JP3096082U - 缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムdi缶 - Google Patents

缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムdi缶

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JP3096082U JP2003000893U JP2003000893U JP3096082U JP 3096082 U JP3096082 U JP 3096082U JP 2003000893 U JP2003000893 U JP 2003000893U JP 2003000893 U JP2003000893 U JP 2003000893U JP 3096082 U JP3096082 U JP 3096082U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルミニウムDI缶の外周面に設けた印刷デザ
インと凹凸成形加工処理との相乗的作用によって、より
高い装飾性を有するように構成した缶胴部に凹凸模様を
有するアルミニウムDI缶を提供すること。 【解決手段】アルミニウムDI缶1における缶胴2の外
周面4に予め施された印刷デザイン7に合わせて、缶胴
の外周面に対し、半径方向に突出する凸部10と凹んだ
凹部11とによる凹凸成形加工処理部9を設けてなり、
印刷デザインが缶胴の母線gに対して内角α度で交差す
る傾斜線i1 に沿った傾斜直線8を基調とする彩色パタ
ーンでなり、凹凸成形加工処理部が、缶胴の母線に対し
て内角−α度で交差し、彩色パターンの傾斜直線に対し
て内角2αで交差する傾斜線i2 に沿って交互に連続す
る平行な山折り線および谷折り線でなる缶胴部に凹凸模
様を有するアルミニウムDI缶。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、缶胴の外周面に凹凸模様を設けたアルミニウムの絞りしごき缶(以 下、アルミニウムDI缶という)に関するものであり、特に、缶胴の外周面に予 め設けた印刷デザインと缶胴の外周面に設けた凹凸模様とが相乗的に作用して、 より装飾性を高めてなる缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムDI缶に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、飲料缶においては、金属光沢性に富むアルミニウム板を円筒状に 絞りしごき加工し、缶底と缶胴とを一体成形したDI缶が広く知られている。こ のアルミニウムDI缶を使って、飲料商品を販売する各飲料メーカーにおいては 、収容する飲料商品に応じて、当該飲料商品のイメージを高めるべく、アルミニ ウムDI缶の外観デザインの改良開発に多大な努力を注いできている。
【0003】 従来のアルミニウムDI缶に対する外観デザインの改良開発のほとんどは、缶胴 側周面への印刷によるものであったが、その他には、缶胴側周面にビード (bead ) を入れたり、バルジ成形 (bulge forming)して缶胴に凹凸を入れる等、缶体を 変形させるという試みもなされていた。
【0004】 しかしながら、従来のアルミニウムDI缶に対する外観デザインの改良開発では 、購買者に対して購買意欲を高めるに足る強い印象を与え、且つ、商品の差別化 あるいは個別化を図るにたる工夫がなされておらず、いまだに、その改良開発が 進行してきている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、上記する従来のアルミニウムDI缶に対して、その外周面 に予め印刷デザインを設けるとともに、缶胴の外周面に、この印刷デザインに関 連する凹凸成形加工処理を設けて、当該印刷デザインと凹凸成形加工処理との相 乗的作用によって、より高い装飾性を有し、商品の差別化あるいは個別化を図る にたるように構成した缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムDI缶を提供する ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、アルミニウムD I缶における缶胴の外周面に予め施された印刷デザインに合わせて、前記缶胴の 外周面に対し、半径方向に突出する凸部と凹んだ凹部とによる凹凸成形加工処理 部を設けてなることを特徴とする缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムDI缶 を構成するものである。
【0007】 さらにまた、この考案は、前記缶胴の外周面に予め施される印刷デザインが、前 記缶胴の母線に対して内角α度で交差する傾斜線に沿った傾斜直線を基調とする 彩色パターンでなり、前記凹凸成形加工処理部が、前記缶胴の母線に対して内角 −α度で交差し、前記彩色パターンの傾斜直線に対して内角2αで交差する傾斜 線に沿って交互に連続する平行な山折り線および谷折り線でなることを特徴とす る缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムDI缶を構成するものである。
【0008】 さらにまた、この考案は、前記缶胴の外周面に予め施される印刷デザインが、透 明インキによるものからなり、前記アルミニウムDI缶の外表面に対して直接的 に彩色印刷されていることを特徴とする缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウム DI缶を構成するものでもある。
【0009】
【考案の実施の態様】
以下、この考案になる缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムDI缶について図 面に示す具体的な実施例にもとづいて詳細に説明する。図1は、この考案にかか る缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムDI缶についての具体的な実施例を示 すものであって、当該アルミニウムDI缶における所望の部位に、この考案の構 成要素の一つを担う印刷デザインが施された状態を示す概略的な正面図である( 通常、この段階において、同時的に各種の文字、記号、模様、絵柄などが印刷さ るものであるが、この考案の要部から外れるので、その詳細については図示しな い)。
【0010】 一方、図2は、図1に示す状態のアルミニウムDI缶1に対して、その缶胴外周 面に、前記印刷デザインの内容に関連して、半径方向に突出する凸部と凹んだ凹 部とによって構成される凹凸成形加工処理部を設けた状態を示す概略的な正面図 であり、図3は、図2におけるA−A’線に沿った横断面の状態の一部を破断し 、拡大して示す概略的な横断面図である。
【0011】 まず、この考案の基本構成によれば、前記アルミニウムDI缶1は、その一例に おいて、アルミニウム板を有底円筒状に深絞り加工し、さらにしごき加工して缶 胴2を形成し、その缶胴の上部開口端に蓋部材3を巻き締めたツーピース缶であ る。この考案は、特に、上記するツーピース缶に限定されるものではなく、アル ミニウムDI缶1であって、缶胴の軸方向両端にそれぞれ蓋部材を巻き締めたス リーピース缶に対しても変更することなく適用することができる。
【0012】 この考案になるアルミニウムDI缶1は、まず、その缶胴外周面4に対して、印 刷焼き付け処理による所望の印刷デザイン処理5がなされる。この印刷デザイン 処理は、周知の方法によって、焼き付け処理により施されるものであり、所望の 各種文字6、記号、模様、絵柄、さらには、この考案の一つの構成要件として特 徴付けられる印刷デザイン7などによって構成される。この考案において、前記 所望の各種文字等6並びに前記印刷デザイン7の施される領域外の部分について は、アルミニウムの金属光沢を抑える目的において、例えば、乳白色などによる 地印刷処理12がなされる。すなわち、この考案の好ましい実施例では、前記所 望の各種文字等6並びに印刷デザイン7の施される領域を抜いた地印刷処理12 を施すとともに、上記抜かれた部分に対して、これに対応する所望の各種文字等 6、さらには、印刷デザイン7が施されるようになっている。
【0013】 この考案における一つの構成要件としての印刷デザイン7は、前記缶胴2の母線 gに対して内角α度(αは例えば45°)で交差する傾斜線i1 に沿った傾斜直 線8を基調とする彩色パターンが、透明インキにより印刷される。この印刷デザ イン7は、傾斜線i1 に沿った傾斜直線8を基調とするものであり、各線間ピッ チpおきに帯域状に彩色されていて、隣り合う帯域毎に適宜異なる濃度に彩色処 理される。これら各帯域における彩色のための色相、彩度、明度は、予めデザイ ンされた彩色パターンに従って適宜組み合わせにより設定することができる。
【0014】 この考案になるアルミニウムDI缶1は、上記する印刷処理の後、前記印刷デザ イン7に合わせて、前記缶胴2の外周面4に対し、半径方向に突出する凸部10 と凹んだ凹部11とによる凹凸成形加工処理部9が設けられる。この凹凸成形加 工処理部9は、前記缶胴2の母線gに対して内角−α度(αは例えば45°)で 交差し、前記彩色パターンの傾斜直線8に対して内角2αで交差する傾斜線i2 に沿って交互に連続する平行な山折り線10および谷折り線11によって構成さ れるものである。
【0015】 上記するアルミニウムDI缶1における缶胴2の外周面4に対する凹凸成形加工 処理部9は、例えば、缶外径が約65mmの缶である場合、44条程度の山折り 部ができる程度に設計することによって、隣り合う山折り線10および谷折り線 11間のピッチが、前記彩色パターンのピッチpに匹敵する構成のものと等しく なる。
【0016】 このように缶胴2の外周面4に対する凹凸成形加工処理部9によれば、前記山折 り線10と谷折り線11とにより、二つの異なった面13aおよび13bを構成 し、缶に対する光の当たり具合によって、二つの異なった二種類の反射面を得る ものであり、この凹凸成形加工処理部9に対して異なる彩色パターンでなる印刷 デザイン7が重なり合うことにより、前記光の当たり具合によっては、その組み 合わせの態様により、変化性に富んだ特異な光反射効果をもたらすものであり、 その点において装飾性の極めて高い缶を提供することができるものといえる。
【0017】
【考案の効果】
以上の構成になる本考案の缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムDI缶は、構 造が簡単であり、製造が容易であって、多量生産に適合し得る点において、経済 的にも極めて有利に作用するものであり、さらに、構成部材が少ないものである という点においても極めて実効性の高いものであるといえる。
【0018】 さらに、この考案になる缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムDI缶は、上記 するとおり、アルミニウムDI缶における缶胴の外周面に予め施された印刷デザ インに合わせて、前記缶胴の外周面に対し、半径方向に突出する凸部と凹んだ凹 部とによる凹凸成形加工処理部を設けたものであって、特に、缶胴の外周面に予 め施される印刷デザインが、前記缶胴の母線に対して内角α度で交差する傾斜線 に沿った傾斜直線を基調とする彩色パターンでなり、前記凹凸成形加工処理部が 、前記缶胴の母線に対して内角−α度で交差し、前記彩色パターンの傾斜直線に 対して内角2αで交差する傾斜線に沿って交互に連続する平行な山折り線および 谷折り線で構成されていること、缶胴の外周面に予め施される印刷デザインが、 透明インキにより構成され、前記アルミニウムDI缶の外表面に対して直接的に 彩色印刷されていることなどが相乗的に作用して、光の当たり具合によっては、 その組み合わせの態様により、変化性に富んだ特異な光反射効果をもたらすもの であり、その点において装飾性の極めて高い飲料包装用缶を供するものであり、 この点においても極めて有効に作用するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この考案にかかる缶胴部に凹凸模様を
有するアルミニウムDI缶についての具体的な実施例を
示すものであって、当該アルミニウムDI缶における所
望の部位に、この考案の構成要素の一つを担う印刷デザ
イン7が施された状態を示す概略的な正面図である。
【図2】図2は、図1に示す状態のアルミニウムDI缶
1に対して、その缶胴外周面4に、前記印刷デザイン7
の内容に関連して、半径方向に突出する凸部と凹んだ凹
部とによって構成される凹凸成形加工処理部を設けた状
態を示す概略的な正面図である。
【図3】図3は、図2におけるA−A’線に沿った横断
面の状態の一部を破断し、拡大して示す概略的な横断面
図である。
【符号の説明】
1 アルミニウムDI缶 2 缶胴 3 蓋部材 4 缶胴外周面 5 印刷デザイン処理 6 所望の各種文字、記号、模様、絵柄等 7 印刷デザイン 8 傾斜直線 g 缶胴2の母線 i1 傾斜線 i2 傾斜線 9 凹凸成形加工処理部 10 山折り線(凸部) 11 谷折り線(凹部) 12 抜き地印刷処理 13a、13b 凹凸成形による二つの異なった面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムDI缶における缶胴の外周
    面に予め施された印刷デザインに合わせて、前記缶胴の
    外周面に対し、半径方向に突出する凸部と凹んだ凹部と
    による凹凸成形加工処理部を設けてなることを特徴とす
    る缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムDI缶。
  2. 【請求項2】 前記缶胴の外周面に予め施される印刷デ
    ザインが、前記缶胴の母線に対して内角α度で交差する
    傾斜線に沿った傾斜直線を基調とする彩色パターンでな
    り、前記凹凸成形加工処理部が、前記缶胴の母線に対し
    て内角−α度で交差し、前記彩色パターンの傾斜直線に
    対して内角2αで交差する傾斜線に沿って交互に連続す
    る平行な山折り線および谷折り線でなることを特徴とす
    る請求項1に記載の缶胴部に凹凸模様を有するアルミニ
    ウムDI缶。
  3. 【請求項3】 前記缶胴の外周面に予め施される印刷デ
    ザインが、透明インキによるものからなり、前記アルミ
    ニウムDI缶の外表面に対して直接的に彩色印刷されて
    いることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載
    の缶胴部に凹凸模様を有するアルミニウムDI缶。
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