JP3096172B2 - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

Info

Publication number
JP3096172B2
JP3096172B2 JP04255973A JP25597392A JP3096172B2 JP 3096172 B2 JP3096172 B2 JP 3096172B2 JP 04255973 A JP04255973 A JP 04255973A JP 25597392 A JP25597392 A JP 25597392A JP 3096172 B2 JP3096172 B2 JP 3096172B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power supply
shield box
voltage power
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04255973A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0676987A (ja
Inventor
阿川  義昭
鯉力男 杉本
Original Assignee
日本真空技術株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本真空技術株式会社 filed Critical 日本真空技術株式会社
Priority to JP04255973A priority Critical patent/JP3096172B2/ja
Publication of JPH0676987A publication Critical patent/JPH0676987A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3096172B2 publication Critical patent/JP3096172B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Accelerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイオン注入装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図3乃至図5は従来例の
イオン注入装置を示すものであるが、これら図において
グランドシールドボックス1内には高電圧ターミナル2
がグランドレベルより所定の高さに配設されており、こ
れは4本の絶縁支柱8によりグランドレベル上に支持さ
れている。高電圧ターミナル2の一側面とシールドボッ
クス1の対向する内壁面との間には公知の構造を有する
加速管3が取りつけられており、又これに並んで高電圧
ターミナル2の同側面と、これと対向するシールドボッ
クス1の内壁面との間に、公知の構造を有する電力供給
装置30のブッシング4が取りつけられており、このシ
ールドボックス1側には絶縁トランスのタンク5が取り
つけられている。図4において、高電圧ターミナル2の
下方には高電圧を供給する装置として400KV級高電
圧電源9(倍電圧回路ユニット)が設けられている。高
電圧ターミナル2内にはイオン源6、質量分離磁石7な
どが設けられており、又加速管3のシールドボックス側
の外方にはX−Y走査ユニット12が取りつけられてお
り、これは真空ポンプ排気ユニット11により、排気さ
れる。又X−Y走査ユニット12には注入チャンバー1
3が接続されており、これには公知のようにイオンを注
入すべき試料等が配設されている。
【0003】図5は上述の高電圧電源9の倍電圧ユニッ
トの詳細を示すが、ガラスエポキシ製の絶縁板15にコ
ンデンサ18が等間隔で取りつけられており、又これに
は図示せずとも(後述の実施例で詳細を説明する)、ダ
イオードが接続されている。又この絶縁板15には等間
隔で金属製でなる環状体16(以下金属フープとよぶ)
が取りつけられている。又絶縁板15はシールドボック
ス1の底壁部に固定された筐体17に直立して固定され
ている。
【0004】従来例のイオン注入装置は以上のように構
成されるのであるが、図示せずともイオン源6にガスタ
ンクから材料ガスが導入され、プラズマ発生用電源から
イオン源6に電力が供給されると、この内部にプラズマ
が発生する。この時、高電圧ターミナル2内で使用され
る全電力は電力供給装置30から、そのブッシング4を
介して高電圧ターミナル2内の各装置に供給される。
【0005】イオン源6で生成されたプラズマからイオ
ンが、このイオン源6にプラスの電圧が印加されること
により、この印加電圧とイオンの価数の積のエネルギー
が与えられ、イオン源6より引き出される。このイオン
源6より引き出されたイオンは質量分離磁石7の磁場に
より選別され、所望のイオンのみが加速管3に入射する
ように質量分離磁石7のコイルに流れる電流が調整され
ている。
【0006】一方高電圧電源9のスタックによって昇圧
された400KVの高電圧は、このスタック部の先端の
端子からケーブルで高電圧ターミナル2に印加される。
【0007】加速管3に入射したイオンは400KVの
電圧とイオンの価数の積のエネルギーをもってグランド
電位まで加速される。グランド電位、すなわちシールド
ボックス1側の加速管3の電極まで到達したイオンはX
−Y走査ユニット12内のX−Y偏向プレートに印加さ
れた電圧の電場により偏向されるのであるが、この印加
電圧を周期的に変化させることにより、注入チャンバ1
3内に図示せずともセットされた試料上にイオンが均一
に注入されることになる。
【0008】一方、高電圧電源9は筐体17の中にセッ
トされている電磁コイルに外部から高周波電圧が発振器
により供給され、図5においてコンデンサ18と図5に
は示されていないがダイオードとで組み合わされて形成
される倍電圧回路により昇圧される。このスタック構造
で発生する電圧Voutは、その電磁コイルに入力され
る高周波の電圧Vinと倍電圧回路の段数=Nが与えら
れればVout=2×N×Vinで表される。又金属フ
ープ16は、絶縁板15に取りつけられた回路素子、す
なわちコンデンサ18や、図示しないダイオードとその
素子間を接続している金属線などによって形成される外
部への電場を和らげる働きとスタックの周囲の電場を分
割し、この周囲の空間の電位を位置付けるように取りつ
けられている。他方、電力供給装置30の絶縁トランス
にはグランド電位の商用周波数の電力が一次側に入力さ
れる。すなわち、絶縁トランス用タンク5内のトランス
により二次側に絶縁された商用周波数の電力が発生し、
ブッシング4を介して高電圧ターミナル2内に電力を供
給して上述のような作用を続行することができる。
【0009】従来例のイオン注入装置は以上のように構
成され、かつ作用を行うのであるが、この400KV級
のイオン注入装置で用いられる高電圧電源9の電流の容
量は、最低数ミリアンペア以上は必要であり、又この従
来例の高電圧電源9のスタック部の倍電圧回路は気中に
露出しているので、400KV以上の電圧を安定に発生
させる場合には、このスタック部として構成される倍電
圧回路の高さ、図においてhは耐電圧や回路素子(コン
デンサ18やダイオードなど)の絶縁板15への配列構
成や、これら回路素子の容量から決定される大きさなど
の要因を考慮すると、ある高さ以上にしなければならな
い。つまり、従来型の気中に倍電圧回路を露出させてい
る高電圧電源9においては安定に400KVの電圧を発
生させるためには、絶縁板15の高さは高電圧技術の経
験則から最低約1.2m以上は必要であると考えられ
る。このことから、この下方の筐体17の高さも含める
と、高電圧電源装置9の全体の高さは1.4〜1.5m
は必要になる。
【0010】又絶縁板15に取りつけられている金属フ
ープ16は、従来の高電圧電源9では、倍電圧回路の数
段毎に取りつけられているが、望ましくは各段毎に取り
つけられれば、金属フープ16内の電場もそれだけ和ら
げられるのであるが、現実にはコンデンサ18などの回
路素子の大きさと、絶縁板15への素子の配置の制約か
ら各段毎に取りつけることは困難である。
【0011】これは回路素子の各段の間隔(図5におい
てt)を小さくしても金属フープ16間の距離(図5に
おいてL)が小さくなりすぎ、金属フープ16間の耐電
圧が維持できなくなるからである。又倍電圧回路の段数
も絶縁板15の高さhが決まってしまうと、回路素子の
一段当たりの耐電圧と回路素子の絶縁板15への配置の
制約により、任意の段数で製作することは不可能とな
る。
【0012】そこで、上述した条件のもとで倍電圧回路
が空気中に導出している400KV高電圧電源9のスタ
ック部を高電圧ターミナル2の底面とシールドボックス
1の床との間に設置する場合を考える。
【0013】絶縁支柱8の400KVの絶縁距離は、約
1mでよいが、上述したように高電圧電源9のスタック
に律則されて、絶縁支柱8の高さも1.4m〜1.5m
以上でなければならず、このことは結果としてシールド
ボックス1の高さを大きくしてしまう。そこで、高電圧
電源9のスタックを横にして加速管3が取りつけられて
いる高電圧ターミナル2の側面とシールドボックス1の
内壁面との間に取りつけることが考えられる。通常の気
中にさらされている加速管3の400KVを安定に維持
するための絶縁距離は、約0.9〜1mが必要である。
【0014】図6はこのような配置構成の一例を示すも
のであるが、高電圧電源9のスタックを高電圧ターミナ
ル2の側面とシールドボックス1の側面に取りつけたと
きの装置の構成であるが、高電圧電源9のスタックをシ
ールドボックス1の側面に取りつける場合に必要なシー
ルドボックス1と高電圧ターミナル2との距離は、筐体
17はシールドボックス1の外側にでるように設置する
ため、この場合は絶縁板15の高さ分だけでよいので、
約1.2mとなる。つまり高電圧電源9のスタックを側
面に取りつける場合でも加速管3の長さより高電圧電源
9のスタック部の絶縁板15の長さに律則されることに
なり、加速管3、ブッシング4及び高電圧電源9のスタ
ックを取りつけているシールドボックス1の内壁面と高
電圧ターミナル2の一側面との間隔は高電圧電源9を取
りつけない場合よりも長くなり、全体としてシールドボ
ックス1の側面の寸法が大きくなってしまう。更に、高
電圧ターミナル2とシールドボックス1との間には、多
数の絶縁物を設置している部分(加速管3、絶縁トラン
スのブッシング4等が同じ面に取りつけられている場
合)は絶縁物の縁面で400KVの耐電圧を保持しなく
てはならないため、シールドボックス1と高電圧ターミ
ナル2との距離は空間で隔てられている部分より放電の
確率を低下させるために絶縁距離を長く取らなければな
らない。
【0015】このことから、高電圧電源9のスタックを
加速管3と絶縁トランス5とを設置している高電圧ター
ミナル2の同じ側面に設置する場合はシールドボックス
1と高電圧ターミナル2との絶縁距離を1.2mにする
ので、シールドボックス1の横の長さが大きくなるが、
このことを容認して設置したとしても、上述したように
高電圧電源9のスタックに取りつけられている金属フー
プ16は任意の数にすることができないため、加速管3
に取りつけられている金属フープ3aのピッチと、高電
圧電源9のスタックの金属フープ16のピッチが合わな
いと、隣設する空間で電位差が生じ、電場の歪みが起こ
り、放電を誘発する確率が増大する。
【0016】このことから従来の400KV級のイオン
注入装置では、加速管3と電力供給装置30と高電圧電
源9とを高電圧ターミナル2の同じ側面に配置すること
は、結局シールドボックス1が大きくなったり、放電の
危険性の問題が存在するため、困難であった。
【0017】すなわち、通常の気中に倍電圧回路が露出
している高電圧電源9のスタックにおいて、400KV
の電圧を安定に発生させるためには、高電圧電源9のス
タックを高電圧ターミナル2の下に充分な絶縁距離を確
保して設置しなければならず、このことからシールドボ
ックス1が高くなるという欠点があった。
【0018】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、シールドボックスの大きさ、従ってイ
オン注入装置全体の大きさを小型にすることができるイ
オン注入装置を提供することを目的とする。
【0019】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、少なく
ともイオン源及び質量分離磁石を内蔵させたケーシング
を地上より所定の高さに配設させ、高電圧電源装置によ
り前記ケーシングに所定の高電圧を印加し、電力供給装
置により前記イオン源や質量分離磁石などに電力を供給
するようにし、前記ケーシングを電磁気的に遮蔽するシ
ールドボックスを設けたイオン注入装置において、前記
ケーシングの一側面と、該一側面と対向する前記シール
ドボックスの内壁面との間に、加速管と、前記高電圧電
源装置の前記所定の高電圧を前記ケーシングに印加する
ための導電部材を被覆し、絶縁材でなるブッシングとを
接続し、前記高電圧電源装置の高電圧発生部を絶縁流体
を充満させた容器内に位置させ、該容器を前記シールド
ボックス外壁面に固定し、前記加速管に同心的に等間隔
で取りつけられた複数の金属製環状体と前記ブッシング
に同心的に等間隔で取りつけられた複数の金属製環状体
とを相互に対向させ、かつ同数としたことを特徴とする
イオン注入装置によって達成される。
【0020】
【作用】加速管に同心的に取りつけられた複数の金属製
環状体(金属製フープ)とブッシングに同心的に等間隔
で取りつけられた複数の金属製環状体(金属製フープ)
とを相互に対向させているので、かつまたこれらは同数
としているため、1対1で確実に電位面を均等にするこ
とができ、ケーシングに400KV以上の高電圧が印加
されてもこれと対向するシールドボックス、すなわちグ
ランド電位との間で放電を生ずることが防止される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例によるイオン注入装置
について図面を参照して説明する。
【0022】図1において、シールドボックス41内に
は高電圧ターミナル42が従来と同様に配設され、これ
はイオン源46や質量分離磁石47を内蔵させている。
本実施例によれば高電圧ターミナル42の一側面と、こ
れと対向するシールドボックス41の内壁面との間には
イオン加速管43、高電圧電源装置49の後に詳述する
絶縁ブッシング60及び電力供給装置70のブッシング
44が取りつけられている。
【0023】シールドボックス41の外壁面には上述の
加速管43、高電圧電源装置49のブッシング60及び
電力供給装置用ブッシング44のグランド電位側端部に
各々X−Y走査ユニット52、後に詳述する高電圧電源
装置49の電圧発生部61及び絶縁トランス用タンク4
5が固定されている。
【0024】本発明によれば、加速管43と同心的に等
間隔でこれに取りつけた金属フープ63と同数(本実施
例では5個)の金属フープ56が等間隔で高電圧電源装
置49のブッシング60に同心的に取りつけられてお
り、これらは対向しており、又、電力供給装置70のブ
ッシング44にも同心的に同数の金属フープ65が固定
されており、これら金属フープ63間、56間及び65
間に抵抗62、64、66が接続されている。
【0025】次に図2を参照して本発明に係わる高電圧
電源装置49の詳細について説明する。シールドボック
ス41の側壁には、高電圧電源装置49の電圧発生部を
内蔵させた金属でなるタンク61が固定されており、こ
れは絶縁油72を充満させていて、従来と同様な倍電圧
回路74を浸漬させている。図においてダイオードD
は、図5では図示されていなかったが、コンデンサCは
図5のコンデンサ18に対応するものである。又倍電圧
回路74の高周波入力端子73には、図示しない発振器
からの高周波電圧Vinが加えられ、この段数に応じて
昇圧されて、倍電圧回路74の下端部からH、すなわち
400KVの高電圧が導出され、これが保護抵抗71を
介して高電圧ターミナル2に印加される。保護抵抗31
はタンク61内では径が小なる絶縁ブッシング60aに
より被覆されており、又タンク61から、外方、すなわ
ちシールドボックス41と高電圧ターミナル42との間
では、より径が大である絶縁ブッシング60により被覆
されている。
【0026】更に、ブッシング60にはこれと同心的に
金属フープ56が加速管43に同心的に取りつけた金属
フープ63と同数、すなわち5個取りつけられており、
これら金属フープ56間に抵抗64が接続されている。
【0027】本発明の実施例によるイオン注入装置は以
上のように構成されるのであるが、次にこの作用につい
て説明する。
【0028】イオン源46や質量分離磁石47の動作及
びイオンビームを加速管43で加速し、53の注入チャ
ンバーでの試料への照射については従来の装置と同様な
ので、ここでは省略する。
【0029】ここで、図2により高電圧電源49の電圧
発生方法について説明する。図示しない高周波発信器よ
り、ある電圧の高周波Vinが端子73に入力される
と、倍電圧回路74によりこの回路の段数N(本実施例
では4段)により、この高電圧発生部にVout=2×
N×Vinの電圧が発生する。この電圧は保護抵抗71
を介して高電圧ターミナル42に印加される。図1に示
すように高電圧電源49や電力供給装置70及び加速管
43が取りつけられたシールドボックス1の内壁と高電
圧ターミナル2との間の空間は、高電圧電源49のブッ
シング60に取りつけられた金属フープ56と加速管4
3の金属フープ63とが同じピッチで、かつ対向して取
りつけられているため(電力供給装置70のブッシング
44の金属フープ65についても同様)、この周囲の電
場は高電圧ターミナル42の電位からシールドボックス
41のグランド電位まで均等に分割される。例えば、仮
に高電圧ターミナル42に400KVの電圧が印加され
ているとすると、図1においてa点の等電位面は400
KVの電位であり、b点の等電位面は300KVの電
位、c点の等電位面は200KVの電位、かつd点の等
電位面は100KVの電位を示しており、100KV毎
に均等に分割され、空間の電位が決定されている。
【0030】以上のようにして400KVという高電圧
が高電圧ターミナル42に加えられ、これと対向するシ
ールドボックス41の内壁との間の距離は限定されてい
るが、放電が生ずることを未然に防止することができ、
よってイオン注入装置を構成する各部の放電による損傷
を未然に防止することができる。
【0031】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0032】例えば以上の実施例では高電圧電源装置4
9の高電圧発生部のタンク61内には油を充填させて絶
縁させるようにしたが、これに代えてSF6 などの絶縁
ガスを充満させるようにしてもよい。
【0033】又以上の実施例では加速管43と同心的に
取りつけられる金属フープ63の数が5個であり、これ
に対応してこれに並設される高電圧電源装置49のブッ
シング60と同心的に取りつけられる金属フープ56の
数も5個であり、かつまた絶縁トランスブッシング44
と同心的に取りつけられる金属フープ65の数も5個で
あったが、これに限定されることなく、加速管43と同
心的に取りつけられる金属フープ63の数がこれより
大、例えば10個であれば、これと並設される高電圧電
源装置49及び絶縁トランスのブッシング44と同心的
に取りつけられる金属フープ65の数も10個としてこ
れらを相対向して取りつけるようにすればよい。
【0034】又、以上の実施例では高電圧ターミナル4
2の側面とシールドボックス41の内側壁との間には加
速管43と並設して高電圧電源装置49のブッシング6
0及び電力供給装置70のブッシング44をとりつけた
が、このブッシング44は高電圧ターミナル42の下方
に配設しても本発明の効果は失われるものではない。
【0035】
【発明の効果】以上、本発明のイオン注入装置によれ
ば、シールドボックスの大きさを従来より大巾に小と
し、かつ高電圧ターミナルとシールドボックスとの間で
放電を生ずることを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるイオン注入装置の断面平
面図である。
【図2】同要部の拡大断面図である。
【図3】従来例のイオン注入装置の概略断面平面図であ
る。
【図4】同概略側断面図である。
【図5】同従来例における高電圧発生装置の要部を示す
拡大側断面図である。
【図6】他従来例のイオン注入装置の断面平面図であ
る。
【符号の説明】
49 高電圧電源装置 56 金属フープ 60 ブッシング 63 金属フープ 71 保護抵抗 74 倍電圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05H 5/02 H05H 5/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともイオン源及び質量分離磁石を
    内蔵させたケーシングを地上より所定の高さに配設さ
    せ、高電圧電源装置により前記ケーシングに所定の高電
    圧を印加し、電力供給装置により前記イオン源や質量分
    離磁石などに電力を供給するようにし、前記ケーシング
    を電磁気的に遮蔽するシールドボックスを設けたイオン
    注入装置において、前記ケーシングの一側面と、該一側
    面と対向する前記シールドボックスの内壁面との間に、
    加速管と、前記高電圧電源装置の前記所定の高電圧を前
    記ケーシングに印加するための導電部材を被覆し、絶縁
    材でなるブッシングとを接続し、前記高電圧電源装置の
    高電圧発生部を絶縁流体を充満させた容器内に位置さ
    せ、該容器を前記シールドボックス外壁面に固定し、前
    記加速管に同心的に等間隔で取りつけられた複数の金属
    製環状体と前記ブッシングに同心的に等間隔で取りつけ
    られた複数の金属製環状体とを相互に対向させ、かつ同
    数としたことを特徴とするイオン注入装置。
  2. 【請求項2】 前記高電圧電源装置はコックロフト・ウ
    ォルトン型であり、そのスタックを前記絶縁流体を充満
    させる容器内に位置させている請求項1に記載のイオン
    注入装置。
JP04255973A 1992-08-31 1992-08-31 イオン注入装置 Expired - Fee Related JP3096172B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04255973A JP3096172B2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 イオン注入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04255973A JP3096172B2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 イオン注入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0676987A JPH0676987A (ja) 1994-03-18
JP3096172B2 true JP3096172B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=17286145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04255973A Expired - Fee Related JP3096172B2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 イオン注入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3096172B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7268836B2 (en) 2003-09-03 2007-09-11 Alps Electric Co., Ltd. Television tuner device generating intermediate-frequency signal free from harmonic interference of reference signal

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI287950B (en) 2003-11-28 2007-10-01 Kobe Steel Ltd High-voltage generator and accelerator using same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7268836B2 (en) 2003-09-03 2007-09-11 Alps Electric Co., Ltd. Television tuner device generating intermediate-frequency signal free from harmonic interference of reference signal

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0676987A (ja) 1994-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101870790B1 (ko) 직류 하전 입자 가속기, 직류 전압을 사용하여 하전 입자를 가속하는 방법 및 그와 함께 사용하기 위한 고 전압 전력 공급 장치
US4104875A (en) Ion prime mover
US7218500B2 (en) High-voltage generator and accelerator using same
JP3096172B2 (ja) イオン注入装置
US3602827A (en) Graded plane,high-voltage accelerator
JP3203267B2 (ja) イオン加速装置
JPH06283299A (ja) イオン加速装置
JPH06140191A (ja) イオン注入装置
JP3401279B2 (ja) イオン加速装置
JPH07312300A (ja) 高電圧電源装置
US5457361A (en) Ion removing device, ion removing method and electron accumulating ring having ion removing device
JP2988764B2 (ja) 直流電圧型加速器の加速管
JP3096167B2 (ja) イオン注入装置
JPH05266995A (ja) イオン加速装置
JP3401278B2 (ja) イオン加速装置
JP3116794B2 (ja) 高周波イオン源
JP3167207B2 (ja) イオン加速装置
JPH05334987A (ja) イオン加速装置における冷却システム
JPH05299198A (ja) イオン加速装置における排気システム
JPH0836100A (ja) イオン照射装置
JPH05335096A (ja) イオン加速装置
JP3104368B2 (ja) イオン除去装置及びイオンの除去方法
JPH06196297A (ja) イオン加速装置
SU1061687A1 (ru) Генератор нейтронов
JPH07282755A (ja) 電子線照射装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees