機能す
る。更に、この遮蔽層としての外導層9の外側に冷媒2
の復路となる間隙をおいて内側アルミニウム被層10が
配置され、更に、その外側に熱絶縁層11と、外側アル
ミニウム被層12と、防蝕層13とが形成されている。
【0003】なお、図3の一部拡大図に示すように、銅
管3の外周面上に設けられた超電導導体5はケーブル軸
方向に伸びるテープ状をなし、複数個のテープ状導体5
をケーブル周方向に配置して構成されている。そして導
体5上には、内導層14、絶縁層8及び外導層9が形成
されている。
【0004】このような構成のケーブルに冷媒を通流さ
せて、高温超電導導体5を臨界温度以下に冷却し、超電
導状態を出現させることにより、このケーブルは高温超
電導電力ケーブルとして機能する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高温超電導電力ケーブルは、図3に示すように、製造時
に銅管3の外側に高温超電導導体5を配置し、高温超電
導導体5の外側に内導層14、絶縁層8及び外導層9等
を配置して超電導電力ケーブルを製造するときに高温超
電導導体5に機械的応力が作用する。また、高温超電導
ケーブル1を延線する場合にも機械的応力が作用すると
共に、高温超電導ケーブル1を冷却する場合には内導層
14とコア銅管3とに挟まれた高温超電導導体5に熱応
力が作用する。この結果、このような応力に弱い高温超
電導導体5に超電導特性が劣化する。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、製造時及び使用時に高温超電導導体に作用
する応力を軽減することにより、高温超電導導体の超電
導特性が劣化し高温超電導電力ケーブルの性能が劣化す
ることを防止することができる高温超電導電力ケーブル
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高温超電導
電力ケーブルは、その内側に冷媒が通流するコア層と、
このコア層上に設けられた高温超電導導体と、この高温
超電導導体の上に設けられたEPゴム製の応力緩和層
と、この応力緩和層上に設けられた絶縁層とを有するこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、高温超電導電力ケーブルの
コア層上に配設した高温超電導導体の上に応力緩和層が
配設されているので、更にこの上に絶縁体層等の層を配
設するときに、前記高温超電導導体に機械的応力が印加
されようとしても、その応力は応力緩和層により緩和さ
れて超電導導体に過大な応力が作用することはない。
【0009】また、高温超電導電力ケーブルを延線する
場合にも、応力緩和層により前記コア層と前記絶縁層と
に挟まれた高温超電導導体に機械的応力が作用すること
が緩和される。
【0010】更に、高温超電導導体を超電導状態にする
ために冷媒で臨界温度以下に冷却する場合にも、前記コ
ア層と前記絶縁層との熱収縮率の違い等が生じても、前
記高温超電導導体が受ける熱応力は緩和される。
【0011】従って、本発明によれば、超電導導体の超
電導特性の劣化を防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る高温超電導電力
ケーブルについて添付の図面を参照して具体的に説明す
る。図1は本発明の実施例に係る高温超電導電力ケーブ
ルを示す一部横断面図である。この高温超電導電力ケー
ブル20は、内部に液体窒素等の冷媒2が通流する銅管
3を有し、この銅管3の外周面上にテープ状の複数の高
温超電導導体5が配設されている。銅管3はコアとして
機能する。そして、高温超電導導体5を被覆するように
して半導電性のゴム層6が導体5上に配設されている。
このゴム層6はEPベースの半導電材料であり、弾力を
有して応力緩和層となるものである。更に、ゴム層6の
外側にクラフト紙を巻き付けることにより絶縁層8が形
成されている。
【0013】このように構成された高温超電導電力ケー
ブルにおいては、ケーブル製造時に絶縁層8を設けるた
めにクラフト紙を巻き付けることにより生じる機械的応
力は、高温超電導導体5との間にゴム層6があるために
高温超電導導体5に直接に作用しない。また、この高温
超電導電力ケーブル20を延線し敷設する場合及びこの
高温超電導電力ケーブル20を液体窒素等の冷媒2で冷
却し又は冷却を停止して温度変化が生じた場合に、高温
超電導導体5に機械的応力又は熱応力が作用しようとす
るが、これらの機械的応力又は熱応力はゴム層6により
緩和されて、超電導導体5に過大な応力が作用すること
はない。
【0014】このようにして、本実施例によれば、高温
超電導導体5に作用する応力をゴム層6によって緩和で
きるため、高温超電導導体5の超電導特性の劣化を防止
でき、高温超電導ケーブル20の性能劣化を回避するこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、コア層上に設けられた
高温超電導導体の上に応力緩和層を配設したので、前記
コア層と絶縁層との間に挟まれた前記高温超電導導体が
受ける応力を著しく低減することができる。従って、製
造時及び使用時に機械的応力又は熱応力が発生しても、
それが高温超電導導体に作用することを防止でき、高温
超電導導体の超電導特性の劣化を回避し、高温超電導電
力ケーブルの性能が劣化することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る超電導電力ケーブルの一
部を示す横断面図である。
【図2】従来の超電導電力ケーブルを示す横断面図であ
る。
【図3】従来の超電導電力ケーブルの一部を示す横断面
図である。
【符号の説明】
1,20;超電導電力ケーブル 2;冷媒 3;銅管 5;高温超電導導体 6;EPベースの半導電ゴム層 8;絶縁層 9;外導層 10;内側アルミニウム被層 11;熱絶縁層 12;外側アルミニウム被層 13;防蝕層 14;内導層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩澤 力 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (56)参考文献 特開 平5−157722(JP,A) 特開 平5−28850(JP,A) 特開 昭53−51487(JP,A) 特開 平4−3477(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 12/00 - 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その内側に冷媒が通流するコア層と、こ
    のコア層上に設けられた高温超電導導体と、この高温超
    電導導体の上に設けられたEPゴム製の応力緩和層と、
    この応力緩和層上に設けられた絶縁層とを有することを
    特徴とする高温超電導電力ケーブル。
JP05338367A 1993-12-28 1993-12-28 高温超電導電力ケーブル Expired - Fee Related JP3096201B2 (ja)

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EP2012326B1 (en) * 2006-04-12 2017-11-15 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Superconducting cable
CN114171254A (zh) * 2021-12-10 2022-03-11 国网上海市电力公司 一种适用于高温超导城市电力电缆的集成接头拓扑

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