JP3095877U - 堆肥化促進シート - Google Patents

堆肥化促進シート

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composting
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promotion sheet
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JP2003000653U
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憲雄 藤坪
典仁 玉村
祐晴 木津
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Seiren Co Ltd
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Seiren Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

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  • Fertilizers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 堆肥化促進シートとして発酵が十分進み良好
な堆肥が出来上がると共に、悪天候によって端縁部がめ
くれあがったり破れたりしない堆肥化促進シートを提供
する。 【解決手段】 不織布からなる基材2の端縁部を折り返
すことによって筒状部3が形成され、該端縁部が縫着に
よって固定され、該筒状部の直径が10〜100mmで
ある固定用の筒状部を有する堆肥化促進シート1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、家畜の排泄物などを堆肥化するシートとして用いられる堆肥化促進 シートに関し、更に詳しくは、強風などの悪天候下でもはためきや破れのない軽 量で耐久性に優れた堆肥化促進シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家畜の排泄物を発酵させ堆肥化するものとしてパイプと被覆材からなる 農業ハウスが知られている。 このような農業ハウスは、頑丈ではあるが大型でコストがかかり農家の負担を 増大させていた。 最近、前述した農業ハウス所謂「浮きがけ」タイプに変わって、農ポリシート と防水マットからなる「べたがけ」タイプの堆肥化システムが注目を集めている 。 しかし、堆肥の野積みによる環境汚染を防止するという観点からすると一定の 効果が見られるが、農ポリシートを用いて堆肥化を行った場合、堆肥表面がジ メジメしている、堆肥が粗く固い、かび臭い匂いがする、堆肥の温度が低 い、などの問題があり、必ずしも良好な結果が得られていない。
【0003】 このような問題を解決するために〔実用新案文献1〕には0.5乃至5mmの 通気孔が1m当たり1個以上設けてある合成樹脂フイルムからなる家畜排泄物 促進シートの開示がある。 〔実用新案文献1〕実用新案登録第3070658号
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような合成樹脂フイルムからなるシートをべたがけして使用した 場合、依然として通気孔を介して雨水が侵入する為に、堆肥の流出や発酵の遅延 の問題があり、さらに古タイヤなどを錘として使用しているために強風にあおら れた場合、端縁部のはためきや破れが生じるなどの現象が起こった。 その結果、堆肥にハエがついたり、鳥に堆肥をまき散らされたりという問題や 、堆肥が降雨時に流出したり、風で飛散したりすると言う問題もあった。 本考案の目的は、堆肥化促進シートとして発酵が十分進み良好な堆肥が出来上 がると共に、悪天候によって端縁部がめくれあがったり破れたりしない堆肥化促 進シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため次のような手段を実施するものである。 すなわち、(1)、不織布からなる基材の端縁部に固定用の筒状部を有するこ とを特徴とする堆肥化促進シートに存する。
【0006】 そして、(2)、筒状部の直径が10〜100mmであることを特徴とする( 1)の堆肥化促進シートに存する。
【0007】 そしてまた、(3)、端縁部を折り返すことによって筒状部が形成されている ことを特徴とする(2)の堆肥化促進シートに存する。
【0008】 そしてまた、(4)、端縁部が縫着によって固定されていることを特徴とする (3)の堆肥化促進シートに存する。
【0009】 そしてまた、(5)、不織布と透湿防水性の樹脂フイルムからなる基材の端縁 部に固定用の筒状部を有することを特徴とする堆肥化促進シートに存する。
【0010】 そしてまた、(6)、筒状部の直径が10〜100mmであり、端縁部を折り 返すことによって筒状部が形成され、端縁部が縫着によって固定されていること を特徴とする(5)の堆肥化促進シートに存する。
【0011】 そしてまた、(7)、上下の不織布に透湿防水性の樹脂フイルムが挟持された 構造からなる基材の端縁部に固定用の筒状部を有することを特徴とする堆肥化促 進シートに存する。
【0012】 さらにまた、(8)、筒状部の直径が10〜100mmであり、端縁部を折り 返すことによって筒状部が形成され、端縁部が縫着によって固定されていること を特徴とする(7)の堆肥化促進シートに存する。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について詳しく説明する。 本考案の堆肥化促進シートは例えば図1に示すような構造のものである。 1は堆肥化促進シート、2は被覆基材、3は筒状部である。 本考案の堆肥化促進シートを使用するには、防水性の合成樹脂シートなどを敷 設し、この上に家畜の排泄物におが屑や藁屑を混ぜ水分調節したものを置き、次 いで図2のように本考案の堆肥化促進シートを掛け、さらに筒状部に錘などを通 して固定するという手順を踏む。
【0014】 本考案において被覆基材の材質としては不織布が採用される。 不織布の素材としては、天然繊維、合成繊維、又はこれらを組み合わせたもの など、特に限定されないが、耐久性の点から合成繊維が好ましい。合成繊維とし ては、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ乳酸、ポリアミド、ポリエチレンな どが挙げられ、中でもポリプロピレンは嵩高性を有するので好ましい。不織布の 形態としてはスパンボンドやニードルパンチ等が挙げられるが、コストや加工性 の点からスパンボンドが好ましい。素材がポリプロピレンで、形態がスパンボン ドであるものとしては、出光ユニテック製のストラテック、三井化学製のシンテ ックスなどが具体例として挙げられる。 不織布は微細孔を有しており、雨水の侵入を防ぎながら堆肥の水蒸気を逃がし 、空気を取り込んで堆肥が呼吸できるようにコントロールしてくれる働きを有す る。 この働きにより排泄物の堆肥化が進むわけであるが、堆肥の発酵に要する期間 は水分の調整具合や気象条件によって左右され、およそ3乃至4ヶ月である。 本考案において、被覆基材は堆肥の温度を上昇させ、発酵を促すため黒色系の 色に染色されているのが好ましい。 なお、本考案では不織布を複数積層させた構造のものも勿論含まれる。 また、不織布は撥水加工を施しておくことが望ましい。 さらに、不織布の目付けとしては、25〜100g/mであることが、強度、 及びコストの点から好ましく、30〜80g/mであることがより好ましい。
【0015】 本考案の堆肥化促進シートは、端縁部に筒状部を有する。 この筒状部に鉄筋などの金属製棒状体を挿入することによってシート全体に荷 重がかかり風雨などによる端縁部のはためきによる堆肥の流出やシートの破れを 防いでくれる。 あるいは、本考案のシートの筒状部に紐やロープなどを通し金属およびプラス チック製のアンカーピンなどで地面に固定して使用してももちろん良い。 筒状部はその直径が10〜100mmであるのが好ましい。10mm以下であ ると金属製棒状体を通し難くなるため好ましくなく、100mm以上になると基 布のロスが大きくなるので好ましくない。
【0016】 また、本考案の筒状部は端縁部を折り返すことによって形成するのが好ましい 。 新たに筒状部だけを別体で作成し接着や縫着によって繋ぎ合わせても良いが、 工程が複雑になるためあまり好ましくない。 筒状部を形成させる方法としては接着、溶着、縫着などが考えられるが、強度 の確保とシートの柔軟性を確保するために縫着による方法が好ましい。 縫着は、素材としてポリエステル、ビニロンなどの糸によって、本縫い、環縫 いなどで行われる。本考案の被覆基材は布帛が主体であるため、縫製縫着が容易 であり、縫着部分が殆ど目立たない。
【0017】 本考案の堆肥化促進シートに用いられる被覆基材としては不織布が採用される が、雨水を十分に防止する機能と透湿防水性の確保のために、図3のように該不 織布に透湿防水性を有する樹脂フイルムが積層された構造のものが好ましい。 透湿防水性を有する樹脂フイルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、 ポリウレタン、ポリビニルアルコールなどの熱可塑性エラストマーが挙げられる 。中でも、加工し易く透湿性に優れる微多孔質ポリエチレンフイルムが好ましく 用いられる。具体的には、大和川ポリマー製のポリエチレンフィルムなどがある 。 樹脂フイルムの厚さとしては、15〜50μmであることが、性能、及びコス トの点から好ましく、20〜40μmであることがより好ましい。 不織布と樹脂フイルムの積層方法としては、通常のドライラミネート、ウエッ トラミネート、熱ラミネート、押出しラミネート等の方法を用いればよい。使用 される接着剤としては、溶剤系、エマルジョン系など特に限定されない。接着剤 の塗布方法としては、上記接着剤をグラビアロールやT−ダイを用いて樹脂フイ ルムにドット状、細線状に塗布する方法がある。
【0018】 また、本考案では被覆基材として図4のように不織布の間に透湿防水性を有す る樹脂フイルムを挟んだ構造のものがさらに好ましい。 不織布を堆肥側に配置する事によって、樹脂フィルムを保護する効果があり、 被覆基材として更に好ましくなる。 堆肥側に積層する不織布の素材としては、ポリプロピレン、ポリ乳酸、ポリア ミド、ポリエステル、ポリエチレンなどが挙げられる。 積層方法としては上記と同じように接着剤を用いて圧着する方法が採用される 。
【0019】 堆肥化促進シートは、通常、縦横共に数メートルから数十メートルに及んでお り、大型の部材である。本考案では、これらを製造するにあたって、例えば6メ ートル×20メートルの堆肥化促進シートを得ようとする場合、巾2メートル、 長さ20メートルの被覆基材を3枚用いて縫着する事によって大型の被覆基材と している。 その後、4辺の端縁部を折り返し、例えば直径が35mmの筒状部を作り、縫 着する事によって本考案の堆肥化促進シートが製造できる。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、軽量で強度に優れ堆肥化の進行が早く、悪天候によるはため きや破れがない堆肥化促進シートを提供することが出来る。 また、被覆基材を不織布と透湿防水フイルムからなる構成とすれば、優れた透 湿防水性と通気性を有する堆肥促進シートを提供できる。 さらに、この考案によれば堆肥が外気に曝されたり流出したりしないので長期 間そのまま貯蔵することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の堆肥化促進シートを示した概
略図である。
【図2】図2は、本考案の堆肥化促進シートを家畜など
の排泄物にかけた状態を示す概略図である。
【図3】図3は、本考案の被覆基材の好ましい形態を示
した断面図である。
【図4】図4は、本考案の被覆基材の更に好ましい形態
を示した断面図である。
【符号の説明】
1 堆肥化促進シート 2 被覆基材 3 筒状部 4 不織布 5 透湿防水性の樹脂フイルム

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】不織布からなる基材の端縁部に固定用の筒
    状部を有することを特徴とする堆肥化促進シート。
  2. 【請求項2】筒状部の直径が10〜100mmであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の堆肥化促進シート。
  3. 【請求項3】端縁部を折り返すことによって筒状部が形
    成されていることを特徴とする請求項2記載の堆肥化促
    進シート
  4. 【請求項4】端縁部が縫着によって固定されていること
    を特徴とする請求項3記載の堆肥化促進シート。
  5. 【請求項5】不織布と透湿防水性の樹脂フイルムからな
    る基材の端縁部に固定用の筒状部を有することを特徴と
    する堆肥化促進シート。
  6. 【請求項6】筒状部の直径が10〜100mmであり、
    端縁部を折り返すことによって筒状部が形成され、端縁
    部が縫着によって固定されていることを特徴とする請求
    項5記載の堆肥化促進シート。
  7. 【請求項7】上下の不織布に透湿防水性の樹脂フイルム
    が挟持された構造からなる基材の端縁部に固定用の筒状
    部を有することを特徴とする堆肥化促進シート。
  8. 【請求項8】筒状部の直径が10〜100mmであり、
    端縁部を折り返すことによって筒状部が形成され、端縁
    部が縫着によって固定されていることを特徴とする請求
    項7記載の堆肥化促進シート。
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