JP3095109B2 - 移動通信同期制御方法 - Google Patents
移動通信同期制御方法Info
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Description
フレーム同期外れを検出した場合に、速やかにフレーム
再同期を確立する同期制御方法に関するものである。
ャートに示すように、通信チャネル(TCH)を設定
(S1 ),その通信チャネルで送受信し(S2 ),フレ
ーム同期外れの検出には、まずあらかじめ定められてい
るフレーム同期語と、受信した信号から復号したフレー
ム同期語とのビット判定を行って一定の値以上ビット誤
りが検出されたとき、そのフレーム同期失敗(以下、同
期語不一致)となす(S3)。自局側で同期語不一致を
検出した場合、自局では、同期語不一致カウンタをイン
クリメントし(S4 ),計数値δが規定値δo以上か否
かを調べ(S5)、δo以上でなければ、ステップS2 に
戻り、次に対向局側から送られてくる信号を受信して、
さらに同期語不一致を検出した場合には再び同期語不一
致カウンタをインクリメントし、同期語不一致が検出さ
れなかった場合には、同期語不一致カウンタをクリアし
てステップS2 に戻る(S6 )。以上の動作を繰り返し
て自局では、同期語不一致カウンタの計数値δが設定さ
れた値δo以上になったとき、フレーム同期外れを検出
したとしている。
た場合には、以下に記す処理を行い再同期を確立してい
た。基地局では、同期外れを検出したときは図4に示す
ようにマネージメント(制御手順プログラム)への通知
報に状態異常同期外れを入れてマネージメントへ通知
し、これにもとづき同期確立用のバーストSB1(以下
同期確立用のバーストをSBN(N:整数)とする)を
送信する(S7 )。このため移動局では、それまで受信
していた通信チャネルが受信されず、同期外れを検出
し、異常同期外れをマネージメントに通知し、同期確立
制御状態となってSB1を受信したら基地局側で同期外
れを起こしたものとして通信チャネル信号をSB2に変
更して基地局に送信し、基地局で移動局から送られてく
るSB2を受信した場合には(S8),基地局では、通
信チャネル信号を同期確立用バーストSB3に変更する
(S 9 )。移動局でSB3を確認したら、移動局からS
B4を送信する。基地局でSB4を確認したら(S10)
基地局は、送信信号を同期確立用のバーストから通信チ
ャネル信号に切り替えてその付随制御チャネルACCH
を通って同期の再確立を行っていた。
5に示すように、移動局では通信チャネルの送信を停止
し、SB1が送信されるのを待ち、基地局で通信チャネ
ルが受信されず同期外れを検出してSB1を送信し、移
動局でSB1を受信したらSB2を送信していた。基地
局側で移動局から送信されるSB2を受信した場合に
は、基地局では、SB3を送信する。移動局でSB3を
確認したら、移動局からSB4を送信する。基地局でS
B4を確認したら基地局は、送信信号を同期確立用のバ
ーストから通信チャネル信号に切り替えて同期の再確立
を行っていた。
るSB3をある一定の時間内に受信できなかったとき、
あるいは、基地局で移動局から送られてくる信号SB2
をある一定の時間内に受信できなかった場合には、再同
期確立に失敗したとなみして通話を切断していた
(S11)。また、同期外れを検出した場合は、必ず同期
確立用のバーストを送信する手順をふんでいた。
搬路による遅延が生じている伝送路で、シャドウイング
を起こした場合や、VOX(Voice Operated Transmiss
ion :音声制御送信)制御中の場合等に不必要に同期確
立用のフレームを送信したり、再同期確立に時間がかか
る、あるいは、再同期確立に失敗するという問題点があ
った。
的なレベル低下、あるいはシャドウイングが原因で基地
局側で一時的なフレーム同期外れを検出した場合(実際
は移動局の同期は保持されている状態)に、再同期確立
の動作を行っていた。つまり、実際はフレーム同期が保
持されているにも関わらず、同期外れ状態に陥りフレー
ム同期再確立の動作を行っていた。
るようなVOX制御を行う場合、次フレームからVOX
制御にはいる旨をそのフレームの制御情報を用いて送信
する。このフレームの際にレベル低下、シャドウイン
グ、瞬断等が生じた場合このフレームは基地局で受信す
ることができない。よって、基地局では移動局がVOX
制御中であるのか移動局からの送信が途絶えているのか
がわからないため、基地局側で同期外れを検出してい
た。従来用いられている同期保護段数(前記従来技術で
述べた同期語不一致カウンタの規正計数値δo に相当す
る。通常5〜10フレーム程度)を用いた場合、移動局
から次の音声信号が送られてくる以前に同期外れ状態に
移行して再同期確立の動作を行っていた。また、再同期
を確立するためには、基地局から必ず、同期確立用の信
号を送信する必要があった。さらに従来技術が同期保護
段数を5〜10フレーム程度としているのは、同期語の
ビット数と回線設計上の誤り率から算出される同期語の
不検出、誤検出確率から算出されたものであり、伝搬遅
延、VOX制御、シャドウイング等は考慮されていなか
った。
御中に、基地局送信信号の一時的なレベル低下、あるい
はシャドウイングが原因で移動局側で一時的なフレーム
同期外れを起こした場合、従来用いられている同期保護
段数の時間内では移動局が、通信チャネル信号を用いて
自律的に同期を確立することが困難であった。さらに、
伝搬路遅延がある回線では、移動局で同期外れを検出し
た場合に、移動局から基地局方向へSB2を送信して、
それを基地局で受信して、基地局からSB3を送信し、
移動局でSB3を受信してSB4を送信して再同期確立
を行う従来の方法は、特に衛星中継器を介在する場合
は、例えば250ms程度の伝搬遅延が生じるため、SB
Nを何回も送受して再同期するには再同期確立に時間が
かかり過ぎる問題点があった。
ーム同期外れを検出すると、VOX制御を禁止すると共
に所定時間は通信チャネル信号を送信し続け、通信チャ
ネル信号からフレーム同期を再生する。さらに自局の同
期状態を対向局側に付随制御チャネルを用いて通知し対
向局で自局の同期状態をもとに再同期確立のシーケンス
への移行を判断する同期制御方法である。
最適化し、高速に再同期が確立する。
にこの発明を適用した通信用物理チャネルの再起動手順
を図1Aに示す。基地局側でフレーム同期外れを検出す
ると、基地局ではVOX制御を禁止して、移動局方向へ
その通信チャネル信号(TCH)を送信し続ける。移動
局では受信した通信チャネル信号からフレーム同期を再
確立し、基地局方向への送信を行う。基地局では、フレ
ーム同期が確立するとVOX制御を許可して通常の通話
状態に移行する。このときフレーム同期確立失敗が規定
時間以上連続して発生した場合に初めて基地局ではSB
1を送信し、移動局側から再同期確立用のSB2が送信
されるのを待ち受ける。この規定時間は例えば1秒程度
で、同期外れ検出は5〜10フレーム必要とするから、
1200〜1400ms程度通信チャネル信号を送信し続
けることになる。
合はこの発明を適用した通信用物理チャネルの再起動手
順を図1Bに示す。移動局側でフレームに同期外れを検
出すると、移動局では、付随制御チャネルを用いて基地
局側に当該受信フレーム同期外れ状態であることを通知
する。つまり従来では移動局で通信チャネル信号の送信
を停止し、これにもとづき基地局で同期外れを検出して
いたが、この発明では移動局の同期外れが直ちに基地局
へ通知される。基地局側では移動局がフレーム同期外れ
を検出したことを付随制御チャネル情報(図の例では、
スーパーフレームカウンタをSSC=11111とす
る)から検出した場合、VOX制御を禁止して移動局方
向へ通信チャネル信号を送信し続ける。移動局では受信
した通信チャネル信号からフレーム同期を再確立し、付
随制御チャネルを用いて基地局側に再同期確立に成功し
た旨(図の例では、SSC≠11111)を通知する。
基地局側で移動局が再同期確立に成功したことを検出す
るとVOX制御を許可し通常の通話状態に移行する。こ
のとき移動局側で通信チャネル信号を用いた再同期に規
定時間以上連続して失敗した場合は、SB2を送信し又
は送信を停止して、基地局側からSB1が送信されるの
を待ち受ける。基地局では、移動局からの信号がVOX
制御により送信が中断されていないにも関わらず、信号
が受信されない場合は、基地局ではVOX制御を禁止し
て、移動局方向へ通信チャネル信号を規定時間送信し続
ける。規定時間を越えて信号が受信されない場合、ある
いはSB2を受信したとき同期確立用のSB1を送信し
て再同期の確立を行う。
ャドウイング状態を起こした場合、あるいは送信を停止
することで移動局が同期外れ状態に移行した旨を基地局
に伝えた場合の再同期確立を示す図である。移動局で電
源瞬断を起こした場合、あるいは伝搬路がシャドウイン
グ状態になった場合、移動局からの通信チャネル信号は
停止される。基地局では同期保護時間(例えば約1秒)
の間、移動局がVOX制御を行っていないにも関わらず
移動局からの通信チャネル信号が停止されていることを
検出すると同期外れ状態に移行しSB1を送信する。移
動局では基地局から送られるSB1を受信すると、基地
局方向にSB2を送信する。基地局では、移動局から送
られてきたSB2を受信すると再同期に成功したとみな
し、通話状態に移行する。このとき基地局でSB2を受
信できなかった場合には、再同期確立に失敗したとみな
す。このように同期確立の確認はSB3,SB4の送受
信を省略することができ、このことは従来技術について
も言えることである。
チャネル信号に対してフレーム同期外れを検出すると、
そのフレーム同期外れ検出後一定時間の間は上記通信チ
ャネル信号を送信したが移動局において受信している通
信チャネル信号に対してフレーム同期外れを検出する
と、そのフレーム同期外れ検出後一定時間の間は上記通
信チャネルを送信するようにしてもよい。同様に基地局
で受信している通信チャネル信号に対しフレーム同期外
れを検出すると、移動局へ送信する上記通信チャネル信
号に基地局のフレーム同期状態を示す情報を付加して、
基地局から移動局へ基地局の同期状態を通知し、上記移
動局は上記通知にもとづき同期外れを検出するようにし
てもよい。
局及び移動局内に衛星中継器を有するものであってもよ
く、この場合は伝播遅延が長いため、この発明は特に有
効である。
対向局のフレーム同期状態を的確に自局で判断し、同期
確立用のフレームを最適化する効果がある。
を示す図、Bは移動局同期外れ検出の場合を示す図であ
る。
理チャネル再起動手順を示す図。
時の通信用物理チャネル再起動手順を示す図。
時の通信用物理チャネル再起動手順を示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】 基地局に、伝送する音声が無い場合に送
信を停止するVOX(Voice Operated Transmission)制
御を備え、 上記 基地局において移動局より受信している通信チャネ
ル信号に対してフレーム同期外れを検出すると、上記V
OX制御を禁止すると共に、上記フレーム同期外れ検出
後一定時間の間は上記通信チャネル信号を上記移動局へ
送信することを特徴とする移動通信同期制御方法。 - 【請求項2】 基地局に、伝送する音声が無い場合に送
信を停止するVOX(Voice Operated Transmission)制
御を備え、 移動局において上記基地局から受信している通信チャネ
ル信号に対してフレーム同期外れを検出すると、付随制
御チャネルを用いて上記基地局へ、移動局が受信フレー
ム同期外れ状態であることを通知し、 上記基地局は上記通知にもとづき上記移動局が同期外れ
を検出したことを検出すると、上記VOX制御を禁止す
ると共に上記移動局へ上記通信チャネル信号を所定時間
送信し続けることを特徴とする移動通信同期制御方法。 - 【請求項3】 基地局、移動局の間に衛星中継器を介し
て通信する、移動体衛星通信であることを特徴とする請
求項1又は2記載の移動通信同期制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32860394A JP3095109B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 移動通信同期制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32860394A JP3095109B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 移動通信同期制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08186865A JPH08186865A (ja) | 1996-07-16 |
JP3095109B2 true JP3095109B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=18212122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32860394A Expired - Lifetime JP3095109B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 移動通信同期制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3095109B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5098984B2 (ja) * | 2008-12-10 | 2012-12-12 | 富士通セミコンダクター株式会社 | インターフェース装置及び再同期化方法 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32860394A patent/JP3095109B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08186865A (ja) | 1996-07-16 |
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