JP3095017U - 鳥籠調観賞用水槽 - Google Patents

鳥籠調観賞用水槽

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JP3095017U JP2002008320U JP2002008320U JP3095017U JP 3095017 U JP3095017 U JP 3095017U JP 2002008320 U JP2002008320 U JP 2002008320U JP 2002008320 U JP2002008320 U JP 2002008320U JP 3095017 U JP3095017 U JP 3095017U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観賞用水槽の装飾性、インテリア性を格段に
向上させることができる観賞用水槽を提供すること。 【解決手段】 鳥籠調観賞用水槽1は、多数の線条材で
収容空間を柵状に囲んだ鳥籠状外枠10と、少なくとも側
部および前部の側面が鳥籠状外枠10の内側近傍に位置す
る透明な水槽20と、鳥籠状外枠10および水槽20を支持す
る受台30とを含んで構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、金魚、熱帯魚等の観賞魚、両生類等の観賞用生物、水性植物等の飼 育、育成用の鑑賞用水槽に関し、特にインテリア性に優れた鳥籠調観賞用水槽に に関する。
【0002】
【従来の技術】
観賞用の生物や植物は、見る人の心に安らぎを与えてくれるものであり、家庭 内の人目につく場所や、人がくつろいだりよく集まる場所に置かれて、落ち着い た雰囲気をかもし出すのに大いに役立っている。水と生物や植物を組み合わせた ものも好まれており、水槽に入った金魚や熱帯魚、小形のは虫類、水性の植物な ども様々な場所で観賞用に利用されている。
【0003】 観賞用に水槽が用いられる場合には、水槽に入れられる金魚や植物を見て楽し むばかりではなく、水槽や水槽内に置くものなどにも装飾性を上げる工夫がなさ れている。例えば、金魚鉢のように全体的には丸形として上部の開口部にデザイ ン性を高めることや、角形の水槽で水中に装飾性の高い置き物を置いたり照明を 行うことなどが行われている。
【0004】 例えば、装飾性やインテリア性を高めることができる水槽として、インテリア 性を高めることができる装飾品を収容する槽が設けられた観賞用遊泳魚水槽が提 案されている(例えば、特許文献1)。図8は、インテリア性を高める工夫がな されている従来の観賞魚用水槽を示す断面図である。図8に示されているように 、この水槽は、外槽101と内槽102との二重構造となっており、外槽101 が観賞魚を入れ、内槽102が水草など水が汚れやすいものやその他の装飾性を 高める効果のあるものを入れて、水の管理がしやすいように考慮されている。ま た、エアホースや電気コードを槽底部に収納するようにして、インテリア性を高 める工夫がなされている。
【0005】 夜間のような雰囲気におけるインテリアとしての美観が高められ、経済性も加 味された水槽も提案されている(例えば、特許文献2)。この水槽は、省電力で 発光する耐水性および耐久性に優れた面状の発光体(例えば、エレクトロルミネ ッセンス)を、水槽の上面(上部)、背面、側面、下面のうちの少なくとも一面 に配置するものである。
【0006】 観賞用の水槽には、疑似模型と水を用いるディスプレイ装置型の模擬水槽も提 案されている(例えば、特許文献3)。この水槽は、水槽内の水中にプラスチッ ク製の疑似模型を浮遊させ、水槽の底部から気泡を噴出させることによって、疑 似模型を遊泳させるようになっている。この他、水槽状の容器内に映像表示手段 を設け、この映像表示手段に生物の映像を表示する模擬水槽装置も提案されてい る(例えば、特許文献4)。
【0007】 上記のように、観賞用水槽には、水と生物の組み合わせという条件で装飾性、 インテリア性を高める工夫や、映像技術を用いることにより水槽のメンテナンス を不要にして、汚れによる装飾性の低下を防止することだけではなく、観賞用と しての効果を高めるための工夫が行われている。
【0008】 このように、観賞用水槽には、装飾性、美観、インテリア性などを高めるため に、様々な工夫がなされているが、水槽本体や水槽内の装飾性等、あくまでも水 槽をベースとする改善や改良であり、インテリア性の向上効果には限界があり、 その殻を破るほどの向上は達成されるまでには至っていないのが実状である。
【0009】
【特許文献1】 登録実用新案公報第3027440号公報(図1、実用新案登録請求の範囲)
【0010】
【特許文献2】 特開平10-177360号公報(図1、特許請求の範囲)
【0011】
【特許文献3】 特開平08-72498号公報(図1、特許請求の範囲)
【0012】
【特許文献4】 特開平06-250115号公報(図1、特許請求の範囲)
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の課題を解決することを目的としてなされたものであって、従 来にはなかった着想を基に、観賞用水槽の美観、装飾性、インテリア性を向上さ せることができる水槽を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段および効果】
本考案の要旨は、下記の鳥籠調観賞用水槽にある。 本考案に係る鳥籠調観賞用水槽(1)は、多数の線条材で収容空間を柵状に囲 んだ鳥籠状外枠と、少なくとも側部および前部が前記鳥籠状外枠の内側近傍に位 置する透明な水槽と、前記鳥籠状外枠および前記水槽を支持する受台とを含んで 構成されていることを特徴としている。
【0015】 本考案に係る鳥籠調観賞用水槽(2)は、上記の鳥籠調観賞用水槽(1)にお いて、前記鳥籠状外枠の柵状部下端の高さと前記水槽の底部の高さがほぼ同じで あることを特徴としている。
【0016】 本考案に係る鳥籠調観賞用水槽(3)は、前記水槽の底部の下方、前記水槽の 底部の一端側の外部および前記鳥籠状外枠の天井部のうちの少なくとも一箇所に 照明用光源を備えていることを特徴としている。
【0017】 本考案に係る鳥籠調観賞用水槽(4)は、上記の鳥籠調観賞用水槽(1)〜( 3)のいずれかにおいて、前記鳥籠状外枠の前記水槽の上端部より高い位置に、 開閉戸を有する開口部を備えていることを特徴としている。
【0018】 本考案に係る鳥籠調観賞用水槽(5)は、上記の鳥籠調観賞用水槽(1)〜( 4)のいずれかにおいて、前記水槽が、水槽と水槽内の液体中に浮遊する浮遊物 を含む模擬水槽、または水槽状箱体と該水槽状箱体の内部に、映像ディスプレイ 装置のうちの少なくとも表示手段が配置された模擬水槽であることを特徴として いる。
【0019】 上記のように、本考案に係る鳥籠調観賞用水槽(1)〜(5)によれば、通常 の水槽と、装飾性やインテリア性に優れる鳥籠とを組み合わせるという従来には なかった発想により、水槽のインテリア性を飛躍的に向上させることができると いう効果が得られる。さらに、鳥籠の中には鳥という先入観に反して、鳥籠の中 に、水中に住む観賞魚や水生植物が見えるという意外性を見る人に抱かせること ができるので、観賞用水槽への関心をいっそう高めることができるという効果が 得られる。
【0020】 特に、水槽の底部が、鳥籠状外枠の柵状部、すなわち外部から見える位置にあ る鳥籠調観賞用水槽(2)によれば、底部にいる生物や底部近傍に配置される植 物などを観賞しやすいという効果が得られる。また、水槽の下方、上方等から照 明が可能な鳥籠調観賞用水槽(3)によれば、水槽内部の鑑賞用の対象物がより 引き立ち、夜間などは鳥籠状外枠の柵部がシルエット状に見えていっそう照明の 効果が発揮されるという効果が得られる。
【0021】 さらに、水槽の上端部より高い位置に、開閉戸を有する開口部が設けられた鳥 籠調観賞用水槽(4)によれば、鳥籠状外枠と水槽との組み合わせであっても、 水槽内への給餌等、メンテナンスが容易という効果が得られる。また、水槽が模 擬水槽や水槽内にディスプレイ装置の表示手段が設けられた模擬水槽である鳥籠 調観賞用水槽(5)によれば、変化に富んだ様々な動きや映像を楽しむことがで きるという効果が得られる。
【0022】 なお、本考案でいう「多数の線条材で収容空間を柵状に囲んだ鳥籠状」とは、 鳥籠そのものの他、一見して鳥籠と識別できるものを意味する。すなわち、外枠 が竹ひご状または針金状の細い棒により、小鳥が抜け出さないような柵状の隙間 が形成されたものを意味する。また、鳥籠状外枠の平面視形状は、四角形に限定 されるものではなく、六角形等の多角形、円形や楕円形等、任意の形状を選ぶこ とができる。そのような形状の場合、上記の「側部」とは、おおよそ横幅がもっ とも広い部分より前方側、言い換えれば、前方または斜め前方から見た場合に見 える領域を意味する。
【0023】 また、透明な水槽の「透明」とは、無色に限定されるものではなく、内部が透 けて見える程度に着色されたものも「透明」に含まれる。
【0024】
【考案の実施の形態】
以下に、図面を参照し、本考案の実施の形態に係る鳥籠調観賞用水槽を具体的 に説明する。
【0025】 図1は、実施の形態(1)に係る鳥籠調観賞用水槽の全体の構成を示す斜視図 であり、(a)は鳥籠状外枠、(b)は水槽、(c)は受台を示す図である。図 1に示した鳥籠調観賞用水槽1は、鳥籠状外枠10、水槽20、受台30を含ん で構成されている。
【0026】 鳥籠状外枠10は、本体部11とドーム部12で構成されており、特にドーム 部12は装飾性を高める効果が大きい。本体部11には、前面に相当する位置に 開閉戸13が設けられており、この開閉戸13にも装飾性を高める効果がある。 また、鳥籠状外枠10全体は、主として、コーナー部を構成する枠木14と側壁 面や天井面(ドーム部)の柵状部を構成する細い棒体(以下、便宜的に「ひご」 と記す)15とを構成材料として、両者を組み合わせることによって一体の形に 形成されている。
【0027】 鳥籠状外枠10の大きさは、室内で用いられる場合には、高さ、幅、奥行きは いずれも約100〜約700mm程度がよく、好ましい長さは高さ、幅、奥行き とも約150〜約600mm程度である。
【0028】 柵状部を構成するひご15、15間の間隔は、鳥籠状外枠10が鳥籠状に見え るようにするために、小鳥が隙間から抜け出ることができない程度以下で、かつ 鳥籠状外枠10の内部が見えにくくない程度以上とするのがよい。したがって、 ひご15、15間の間隔は、約5〜約20mm、好ましくは約10〜約15mm 程度とするのがよい。
【0029】 枠木14やひご15の材料は、竹材がもっとも好ましいが、木材、プラスチッ ク、金属材料など必要に応じて選ぶことができる。
【0030】 図1(b)に示した水槽20は、鳥籠状外枠10の内側に収まる大きさであり 、ほぼ透明の材料で構成されている。水槽20は、一見した時に、鳥籠状外枠1 0の中に水槽が収められているということが分かりにくい方が好ましいので、水 槽20の側壁(前面の壁部を含む)21と鳥籠状外枠10の柵状の側壁(前面の 柵状部を含む)16との隙間は狭い方がよい。したがって、両者の隙間は、約3 0mm以下、好ましくは約15mm以下とするのがよい。なお、後部の壁面など の前方または側方から見た場合に見えにくい部分の隙間は、さらに広くても差し 支えない。
【0031】 また、水槽20の深さは、観賞魚などを入れる場合には少なくとも50mm程 度とすることが好ましいが、観賞用の水苔等の植物を対象とするような場合には 浅い方が好ましいので、必要に応じて適宜選択するのがよい。
【0032】 水槽20は、水を入れる容器であるので、水が漏れないものであり、上面は開 放されているものである。ただし、上面に透明な蓋等が設けられていてもよい。 また、水槽20は、鳥籠状外枠10の前方や側方から内部が見えるように、透明 な材料で構成されている。ただし、無色である必要はなく、着色されていても内 部が透けて見えればよい。したがって、水槽20には、ガラスの他、プラスチッ ク、アクリル、ポリカーボネート、塩化ビニルなどの材料で、上記のような「透 明」なものが適している。
【0033】 水槽20の底部22も、後述のように下方に照明用の光源が設けられる場合が あるので、上記のような「透明」な材料で構成されていることが好ましい。
【0034】 図1(c)に示した受台30は、鳥籠状外枠10および水槽20を支持するも のである。したがって、受台30の幅と奥行きは、ほぼ鳥籠状外枠10の幅と奥 行きに相当する。また、受台30には通常脚部31、底部33とその周囲の枠部 32が設けられる。これらの部分に装飾を施すことにより、美観やインテリア性 をいっそう高めることができる。
【0035】 上記の鳥籠状外枠10と水槽20と受台30とは、受台30の枠部32の内側 に水槽20を置き、その上から鳥籠状外枠10を被せた後、受台30の枠部32 と鳥籠状外枠10の下端部17との間をフック34などによって固定することに より、一体的に組み立てられる。
【0036】 実施の形態(1)に係る上記の説明では、鳥籠状外枠10が四角形の本体部1 1と、その上部のドーム部12で構成されている例を示したが、鳥籠状外枠10 の形状は、例に示したものに限定されるものではない。鳥籠状に見えるものであ れば、どのような形状、形態のものでもよい。例えば、平面の形状が多角形、円 形、楕円形などでもよく、立面の形状が太鼓形、釣鐘形等でもよい。したがって 、柵状部を構成するひご15はストレートである必要はなく、曲線形であっても よい。
【0037】 上記のように、通常の鳥籠の受台30の場合には、枠部32が設けられている 。そのために、その内側に水槽20を置くと、受台30の枠部32に遮られて、 外部から水槽20の底部22の近傍が見えにくい。本考案に係る鳥籠調観賞用水 槽の場合には、水槽20の底部22に観賞用の装飾物を置いたり、小形のは虫類 や両生類など水槽20の底に近い領域で飼うことも行われる。したがって、水槽 20は、水槽20の底部近傍が外部から見えるように構成されていることが好ま しい。
【0038】 鳥籠状外枠10の柵状部下端17の高さと水槽20の底部22の高さとをほぼ 同じにすることができる受台には、いくつかの態様がある。
【0039】 図2は、実施の形態(2)に係る鳥籠調観賞用水槽の要部を示す断面図であり 、(a)は受台30内に底上げ台を備える例、(b)は水槽支持部の位置が高い 受台の例である。実施の形態(2)に係る鳥籠調観賞用水槽は、鳥籠状外枠10 の柵状部下端(図1(a)に示した例の場合は下端部17)の高さと水槽20の 底部の高さがほぼ同じのものである。図2(a)には、その高さが、受台30の 枠部32の高さにほぼ相当する底上げ台41が設けられた受台301の例を示し た。また、図2(b)には、底部が枠部より高い別の形態の受台302の例を示 した。
【0040】 図2(a)に示した底上げ台41を備える受台301は、箱状の受台30の枠 部32の内側に、枠部32とほぼ同じ高さの底上げ台41を置くだけで構成する ことができるので、比較的容易に実現することができる。なお、この底上げ台4 1は、後述の照明用の光源を収めた照明用台に置き換えることができる。
【0041】 図2(b)に示した受台302は、図1に示した受台30の底部32が枠部3 2の上端に位置する形態に近いものである。ただし、図2(b)に示したように 、枠部32aと水槽支持部33aとの接続部であるコーナー部35には、鳥籠状 外枠10の下端部17が収まる程度の凹部が設けられている方が好ましい。この 凹部に鳥籠状外枠10の下端部を位置させることによって、鳥籠状外枠10を受 台302により安定して固定させることができる。
【0042】 図3は、実施の形態(3)に係る鳥籠調観賞用水槽の要部を示す部分断面斜視 図であり、(a)は水槽20の底部全面を下方から照明するための照明用台を示 す図、(b)は水槽20の底部のうち一方側を下方から照明するための照明用台 を示す図である。
【0043】 図3(a)に示した照明用台42は、受台30の枠部32の内側に収まる大き さであり、箱状の外枠42aの中に、照明用の光源42bが設けられている。ま た、照明用台42の上面には、光を透過する光透過板42cが設けられており、 光源42bによって、照明用台42の上に載置される水槽20を照らすことがで きるようになっている。光源42bは、図3(a)に示したような円形のもので もよく、ストレート形、球形等任意に選択することができる。また、光源42b の取付位置も特に限定されるものではなく、照明する向きを考慮して選択するこ とができる。
【0044】 図3(b)に示した照明用台43も、上記の照明用台42と同様に、受台30 の枠部32の内側に収まる大きさであり、箱状の外枠43aの中に、照明用の光 源43bが設けられている。また、照明用台43の上面の一部には、光を透過す る光透過板43cが設けられており、光源43bによって、照明用台43の上に 載置される水槽20を照らすことができるようになっている。ただし、照明用台 42と相違する点は、光透過板43cが照明用台43の上面の一端側に寄った位 置に配置されている。このうように構成することによって、水槽20に対して一 方側から照明することができるようになっている。
【0045】 なお、上記の説明では、照明用台42、43を受台30の内側に配置する例を 示したが、図2(b)に示した受台302のように、水槽20を支持する水槽支 持部33aに光透過板を設け、水槽支持部33aの下部に光源を設けるようにし もよい。
【0046】 図4は、実施の形態(3)に係る別の態様の鳥籠調観賞用水槽の要部を示す部 分断面斜視図であり、水槽20の底部の一方側から照明する場合を示す図である 。図4に示した照明方法は、受台30の枠部32の近傍に光源44を配置するも のである。この場合には、水槽201の底部のコーナー部201aに、光源44 が収まる凹部が設けられている。この水槽201の底部コーナー部201aから の照明は、水槽201の内部を効果的に照らすことができるという特長がある。
【0047】 図5は、実施の形態(3)に係る別の態様の鳥籠調観賞用水槽の要部を示す部 分断面斜視図であり、水槽20、201の上方、すなわち鳥籠状外枠10の天井 部から照明を行う場合を示す図である。
【0048】 図5に示した水槽20、201の照明は、鳥籠状外枠10の内側の天井部に光 源45を設けて、水槽20、201を上方から照明するタイプである。鳥籠状外 枠10に、図5に示したような吊り下げ部18が設けられている場合には、吊り 下げ部18の内側が光源45の設置位置として好都合である。光源45の水槽2 0、201側には、光源の保護、光の均一な分散などのために、光透過板46が 設けられていることが好ましい。
【0049】 なお、水槽20、201の上方に設けられる光源45は、必ずしも吊り下げ部 18の下部に配置する必要はなく、鳥籠状外枠10の天井部や側壁部などの好み の位置に配置することができる。
【0050】 上記の実施の形態(3)に係る鳥籠調観賞用水槽の場合には、水槽20の下方 または水槽201の底部コーナー部または水槽20、201の上方から、水槽2 0、201内を照明することができるように構成されている。これらの照明は、 1箇所に限定されるものではなく、少なくとも1箇所であり、複数箇所から同時 に照明するようにしてもよい。
【0051】 図6は、実施の形態(4)に係る鳥籠調観賞用水槽の要部を示す斜視図である 。実施の形態(4)に係る鳥籠調観賞用水槽には、鳥籠状外枠10の側壁のうち の上部で、水槽20、201の上端部より高い位置に、開閉戸47を有する開口 部48が設けられている。この開口部48は、水槽20、201内の生物への給 餌などのメンテナンスに利用するものである。したがって、開口部の大きさは、 人の手の出し入れができる程度とするのがよい。
【0052】 本実施の形態に係る鳥籠調観賞用水槽の場合には、鳥籠状外枠10の内側に水 槽20、201があるので、図1に示したような通常鳥籠に設けられている開閉 戸13をメンテナンス用に利用しにくい。したがって、図6に示したような開口 部48を設けることにより、水槽20、201内のメンテナンスがより容易にな る。なお、開閉戸47には任意のタイプのものを適用することが可能であり、図 1に示した上下に移動するタイプ、ひご15を回転軸としてほぼ水平方向に開閉 するタイプなど任意に選択することができる。
【0053】 図7は、実施の形態(5)に係る鳥籠調観賞用水槽に用いられる水槽の外観を 示す斜視図であり、(a)は疑似魚が入っている水槽の例、(b)は映像の表示 装置が設けられた水槽の例である。図7に示した鳥籠調観賞用水槽は、鑑賞物が 人工的なものであり、水槽全体が模擬水槽に相当するものである。なお、鳥籠調 観賞用水槽に用いられる鳥籠状外枠10および受台30、301、302は、実 施の形態(1)〜(4)に示したものとほぼ同様のものであり、エアポンプ装置 、ディスプレイ装置に関連する機械的、電気的要素が必要に応じて付帯的に設け られている。
【0054】 図7(a)に示した水槽51は、容器51aの中に水や粘性、色彩などが加味 された液等の液体51bが入っており、その中に疑似魚などの浮遊物51cが浮 遊しているタイプのものである。浮遊物51cは、液体51bと同等かまたはわ ずかに大きい嵩比重となっており、沈んだり浮き上がってしまうようなことがな いようになっている。浮遊物の動きを活発化するために、エアバブリングなどに より液体51bを流動させるようにしてもよい。これらの浮遊物51cの遊動は 、従来採用されている方法によって行うことができる。
【0055】 図7(b)に示した水槽52は、水槽状箱体である容器52aの中にスクリー ンやディスプレイのような表示手段52bが設けられており、表示手段52bに 魚などの映像52cが写し出される仕組みになっている。表示手段52bの後側 の水槽52内には、表示手段52bに映像を写し出すための装置52dが配置さ れている。この装置52dは、必ずしも容器52a内に収められている必要はな く、水槽52の外部に配置することもできる。
【0056】 上記のような模擬水槽51、52を、受台30等の上に配置し、鳥籠状外枠1 0を被せることにより、実施の形態(5)に係る鳥籠調観賞用水槽(図示省略) が組み立てられる。この実施の形態(5)に係る鳥籠調観賞用水槽と、前述の実 施の形態(2)〜(4)に係る鳥籠調観賞用水槽に設けられた要素とを組み合わ せることも可能であり、そのような組み合わせによって、装飾性、インテリア性 、機能性をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態(1)に係る鳥籠調観賞用水槽の
全体の構成を示す斜視図であり、(a)は鳥籠状外枠、
(b)は水槽、(c)は受台を示す図である。
【図2】 実施の形態(2)に係る鳥籠調観賞用水槽の
要部を示す断面図であり、(a)は受台内に底上げ台を
備える例、(b)は水槽支持部の位置が高い受台の例で
ある。
【図3】 実施の形態(3)に係る鳥籠調観賞用水槽の
要部を示す部分断面斜視図であり、(a)は水槽の底部
全面を下方から照明するための照明用台を示す図、
(b)は水槽の底部のうち一方側を下方から照明するた
めの照明用台を示す図である。
【図4】 実施の形態(3)に係る別の態様の鳥籠調観
賞用水槽の要部を示す部分断面斜視図であり、水槽の底
部の一方側から照明する場合を示す図である。
【図5】 実施の形態(3)に係る別の態様の鳥籠調観
賞用水槽の要部を示す部分断面斜視図であり、水槽の上
方、すなわち鳥籠状外枠の天井部から照明を行う場合を
示す図である。
【図6】 実施の形態(4)に係る鳥籠調観賞用水槽の
要部を示す斜視図である。
【図7】 実施の形態(5)に係る鳥籠調観賞用水槽に
用いられる水槽の外観を示す斜視図であり、(a)は疑
似魚が入っている水槽の例、(b)は映像の表示装置が
設けられた水槽の例である。
【図8】 インテリア性を高める工夫がなされている従
来の観賞魚用水槽を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鳥籠調観賞用水槽 10 鳥籠状外枠 11 本体部 12 ドーム部 15 棒状体(ひご) 20、201 水槽 30、301、302 受台 42、43 照明用台 51、52 模擬水槽

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の線条材で収容空間を柵状に囲んだ
    鳥籠状外枠と、少なくとも側部および前部が前記鳥籠状
    外枠の内側近傍に位置する透明な水槽と、前記鳥籠状外
    枠および前記水槽を支持する受台とを含んで構成されて
    いることを特徴とする鳥籠調観賞用水槽。
  2. 【請求項2】 前記鳥籠状外枠の柵状部下端の高さと前
    記水槽の底部の高さがほぼ同じであることを特徴とする
    請求項1に記載の鳥籠調観賞用水槽。
  3. 【請求項3】 前記水槽の底部の下方、前記水槽の底部
    の一端側の外部および前記鳥籠状外枠の天井部のうちの
    少なくとも一箇所に照明用光源を備えていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の鳥籠調観賞用水槽。
  4. 【請求項4】 前記鳥籠状外枠の前記水槽の上端部より
    高い位置に、開閉戸を有する開口部を備えていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の鳥籠調
    観賞用水槽。
  5. 【請求項5】 前記水槽が、水槽と水槽内の液体中に浮
    遊する浮遊物を含む模擬水槽、または水槽状箱体と該水
    槽状箱体の内部に映像ディスプレイ装置のうちの少なく
    とも表示手段が配置された模擬水槽であることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかの項に記載の鳥籠調観賞用
    水槽。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100814018B1 (ko) * 2005-05-13 2008-03-17 삼성전자주식회사 물통지지장치

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